当ブログコンテンツの無断転用はご遠慮ください
このエントリーをはてなブックマークに追加        
  • 2008年06月23日02:04

ユーロ2008 〜オランダ敗北〜

こんばんは。

傷心のKです。

わしのユーロ2008は昨日終わりました。


どこが優勝するのかは勿論気になるけど、ドキドキしながら
試合を観ることはもうありません。

予想大会も敗北は既に決定してるし…(苦笑)。


なんなら「あ〜、もう朝まで起きなくていいんだ」なんて思って、
ちょっとホッとしていたり(これまでオランダ戦の次の日は
かなりしんどかったからね:笑)。

準決勝も決勝も観るけど、もうビデオ録画でもいいかな。


この失望感、自分がどれだけオランダに惚れ込んでいたのかを
再認識させられます。本当に他の試合はどうでもいいと言っても
過言ではないくらいにドキドキしない。


94年のW杯からオランダを応援してきて、はや14年。

その14年、彼らは大きな国際大会で一度も優勝していません。
02年のように、本戦出場すら叶わなかったケースもありました。

わしにとってのオランダはいつも敗者でした。

必ず何らかの形で敗北を見てきました。

そして、いつも「今度こそ優勝?」と思いながら観てきました。

でも、心のどこかで「この国は最終的に勝てない星のもとに
あるのでは…?」なんて思ったことも何度も。

それでも大会が始まるときには、やっぱり信じて観て来た。


だがだが、

こんだけコテンパンにやられて大会を去るのは、
わしのファン暦の中では初めてかも知れぬ。


94年、王国ブラジルに肉薄する華麗なサッカーを見てファンになった。
デニス・ベルカンプという美しきアーティストに心底惚れた。

96年、欧州選手権にはまだ興味がなかったため、観戦せず。
※ちなみにオランダは決勝T一回戦でフランスにPK負け

98年、「絶対世界一強い」と確信できるようなサッカーを見させて
もらい大興奮。あのアルゼンチンを真っ向勝負で粉砕する強さには
本当に痺れたし、ベルカンプのファンタジーに再び心底惚れた。
が、四強決戦でまたも王国ブラジルに敗北(PK戦)。
最後の最後まで優勝すると信じながら観ていたんだけどね。

00年、開催国として臨んだユーロ。これまたパーフェクトに近い
チームだったが、四強決戦でイタリアにPK負け。
なんか魔物にとりつかれたかの如く、シュートが入らない様を
見る羽目になった。これもカテナチオかと白旗宣言。

02年、大陸予選でポルトガルとアイルランドに蹴落とされ、不参加。
逆に日本の応援に専念できたのはあるけどね…。

04年、正直「優勝はねえだろ」と思いながらも死ぬ気で応援。
またも四強で消えたが、ロッベンの可能性に光を見る。
GL・チェコ戦の敗北時はしばしアタマが真っ白になってしまい、
本気で凹んだ。ただ、準決勝のポルトガル戦の敗北はわりと
冷静に受け止められた。

06年、「この世代のピークはココじゃない」と分かっていながらも、
「でも優勝観たい!!」と再び入れ込む。が、決勝T一回戦で
カード乱発の大乱闘試合を見させられ、挙句敗北。
しかも04年に続き再びポルトガル(あ、02年の大陸予選もポルポル)。
モヤモヤしたまま大会終了となり、すっきりしない結果に。



で、今年だ。

延長とはいえ、2点差で負けて大会を去るのなんて初めて見たし、
なんなら「まともに負けた」ことすら初めてかもしれん。

98年も、00年もPKだった。04年は、相手が開催国だったこともあり、
実力以外の運や勢いみたいなものにやられた感があった。
06年は思い出したくもないような大乱戦だったので、サッカーで
負けたという意識は全くなかった。


ところが、昨日のオランダのあの敗北はどうだ。

あれを見て「どっちが勝ってもおかしくない試合だった」
なんていう奴はいないだろう。

逆にあれでオランダが勝ってたら「ロシアのほうが絶対いい
サッカーしてたのにねえ」って絶対言われていただろう。


押されに押され、なにもできない状況を見て、
後半30分ごろに敗北を覚悟した。ロッベンいなかったし。

だが、あの終了直前の執念の同点弾が決まったときは、
「これは絶対勝つ」と思った。

この後、ブログになんて書こうか考えたりもした。
「内容は完敗だったが云々」とか書こうかななんて
思いながら観戦していた。

延長になってもギリギリで失点を免れているオランダを見て、
やっぱり今日は勝つんだと思っていた(まあ、ロシアが勝手に
外してくれただけだけど)。

そして、失点を喫したときも、まだ追いつくと思ってた。
追いついてPK戦で勝つんだと。

ブログには「ファン・デル・サールに神光臨」とでも書こうか、
なんてことを思っていた。


思いは全て打ち砕かれた。

本当に完全に負けた。

いまはスポーツニュースでユーロの話題が出たらチャンネルを
変えてしまう始末(苦笑)。


ロシアは異常なまでの強さを見せてきたが、オランダもまた
異常なまでの弱さを露呈してしまった。

この負け方は流石にショッキング。


ロッベン、スナイデル、ファン・デル・ファールト、ファン・ペルシー、
ハイティンガ、ナイジェル・デ・ヨング、バベル、フンテラールetc.

彼らは2010年になってもまだ20台前半〜半ばという世代であり、
次のW杯も期待を持って応援することは出来るし、勿論また再び
あのオレンジ軍団の優勝を祈ることになると思うのだが…。

いつもより落胆の大きな、今回のユーロでありました。




さてさて、ちょっと前にこんなことを書いてました



------------------------------------------------------------
今月末、「いやあ、グループリーグのときはどうなることかと
思ったけど、終わってみればやっぱりイタリアかあ」なんて話題が
スポーツファンの間で飛び交っている可能性だってあるのだ。
------------------------------------------------------------

ドイツがポルトガルを粉砕したのを見ると、なにかこういう
可能性も考えてしまったりするわけである。

最後にモノをいうのは、歴史なのかと。



いままでは、「オランダはどうなる?」しか考えずに大会を
見てきたんで、これからは結構冷静に観戦します。

う〜ん、こうなるとスペインの優勝を是非見てみたいところだけど、
「歴史」の壁が怖くなってきたなあ。


んじゃ、また。

※明日、会社でユーロの話するのイヤだなあ(笑)





このエントリーをはてなブックマークに追加        






トラックバックURL

ユーロ2008 〜オランダ敗北〜 へのトラックバック

まだトラックバックはありません。トラックバックはこちらから

K-twitter K-facebook
Twitterボタン [henshusya_k]
編集者・Kのtwitterアカウントです。皆様お気軽にフォローしてくださいませ。
facebookボタン [k.no.heya]
Kの部屋のFacebookページです。皆様お気軽に「いいね!」してくださいませ。
LINE読者登録
小説、始めました!
新たなチャレンジ、動いております!
是非ご覧ください!( 執筆の経緯はコチラ)


最新記事
月別アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
PROFILE
編集者・K / 編集者・K
雑誌・WEB編集の仕事をしているKと申します。「スポーツ」「TVゲーム」「少年漫画」「お笑い番組」「マカロニグラタン」をこよなく愛するオジサンです
  編集者・Kにメッセージ>>>>>Mail to K
  編集者・Kとtwitter>>>>>>>henshusya_k
  編集者・Kとfacebook>>>>>>Kの部屋
ACCESS
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

スポンサードリンク

トップに戻る