日本代表についての議論でよく出るハナシ。
欧州や南米の列強国と互角の戦いとしたかと思いきや、
格下とされるチームを相手に思わぬ苦戦を強いられる。
日本代表は、鏡のようなチームだと。
日本代表はW杯アジア最終予選において、オマーンを3-0、
ヨルダンを6-0で撃破し、最大のライバルである豪州も
アウェーの地で1-1と、好調な滑り出しを見せている。
最初の2戦で格下を圧倒してねじ伏せた。実力差を見せた。
このときの日本は鏡ではなかった。
だがその後、次のイラク戦を見据えた大事なテストマッチで
日本代表はイマイチ自分たちの力を発揮できずに終わった。
ベネズエラ戦は、常套句だった「決定力不足」という言葉が
再び浮上し、不完全燃焼といえる1-1のドロー。
ベネズエラは確かに好チームだったが、前半の早いうちに
先制したこと、そこから生まれたチャンスの数を考えれば、
その後追加点を奪えず、逆に失点して勝利を逃したというのは
なかなかモヤモヤするゲームだった。
先日のUAE戦も同様。1-0の勝利でアジア王者の面目は
ギリギリ保ったかもしれないが、やはり寂しい結果。
久々先発のハーフナー・マイクによる先制点が生まれるまで、
実に約70分も待たねばならなかった。そして追加点はなかった。
あのゲームを観て最高の気分になった人は少ないだろう。
鏡ではなかった日本代表と、鏡となった日本代表。
何が違ったのか。
ひとつ分かりやすいポイントがある。
それは、出場した選手である。
Ｗ杯予選、大量得点で勝利を飾った最初の2試合、
日本はベストとされる11人で戦うことができた。
不動の守護神・川島に、内田、吉田、今野、長友の4バック。
中盤の底に遠藤と長谷部が陣取り、前線には本田を中心に
右に岡崎、左に香川が立ち、1TOPには前田だ。
引き分けに終わった第3戦は、吉田が離脱し栗原が入った。
その栗原は先制点を叩き込む活躍を見せたが、結果は引き分け。
そして、ベネズエラ戦、UAE戦、輝きを見せられなかった2試合。
ベネズエラ戦は、内田と今野が不出場。1点奪われ引き分け。
UAE戦は、前田、内田、今野、長友が不出場。1-0。
あのベストメンバーで圧勝を飾った2ゲーム以降、
同じ11人で試合に臨んだ例はない。特にディフェンスラインには
いつも違う4人が並んできた。そして苦戦を強いられた。
伊野波、栗原、酒井、みんな期待されながらピッチに立つも、
これといった活躍を披露できずにいる。逆に彼らが最高のプレーを
見せられなかったせいで、普段のスタメンの評価が上がった感もある。
ベストの11人が必ずそろうとは限らない。
そうじゃない時は必ず苦戦しますでは少々問題だ。
そこで11人以外のメンバーにスポットが当たる。特に守備陣だ。
ここ最近のゲームで最も評価を上げているのは駒野だろう。
Jの舞台でもFKをはじめキック・ドリブル共に好調。
苦戦に終わった親善試合も駒野の仕掛け、駒野の足から
いずれも得点が生まれている。
頼れるバックアップどころか、南アに続いてブラジル大会でも
スターティングラインナップの座を奪う可能性だって十分だ。
期待のダブル酒井はまだ代表のピッチで内田・長友の
ポジションを脅かすような活躍は見せられていないが、
この駒野が安定しており、ひとまず最高レベルの控えがいると
考えることができる。
サイドバックについては、ひとりの離脱ならば特に戦力を
落とすことはないだろう（UAE戦は2人離脱してしまったが）。
一方、センターバックはまだ見通しが立たない。
ザックはどうやら、高さとパワーのタイプと、技術と平面のタイプを
並べる形が基本線のようである。同じタイプを2人並べることはない。
例えば、高さに優れる吉田と岩政のコンビ、吉田と栗原のコンビなどは
考えていないように見える。
つまり、吉田のバックアップが、栗原と岩政で、
今野のバックアップが、伊野波と水本なのであろう。
駒野1人で左右のバックアップとなるサイドバックとはここが違う。
だが、個人的には今野が不在ならば岩政を推したい。
彼には高さやパワーはもちろんだが、なにより経験がある。
ザックの会見のコメントからは、既に水本か伊野波のいずれかが
吉田と共にピッチに立つことが決まっているようにも見えるし、
メンバー構成のポリシーについてはわりと頑固な部分があるようなので
（香川をあくまでも左で固定とか）、実現する可能性はゼロに
