仕事が始まり、さっそく疲れた感じになってしまっているKです。
やっぱり長期休暇明けはエンジンが上手くかかってくれないね。
さて、そのせいで放置気味になっていたスポーツのお話を今更。
2009年大晦日の格闘技。
今年は魔裟斗の引退試合をメインに、金メダリスト・石井のデビュー戦、
DREAMと戦極の対抗戦など、まずまずなカードが揃っておりました。
皆さんご覧になったでしょうか?
大晦日というのは、紅白筆頭に各局キラーコンテンツをぶつけてくる、
一年でも最大の激戦区といえる日です。
このなかで“わざわざ”格闘技を観た人はどのくらいいるでしょうか。
かつては、伝説の「ボブ・サップ×曙」の年を筆頭に、「魔裟斗×KID」や
「ヒョードル×ノゲイラ」など、話題性でも競技性でも上質のものが並び、
多くの視聴者を釘付けにしてきたコンテンツでした。
※わしは、「永田×ヒョードル」や「レコ×村上」なども大好きだし(笑)
格闘技が好きで好きでたまらないという人じゃなくても、
「結構好き」くらいのレベルなら観ていたという記憶があります。
そして09年。
率直な感想はやっぱり「みんなが知っている選手って減ってきちゃったなあ」
ということ。特に地上波放送が全然ない戦極側の選手などは、特に。
正直、わしも全選手ファイトスタイル込みで知っていたとは言い切れません。
顔と名前は知っている、という程度の選手も何人かいました。
最高の時期を味わってきただけに、なかなか寂しいものがあります。
そんな中、石井にはある種“救世主”的な夢を託していました。
柔道で世界を制した男が、これから絶頂期を迎えんとする年齢のときに
総合格闘技に転向してきたわけです。
期待するなというのが無理な話でしょう。
この冷え切ってしまった感のある格闘技の世界の、新しい光となれるか。
もの凄く期待しておりました。
そして、吉田戦。
ハッキリ言って、がっかりです。
総合デビューの石井に対し、吉田は経験豊富な第一人者、
そりゃ、全てが思い通りにいくわけはありませんが、それでもガッカリ。
わしは、石井という男はとんでもないバケモンで、デビュー戦で
不慣れな中でも、その素材としての凄さと圧倒的な格闘センスで
何とかしてしまうと思っていたのです。
まだ発展途上の今でも、吉田をブッ倒してしまうような、
異次元の男だと思っていたのです。
だから、あの結果にはちょっと落ち込んでしまいました。
時折、腰の強さやタフネスを見せたシーンもありましたが、でも足りない。
もっともっと恐ろしいとんでもない選手だと思っていたから。
吉田はデビューから一年後には、田村を倒し、ヴァンダレイ・シウバと
熱戦を繰り広げる存在にまでになっていました。
いま、石井が一年後にあのステージにたどり着くとはちょっと思えない。
非常に残念。
今度は逆の意味で裏切って欲しい。
もう多くの人が「石井には総合は向いてない」「石井には未来がない」と
思ってしまっています。これを裏切って欲しい。
悲惨な結果となったデビュー戦で抱いた不安を吹っ飛ばすような
いい意味の裏切りを期待します。
わしが一年後「吉田の一年後のステージには辿りつかない、なんて言って
本当にスイマセンでした」と記事を書く羽目になるような裏切りを。
でも、ガッカリだけじゃありません。
光を見せてくれた選手もいます。
“スーパー高校一年生”こと、K-1甲子園の覇者、野杁正明。
ちょっとビックリしました。16歳の「少年」が、あの落ち着きと場慣れ。
高校一年生が大観衆の中であのファイトですから。これこそ異次元に近い。
現在174センチの61キロ、まだ16歳だから背だって伸びるかもしれない。
ここから、しっかりと体を作れば、もしかしたらK-1ヘビー級の舞台に立つ
選手になるかもしれないのです。
彼には今後も注目していきたいと思っています。
最後に、
談話室の議論の中心となった青木の件。
対抗戦の“大将戦”的な位置づけとなった廣田との一戦です。
青木はチキンウィング・アームロックのような体勢から、廣田の腕を折り、
そして、試合終了直後に相手に向かって中指を立てるという行為をとったのです。
これは賛否両論となりました。
どうやら、腕を折ったことについては「勝負だからしょうがない」
という意見が大勢を占めている模様。
ただ、セコンド陣やレフェリーに対しての疑問の意見は多く、
「止めなかった周囲に問題がある」という風潮がどうやら強そうだ。
で、意見が割れているのは、その後の行為。
「対戦相手への敬意がない」「勝負を侮辱している」「人間としてダメ」
