東西カンファレンス・ファイナルに残った4チームのうち
若いチームは、前回紹介したオクラホマシティ・サンダーのみ。
そのサンダーも、百戦錬磨のスパーズに2連敗を喫し、
少々厳しい状況に追い詰められている。
予想通りといえば、予想通り。
※一応「残るのはベテラン」と予想はしていた
「イエーーッス！！ さすがわし！！」と喜びたいところだが、
わしが予想していたのは、
東＝ヒート＆ブルズ
西＝スパーズ＆レイカーズ
だったので、ベテラン（成熟期に入っているヒートも含む）が
四強の中に3チーム入ってくるのは予想通りながら、中身はハズレ。
ブルズはローズ＆ノアの離脱があったので、まあしょうがない
かもしれんけど、レイカーズはもっとやると思っていた。
いや、コービーがやると思っていた。
さらにいうと、コービーとレブロンが戦うなら、
両選手のキャリアピークを考えると今季がラストチャンスの
ような気もしていたので、余計に期待していた。
これはちょっと残念。
まあ、サンダーは本当にいいチームになっているから、
これが現在の答えなのだろうけどね。
が、そのサンダーもかなり難しい状況になってしまった。
マブス、レイカーズ、スパーズと、ベテランチームと
立て続けに当たっているけど、最後の壁はえらい高かった。
スパーズが強い、強い！！！
というか、上手い！！！
上手いというのはいろんな意味がある。
まずは選手たちが巧みだということ。技術にも優れているし
ベテランならではの老獪さもある。若いサンダーにとっては
最も難しい相手なのかもね、こういうチームが。
もうひとつはチームとしての戦い方が巧みだということ。
レギュラーシーズン終盤は、主軸選手を上手く温存させながら
プレーオフに向けてコンディションを整えてきた。
各チームが、シーズンの疲れをプレーオフに引きずる中、
彼らはグッドコンディションでこの舞台に臨み、
ただいま1回戦から負けなしの10連勝。これは上手すぎる。
最終クォーターに39点も獲って、一気にまくったり、
途中で爆発して22点差とかつけちゃったり、
出場選手10人が得点を記録しちゃったり、
すげーイヤなタイミングでジノビリがスリー決めたり、
なんかこう、観戦者と相手チームに「こうやって勝つんだよ」と
教えてくれているかのような戦いぶり。
ポイントはたくさんあるが、ひとつ挙げると、
「チャンスを逃さない」ところかなと思っている。
サンダーのブルックス監督、2戦目敗北後のコメント。
「スパーズは最もパスに優れたチームであり、
躊躇せずオープンショットを打ってくる」
躊躇せずオープンショットを打つ、
これが大きい。
ベテランが主軸のスパーズと、若手が牽引するサンダー。
当然ながら、フィジカルではサンダーに分がある。
だが、素晴らしいとしかいいようがないパスワークを見せられ、
フリーにすると迷わず撃たれ、さらにそれをことごとく
決められるとなると、これはそうそう防げない。
いくらサンダーの選手の方が脚力で優位にあっても。
※第1戦はそうでもなかったかな。結構外してたか
意外に思うかもしれないが、土壇場で思い切りがいいのは
若手よりもベテランだ。特に大舞台になればなるほど。
彼らには躊躇がない。撃つなら撃つ。
踏ん切りよいプレーは、勢いに任せてグイグイいく若手の方が
多いと思いきや、実は逆に若い選手ほどビッグゲームでは
（特にゲーム終盤では）じっくりじっくり大事に一本、
となりがち。
だが、バスケのディフェンスというのは年々進化しており、
フリーのチャンスが何度もくることは少ない。時間を使えば
もう一度いい形が巡ってくるというものでもない
（まあ、スパーズは何度もオープンを作るかもしれんが…）。
ならばチャンスは逃せない。
24秒ショットクロックが、例えば20秒残っていたとしても、
行くべき時でフリーならば撃つ。これができるかできないか。
個人的にはこう思っている。
フィジカルで劣るチームは、
「まだ20秒もあるのにすぐに撃ったら勿体無い」ではなく、
「フリーになったのに撃たないのは勿体無い」が正解だ。
もしかしたら、こういう戦い方に、日本が世界に勝つ
ヒントがあるんじゃないかと、思わないでもなかったり。
まあ、スパーズは「ゆっくりじっくり」をやらせても
超一流なんだけどさ。パスが異常に回るし。
そんなこんなで、前回サンダーに注目するような記事を
書きながら、その相手であるスパーズの強さと上手さから
目が離せない今日この頃である。
皆さんもご注目を。
チェケラ！！
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jungle123
NBAチェケラ 〜スパーズの強さと上手さをチェケラ〜 へのコメント一覧
ただ､試合内容以上に点差がついていないｻﾝﾀﾞｰもさすが。
正直ｽﾊﾟｰｽﾞが苦手なのはｻﾝﾀﾞｰみたいなアグレッシブなﾁｰﾑとおもっていたのに。
セルティックスがんばれカ〜
むしろ若め
”フリーになったのに撃たないのは勿体無い”
の言葉に、バスケだけではなく、サッカーも同じように思います。
良いパスをしたら、それが満足ではなく、貪欲にシュートを打つって
のも必要だと私も思います。
”何でそこでパス出すんだよ！打てよ”という言葉が、バスケでも
サッカーでも、日本の試合を観てると出てきます。
日本人の謙虚さなのか、国民性なのか。
スポーツだけでも、アグレッシブに攻めて欲しいです。
セルティックスは惜しいとこまでいきそうだけど勝負所のウェイドを止められる選手がいない気がします。ただロンドはすごい(笑)
パーカーとロンドのマッチアップが見たい！
ですよね
勝負処を知り尽くしてるし、ビッグゲームでは強いですよ
サンダーが残っても、力尽きてそうな雰囲気が。
今年はニックスと、どのチームがヒートを止めるかに絞っていたので、サンダーを応援したい気持ちを抑えてがんばれ、スパーズ！
スパーズも以前の単純うまいだけ(それが飛び抜けすぎててシャクだった)のチームではなくなったので、見ていて楽しいし、全力でスパーズをチェケラします！！
ファイナル優勝も予感がします。
GO SPURS GO！
あの強さはんぱないっす。特にｼﾞﾉﾋﾞﾘ…ﾁｮｰ曲者…
身体能力って意味じゃﾊﾟｰｶｰ&ｼﾞﾉﾋﾞﾘより、ｳｴｽﾄﾌﾞﾙｯｸ&ﾊｰﾃﾞﾝの方が上なんでしょうがねぇ…
ﾊﾟｰｶｰの方がするするって抜けてくｲﾒｰｼﾞあるし、ｼﾞﾉﾋﾞﾘの方がここ一発のｼｭｰﾄは決めてる気がする
なによりｽﾊﾟｰｽﾞはﾁｰﾑｵﾌｪﾝｽうますぎっすね
なんか話まとまらんかった
最近、WOWWOW契約していることが判明！(嫁はだいぶん前から見てたらしい)
早く言えｺﾉﾔﾛ！！ありがとよ！
しっかりﾌｧｲﾅﾙまで追いかけます(^O^)
全くいいとこなかったな…
ｻﾝﾀﾞｰからして見ればいいとこ目立った試合だった