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  • 2012年06月05日00:59

NBAチェケラ 〜2-2-1-1‐1をチェケラ〜

こんばんは。

毎日NBAが観られるこの状況に、少々興奮気味のKです。

いやあ、カンファレンス・ファイナル、熱い!!!!


東西とも、上位シードのチームがホーム2連勝でスタートし、
「こりゃ決まったか?」的な雰囲気がプンプンだったのが、
4戦目を終えてみれば両方とも2勝2敗のタイ。

特に、西のスパーズは、先日の記事のとおり、
勝ち方を知り尽くしたチームの戦い方というものを
まざまざと見せつけてくれ、各所から「強過ぎる」という声が
挙がっていたほどだったのが、いやはやサンダーが返してきました。


ケビン・デュラント、恐るべし。

GAME4・第4クォーターの活躍は、まさに神がかり的。

「スラムダンク」の仙道彰が、2度目の湘北戦で見せたような、
怒涛の連続得点は、あまりにも驚異的でした。

ああいうのを“アンストッパブル”というのでしょう。

「ボールをもらったら撃つ」というアクションを
ひたすら繰り返し、全弾命中。とにかく外さなかった。
テレビを観ながら「こりゃ笑うしかねえわ」的な
(実際、あまりの凄さに笑ってしまった人は多いと思う)。

あの試合巧者のスパーズが、得意なはずの残り5〜6分からの
時間帯で、23歳のデュラントにしてやられたのです。

この間、サンダーは難しいことは何もしていません。
解説の北原さんがしきりに繰り返していましたが、
やっていたことは、ウィークサイドのデュラントに対して
ダウンスクリーンを仕掛けて1on1を作らせる、これだけです。
そこからデュラントが全てのシュートを沈めてしまったのです。

組織を超える圧倒的な個というものを見せられた気がします。


思い出すのは第3戦。

最初の2戦を落としたサンダーが圧勝したのですが、
こういうことはNBAプレーオフではちょくちょくあることで、
わしはあまり気にしていませんでした。

最初の2戦を獲った上位チームが、3戦目であっさり負けるのは
NBA的にはよく見られる光景です。結構点差をつけられるのも
特段珍しいことでは在りません。わしは放送を観ながら
「はいはい、恒例のパターンですな」なんて思っていました。

なんなら、敗色濃厚になってから主軸を下げたスパーズを見て
「上手い負け方だなあ」とすら思っていたくらい。

どうせ負けるなら、全力を尽くさない。戦略的に負ける。
主力を温存し、しっかり備えて次のゲームを確実に獲り、
3勝1敗を狙うと。


が、最後に解説の塚本さんが残したコメントが
ちょっと気になっていました。

「サンダーのような若いチームに自信をつけさせる
勝利を与えてしまったのは、果たして」


そうでした。

こういうチームは乗せてはいけないのです。

最初の2試合の負け方は、若いチームのサンダーにとっては、
なかなかショッキングだったのではないかと思います。

大逆転負けの1戦目、絨毯爆撃を浴びた2戦目、
スパーズの老獪さには、少々の恐怖を覚えたことでしょう。

それが、あの第3戦の勝利。しかも圧勝。

彼らは、自信を取り戻した感があります。
そして先日の第4戦で、エースのデュラントが
大爆発してしまいました。勢いに乗るには十分な材料。

これは、2連敗からの大逆転があるかもしれません。


が、

ここでひとつ、カンファレンス・ファイナルのポイント。

「2-2-1-1-1」です。


4戦先勝、いわゆる「ベスト・オブ・セブン」について
皆さんにとって馴染みがあるのは、2戦・3戦・2戦と
ホームコートをチェンジするパターンかと思います。

例えば日本のプロ野球の日本シリーズもそうですよね。
NBAもファイナルはそうです。

が、カンファレンス・ファイナルまでは違います。

2戦・2戦とホームコートを交換した後、
1戦ずつ交互に戦うのです。今回の記事のタイトル
「2-2-1-1-1」というのは、このことです。

これが「2-3-2」のシリーズだったら、サンダーは3連勝を
果たした可能性があります。そのくらい第4戦のデュラントは
恐ろしかった。若いサンダーは大いに波に乗っていた。

