久々に息子の話を。
なんとなく、これは連載化があるのではないかと思い、
こんなタイトルで書いております。
が、ここで「第1話」とか書いちゃうと、連載化が確定してしまい
あとで自分が大変になる可能性があるので、あくまでもボヤッと。
ドリブルができず、シュートが届かず、チームメイトに
パスを要求することもできなかった、我が息子。
先月、練習を見に行った際、息子は何もできませんでした。
フットワークなどのボールを使わない練習については
見よう見まねでやっているのですが、ひとたびボールを持つと
もうアウト、何もできなくなります。マネすらできません。
3対3や5対5のようなゲーム形式の練習になるといよいよ無理。
何もできないことを自覚しているせいか、声を出すこともなく、
ただ走ってるだけ。ボールに1度も触らずに終わるのみ。
これ、もしかして向いてないんじゃね?
なんて、思ったこともありました。
まだ幼稚園児(当時)だし、まともな練習もしていないわけで、
ヘタクソだとか体力がないってのはどうでもいいのですが、
ボールを欲しがらないとか、声を出すことすらない、
なんていうのは、そもそもが団体競技に向いていない
性格なのではないかと。
翌週末、わしは娘と息子を連れて学校に行きました
(ウチの子供の学校は休日に校庭に入れるのです)。
校庭にあるバスケゴールでシュート練習。わしも一緒に。
※シュートは全部娘が拾ってくれます(笑)
シュートが届くようになれば、もっとバスケが面白くなる、
そう思ったのです。
そうなれば、パスを欲しがるのではないかと、
積極的にゲームに参加したくなるのではないかと。
が、全然届くようにならない。
ヒザの力を腕に伝える感覚がやっぱり分からないのです。
いやはや、どうしたもんか。
そして、考えました。
自分に置き換えてみよう。例えば、自分がハーフラインから
シュートを撃とうと思ったら、どうしているか。
あ!
ひとつ、思いつきました。
それを息子に伝えます。
「1度ボールをついて、左・右でジャンプしてみろ」
当然、意味が分かりません。
これだけの説明で分かっちゃったら逆に怖い(笑)
わしが、それを実際にやって見せます。
まずワンドリブル、そして跳ねたボールをキャッチする際に
左→右のステップ。
「左、右、ジャンプ」
「左、右、ジャンプ」
息子の横に立って、一緒にやってみます。
「左、右、ジャンプ」
「左、右、ジャンプ」
なんとなくですが、ヒザの動きで生まれたパワーが、
さっきよりも上半身に伝わっているように見えます。
「よし、シュートしてみるか」
息子、左・右のステップからジャンプ、そしてシュート。
ガン!!!!
リングに届きました。
娘 「当たった!!」
息子 「やった!!」
わし 「よっしゃ、もう入るぞ!!」
そこからはもう、早い、早い。
一度届くと、息子は楽しくてしょうがない。
何度も何度も同じことを繰り返します。
そう、シュートの練習は楽しいのです。
が、バスケはそんなに簡単なスポーツじゃありません。
リングに届くだけではまだまだなのです。
これであっさりシュートが入るようになるわけではありません。
この日は結局、一本も入らずに終わりました。
でも息子は嬉しそうでした。
もうすぐ入るようになるという手応えを感じていました。
そして、先日。
奥様から報告あり。
「今日、シュートが入ったらしいよ」
おお!!ついにやったか!!
なんでも奥様のところにシュート成功を伝えにきたのは、
息子ではなかったそうです。
そのとき、父兄席にいた奥様のところに、
チームメイトの男の子が走ってきたそうな。
「○○君がシュート決めたよ!!」
素晴らしいチームだと思いました。
息子がシュートを決めたことを、自分のことのように
喜ぶ仲間がいたのです。
さらに嬉しいお知らせ。
なんとその日は、息子が「ヘイ、パース!」と言って
ボールを要求していたそうです。
※「ヘイ、パース」なんて、いつの間に覚えたんだ!?
