フットサル日本代表・カズの言葉である。
「多くの方に注目してもらえて、力になった。この機会に
フットサルの面白さ、人気を広めていくことが大事」
同じくフットサル日本代表・木暮主将の言葉である。
まさしくその通りだろう。
W杯は終わった。
だが、日本のフットサル界はここからが勝負だと思う。
フットサル日本代表「SAMURAI５」は、
W杯決勝トーナメント1回戦でウクライナと対戦。
前半に大量失点を喫し、6点のビハインドを背負うという、非常に厳しい
戦いを強いられたが、猛反撃により3点を返す。
その連続得点の勢いと迫力があまりにも激しかったため、
あのポルトガル戦の奇跡再来か、と期待したが、やはり6点は遠かった。
反撃及ばず、3点差のままホイッスル。
ベスト16で大会から去ることとなった。
正直、もう1つ勝てば随分違ったかも、という思いがある。
もし勝っていたら、次の試合は11月14日だった。
そう、日本×オマーン戦と同日である。
代表戦の日、それは日本人のサッカー熱がグイッと高まる日だ。
ここでもう一丁熱いゲームを披露すれば、その知名度と人気は
さらに一段階上がっていたのではないか、そんな思いがある。
理由は2つ。
1つ目。
こういう大会における日本代表の注目度は、
勝てば勝つほど大きくなるから。
それまで全く気にしていなかったとしても、
それまで1試合も観ていなかったとしても、
「え？ 勝てば四強！？ それはちょっと観てみようかな」
なんていう気分になることは多いものだ。
なでしこジャパンがいい例である。あの金メダルに輝いたW杯、
準々決勝あたりから注目度がグイグイと上がったことは記憶に新しい。
そして決勝の日は、多くの日本人がテレビの前に陣取ることとなった。
我がブログの談話室のコメント数がそれを物語っている。
⇒コチラ参照
大きなゲームの際は、恒例行事のように談話室を立ててきたが、
深夜3時35分からの放送としては、異例の数だった
（ゴールデンタイムに放送された男子W杯予選の豪州戦より多い）。
どれだけ彼女達が国民の注目を集めていたかがよく分かる。
「SAMURAI５」も、「勝てば四強」というステージまでいけば、
もっともっと注目度が上がったはずだ。
2つ目。
日本のフットサルリーグ「Fリーグ」の再開が11月23日だから。
“鉄は熱いうちに打て”という言葉があるが、こういうときは
まさにその通りで、みんなの記憶の中に「SAMURAI5」の
熱い戦いが残っているうちに、次のお披露目がやってきたほうがいい。
一気に加熱したブームは消え去るのもまた早いことが多い。
だから、次のフットサルのゲームまでの時間は短ければ短いほど
いいと思っていた。勝てば勝つほどそうなる。
だから、もう少しW杯の舞台に立っていたかった。そう思う。
だが、今回の日本代表の戦いは決して失敗ではない。
ベスト16という結果は、最大最高の結果ではなかったが、
間違いなく成功の範囲だと思う。チャンスはモノにできた。
日本人のフットサルへの興味は間違いなく飛躍的に向上した。
カズは間違いなくフットサル界に貢献した。
カズ効果、W杯効果、日本代表はそれを活かすことができた。
第一歩は間違いなく踏み出した。
木暮主将の言うとおり、ここからが勝負だと思う。
来週末のFリーグ第18節には、これまでよりも多くの観客が
集まるだろう。メディアの露出も多いだろう。
そこでどんなゲームを披露できるか。
いや、プレーだけじゃない。このW杯で得た大きな知名度を
これから再開されるFリーグにどう活かすことができるか。
ビジネス面の戦略も大事だ。
折角有名になった代表選手である。
テレビ番組に出まくってもいいだろう。
トークショーなどを精力的に開催してもいいだろう。
子供を対象にしたスクールイベントだって悪くない。
即効性のある展開としては、やはりインターネットだ。
Fリーグのホームページに、W杯プレイバックのようなコーナーが
もう誕生していてもいいんじゃないか。いま公式サイトを訪れる人は
多いと思う。そこにあの大会の熱をもっと持ち込んでもいいはずだ。
「あの選手の次の試合はこの会場」のような感じで、
代表選手別に、次の試合を紹介するような欄があってもいいだろう。
代表の人気はFリーグのプロモーションにもっともっと活用できる。
選手は、素晴らしい戦いを披露し、合格点の結果を残した。
ここからは業界のビジネス的手腕も要求される時だ。
チャンスを掴んだ日本のフットサル。
このチャンスをどれだけ活かすことができるか。ここからが勝負だ。
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jungle123
日本のフットサルはここからが本当の勝負 へのコメント一覧
是非ともKさんにプロモーションしてほしい！
思わず、激しく同意した故コメントさせて頂きました。
個人的には、あのスタジアムの雰囲気は大好きです。子供にも今年の夏、J観戦デビューさせました。更にサッカーが好きになったみたい。
こういう人が増えるといいな。
イチロー
野茂
中田英寿
澤
彼らがいなかったら日本のスポーツ界は数十年遅れていたかもしれない。
偉大な先駆者。
まさに生きる伝説の様に感じる。