近いだろうが、もともと左右のサイドバックも含め、ベテラン選手が
少ないポジションだけに、岩政の存在は大事にして欲しいところだ。
戦力的に日本を下回ると見られる相手に苦戦する理由のひとつに
このベテラン不在ということもあるかもしれない。
特に、たったひとつのミスでもそれが即失点につながり、
逆に攻撃時にも起点になる場合が多い守備のポジションには、
頼れるベテランが常時1人以上必要なのではないだろうか。
そういう意味でも、駒野というカードは貴重だ。
さらにベテランの話を広げていくと、中盤の核である遠藤は、
長らく後釜がいないことが課題とされてきているが、
ここがリフレッシュされるとなると、またもやベテラン1人減だ。
後釜はもちろん必要だが、ベテランを1人削減するリスクも
同時に考えておきたい。
FWの前田もしかりだ。UAE戦のハーフナーはしばらくの間
なかなか攻撃に絡めなかったが、前田が居ない場合に前線の
連携が悪くなることもまた、よく指摘されるポイントだ。
攻守のバランス、能力のバランスと共に、ベテラン・中堅・若手の
バランスも気にしていきたいと思う。
格下相手に鏡となることを避けるためにも。
さあ、イラク戦は、どの4人でディフェンスラインを構成するのか。
ベテランはここに名を連ねるだろうか。そして、日本はアジア王者の
貫禄たっぷりに、第1戦・第2戦のように相手を圧倒できるだろうか。
W杯予選である。まずは勝つことが最も大事。
だが、内容にもやはり注目したい。
イラク戦のピッチに立つメンバー、非常に興味深い。
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jungle123
UAE戦1-0、迎えるイラク戦、現日本代表の布陣を考える へのコメント一覧
いつもすごいなーと思いながら勉強させてもらってます。
吉田の相方は伊野波だと思いますよ。ザックはいじらないから。
イラク戦は意外と大事な試合かもしれませんね。
でないと活力が停滞する。
今野の控えなら森重とか。
水本はまだ不慣れがあるかもしれないが、伊野波なんかずっと呼ばれてるんだから言い訳はいらない。
UAE戦でも目立ったミスはなかったけどなんからしくない気がしたのは私だけでしょうか??
所属チームで出場機会がないからですかね、、、
好きな選手だから応援してるし頑張ってもらいたいです。
吉田の相方探しが大変。
国際経験は少ないが。
五輪でコンビを組んだ、新潟の鈴木が面白いかも！
清武・酒井×２が代表に入なら、ブラジル大会を考えると鈴木も有り！
アジアと戦う為のベストメンバーと 上で戦う為のベストメンバーは違う・・・
サイド後
駒野 マッチアップを選べば最高のパフォーマンスを発揮する
ただ致命的にフィジカルが・・・だから戦術的にスタメンもありだが
使っちゃいけない場面あり
長友 超トップレベルだと苦手な相手が存在するが最大公約数的に
最高のオプション
内田 駒野との併用はお勧めできない 守備専にならない展開なら
素晴らしいオプション
酒井ヒロ 素質だけなら世界トップクラス ワンパターンなクロス以外にもう一つネタが欲しい
酒井高 次のワールドカップでは期待できるが 今ではちょっとでかいコマノどまり
トップ
前田 ヨーロッパから声がかからない時点で 世界で通用するのか疑問 ぶっちゃけ
ハーフナーマイク
不器用なリにハーフナーしかないストロングポイントがある
ボランチ＞ 遠藤 劣化が深刻になってきてる気がする
代用できるのは本田だけ
センターバック 岩政とか栗原 もっと使えよ じゃないならさっさと釣り男復活させろ
槙野が追加招集されてましたが
正直どうかな
どう使うの??って思います
それと個人的な印象ですが、
駒野は相手が強くなると
プレーの質が下がる気がします
やっぱりCBのバックアップメンバーに不満です。
そろそろ闘莉王を呼ぶべきかと
それと今野のバックアップは
森重がいいのではないかと。
あとSBですが、
徳永の安定感がほしい。
CBとしても計算できますし。
あと個人的にレッズの宇賀神のような選手がSBにいるとイヤですね
もちろん最低限の内容は求めていると思いますが、今回もコンディションの調整が一番と言ってましたし。
なので、本番は全く心配してません！
いつもの強い日本をみせてくれると思います。
何でCBなんだよwwwww