という批判があれば
「あの場でああいうことができるのは逆にカッコいい」「勝者だから許される」
「パフォーマンスだからOK」
と、あれをヨシとする意見もあるのだ。
で、わし。
とりあえず腕を折ったことについては、みんなとほとんど変わらない。
というか、青木は腕を極めた時、すこし余裕を持たせていたと思う。
あの“間”は「早く止めろよ。このままだと折るしかねえよ」
というような間にも見えた。そう見えた。
試合後に本人は「折るつもりで行った」と発言しているみたいだけど、
でもあの間は「止めろよ」に見えたんだ。
最終的には躊躇しなかったのだろうけどさ…。
中指について。
わしは、特に「○○だから」という理由はないのだが、なぜかあまり
腹が立たなかった。本当になぜだかよく分からん。
あれがいいことだなんて、全然思ってない。
例えば、他の選手がやったらブチ切れたかもしれない。
でもあの日の青木に嫌悪感をなぜか感じなかったんだ。
本当になぜだろう……。
誰がやっても嫌悪感を抱かなかったかな。分からない。
それが“バカサバイバー”たる青木のキャラクターなのかな。
キャラでああいうことが許されるのも問題かもしれんのだが、
本当に本当に、なぜだろう……。
これからの青木のファイトを見ていくうちに理由が見つかるかもしれない。
ちょっとこれまで以上に注目していきたいと思ってます。
ガッカリあり、光あり、そして謎がありの大晦日でした。
なんだかまとまりのない記事なってしまいましたが、感想をつらつらと
並べてみました。
でも、全てにおいて、今後が気になる形になっていたので、
引き続き格闘技を愛し倒して行きたい次第です。
みんなも一緒に盛り上げていきましょう。
ではでは。

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いまさら大晦日の話 へのコメント一覧
最高と最強が同居する男の最後は心打たれるものがありました。
ってか気にもなりませんでした。
中指って日本では基本的に受け入れられないの?外国だとヤバいんだっけ?
中指に賛否両論があるのはその人のある種の文化性だと思う。
タップしなければ落とす。
倒れなければ倒れるまで殴る蹴る。
これが格闘技。
そして良くも悪くもあのパフォーマンスで地味な大晦日を盛り上げた青木真也はプロフェッショナル。
そう思いました。
今後が楽しみです!
明日は
成人式♪♪
石井は
残念でした。
確かに勝負の世界、結果が全てです。しかしあの行為は勝者に相応しくないです。
高校生とかの野球やラグビーとかの試合は無名だが物凄く面白い時がある。
石井vs吉田はどちらも期待外れです。石井の相手はガンガン前に来る人の方が勝ち負けがスッキリしそう。魔裟斗はいろんな意味で強い。
にしても 高山vsドンフライ の驚愕の試合 あんな戦いもう観れないかなぁ。
あれは止めるの早過ぎ
腕折る所までやったり落ちるまでやった試合もあるのに
続けていても負けてた可能性のが大だけど、あそこからが総合だろ ってほんと思いました
選手うんぬんより運営サイドのいい加減さのがむかついたかも
「柔道をたった一回優勝しただけで嘗めてやめるような奴が総合格闘技に移ったってそこまでいけないだろうな。」
って思ってたんですが、まあ案の定…。
青木の腕を折ったり折られたりするのは格闘技やってるんだしまあ有り得る行為だとして中指立てちゃうのはパフォーマンスにしてもやっぱり良い行為じゃないですしやめて欲しいですね。まあそこまで責めたりもしませんが。ただあれを見たら朝青龍のガッツポーズが可愛く思えました。
腕が使えなきゃタップできないとでも思ってんの?足でも口でもできるんだが。
素人がでしゃばんなボケ。批判厨はすっこんどれや
腕を折ったり中指立てたり、どうにかしてギブアップしたり、セコンドがタオル投げたり、レフェリーが止めたり…。
起こった事に対して「何でこうしなかった?」とか「こうあるべきだ」ってことを外野があーだこーだ言ってもキリがない気がする。
そういう行為をした彼らにしかその時の心情なんて彼らにしか分からないし、実際に自分が彼らのその場面に遭遇した時に「こうあるべきだ」って風に出来るかなんてわからない。
ただあの時の会場は、常識や理屈なんて通用しない可能性がある大きな力が働いていた、あるいは自分たちリング外の人間には想像がつかないような極限状態の真剣勝負が繰り広げられていた、って事なんじゃないでしょうか?
