言うことなしとまではいわないが、まあオッケーかなと。
日本は4試合を消化してここまで負けナシ、3勝1分けの勝ち点10。
W杯の切符がハッキリと見えてきた。
1点しか入らなかったことを嘆く声や、ここまでの戦いがほとんど
ホームだったことから未来にちょっとした不安を感じる声も
ちょこちょこ見られたが、わしは意外とそういう気持ちはない。
むしろきっちり完封したし、なんなら割りと横綱相撲っぽく
しっかり勝ったなという印象すらある。
イラク代表を率いるジーコ監督は日本対策をキッチリ立てていた。
前節から大幅にメンバーを入れ換え、走れる若い選手を並べた。
そして、中盤で攻撃をコントロールする遠藤・長谷部を徹底マーク、
日本の攻撃の芽を封じに来た。実際それはある程度奏功し、
日本はなかなか自分達の形を作れなかったように思う。
それでもエースストライカーの一発で先制した。
4バックのうち2人がいつもと違うという状況でも完封した。
イラクは対日本用の戦い方で来た。日本はいつもの形で迎え撃った。
特別なプランを用いたかつての将の挑戦を、受けて立って、勝った。
思い出したのは、06年大会の予選、オマーン戦。
今日の日本と同じく1-0ながら「強い!」と思わせるいいゲームだったと
記憶している。得点を決めたのは鈴木隆行、アシストは中村俊輔だった。
この試合は1次予選のビッグマッチで、オマーンは同組の最大のライバルと
目されたチームだった。舞台は敵地。中東勢がメキメキと力をつけていた
時期であり、ちょっと不気味な相手だといわれていた。
だが、日本は新興勢力のチャレンジを真っ向から受けて立ち、
いわゆる“大一番に強い男”鈴木の一発で、きっちりと勝ちきった。
「いや、ウチのほうが強いから」とばかりに寄り切ったその姿は
なかなか堂々としたものだった。
勝つべきゲームを1-0で勝ちきった今日の日本が、あの時の日本と
似たように感じた。ちなみにあの時の日本の監督は、今日の敵、ジーコ。
大量得点を記録したわけではないし、物足りなさも感じたけれども、
結果、危なげなく勝利。まあオッケーでしょうと。
不安視されていたディフェンスラインも安定していた。
伊野波は今野の穴をしっかりと埋めていたと思う。役目は果たした。
そりゃ今野ならもっとよかったって言われりゃそうかもしれないけど
今日のゲームで伊野波に特別悪い部分はなかった。少なくとも足を
引っ張るようなことはなかったはずだ。
内田の位置に入った駒野もさすがの安定感だった。が、彼はこれまでが
最高過ぎたせいで、長友同様に得点に絡まないと満足できないくらいに
ハードルがあがってきている気がする。好選手だからこその厳しさ。
本田も同様。今回のW杯予選では、いつも“君臨”し続けていただけに、
今日はみんなが期待した本田ではなかったかな。まあ、それでも凄かったけど。
いきなり離脱した香川に代わって2列目左で先発した清武もナイスプレー。
中央の選手との連携、あるいは同サイドの長友の使い方などに関しては
むしろ香川を上回っていたかもしれない。面白いカードだ。
安心と輝きを同時に見せてくれたのは、川島、前田、岡崎の3人。
というか、この3人はいつも一定以上のパフォーマンスをみせてくれている
ような気がする。手堅く計算できる戦力だ。
特に岡崎は、試合を重ねるごとにプレーの幅を広げ、質を上げている。
泥臭いゴールが持ち味の小さなストライカーというイメージだった男が、
いまはサイドから様々チャンスを演出し、絡み、そして得点もできるという
上質のアタッカーに成長している。特別ドリブルやパスに秀でるわけではないが
彼ならではの絡み方でいつも攻撃に彩りを加えてくれる。
勝手に自分の大好きなオランダに例えると、頼れる守護神・川島は、
ファン・デル・サール。ポストプレイヤーとしてもストライカーとしても
優秀な前田は、ファン・ニステルローイ。サイドの仕掛けに長け、
空中戦にも強さを見せる岡崎はカイト。
そんな選手に是非ともなってほしいものだ。
言い出したらキリがないけど、宮市が若き日のロッベンみたいな
最強のジョーカーになって、本田がベルカンプばりに強さと巧さを
兼ね備えたスペシャルな存在になって、吉田がF・デブールのような
最後尾から攻撃の起点になるような上質なキックを持つDFに……、
っとやめておこう。オランダに例える理由がないし(笑)
ともかく、個人的には、ひとまずオーケー。
「最高のゲームだった!」とは言わないが、十分合格点。
ちょっと物足りなかった分は、後半4試合で取り返してくれるさ。
まずは本戦にグイッと近づいた今日の勝利に、一旦満足。
以上、いつもポジティブなKでした。

![]() |
日本1-0イラク 受けて立って勝ちきった へのコメント一覧
あとは普段バックアップメンバーの伊野波、駒野、清武あたりが良かった(?)かな。
DFラインは試合前は色々言われてたけど、十分に戦えることを証明してくれた感じ。
ラスト5分ぐらいから出た細貝も良かったし。
あとは遠藤とか前田のバックアップだったり、FWで切り札となるような選手が欲しいなあ
ポジション取りやらパスの距離感やらでマズイ場面が多々あったよーな。
長らく実戦から離れてるから試合勘が鈍ってるかな?
