「追加点狙えよ！なんでFWを下げるんだ！」
「同点なのに、後ろの選手入れてどうすんねん！」
「乾はどうした！ ハーフナーは！ 宇佐美は！」
勝たねばならぬ公式戦、一点差、あるいは、同点に追いつかれた後でも
手堅すぎるように見えた采配に、ちょっぴりイライラした。
普段は中盤の底にいる遠藤や、サイドバックの長友を2列目に置き
中盤より後方の位置を主戦場にする選手だらけになった日本。
ピッチリーポーターの名波さんも「精力的にボールを追っていた
選手が下がっちゃいましたね」と不安げな声。
例えばヒディンクなら攻撃の選手をズバズバ入れて雪崩攻撃を
しかけるのになあ、とか。これだからイタリア人は、とか。
もっとこう、観ている者の気持ちをさらに盛り上げるような
攻撃的な、前向きな空気を生む采配をしてくれよ、と。
が、結果、交代で入った酒井高の仕掛けから、タイミングよく
“2列目の”遠藤が飛び込み、ラストは岡崎が決めた。
結果的に「采配ピシャリ！」である。
ザック、“持ってる”んですかね。苦しい試合になっても
ガッチリと勝ち点3をもぎ取りましたね。
いや、“持ってる”なんていう簡単な表現で片付けちゃダメか。
彼の戦術・采配が見事に当たったんだろう。
そういえば、アジア杯決勝の豪州戦でも、前線の藤本を下げて
DFの岩政を投入し、今野を左サイドバックに、長友を中盤の左に
置くという大胆な軌道修正によりゲームを立て直したことがあった。
センターバックを入れて相手の長所を封じ、結果的には攻撃までも
活性化させるという、ちょっと今までの監督では見られなかった
采配だと感心したものだ（コチラ参照）。
※もしかしたら、突破力に優れる長友を前に置くというのは、
ザックの中でひとつの攻撃プランとなっているのかもしれない。
右の岡崎と共にとにかく走る両翼になっていたのは確か
（岡崎、「正直バテバテ」のなか、よく頑張ったなあ）
今回もわずかな残り時間の中で勝利への道をかぎつけたのだろうか。
サイドの運動量を上げ、中盤をドンドン厚くしていくことで、
ゲームの流れを手繰り寄せ、フィニッシュまで持ち込ませた。
後から投入した選手がちゃんと勝利に絡んでるもんなあ。
アジア杯も李忠成の決勝ゴールを筆頭にそんなのばかりだったしなあ。
もしかしたら「ああ、FW入れろよ！」「攻撃の駒を投入しろよ！」
と、わしらがテレビの向こうで叫ぶ中、ザックはニヤリと
「フッ、まあ見てなさいよ」って気分なのかも（考えすぎか）。
さあ、兎にも角にも、完全にW杯に王手です。
ヘンな話、残りのゲームを落としたとしても、他のチームが
潰しあった結果2位以上を確定させそうな感じ。ブラジル行きの
切符はほぼ手中に収めたといっていいと思います。
が、そんな形での突破は誰も望んじゃいない。
勝とうぜ、日本。
そして、余裕を持ったなかで、新戦力も試そうぜ、日本。
まあでも、厳しい中東のアウェーでこういうゲームを落とさないあたり、
本当に強くなったよなあ。横綱的な貫禄が出てきたわ。
あの観衆をラスト2分で黙らせちゃうんだもんね。
イライラしているサポーターをニヤリと煙に巻く監督もいるしね
（そりゃ勝手なわしの想像だろ、と）。
またもやザック采配ピシャリ！
恐れ入りました。
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jungle123
日本 2-1 オマーン イライラした交代策が結果ピシャリ！ へのコメント一覧
持ってるんでしょうかね
でも今の日本の立ち位置を考えるとサポーター的にはオマーンに引き分けなんて納得できないんですよね。
ただ結果的に勝っちゃうんだから大したものです。
日本の武器は左サイドと言われているが、
その根幹は香川・遠藤・本田ではなく長友だと思ってます。
同点になったのは高徳投入後だぞ！
中途半端なコラムを書くな！
後半、点を入れられてしまったシーンは
体がついていかずに引っかかった
という側面があったかのように思います。
しょっぱなから
本田にはマンマークが付きフリーランニングが多くなった結果
後半の早い段階から疲れの色が見え
マンマークが解かれていました。
ここに香川がいれば流動的に入れ替わりながら
マークマンを無効化し幅広い種類の攻撃もできたのだろうと思いました。
早々と交代した前田は良い囮としての動きをしていました。
