現在、神奈川が秋田を8点リード。
神奈川ベンチ。
高頭が指示を出す。
「宮城、三井、交代だ。いいプレイだったぞ、よくやった。
牧、流川、行くぞ!」
牧が流川に話しかける。
「長い休憩だったな。充電はバッチリなんじゃないか?」
流川が返す。
「長すぎ」
三井と宮城は観客席の安西の表情をうかがった。
安西は、微笑みながら小さくガッツポーズをしている。
「へへっ」 三井と宮城も同じポーズをしてみせた。
ビビーーーーーーーーー!!!
両軍のメンバーがコートに戻された。これから最後の10分間が始まる。
「さああ!第4クォーターだ!!」
「神奈川は牧と流川を戻してきたぞ!!スタメンで最後の勝負だ!!」
「秋田は一之倉のままだ。深津はまだ出てこない!!」
4thクオーター開始。
「おし!こっちだ!!!」
牧がインサイドでボールを要求している。
マークにつくのは一之倉。完全なミスマッチだ。
牧にボールが渡った。ゴール下で牧と一之倉の1対1。
ザシュ!!
「よーーーし!!ナイスだ牧!!!」
「決まった!!神奈川10点差だあああ!!!」
「あそこのミスマッチはちょっとキツイぞ!!」
山王の攻撃。
ボールは沢北。
流川をかわして、ジャンプシュート。
ザシュ!!
「沢北!!」
「いいぞー沢北ーー!!」
落ち着いた表情で沢北に声援を送る秋田ベンチ。
その淡々とした姿勢が逆に恐怖だった。
「秋田は落ち着いているな…」
神奈川の攻撃。
またも牧がインサイドでポジションをとる。
「もうやらせないよ!」 河田がダブルチームに来た。
2人がかりで牧を抑えにいく。
牧はボールを外に出した。
仙道に渡る。河田はマークから外れている。
沢北がヘルプに入った。
仙道、沢北が寄ってきた瞬間にパス。
そこには流川。
流川、スリーポイントを放つ。
ザシュ!!
「流川だ!!!!」
「おおおーーーーー3点!!!!」
「11点差!!! これはデカイ!!!」
しかし、直後の秋田
ザシュ!!
「沢北ーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
「うわわああああ!!!!沢北の3点だあああ!!!」
「あっさり取り返したぞーーー!!!」
「ナイスだ沢北」 秋田ベンチの堂本が軽く拍手をしている。
「さあディフェンスだ」 深津も声をかける。
スリーポイントを決められても全く動じない秋田。
秋田は淡々と得点を返している。
神奈川の攻撃。
流川のミドルシュートが決まり、再び10点差。
対する秋田の攻撃。
河田がファウルを受けながらシュートをねじ込む。
ボーナススローをキッチリ決めて、点差は7点に。
河田が不気味につぶやいた。
「1点縮まったな」
残り時間8分30秒
続く
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(35) へのコメント一覧
「ひとつ教えてやるぜ」
でしたっけ?
残り10分に2〜3週間かかりそうだなあ
秋田vs神奈川なみに気になってきた
俺はといえば・・・たぶん三浦台ぐらいの位置なので予選さえ通りません
オーバータイムにもつれ込むんじゃないでしょうか。
ああああああああああああ
でも順番に読んでますよ。
自分も準決くらいまで行く自信ありますよ!!
「神奈川の不安要素その1は…ファールトラブルだ!」