出番を求めて移籍した方が代表戦にとってはプラスかも??
危ないシーンも何度か、決定機を逃すシーンも何度かありましたが、
チームとしては全体的に安定感が出てきた印象を受けた試合でした。
細かい事なのですが一点だけ気になったのは、相手のオフサイドの時に
伊野波選手がアピールをしながらプレーを止めてしまった事。
見た目にはオフサイドでしたが、ミスジャッジが無いとは言い切れません。
実際に相手はプレーを続行中でしたし、遠い位置に居た吉田麻也選手がカバーにも行っていました。
戦術やプレーの質をアレコレ素人考えで言うのは好きでも、姿勢的なモノを指摘するのは好きでは無いのですが
そのシチュエーションが自分の現役最後の試合そのものでしたので、気になってしまいました。
オフサイドをアピールしてプレーを止めてしまった友人は、オッサンになって久々に集って呑んだ時に
最後の試合の決勝点は自分のせいだと泣きながら言っていました。
あれはミスジャッジだったと全員が何度言っても、、、、
まぁ、彼は呑むとたまに泣き上戸になるヤツですが、、、
ミスジャッジが原因だったとしても、負けは負けになってしまう世界ですので細かい事なのですが気になってしまいました。
アウェーなら十分だけど。
気になったのは立ち上がりにマークが混乱したとはいえフリーを作られすぎだったのと、遠藤をマークされたら繋ぎが悪くなること。
遠藤マークなんてこれからいくらでも起こりえるし、遠藤もそれを逆手にとろうとしてるんだけど、マヤがフリーで上がっても周りがパスを受けようというのがあまり感じられなかった。
あそこがさっとうまくやれれば、おっとなるんだけどね。
じゃ細貝はダービッツになって欲しいですね!!
去年アウクルブルクで従兄弟(でしたっけ?)
とはチームメイトでしたし。
長谷部はフレンドリーマッチの時よりも
効果的に守備時の急所をきっちりと抑えられていたし、
伊野波は周りとのバランスを気にしつつ目立ったミスがなかった
というところをみれば今回の試合は上出来だったと思います。
攻撃に関しては
ボールの出だし(本田、遠藤)をあれだけきっちりと抑えられていれば
しょうがないのかなという印象でしたが
ワンタッチで連動する場面のアイデア、スピードは素晴らしかったです。
しかしながらCKを弾かれ長谷部がシュートを打った後に
カウンターを仕掛けられた場面に関しては
長谷部の判断ミスだったと思います。
あそこはキックミスに近い弱いグラウンダーに結果的になったのはまだまだなのかと思わせられました。
吹かしてでもいいからシュートで終わるべきだったかと・・・
メンバーに関しては・・・
やっぱり前田と岡崎が好きになれない・・・
前田の技術の引き出しの多さは素晴らしいと思うけれども
岡崎の運動量の多さは素晴らしいと思うけれども
どちらにも何かを起こしてくれるかもしれない
というドキドキが圧倒的に足りないからあまり・・・
けれど勝ち点3が取れたことはうれしく思います。
次の試合で勝てばほぼ間違いないと思います。
期待してます。
※次戦は累積なし
最終予選は通過する事が目的
そのためには、勝ち点を1でも多く積み上げていく事。
※まず失点しない事が大事
その上で本選に向けて
チームを強くしていく。→連携を上げる、新戦力を発掘する他
あと2勝すれば
ほぼ確定。
※残りホーム2戦を考えるとかなり近づいた
だが、
リーグ戦後半はアウェイ3試合
思うような勝ち点はとれないかもしれない。
※○○のフエ、その他により
次のヨルダン《アウェイ》を勝てれば当確ラインまでに王手と言えるだろう。
次もきっちり、結果が欲しいし、期待している
通過した後に
ワールドカップ優勝のために、厳しく内容を見ていきたい
あとは、ホームでよかったわね
そんな感じです
誰が見てもMOM。
ちょっとヒゲはやして、オシャレもしてたしね!