デンジャラス・Kです。
※すみません、特に意味はないです。なんとなくです、はい。
そういえば、書きかけて止まってた記事があったのでした。
勿体ないんで、少々時期外れですが、いまアップします。
去る2014年5月31日に閉場となった国立競技場の思い出です。
あの日は「SAYONARA 国立競技場 FOR THE FUTURE」と
銘打ったイベントも行われ、サッカーやラグビーのレジェンドゲームで
盛り上がりましたね。
オリンピックやワールドカップをはじめ、様々なスポーツ競技において
開幕式や決勝戦の会場として利用され、アスリートたちの憧れの舞台だった国立。
また、コンサートなどのイベント会場としても、その収容力と、
屋外ならではの解放感で特別な存在だった国立。
そう、国立霞ヶ丘陸上競技場と正式名称を言わずとも「コクリツ」といえば、
あのスタジアムを指すほどに、圧倒的な存在感がありました。
わしも何度か足を運びましたが、
一番の思い出というと、いまから12年前の夏になります。
12年前とは、日韓ワールドカップに日本中が熱狂した西暦2002年です。
が、わしの国立の思い出はそのワールドカップではなく(なんじゃそら)、
ワールドカップ決勝戦の2か月後に行われた格闘技のイベントです。
おそらくしばらくは、日本であれ以上の格闘技イベントが実施されることは
ないのではないかと思います。いや、あるいはあれが史上初にして最後の
夢の夜だったのかもしれません。
――Dynamite!
2002年8月28日に国立で行われた格闘技興行です。
K-1を口火に生まれた格闘技ブームが、PRIDEの登場により
いよいよ頂点に上り詰めようとしていた頃に、
そのK-1とPRIDEが手を組むことで開催されたスペシャルなイベントでした。
あの1990年代後半から2000年代中盤というのは、
日本の格闘技ファンにとっては、夢のような時代だったのではないでしょうか。
当時のわしはK-1とPRIDEはほとんど会場で観戦していたのですが、
「日本に生まれてよかった!」「なんて自分は幸せなんだ!」と
心から思ったものです。いや、ホントに。
世界中の猛者が日本に集い、世界最高のバトルが日本で行われていたのですから。
で、サップvsホーストも、桜庭vsシウバも、ヒョードルvsミルコも
会場で生で観ましたが、でもやっぱりあの国立の思い出はちょっと特別なんです。
対戦カードとしては、あの大会を上回る興行はいくつもあるのですが、
なんというか、「Dynamite!」はそう、言うなれば“お祭り”だったんですよね。
あの日は平日(水曜日)でした。
当時のわしは入社3年目の社会人で、名古屋支社の雑誌編集部にいました。
東京で働いていたなら話は別ですが、当時のわしは名古屋にいましたので、
この興行を会場で観るためには会社を休むしかありません。
まだ入社して2年ちょいのペーペーです。
いいのか? こんな明らかな私用で会社を休んで。
いいのか? 先輩たちが忙しく働いている中、東京に遊びに行っちゃって。
12年前です。今よりも「私用で会社を休むことは悪」みたいな考え方が
強かった頃でした、あの時代は。
なんて言いつつ、
まあ、わしは上記のように悩むことは特になく、あっさり休んだんだけど(笑)。
いまでも鮮明に覚えています。
あのフィールドから眺めた空を(当日はいい天気だった)。
青々とした芝生の地のど真ん中に、少々不似合いなリングが置かれ
普段は競技者のみが立つフィールドに椅子が並べられ、
格闘技仕様となった国立。
普段は屋内の外界とは遮断された真っ暗な空間で、時計がなけりゃ
昼なのか夕方なのか夜なのかさっぱり分からない格闘技の会場ですが、
この日は違います。会場は国立ですから。
開場から開演までの時間に空の色が変わっていきます。
名古屋からはるばるやってきたわしらは、早めに会場に入りましたが、
東京在住の多くの方は仕事が終わってから(平日ですので)
ここにやってくるでしょうから、明るいうちはまだまだ客席もガラガラです。
そこからすこしずつ薄暗くなり、だんだんと人が増えてきます。
そういう意味では早めに場所取りをした時の花火大会の日の感じに
ちょっと似ているかもしれません。
会場の人間が増えるにつれ、反比例するように空が色を失っていきます。
そして、ナイター用の照明塔に明かりが灯るころには、
いよいよ会場は満員となり、マックスボルテージに。
いやあ、震えたわ、選手紹介のセレモニー。
わし、格闘技のチケットって、その金額の7〜8割は
「オープニングセレモニーを生で観られる代」だと
思ってるからね、いやマジで。
だって、会場のほとんどの人は、リングの様子なんて全然観えんから。
おおよその時間をオーロラビジョンを眺めながら過ごすんですよ。
テレビ観てるのとほとんど一緒です(実際、テレビの映像と一緒だし)。
でも、テレビではオープニングセレモニーが流れないんですよね。
だから、そこが一番の価値(んなアホな)。
でも、あの真っ暗になって、カクテル光線が会場を駆け巡って、
カッチョイイ音楽と共に選手が一人ずつ名前を呼ばれて出てくる
あの時間、たまらないものがあるんですよ。
まだ1試合もしてないのに「あー、会場に来てホントによかったー」って
もう思ってますから(笑)。
んでまた、このDynamite!の出場選手はマジでマジで凄かったから。
メインが桜庭×ミルコで、セミは吉田秀彦のデビュー戦(相手はホイス)、
野獣全開時代のボブ・サップと魔術師ノゲイラの異色対決もあり。
中盤のカードがドン・フライ×バンナ、ホースト×シュルト、とか。
もう開会式で選手が呼ばれるたびに「うおおおおーーーーーー」ですよ。
最後の桜庭のコールのときなんてそりゃ凄かったよ。
彼の全盛期だったからね、あの頃は。
なんか、試合そのものよりも、あの会場入りした時のワクワク感と、
興奮しっぱなしだったオープニングセレモニーの記憶が強いんですよね。
※試合も凄かったんだよ。ノゲイラがサップから逆転一本を獲ったときは、
国立が文字通り揺れたから。ホントにいっせいに9万人が立ち上がったから。
伝説の夜でしたわ。
ホント、格闘技のイベントであんなのもう二度とないのかもしれんからなあ。
昨日の記事で「夏が好き」なんて書きましたけど、
あの国立の夜は、かなり強烈な夏の思い出です。
あのイベント、皆さん覚えていますか?