また、もし3連勝をしていたらスパーズをそのまま破っていた
可能性も高かったと見ています。「ベスト・オブ・セブン」は
先に王手をかけたチームが勝つ場合が非常に多いので。


ですが、このシリーズは「2-2-1-1-1」です。

次はスパーズのホームです。

これが面白い。


ホームに戻るスパーズにとっては、やっかいなサンダーの勢いを
断ち切る大チャンスです。次のホームゲームで白星を獲り返せば、
またまたスパーズが圧倒的有利となるでしょう。

そもそも互いにホームコートのゲームを獲れば、
1試合ホームが多い上位シードのチームが勝つのです。
それがNBAのホームコート・アドバンテージです。

サンダーが不利なことはまだ変わりません。


次の第5戦、若さ溢れるサンダーが勢いに乗って獲るか、
経験豊富な老獪なスパーズが、獲り返すか、大注目です。


カンファレンス・ファイナル、面白すぎます。
皆さん、今からでも間に合います。是非ご覧を。


チェケラ!!




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  1. 1.
    • JUN
    • 2012年06月05日 01:06
    あのKDの活躍は確かに笑うしかなかったww
  2. 2.
    • 西
    • 2012年06月05日 01:08
    チェケラ来た!
    東も西もアツイです!
    サンダーは西ブルが点をあまり取らずに勝ったのが大きいかと。
  3. 3.
    • チャン
    • 2012年06月05日 01:20
    いま、俺達の衛星第一でセルツとヒートやってますよ!解説は「行くべきだ」で(笑
  4. 4.
    • 石井健太郎
    • 2012年06月05日 02:08
    第三戦のセルティックスのロンドが上手過ぎてシビれた
  5. 5.
    • キッド
    • 2012年06月05日 02:14
    前にここで誰かがつぶやいてたのまぢ共感したのが、NBAの解説、奥野さんだと観る気なくすっての。昔から俺もずーっと思ってた!!!めちゃ的外れの事言うんだよ…イライラする
  6. 6.
    • 20代のヤロー
    • 2012年06月05日 02:33
    レブロンがいよいよ本領発揮してきましたね!

    去年のファイナルと同様、外からあまりシュートを打たず、試合終盤はチキン野郎になる…

    さすがにファイナル仕様に仕上げてきましたよ!!
  7. 7.
    • KJ
    • 2012年06月05日 04:38
    • 5
    若さのサンダーの勢いがベテランの技術をものともせず、アウェイでも爆発!となれば決まりですね。

    GAME4のサンダーはイバカ、パーキンスのディフェンシブな選手の得点が終盤のデュラント爆発の伏線になった気がします。
    次戦がとても楽しみですね
  8. 8.
    • 原始人
    • 2012年06月05日 09:54
    チェケラ!!
  9. 9.
    • フク助
    • 2012年06月05日 10:40
    デュラントならやってくれるはず!!
  10. 10.
    どちらも戦略、実力伯仲して面白い対戦になってきましたね

    私的にはサンダーが新しい時代を創ってくれることに期待してます
  11. 11.
    • Ken
    • 2012年06月05日 12:29
    五戦目残り五分サンダー6点リード。このまま逃げきりで勝ちそうだね。
  12. 12.
    • 編集者・K
    • 2012年06月05日 13:27
    Kです。

    試合結果が分かるコメントは衛星第一の放送翌日まで反映しないようにしておきます。

    みんな楽しみだもんね。
  13. 13.
    • けん
    • 2012年06月05日 13:41
    奥野『中身が違いますよ!』

    実況『………そうですか。』


    奥野さんは相変わらず(笑)
  14. 14.
    • あんぼ
    • 2012年06月05日 14:00
    サンダーはやはりフィッシャーの加入が大きいかと。最初の連敗の後も焦らなかったし、なにより若いラッセルを彼の影響で抑止できてるように思えます。

    冷静なラッセルほど怖い選手はいませんしね。

  15. 15.
    • 6
    • 2012年06月05日 15:25
    奥野さん酷すぎたなー

    イチピリ途中から副音声で見てた(ノ-o-)ノ┫
  16. 16.
    • 池上大臣
    • 2012年06月05日 16:08
    この「チェケラ」の記事大好きです!