奥様も練習を見学するのは久しぶりだったそうですが、
あの、ひと言も喋らず、ボールに一度も触らなかった息子が
完全な変貌を遂げていて、ビックリしたとのこと。
確実に成長しています。
次に息子のバスケを見るのが、楽しみであります。
わりと時間が空いただけに、次に見た時の変貌もまた大きい。
あれだな。ピッコロに置き去りにされた孫悟飯が
しばらく後に怪獣をひとりでブッ倒す子供になってたっていう。
ガンバレ、息子!
I LOVE BASKETBALL!
ではでは
次へ

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息子物語/バスケットマンへの道(1) へのコメント一覧
次回も期待してます!
バスケ最高!!
そして、よく誉めること。
最近のスポーツの指導法では、まず誉めることが大事。
とくに親御さんは自分が経験者の場合はあーだ、こーだ言いたくなりますが、指導は先生、コーチに任せて、たくさん誉めてあげて下さい!
安西先生の言葉が浮かびました!
「日に日に成長が見てとれる。この上ない道楽だ。」(こんなだったかな?)
自分も成長し続けたいと思わされました。
子供の成長は自分のこと以上になんだか楽しいものですね。
ウチも今年から幼稚園児になる息子が、いますが、楽しみにできることを見つけてくれれば嬉しいものです!
ってのが
スンバラシイっす。
娘(小1)ゴール下届くかも。
娘2(年中)ネット届くかも。
娘3(2才)20センチ投げれます。
今日始めて7号球を触り。はじめて
パスしました。何かのきっかけになるかな?
私も子供ができたらスポーツでこんなやり取りしたい!!
娘さんも案外天才リバウンダーになったりして(笑)
是非第二話を(((o(*゚▽゚*)o)))
今後の息子さんの成長が楽しみです!
是非連載して頂きたいです!!
笑いました!(笑)
でも、たのしそう♬
わたしも初心に戻ろう、たまには…!
なんか桜木のシュート練習シーンを思い出しますね。そして、シュートの成功を喜んでくれる素晴らしい仲間達。お子さんが所属しているチームも素晴らしいチームだと思いました。
ん?読んでて思いましたけど、お子さんの今の様子って、なんか桜木花道に似てますね。シュートの練習を楽しむところとか、「ヘイ、パース!」の一言とか(笑)。将来は本当に天才バスケットマンか!?
ホント目に浮かぶお話ですね。
ちょっと自分の事のように嬉しくウルっときました。
スポーツを通じて仲間ができる…
素晴らしいことだと思います!
ウチのムスメ(年中)にもやらせてみようかな(*´・ω・)...
今後の成長期待してます!
ほんとに微笑ましい話に涙が出ました!
しかし、飲み込みが早いですね
次回みたとき思いのほか成長してないなんてこともありますよね(苦笑)
バスケ人間にはうらやましすぎます
バスケを通じて、成長を見れるのが、これからも楽しみですね
いつか一緒にゲームして逆にダメだしされる日も楽しみですね(^-^)/
連載希望します(笑)
自分の事のように嬉しくなります(*^□^*)
「左、右、ジャンプ」 参考にします☆
あぁ、バスケがしてぇ。
息子くん、Fight!!
シュートが入れば楽しさは違うもんね
家族で楽しみが増えてよかったですね
こっちまで嬉しい気分になります
シュート練習は楽しかったはもはや名言ですね(^O^)
あれだな、なんか読んでて井上雄彦のリアルの高橋の子供の回想シーン思い出しました
こういう親子関係っていいですよね。
Kさんは サイコーのコーチです。
選手が出来ない時 どうしたらできるようになるかを考えるのがコーチの努めだと思ってます。まさに、Kさんは自分に置き換え考えアドバイスし 成果をもたらした。 そして最も大事なこと。バスケットの楽しさを伝える事に成功しました。好きになれば ある程度は勝手に上手くなります。
そして 上手くなれば もっともっとバスケットが好きになります。
ミニバスの教えで 一番大事な事を Kさんは伝える事ができました。
Kさんは 最高のコーチです。
いつも楽しく読ませて頂いてます!
僕自身、シュートは打ちたがらない、ボールを欲しがらない人間なのですが、自分が攻めること、ボールを欲しがるプレイヤーであるべき、という所から始めるのは共感が持てます!