トップ下に入ってからの清武は、本田の下がりによって消えていたので
交代は当然っちゃぁ当然の采配。
長友はインテルで同じポジションをやらされたことで更に生きていました。
長谷部はクラブで試合に出始めたこともあり戻ってきた感はありましたが、もっとできるはず。（気候的に厳しかったかな？）
酒井宏はオーバーラップのタイミングと流れを読むところがイマイチできてない。
嫌いだけど岡崎は格段にうまくなってた。ボールをもらう際のボディシェイクだったりとかドリブルの緩急だとかキープだとか・・・
何はともあれ
勝ったことが何よりの結果でした。
残り試合の早い段階で決めて、試すことのできる場を作ってもらいたいです。
交代にしても否定的な何でじゃなく、期待を込めた何をという目線で応援しなきゃな。
確かに表現が不的確でした。少々修正しました。
ご指摘ありがとうございますです。
安心して観戦してるからさ
同じ試合を観戦してても、いろいろと思うとこが違うのが面白いわね
それが例え、結果が出なかったとしても、我々よりも考えて、前向きに最善を尽くしていると思います。
しかし、まあ勝てるザックジャパンは凄いですね！
まあ勝てばなんでもいいんですけど、でも良い試合で勝ってほしいです。
前線にボールを配球出来なければ事態は変わらないですよ。
バルサとかでも攻撃の活性化の為にSBを変えてボールを前線に送れるようにしたって話もあるし…
ボールの繋がりとかそういった部分を考えたんじゃないかなと思います。
少なくとも長友をハーフにして酒井をSBにしたのはそういう意図じゃないかな…と
あそこで前田を下げるとは思わなかったが、長友を上げようとしたら他にいなかったのか。
細貝のも中盤を締める交代であって点を取りにいったわけじゃない。
あの時間帯は中盤が緩かったから必要な交代でしたが。
ただ、駒不足で打つ手にバリエーションがない。
突破は確定的だからそのあたりを残り試合で探さないとね。
後半からしか見ていないんですが、
交代にはなぜ?思いましたが勝ちきりましたね〜〜
あっちゃんがいない中の酒井の活躍はちょっと…ですが。。。
MVPは長友だと思っています〜
長友3人くらいいればいいのに！ｗ
本田を下げた方が良かったのにと思いましたがどう思います？？
まぁ練習で試してたのは試してたんでしょうけど、ここまでうまく機能するとはね…
まぁ個人的にはヒディングみたいな単純な監督が好きですが
長友はインテルでもSHとして機能してるから不安はなかったし、遠藤が2列目になったフォメ見て「前線のメンツが豪華だなぁ」って思ったくらいです。まして、あの追い込まれた状況で若い子を入れて攻撃枚数増やすより代表の試合慣れしてる選手を前線に置いたほうがあの場面は信頼できたんぢゃないですかね？そういう意味ぢゃ内田、香川無しのあの布陣で、ある意味ベストな交代だったと思います。
そうゆう事ですな。
なにより勝てるんだから、期待して応援しましょう。
ところで、ブラジルＷ杯の時の気候ってどうなんですかね？
南米なので暑そうなイメージなんですが、オマーン戦を見るに１番の課題はスキルの前にスタミナなんじゃないかと思いました。
なんにせよ、このアウェー戦で得た課題は大きいですよね。
前々大会ドイツ杯でしたっけ？あの時の日本代表もスタミナ切れで後半足が動いてなかった様に思いました。
あの時のオーストラリア戦の二の舞にはなって欲しくないですね。
その二人をスタメンで使うしかない以上、今回の采配は納得かな。
長友の中盤左は今のオプションかもしれないですね！あの試合以来！
勝ててよかった！
海外選手の体調が万全でなかった中での勝ちは、価値あるのではないかと思いました。
遠藤を２列目にあげたのも良かったですしね。
私はザックの采配は１００点、結果的に１２０点になったという試合じゃないかと思います。
何はともあれ采配が的中したことは間違いないですから、やっぱザックは名将なんでしょう。
次で決めちゃえば残り2戦はサブや若手を起用できますし、さっさとW杯出場を決めてほしいですね。
見てたんだけど、メチャメチャ暑そうじゃなかった?
前半働いてくれた選手の交代はスタミナ的な理由もあるんじゃない。
もちろん戦略や作戦のうちで！
実際にガチでスポーツやってないとそーゆーのを感じないのかな
ゲームのキャラじゃあるまいし
交代したばかりの酒井選手の仕掛けも、相手のスタミナを考慮して勝負かけたのでは？