    NBAに興味なかったけれど、みたくなってしましまうような記事ですね!

    いまから、NBAの勉強してきます!
  17. 17.
    • ゴリ花道
    • 2012年06月05日 17:28
    • 5
    チェケラは 噛み砕いて書いてくれるので 分かりやすい ありがとう
  18. 18.
    • oldman
    • 2012年06月05日 18:10
    Thunder が王手かけちゃったよ…やばい

    Spursがんばれ
  19. 19.
    • ティーけー
    • 2012年06月06日 00:18
    イバカヤバイKDはサスガさっき録画してたの見ました3分ぐらい鳥肌がおさまりません
  20. 20.
    • abc
    • 2012年06月06日 00:52
    いつも見ています!
    セルティックスとヒートの方も記事書いて下さい!(>_<)
  21. 21.
    • 2012年06月06日 08:32
    デュラントは本物ですね。
    得点力だけみると現役トップです。
    他の選手と比べるのもアレですが、コービーやレブロンよりも敵にいて欲しくない選手だと個人的に思います。
  22. 22.
    • TOM
    • 2012年06月06日 08:45
    NBAの記事楽しみにしてます。

    しかしNBA中継の解説はひどい。。
    特に倉石と奥野。。

    サッカーの松木さんとまではいかなくても、もっとバスケの
    楽しさを一般に伝えて人気が出るような解説をしてほしい。

    バスケを盛り上げようと言う心意気が感じられるのは塚本さんくらい。
  23. 23.
    • Ta9
    • 2012年06月06日 12:30
    • 5
    いやー、熱いですね、NBA。
    是非、ここ2戦(セルティックスvsヒート、サンダーvsスパーズ)のkさんの感想を聴きたいです!
    次回のチェケラ楽しみにしてます。
  24. 24.
    • イムハタ
    • 2012年06月06日 13:34
    なんで最近中原さん解説しないの?
  25. 25.
    • エディジョーンズ
    • 2012年06月06日 19:49
    • 5
    NBA取り上げありがとうございます! 奥野さんの解説はある意味おもしろいので、プラス思考で見るしかないですね!

    特にティーグの誉めっぷりがえぐい!とか話が外れたら黙るとか、採用が続いてるのはよくわからないけどある意味楽しい!
  26. 26.
    • くま
    • 2012年06月07日 12:42
    スパーズそのままいくかと思ったんですがねぇ…game3,4あたりはちょい審判の質いかが?って場面はあった気はするけど…


    サンダーが本物なことに変わらないし、若いチームでgame2のくずれかたならそのままかと思ったんですが…


    しかし、奥野のは酷すぎ。肩入れするし、上からくるし…顔見るまでは山本カントクの顔だと思ってた
  27. 27.
    • 桐生
    • 2012年06月07日 19:00
    サンダー勝ちましたねw
    2連敗から怒涛の4連勝!
    KDと西ブルもさすがのプレーでしたが、今日の第6戦ではそれ以上にベテランのフィッシャーが素晴らしかった
    敵が1番嫌がる事を熟知していて、且つそれを即座に実行できる
    あの3pは本当にいやらしかったw
    レイカーズにとって、逃した「魚」は大きかったですね
  28. 28.
    • レイカーズ
    • 2012年06月07日 22:35

    最近のヒートVSセルティックスの試合面白いですよ
    個人的にゎセルティックスが勝ってほしい(笑)
  29. 29.
    • かぷ
    • 2012年06月09日 18:58
    最近Kの部屋で興味を持ってBSでNBAを見始めました。
    今日のカンファレンスファイナル?でヒートの6番が凄いっていうのは素人でも見てて分かりました。
    ただイマイチチームの流れとか勢いのある選手とか背景なんかが分からなくてサッカーほどのめりこめていないのでチーム毎の解説とか色々と特集してもらえたら助かります。




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