第一試合
深沢体育大学（昨季リーグ１位）
vs
慶陽大学（昨季二部リーグ１位）
彦一がカメラマンと喋っている。
「三銃士のプレーは撮り逃したらあきまへんで」
カメラマン、ニコリ。
「言われなくても分かってるよ！」
深沢体育大学スターティングラインナップ
４.牧 紳一（ＰＧ）４年／186cm／85kg／海南大附属高校卒
６.諸星 大（ＳＧ）４年／189cm／80kg／愛和学院高校卒
５.大野敦也（ＳＦ）４年／196cm／87kg／名朋工業高校卒
７.河田雅史（ＰＦ）４年／200cm／98kg／山王工業高校卒
15.河田美紀男（Ｃ）２年／213cm／120kg／山王工業高校卒
深体大応援団が騒ぎ出す。
「ジャンプ！ ジャンプ！ ジャンプ！ ミキオ！！」
「ジャンプ！ ジャンプ！ ジャンプ！ ミキオ！！」
観客席の藤真
「お。今年から河田弟が跳ぶのか。去年はずっと兄がジャンパーだったが」
神、ニコリ。
「だいぶ動けるようになってきたんでしょうね」
ティップ・オフ！ やはり制したのは美紀男。
ボールが牧に渡る。
「さあ、行くぞ！！ まず１本だ！！」
深体大の攻撃
ボールは牧から左45度の諸星へ。
「諸星だ！ さあ、１対１来るか！？」
彦一がノートを開いた。
「抜群のスピードを武器にガンガン１対１を仕掛ける諸星さん。
ディフェンスが離れたら３点もある。ユニバの有力候補やで」
ダム！！
諸星のカットイン。あっという間にペイントエリアに切れ込む。
「おおお！！ 行った！！！」
「速い！！！！」
高砂が指示を出す。 「止めろ！！」
ディフェンスが囲った。インサイド２人がかりで諸星につく。
スッ
諸星、空中で逆サイドのゴール下へパス。
そこには河田兄！
ザシュ！！
ベースライン沿いから、やや短めの距離のジャンプショットを沈める。
「おおおおおおおおお！！！！！ 深体大が先制だ！！！」
「マサシ！！ マサシ！！ マサシ！！」
彦一のペンが走る。
「さすがは河田さんや。遠からず近からず、０度の微妙なレンジの
シュートやったが、きっちりと決めてきた。ユニバのＰＦはこの人で
決まりかもしれんな」
牧が手を叩いて叫ぶ。
「ディフェンス！！ 足を止めるなよ！！」
「オウ！！！！！！！」
深体大、初っ端からオールコートプレス、スタート！
「あああああ！！ いきなり来たーーーー！！ フルコートだ！！」
「今年も深体大はこの形だ！！！」
コートサイドの赤木。
「このディフェンスで、一気に畳み掛け、第１クォーターで勝負を
決めてしまうのが深体大だ。まあ、準決勝はそうは行かないがな」
後ろにいる宮城がニヤリ。
「当たり前よ、ダンナ。あんなプレスはオレには効かねえ」
バシイ！！！ 牧のスティール！
「走れ！！！」
「もう走ってるよ！！」 諸星が既に走っている。
バス！！
牧から一気に前線にボールが飛び、諸星がワンマン速攻を決めた。
「よーーーーーっし！！！！」
「モロボシ！！ モロボシ！！ モロボシ！！！」
慶陽大学・主将、高砂
（去年より強くなっている……。俺達とは次元が違う…）
記者席の弥生。
「これは大差で勝負がつきそうね。ま、分かっていたことだけど。
やっぱり今日の注目は第二試合かしら？」
コートサイドの深津。
「ワンサイドだな。レベルが違いすぎる。今日は三銃士のプレーを
長時間見ることはなさそうだ」
（東京に来て４年目、彼は「ピョン、ベシ」等の深津語を封印中である。
やめたのではなく、あくまでも休止なのだと本人は語る）
コート上では、再び深体大の攻撃が決まっていた。
ザシュ！！！
「おおおおお！！ 今度は牧だ！！」
「スリーポイント！！ いきなり来た！！！！」
彦一がまるで解説者さながらに喋る。
「牧さんのスリーや。高校時代はほとんど打たへんかったが、今は違う。
持ち前の突破力に外角を兼ね備えた最強のＰＧやな。しかも最高点で打つ
完全なジャンプショットや。スリーは跳びながら打つ場合が多いけど
牧さんはきっちりジャンプショットで打ってくる。終盤でも、や！」
カメラマン （それ、何回も聞いたよ…。彦一くん……）
観客席の藤真、コートサイドの深津、そして同じくコートサイドの宮城。
そろって同じことを思う。
（牧…、ユニバのＰＧは譲らないぜ）
バシイイ！！！
美紀男のブロックショットが炸裂。
速攻から、ＳＦの大野がレイアップを決める。
「中も強い！！！ 河田兄弟、今年も強い！！！」
「やっぱり今年も深体大が最強か！？ 穴が全くないぞ！！」
記者席の弥生が苦笑い。
「ホントに穴がないわ。最強のガードコンビに、最強の長身兄弟。