日本サッカー攻撃陣はそれが長年の課題であるし、流川や本田はそういう所から丸くなってグレイトになっていくのですから!
ただ、息子さんのお年の段階からとにかく仲間を褒めること、「ナイシュッ」でも「グッパス」でも全力でいう事を習慣づけて欲しいです!
息子さんのためにご自宅にバスケットゴ〜ルを買ってあげてください。
そして1ON1をしてあげてください。
沢北にならなくとも息子の成長に感動。
子供が欲しくなりました(笑)
入らなくてもシュート練習は楽しかったな。
仲間の成長を自分の事の様に喜べるチーム、最高じゃないですか!ますます楽しくなるでしょうね。
息子さんはバスケを幼稚園からできてうらやましいです。
子どもを、たくさん誉めてあげてください。
今は、まだいいかもしれませんが、のちのち、小学生になり、高学年になり、レギュラーとして、チームを引っ張るときに、指導者に叱られ、落ち込んだときに、親は、暖かく迎えてあげてください。
また、何かお子さんに、教えるときも、指導者の人と、Kさんで、よく話をしてください。子どもは、素直に教えられたことをすると(しようと)思います。その時に、Kさんが教えたことを、指導者が、否定してしまうと、子どもは、どちらが正しいのか悩むし、父親から教わったことを否定=父親を否定と考えてしまう場合があります。
息子さんには、とてもショック事です。バスケが嫌いになるかもしれません。父親を尊敬できなくなるかもしれません。指導者の言うことを聞きたくなくなるかもしれません。
Kさんが、何か教えたいなら、指導者の人とよく話し合う、若しくは、きちんと指導者としての立場にたってからにしてください。それが息子さんのためだと思います。(私の意見だけを言えば、指導者ではなく、父親のままでいてほしいのですが…)
息子さんが、バスケを好きになって、この話がシリーズ化することを期待してます。
これは、長文ですし、場の雰囲気に合わなければ、消してください。
長々すみません。Kさんを否定しているわけではないことは、わかってください。
ぜひむすこさんといっぱいバスケやってあげて下さいねー!
名シューター誕生?w
きっともう少しで、沢北のように1ON1挑んで来ますよ!!
Kさん「あ?今なんつった!?」
来るべき日に備えてそろそろダイエットを再開してみるのはどうでしょう!
ウチの娘はその時点でアウトでしたから
スポーツでも何でも出来なかったことが出来るようになるって
すっごく嬉しいし楽しいですよね
それを分かち合えるお友達がいるのもスバラシイ。
これから嬉しいことも悔しいことも沢山あると思いますが、
陰ながら応援しています
うちの子はどうかな〜
シュートホームは小さい時はあごよりしたのほうがはいりましよ(^-^)/
息子はまだ産まれて3カ月だけど、将来ぜったいバスケットやらせます。自分好きなので(笑)
今息子さんはスポーツの醍醐味を堪能してますね(⌒〜⌒)
なんかウルッとしました。
自分は大学でスポーツ指導について学んでいるものです(^O^)
小さい子にはいろいろな動きや楽しさを伝えるのが大切と学んだので読んでいてなんだかうれしい気持ちになりました(^O^)
またチームメイトが教えてくれたなどチームの良さが伝わってきました(^O^)指導者や親御さんの指導の良さが伝わってきて良かったですこれからも頑張ってほしいです!!
仕事とバスケがんばります!
ありがとう!
とにかく 小学校が終わる頃までに
色々なスポーツをさせてあげてください。
バスケット以外のからだの使い方をタップリ吸収
することが
きっと バスケットマンへの道に繋がると思います
親子でがんばって!!
7年前の自分の子供の時の事を思い出して思わず涙が・・・
頑張れ!息子さん!
いつも見させていただいてます。
息子さんの今後の活躍が楽しみです。
自分もバスケ好きで草バスケを細々とやっているのですが、最近自分の娘(二歳)がバスケに興味持ち始めたみたいで、「ダムダムシュ!」(ドリブルシュート?)と言ってボールを追いかけています。
本当にうれしいことですね
娘さんははる子さんみたいですね。
次はレイアップですね。
自分がバスケを始めた頃を思いだしてホノボノしました。