普通にやれば2点差3点差で勝てると思ってる
むしろ心配なのはこれから先、新しい選手の招集やその起用法
今はメンバー固定化である程度結果は出せてるけど、このままだと今後様々な問題が生じる思う（というか既に浮き彫りになってる）
問題はベンチの層の薄さだけじゃないからね
ザックはもう少し柔軟な考え方をもってほしいね
招集メンバーだけでなく交代枠の使い方まで固定しそうだし
アジアカップの時の采配を思い出してほしい（あれはトーナメントだったり色々違いはあるけど）
けど、3-4-3を諦めるまで1年半近くかかった人だからなぁ・・・そう簡単には変わらないかなぁ・・・
前回はベスメン+準備期間も長かったですしね。
今回はとりあえず、内容よりも結果の求められれるＷ杯予選なので、去年、アジアカップを優勝してほぼ完成されたチームのメンバーをベースにして確実に、出場権を獲得するための人選、チーム作りをしていると思います。
よって、イラク戦で起用されるＣＢはおそらく伊野波だと思います。
ザッケローニはブラジルＷ杯本戦出場を決めた後、来年のコンフェデをプレＷ杯として、ブラジルＷ杯本戦に向けて新たにチーム作りをするのではないのでしょうか。
それが、現在のメンバーをベースとしてのザック自身の勝負服とする３‐４‐３への本格的なチャレンジなのか…一部のファンが期待する闘莉王の代表復帰やロンドン五輪で活躍した五輪組の永井、扇原、大津などの召集、起用なのか…
ザックにはそのくらいの引き出しのある指揮監だと期待してます。
こんなに代表をワクワクさせてくれる監督はオシム以来です。
軽々しく批判するもんじゃないぞ！！
ｗ杯以外もちゃんと見てますか？
攻撃の活性化と空中戦につよいのは確かにトゥーリオだけど
守備の一歩目が遅い
横の動きに弱い
シュート打たせすぎ
とか名古屋でのパフォが正直微妙
名古屋優勝した年もトゥーリオのおかげとか言われたけど被シュート率がリーグ上位だったし
ザックのＣＢは上がらず（ＣＫは違うけど）サイドに流す守備をしてるし
結局今の日本代表に入れても余計やられそう
そしてもっと重要なのは
今回のイラク戦だけのために呼ぶのか？
ｗ杯本戦に行ったらおそらく呼ばれない
それを今回１戦だけのために呼ぶのも申し訳ないと思ってるかもしれない
まーこれはザックがどう考えてるかわかんないけど
もともとすぐ痛がって小怪我がちな選手なのにＣＢにしては空中戦以外の守備が不安で発言力も強い
ある意味不安要素を使うにはリスクが高すぎるかと思います
イラク戦だけなら鈴木でもいいかもね
あと後半では、ザック申し子細貝が投入されるが何かワクワク感が足りない気が…。 ワントップで本田、トップ下香川、両サイドに永井、宮市など走れる選手によるオプション。そんな仕掛けた勝負が見たいです〜。後半でも今始まったバリきの試合が見たい
長友がいるのといないのとじゃあ結構変わりますよね
個人的には、FWは大迫でボランチに本田が移ってくれたらおもしろいと思う。
本田はプライド高いから無理だと思うが…
そしたらトップ下は香川で左は下の世代が豊富だから!!
やっぱゴール下には精神的支柱（闘将）を据えたいっすねぇ…
赤木・魚住がいない時は、流川・仙道も疲労困憊だったし、
守る時間が増えるとやっぱ精神的に辛いっすよねぇ…
清原や金本みたいに、圧倒的な威圧感ある選手がいるといいんだけど…
ザックは空中＆対人に強い吉田と吉田のあけたスペースをカバーできる尚且つ平面での対人もそこそこできる今野を器用していたから…
岩政は確かに経験豊富で吉田タイプだけど…ね。
いのはは、吉田タイプもあり、対人の強さもあるけれど、カバーの対応がね…
水本は今野に似ているタイプだけど経験がないし…
個人的にはここらで森重とか出てきたら面白そうだけど…
五輪で組んだ鈴木を使うのもこれからの育成にもいいよね！
後は遠藤の後釜が気になります。
遠藤は今の日本にはなくてはならない存在…
個人的には1ボランチに長谷部をおいてスコールズ的な役割に本田。そして香川を真ん中におくのがベストかと…
イラクにもスッキリ勝ってほしいですね
談話室楽しみにしてます。
本田と永井相性良さそう
次回テストマッチで、、
結果論ですが。
内田、吉田、今野、長友
細貝、本田
岡崎 香川 清武
前田
かな〜。
ジョーカーサイドに速い永井、宮市
元通りに。遠藤。
パワープレイ、マイク。
控え、駒野、栗原、長谷部、