久々の息子物語です。
いやあ、最近自分のことばっかり書いてたからね。
※「お前は自分大好き人間か?」と言われたならば、
「ええまあ、大好きです」と言わざるを得ない
さて、
本日、奥様から報告がありました。
「息子がゲームでレイアップを決めた」
おおおーーーーっと!!!!!
ついにやったか!! ついに決めたか!!
すげえ時間かかったけど、これは大きな大きな第一歩です!!
レイアップシュート自体は、随分前からちゃんと入るように
なっておりました。夏の時点でおおよそ身につけていたし、
いまはミニバスのゴールは当然のこと、それより遥かに高い
公式のゴールでも5割くらいは入るようになっています。
しかし、そこからが長かった…!!
レイアップシュートの「練習」では、
ほぼ間違いなく決めるんですよ。
練習では、ね。
ウチのミニバスクラブ(の3年以下のジュニア部門)では、
練習の中盤、選手全員にレイアップをやらせることがあります。
「入ったらコッチ、外れたらコッチね」
全員に一本撃たせ、言ってしまえば“フルイにかけ”、
応用編練習と基礎編練習の2つの集団に分けるのです。
レイアップシュートという、バスケットボールの基礎技術が
ちゃんと身についているか(自分でも練習しているか)を
チェックしつつ、同時に勝負度胸の有無も試しているのですね。
実際、入団3年目の3年生などでも、一本勝負のプレッシャーに負けて
外してしまうことしばしばです。
という、この恐怖の振り分けレイアップですが、
息子はなんと、これまでほとんど外したことがありません。
※トラベリングになっていることは、ちょくちょくあるけど
ああ、レイアップだけは本当にできるようになってるんだな、と
親ながら感心していたりします。
が、そこまでです。
まあ、実戦で入ったことが一度もない。
ていうか、撃つことすらほとんどない。
ゲーム形式の練習で、息子はレイアップシュートを
決めたことがありませんでした。
上手く動いてノーマークでボールを持っても、
なぜかゴール下で止まってジャンプシュートを撃ったり、
あるいはディフェンスがいるのに無理やりレイアップに行って
上級生にブロックされたり、とにかく入らなかった。
わしはミニバスの子供たちに、いつも言っています。
「失敗してもいい。練習で学んだことをゲームの場でやれ」と。
もちろん息子にも言っています。練習でいくら上手くても、
それを試合で使えないのなら、本当の技術とはいえません。
だからわしは、子供たちが練習で学んだことをゲームで実践したら
たとえ失敗したとしても、物凄い勢いで褒めます。
「よーーーっし、ナイストライだ!!!」と。
他のコーチも一緒です。
「いまのでいいぞ!! その調子だ!!」
「ドンドン行け!! もう一度やってみろ!!」
ちなみに、ゲームでレイアップが入らないのは、
経験1年未満の子ほぼすべてに共通していることです。
みんなレイアップが入りません、というか撃ちません。
なぜかゴール下まで行くと、ピタッと止まるんですね。
で、ディフェンスに追いつかれて撃てなくなるという。
ゲームでレイアップを決める、というのが最初の壁なのです。
逆にいうと、これができるようになると、あれよあれよと
ゲームで戦力になり始めます。なんせ前線でフリーになれば
ほぼ間違いなく点が獲れるようになるのですから。
わしも他のコーチも、経験の浅い子供がゲーム練習で、
レイアップを撃とうものなら、もうMVP扱いです(笑)。
「おおおお!! レイアップやったじゃん!!」
「今日のお前はサイコーだ!!」
てなもんで。
そして、今日、
息子がついに決めました。
バスケを始めて約10ヶ月、
レイアップシュートを身につけてから約7ヶ月。
どうやらゲーム開始5秒でイキナリ飛び出した一発だったそう。
ジャンプボールで叩かれた球が、ちょうど息子が攻める側の
ゴールの方に大きく跳ね、ちょうどそこに息子がいたと。
目の前にはゴールのみ。そして、念願の初レイアップ。
一度決めれば、もうこっちのものです(何が?)。
わし 「分かっただろ? ノーマークなら入るんだよ、レイアップは」
息子 「うん」
わしは畳み掛けます。なんか興奮してしまいまして(笑)。
「だったら今度は自分達のボールになったらすぐ走ればいいじゃん。
そうすれば今日みたいな形になるから、またレイアップが撃てるぞ。
レイアップなら絶対入るぞ」
息子 「やってみる」
わし 「よし、今週末は校庭で大きなパスからレイアップの練習だ」
息子 「うん、やりたい」
これですよ、これ!!!!