でも俺も中指は、不愉快には感じませんでした!!
それを振り払うにはある意味、自分を興奮状態に持っていかなきゃできないんじゃない?
青木は相手の腕を折っちゃってさらに興奮したように見えた。そのくらいの精神状態までもっていかなきゃ、やってられないんじゃないかな。精神的に強い人は別として。
ひとりの人間としてそう見えました。
でも、大晦日のゴールデンにテレビで放映する内容じゃねーよな。
過去の歴史からプロレスをはじめ、格闘技の放映が茶の間から締め出されるのは何故か?ボクシングや相撲、柔道は残ってるのは何故か?制作サイドはよく考えないと、また画面から消えるよね。
サップなんかはパンチの打ち方はなってなくても、腕伸ばしたまま殴って暴れてくれます(30秒も続かないけど 笑)
それくらいがむしゃらな爆発力を期待してました。
でも今回の石井には、気迫というか闘争心、アグレッシブさを感じなかったっす。汗
人の三倍はやってるという筋トレで鍛えた強靭な肉体も持て余して活かせてないように見えました。
次は3月7日に出ると本人が言ってました。
そんなに急変化しないと思いますが期待しちゃいます 笑
青木に関しては、折ったのも中指も良いんじゃないすかね。
(高山とか小川がやっても叩かれないでしょうしww)
P.S.ミノワマンの勝ち方イカしてたなぁ…
そういうこと言うなら理由をちゃんと書けよ。
そんな書き込みばかりするからゆとりが馬鹿にされるんだよ。
お前見たいなやつがゆとり世代全員に迷惑をかけてることに気づけ
オレはKさんに伝えてるんだよ
ちゃんとほとんどの記事を読んだうえで、今回のはどうかと思ったから言ったんだよ
これは批判ではなくて、いちファンとしての素直な感想
意味わかるかな?お前にはわかんないよな?
「幻滅しました」だけじゃただの批判で終わるだろうが。
お前のバカな書き込みがみんなに迷惑かけることを理解してくれ。頼むよ、マジで…。
お前らがここで言い争っても何にも生まれないからwww
それこそ全員に迷惑かかるからw
二人で個人情報交換してとことん言い合えよwww
人を侮辱するのが仕事か?
相手の腕とプライドへし折るのが仕事か?
腐った仕事だ。
ほとんどヤクザだな。
青木は格闘家ではない。スポーツマンシップがない。
格闘家−スポーツマンシップ=ただの暴力
暴力を見てはしゃいでる方々の気が知れない。
青木が試合後に中指を立てたシーンも自分はそんなに気にはなりませんでした。でも、テレビで見ていて『あぁ〜あ、やっちゃったよ……これ、後で何か言われるんじゃね?』とは思いました(笑)
あれを見て嫌な気持ちになった人もいるだろうし、それ以前に腕がへし折られた事が衝撃的だった人もいるでしょうから何とも言えないですけど、格闘技を長く見てるとたまにえげつない光景に当たる事はありますからね…
個人的にはPRIDEの時のハリトーノフ対シュルトの試合が今までで一番えげつなかったです。あれはグロいの域に入ってましたから…
あれに比べたら青木の試合なんてかわいいもんですよ(笑)