「NBAチェケラは終わったのか!?」なんて声を最近
各所からいただいております。いただきまくっております。
はい、全然更新してませんでしたね。スミマセンです。
なんと前回の記事が「開幕をチェケラ」。実に3ヶ月以上前。
あれから永らく放置プレーを続け、気づけばもうリーグは
50試合以上消化しておりました。放置にもほどがあるだろ、と。
ゴメンなあああ(カンペーさん風)。
さて、今日のテーマは「ニューヨーク」です。
いまさら説明することでもありませんが、今季からNBAには、
ニューヨークを本拠地とするチームが2つ存在することになりました。
1つは、ニューヨーク・ニックス、
もう1つは、ブルックリン・ネッツです。
「最近NBA観てない」という方も、ニックスはよくご存知でしょう。
80年代後半から2000年にかけて、毎年のようにプレイオフに進出、
特に90年代はジョーダン率いるブルズと死闘を繰り広げたり、
ファイナルに進出したりと、人気・実力共にリーグトップクラスの、
NBAを代表するチームだったといえます。
チームの象徴的存在だったパトリック・ユーイングをはじめ、
とにかく熱い男が多く、いつも闘志むき出しのファイトで
会場を熱狂させたものです。
わしもニックスは大好きなチームの1つでした。
スプリーウェルとヒューストンが乱舞し、リーグ8位から奇跡を
起こし続けて駆け上がった98年-99年シーズンのファイナルなんて、
それはもう興奮したものです(いや、わしはペイサーズが好きだから
カンファレンス・ファイナルはムカついたんだけど)。
が、そこからニックスは猛烈な勢いで転落していきます。
2001年以降、勝率が5割を超えたことは一度もなく、
アメリカ最大の都市を本拠地としながら、リーグ終盤になると
全く話題にものぼらないチームに成り下がってしまったのです。
昨シーズンも、アマレ・スタッダマイアーとカーメロ・アンソニー
というリーグを代表するフォワードをそろえ期待されながら、
プレイオフ1回戦でマイアミ・ヒートに4勝1敗と蹴散らされ
早々に大舞台から姿を消してしまいました。
一方、
ニックスの転落が始まった2001年シーズンから、
一気にイースタンのトップチームにのし上がったチームがあります。
そのチームは、それまでの15年間プレイオフにほとんど出られず、
出たとしても1回戦を突破することは一度もないという
全然目立たないチームでした。
ニューヨークのすぐ隣、ニュージャージー州を本拠地とする、
ニュージャージー・ネッツです。
01-02年シーズン、ジェイソン・キッドがチームに加わっただけで
ウソのようにチームが強くなり、あれよあれよとファイナルへ
(シャック&コービーのレイカーズにボコボコにされましたが)。
さらに翌シーズンもファイナルに出場し、イースタンの強豪の名を
しっかりとモノにしたのであります。
その後しばらく中堅〜上位の位置をキープしますが、大黒柱のキッドが
移籍した途端、またまた弱いチームに戻ってしまいます。
09-10年シーズンには12勝70敗というとんでもない成績を記録しました。
※ちなみにネッツから移籍したキッドは、マーベリックスでチームを
ファイナルに導き、ついには優勝を果たします。キッドが所属する
チームってほぼ間違いなく強くなるんですよね。これ、凄いことです
そして2012年、チームは本拠地をニュージャージーから
ニューヨークのブルックリンに移すことになります。
前シーズンに獲得したデロン・ウイリアムズというスーパーPGを
中心に再建の第一歩を踏み出したのです。
90年代に隆盛を誇り、2001年から大転落したニックス、
2001年にトップに駆け上がり、2009年に最弱化したネッツ、
共にニューヨークを本拠地とし、共に最近パッとしなかった
この2チームが、今季リーグを賑わせています。
ニックス、イースタン2位、
ネッツ、イースタン4位です(2月15日現在)。
ほぼ間違いなく両チームともプレーオフ上位戦線に
絡んでくるのではないでしょうか。大躍進です。
特にニックスの躍進はリーグ全体の活性化を考えても
素晴らしいことだといえます。
2001年以降、クソミソな成績が続いているとはいえ、
やっぱりNBAを代表する大人気チームですから。
ホームコートのマディソン・スクエア・ガーデンに集まるファンは
いつでも熱狂的だし、ニューヨークだけにセレブな観戦者もいっぱい。
ニックスが強いこと、イコール、NBAが盛り上がることなのです。
面白いのが、このニューヨーク・ニックスの大躍進を支えるのが
今季から加入したベテランPGだということ。
その名は、ジェイソン・キッド。
かつて、ネッツをファイナルに導いたリーグ最高峰のPGは、
大ベテランとなった今、今度はネッツと同じ街を本拠地とする
ニューヨーク・ニックスをイースタン2位にまでのし上げています。
ネッツとニックス、今季のNBAを盛り上げる二つのチームは、
共にキッドの存在が分岐点となっているのです。
また、キッドを失ってから下降線をたどっていたネッツを
よみがえらせたのがPGのデロン・ウイリアムスというのも
面白い話です。
かつてキッドというPGによって生まれ変わったチームが、
今季やはりPGのウイリアムスのおかげで飛躍を果たしています。
別に都会だからと贔屓するつもりはありませんが、
やはり最大の都市に存在するチームが強いことはリーグの
経済状況を考えれば喜ばしいことです。
個人的には、やっぱりニックスの躍進が観たい。
マディソン・スクエア・ガーデンの観客が、プレーオフで
マックスにエキサイトする画を観たいのです。
ニックス&ネッツ、ニューヨークの2チームに是非注目を。
チェケラ!
NBAチェケラ 〜ニューヨークをチェケラ〜 へのコメント一覧
個人的にセルティックスが一番好きです。
これからもチェケラも更新よろしくお願いします!!
できれば、最近の欧州サッカーの記事なんかも見たいです。(サウザンプトン吉田のシティ戦の活躍やユナイテッド香川のこれからなどなど)
更新お疲れ様です
NYが来たと言うことは
次回更新は、、、LAダービーですか!?
こっちも話題にことかきませんよね。
ニューヨークへの移籍はショックでしたが、伸び伸びとプレーしてる今季を観るとうれしくなりますね。
しかし、カーメロの前にキッドの大ファン。
キッドの現役プレーを観れることに感謝。
確かに今NY熱いですよね〜もしカンファレンスファイナルでぶつかったら、NY大パニックですね笑
個人的にキッドが大好きなんで、取り上げてくれてめっちゃ嬉しいです‼
オールスターも楽しみましょう!
ついつい自分で点が取れるガードが表に立たされますが(キッドも取れますが)あんなけ周りを使うテクニックを兼ね備えてるのは歴代でも最高峰かと☆特にパスの技術は驚愕です!
でも僕はレイカーズかな〜