ひとつの成功が、次の目標・課題を教えてくれる。
そしてそのための練習が始まる。これですよ!!!
点を獲ったら気持ちいい、上手くなればバスケは楽しい、
これを知ってもらいたかった。
もっと点を獲りたい、と思ってほしい。
いつもチャレンジをする選手になってほしい。
ただの練習ゲームだけど、それでも大きな第一歩です。
次もトライだぞ、息子よ。
外してもいい。失敗してもいい。
まずはトライ、挑戦することだぞ!
頑張れ、息子。
I love basketball!!
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息子物語/バスケットマンへの道(9) へのコメント一覧
次はジャンプシュートだ!(気が速いか?)
『オイテクル…』のイメージですね♪
子供たちもさぞや楽しめていることでしょう
将来絶対聞かれるよ?
出来たときの喜びったらたまらないですよね!!
その瞬間はファイナルの感動に匹敵します(T^T)
この感覚がジャンプシュートやティアドロップとかのちのち役にたつから
自分の行為を誉められると、子どもはやる気になりますよね。
でも、やたらめったら誉めてもダメで…。
素敵な親子関係だなぁと思いました♪
指導のポイントが素晴らしい!
将来は沢北親子のようになってほしいです
すごいじゃないですか☆
アタシなんて…フリーでも外すのに…(笑)
息子さんが羨ましいです
Kさんゎバスケのコーチだし自分の子と練習出来るし(^-^)
息子さんの成長が楽しみですね(o^o^o)
がんばれ\(*⌒0⌒)b♪
Kさんのいいオヤジっぷり感激です。
そういや〜ちょっと昔を思い出した気がします。
中学でバスケをしていた時、毎日の練習が激しく辛く…
内容としては、
1、暑さ対策の為、真夏に窓を締め切り、ストーブをたいて走り込み
2、試合中の事を想定し、水を飲まない状態で練習
3、足に乳酸を溜めた状態での更に一歩目を出す練習
など、チームも地区大会じゃあ勝つのが当たり前みたいな雰囲気を出していた時、バスケがしたくありませんでした。
休みの日、近くのバスケコートがあるところでオヤジと笑いながらバスケをしていてチームの不満をぶちまけていました。
するとオヤジは、
“辛いだけなら、苦しいだけなら、嫌になったんならバスケ辞めなよ?”
と言ってきたんです。
俺の苦労がわからないくせにって思い、イラっとして言い返そうとしました。
オヤジは、
“でもっ!!バスケが好きなら、バスケが少しでも楽しいって思えるなら、負けずに最後まで頑張りなさい!!”
って言われました。
空を見上げると、空は雲一つない青空でオヤジの言葉が妙にココロに響いて泣きそうになったなぁ…
なんて思い出した日記でした。
バスケ始めた時は、レイアップ決めた時嬉しかったですねー
Kさんの息子さんが羨ましいです。いーなー☆
おれと同じ、ノーマーク症候群(ノーマーク時にレイアップ、ゴール下を外す。。。)にならいように気を付けてください。
応援してます!!
次は利き手と逆ですね!
がんばれ息子!
もう息子さんのファンです!(笑)
まぁそのおかげで無駄におしゃれなパスさばけるようになったんだけど笑
あの頃パスさばく楽しさより点とる楽しさ覚えてたらと思いました。
ちなみにフォワードでした笑
点とらないフォワードなんて全然こわくねぇよ笑
Kさんみたいな親子目指します!
サッカーでねw
これからの息子さんの活躍、期待してますo(^-^)o
そうゆうの親として堪らんですね。
桜木のシュート2万本の特訓で安西先生が『この上ない娯楽だ』と言ってましたが、その気持ちわかるじゃないんですか?
いくら他から色々教えてもらっても、最後は自らレベルを上げなきゃいけません。
自ら殻を破る、その時必要なのが勇気です。挑戦する勇気。
それが早いうちにわかった選手は伸びるでしょうね。言われて挑戦するのではなく、自分で挑戦してゆく姿勢を育て上げてください!
『もっとこうしたらいいかなぁ。明日オヤジに聞いてよう』
こんなシーンが沢山訪れるといいですね。
失敗を恐れちゃ前には進めないもん
息子さん共々頑張ってください
一対一ができなくても速攻なんかで足が遅くても1番早く走ってシュートできる選手はカッコイイですよね
スラムダンクの続きも楽しみにしてます