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  • 2012年06月17日12:56

今週のJ 〜名古屋グランパス反撃の狼煙だじぇい〜

こんにちは。

久々の「今週のJ」です。

日本代表のW杯最終予選のため、しばらく中断していたJリーグが、
週末の第14節より再開されました。この中断期間がリーグの戦いに
どう影響したでしょうか。

好調なチームは、これまでの勢いを継続し、さらに加速できるか。
不調なチームは、これまでの課題を解決し、新たに始動できるか。

新しい動きが生まれるのか否か、雨中の戦いに注目が集まりました。


まずは首位の仙台。

見事4-1の快勝。相手が最下位の札幌とはいえ、4-1なんて
簡単に記録できる得点ではありません。しかも柳沢が2発。
彼らはまだまだ好調のようです。「夏は必ず失速する」と
各所から言われていますが、この再開後の強さを見ていると、
なかなかそうは思えない。仙台はやはり強いです。

インタビューを見ていると、手倉森監督はこの首位の緊張感を
楽しんでいるように思えます。このゲームも「再開のインパクト」
を示すべく戦ったのだとか。みんなが仙台が負けて混戦になるのを
祈っている中、そうはさせませんよ、と。強すぎる憎まれ役をも
背負おうという覚悟でしょうか。これは面白い首位チームです。


続いて、前節2位の広島、そして3位の磐田。

広島は仙台と同じく4-1の快勝、エースの寿人も点を獲りました。
好調は持続していますね。逆に敗れたセレッソは、中断明けの
ホームゲームで再始動の画を見せられませんでした。

前回の記事で「点を獲るチームが上位に集まりだしている」と
いうことを伝えましたが、仙台も広島もやっぱり獲りましたね。


磐田は、神戸を相手に1-3の完敗、連勝は3でストップです。
中断期間、チームの核である前田はご存知の通り代表フル稼働でした。
エース前田抜きでしばらくの時間を過ごした磐田、彼らにとって
この中断期間は、文字通り本当に“中断”だったのかもしれませんね。
ホームで悔しい敗北スタートです。

逆に、西野体制の初勝利を記録した神戸は、中断明けのこの再開で
いいリスタートをきることができたと言えます。今季の上位進出の
テーマである大量得点も記録したので、ここから面白い存在に
なっていくかもしれませんね。小川、ハットトリックおめでとう。


そして、我らが名古屋。

中断明けの大事なゲームを、見事に獲りました。
しかもかつての鬼門・カシマ、しかも3得点、しかも永井が2発、
これは勢いをつけてくれそうな勝利です。

※鹿島側からすると、微妙な判定に腹が立ったようですが…


“俺達の衛星第一”のJリーグタイムでも伝えられましたが、
彼らは、この中断期間の間にショートキャンプを実施していました。
そこでどんなスペシャルな練習があったのかはわからないですが、
ホームページのレポートを見る限り「そんな練習をしていたのか!」
とビックリするような内容のものではなかったと思います。

どちらかと言うと、キャンプを実施すること自体に意味があった、
と、そう思っています。チームで同じ時間をすごし、再開後のJに向け
一体感を高めること自体に意味があったのではないかと。


※いや、あくまでも勝手な想像ですよ。実際は画期的な戦術が
そこで生まれていた可能性はありまので(まあ、それは鹿島戦では
披露されなかったけど)


果たして、そのキャンプの価値は、中断明けゲームを鬼門の地で
勝ち点3を得るという結果で現れました。ヒーローとなった永井は
この試合で大きな自信を得ることができたならば大収穫。

2発とも素晴らしいゴールだった。
1点目は、体を捻りながら強いシュートで叩き込むという、
彼のフィジカルを証明する形でのゴール。
2点目は、スペースを見極めて、サイドネットに突き刺す、
彼の技術を見せる形のゴール。

スピードという面では、元々“日本最速”ともいわれる永井ですが、
ジャンプ力や体の強さなど、ほかの要素でも実は定評があります。
あの1点目のシュート、常人以上の筋力がなければ、ああいう風に
ゴールに飛ぶことはないでしょう。

ミドルシュートのセンスも悪くはありません。

あれは彼のJデビューとなった昨年の開幕戦、vs横浜Fマリノス。
彼はロスタイムに一発のスピードで相手DFの裏に抜け出して
PKを獲得するという殊勲のプレーを見せましたが、その前にも
クロスバーを叩く、ミドルレンジのボレーを放っています。

そのときから、永井は中距離も面白いとささやかれていました。

五輪予選でも強烈なミドルを幾度か放っているので、
皆さんの印象にもそれはあるかもしれないですね。


まあ、しかし勝ててよかった。

中村直志とダニルソンが不在と、中盤の守備に物凄く大きな不安が
ありましたが、代役のダニエル(これは成功とは言えなかったか?)と、
途中出場の田口がよくやってくれました。

失点につながるミスを犯した増川をバッサリジャッジで交代させた
ピクシーの姿勢もよかったと思います。


今季は優勝を目指すのか、来期への準備にするのか、
グランパスにとっては非常に難しいところですが、ここから勢いに乗り、
勝っていけるなら、優勝だってまだまだ不可能ではありません。

今節は3点獲って勝ちましたが、だから次節も好調とは言い切れない。
最低でも3試合続けて勝利or未来に光のある内容を見せてくれないと。

1試合だけを見て「良くなった!」なんて決めちゃダメですから。


ともあれ、この勝ち点3は、反撃の狼煙です。

ここからの名古屋、ちょっぴり期待したりしています。


ではでは



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今週のJ 〜名古屋グランパス反撃の狼煙だじぇい〜 へのコメント一覧

  1. 1.
    • 鯱マン
    • 2012年06月17日 13:03
    ダニエルのボランチは失敗ですね。田口の方がいい。
    ところで磯村はどこ行った?笑
  2. 2.
    • 2012年06月17日 13:04
    その永井が当落線上で戦っていることが今年の五輪代表の前線の層の厚さを物語っていますね!
  3. 3.
    • 2012年06月17日 13:06
    磯村も怪我です。
  4. 5.
    • ぶち
    • 2012年06月17日 21:10
    我がレイソルも4得点で快勝しました!
    内容はイマイチでしたが大量得点できたこと+Jリーグに集中できることでこれから上がってくることを期待してます。
    ミニキャンプなど名古屋と似た所が多いですね。
    最終的にはお互いまた優勝を争ってるといいですね!

    それにしてもレドミの1点目は本当にすごかった…
  5. 6.
    • 2012年06月18日 03:26
    Jリーグも好きだけど、どうしてもユーロにいっちゃうのは俺だけ?
  6. 7.
    • 876
    • 2012年06月18日 06:12
    中断あけ弱すぎですようちはもう・・・
    西野さんに準備期間与えるから嫌な予感してたんですけどあれはいかん・・・
    瑞穂では勝ててないけど連敗はできないので何とか今年こそは!
    やぁまだも出られないんで厳しいですけど・・・
    ここに来るようになってから1回も瑞穂で勝った記憶がないので相当勝ってないと思いますけど負けませんよーKさん
  7. 8.
    • コンサポ
    • 2012年06月18日 08:17
    「優勝を目指すのか、来季への準備をするのか」 いつか言ってみたい。
    こちらは「残留できるのか、また落ちるのか」
    …いつか言えるその日まで諦めない。
  8. 9.
    • 2012年06月18日 12:43
    かわいそうだけどコンサドーレは勝つの無理だね




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