３番の大野くんも長身で器用なオールラウンダーだし…」
観客席の藤真。
「中、外、共に最強、か……。だが、ウチより上なのかな？」
観客席で試合を観ている青葉学院。
藤真、神、森重が並んでいる。 こちらも紛れもなく最強の中＆外だ。
藤真 「さあ、どっちが上かな？」
「中なら負けん！」
コートサイドでいきなりつぶやく赤木。腕組みでシリアスな顔。
「ん？ なんだいきなり…」 不思議そうに振り向く花形。
第二試合はこのツインタワーの登場である。
宮城 （ダンナ、「中なら」って、オレは！？）
第一試合はやはりワンサイドゲームだった。
観客の興味は既に第二試合に移っている。
「次は明利と専翔だ。これは競るぞ、いい試合になるはずだ」
「ああ、間違いない。俺は次の試合が一番楽しみなんだ」
関東学生トーナメント 準々決勝第一試合
深沢体育大学 １４４−６１ 慶陽大学
続く
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jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる（185） へのコメント一覧
このメンバーと花道の絡みがないのが寂しいが、
ＡＬＬＪＡＰＡＮまで待ってます（^ー^)b
最高
試合が始まってますます次の展開が楽しみです
Kさん最高
深体大のスタメン？！
他は当たり前ですが！！！
明利と青葉は、青葉でしょうね☆
その次が気になりますよ
深津ｖｓ三井ですよね♬
ミッチーの活躍期待！！！
すいません！！！
なんでもいいけどミッチーもユニバに入れますように☆
天才は待ち疲れたぞ。タプタプタプタプタプ
とてもおもしろいです。
いつも楽しませてもらってます(^3^)/
部活をせずに帰ってきたことが寂しくて眠れません‥
牧はスロースターターじゃなくなったんすか？？
宮城の成長が気になります。
応援してるんで頑張ってください！！
ＳＧ 沢北
ＳＦ 流川
ＰＦ 桜木
Ｃ 森重
これだろー！沢北がＳＧってのが以外かもしれんが、守りも 上手いし３Ｐもあるから以外に良さそう！
とうとう御子柴の登場ですね！！
彼の実力、ポジションが気になる…
最近更新が遅すぎるので、１話からまた読み返して、昨日184話まで読み終わりました。ありがとうございます！！個人的には絶妙なタイミングでの更新でした(笑)
ふと思ったのですが、海南大のバスケ部はないのですか？
高校が強ければ、大学にもありそうですが……
２ ?
３ 神
４ ?
５ 森重
明利大学スタメン
１ 宮城
２ 木暮
３ ?
４ 赤木
５ 花形
身長もオールラウンドなプレイスタイルも似てる気がします。
頑張って下さい！！
主人公の桜木をもっと動かしてほしいですヽ(*´Д｀*)ﾉ
そして、更新ﾊﾘｰ↑
名電卒＆日体卒だし。
そしてリョーチンがPG獲ったら血圧あがる!!鼻血も出す!!!!!
次が楽しみ♪Ｋさんがんばって!!!
1深津
2仙道
3沢北
4河田
5森重
ですね。僕の中では。この2番〜5番の強力なスコアラー達を活かすには深津です。
仙道はどっちかと言うとSGだと思います。弥生はPGが一番向いてるかもと言っていましたが。
個人的に仙道はゲームメイカーよりスコアラーのイメージが強いので。
2番に土屋or諸星もありましたがあんまりプレースタイルも分からないですし。
インサイドはこの二人で決まりでしょう。
流川の得点力も欲しいですがインサイドとなると二人が上です。
SFには沢北がいますしね。
結局山王がいっぱい入ってしまいますね。笑
1.牧
2.諸星(土屋)
3.南(神)
4.河田
5.森重(杉山)
とかになるのかな？結構ディフェンスも出来る選手メインに考えてみました。
もしくは２番に神を入れて諸星or土屋を３番にもってくるとかもありでしょうか。ちょっと神のディフェンスが不安ですが。。。
それか２番と３番に諸星・土屋の同時起用かな？
とりあえず「当確」が出ている４人をベースにしてみました
自分的に最強メンバーは☆PG牧☆SG三井☆SF沢北
☆PF河田☆C杉山（森重）です！！どうでしょう！？
�／篠�
�⊃�
�Ｂ�北
�げ賄�
�タ構� ですかね
牧・仙道がいれられないのが残念
Kさんのﾍﾟｰｽで、これからも ｽﾗﾑﾀﾞﾝｸの続きを書いてください！応援してます！！
1深津
2諸星
3神
4河田
5森重
ではないでしょうか？深津はディフェンスがいいですから。ユニバではアメリカなど強豪と戦うのですからやはりディフェンスでしょう。
今年のNBAのファイナル見て思いました。笑
つまらないですけど。
凄すぎるっ!!