あるいはあの日、国立にいた人、いますか??
やっぱ、夏だよな、夏。

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真夏の夜の夢 〜国立の思い出、Dynamite!〜 へのコメント一覧
サップの反則的なパワーでさすがのノゲイラの技もパワーには勝てんのかって思ってて、下からノゲイラ関節狙ってもサップがパワーボムで叩きつける。
あんなのありかよー。って思ってました。
そしたら腕ひしぎでの一本。
いやーー。思い出しただけで鳥肌立つわー。
谷川さんなにしてんだろ?
自分の入場シーンをよく妄想したもんです。
また盛り上がって欲しいですね。
俺達の誇りはまだ死んじゃいないよっ!!
自分は元々プロレスファンで、新日のIWGPを何度も防衛した某選手がミルコとかに秒殺瞬間とか
中西もそうだし…
中邑は一気にのしあがったり…プロレスと色々関わりがあるな(低迷させたり)〜ってなんか今なんとなく思った。
そして橋本を叩きのめした小川がPRIDEに出た時は興奮したし(村上に勝った佐竹とのアレとか)
某男前のK1選手に勝った時は泣きましたわ(笑)
やっぱりプロレスラーは強いって!
まぁ疑問として小川は柔道の銀メダリストだし、当時のファイティングスタイルはプロレスラーってイメージは少なかったですがね(´・ω・)=3
ノゲイラがサップから逆転の一本勝ちをしたときは涙が出そうでした。
小よく大を制す。技術のある小さい選手がパワーのあるでかい選手から技術で一本を取るという格闘技の歴史に残る名試合だったと思います。
真夏の『夜』の夢ではなくて??
大好きな格闘イベントを初めて生でみたのがダイナマイトです!
水曜日で父さんが休みをとって国立に連れていってくれたこと、スゲェ覚えてます。
あの日はすこぶる暑かった…
毎年大晦日は、
『ダイナマイトは大晦日じゃなくて夏だろ』
って思ってました。
そのあとも6、7回生で格闘イベントを見ましたが
やっぱりあの日の事は特別です。今でも。
やっぱり夏が好きだなぁ。
確かにあれは日本の格闘技イベントのピークの一つだったように思います。
猪木のスカイダイビングに無駄に大騒ぎして、ノゲイラの折れない心と正確なテクニックに驚愕しめちゃめちゃ楽しかった思い出です。
私は1999年のK-1GPだけ生で見ましたが、オープニングセレモニーとオープニングファイトぐらいしか特別な感じはないですね(笑)
ただその時に大好きだったアンディフグのラストGPを見れたというのは何かの思し召しのように思えます。
その2週間後にPRIDEGPが同じ会場、東京ドームで行われて、伝説の桜庭×ホイス戦が繰り広げられたという…。
確かに、ダイナマイト以上のカードは、その後幾度となく組まれましたが、でも、でも、あのイベントは越えられない。最高でした。
ただその格闘技ブームも10年も持たなかったところに、日本人のミーハーさが伺えますよね。良くも悪くも。日本人というかメディアのせいなのかもしれませんが。(プライド、ダイナマイトは中身の経営人や運営側の問題もありましたが)
世界最高はやはりUFCでしょう。ファイトマネーなどお金関係はもちろん、選手も世界最高でした!現にヴァンダレイ、ミルコが子供扱いされてました。
にも関わらず世界最高などと、うたってしまうマスコミ側、それを鵜呑みにしてしまうファン。
体格の問題もありますが日本のサッカーが強くならないのも、そういったのが原因の1つにあると思うんですけどね。
ニワカが叩かれたりするのも。
偉そうにすいません。Kさんを批判してるわけではありませんがスポーツを扱うメディアに携わっているKさんに伝えておきたかっただけです。
スラダン楽しみにしてます笑
サッカーではヒデ越えはまだいないし。
UFC王者さんもプライドに来た時は負けたけどね。
あと「世界最高の猛者が集まる」とは、Kさんは書いてない。
叩きたいために捏造するのはよくないですよ。
そして、僕はどっちも生観戦したが、プライドのほうが最高だと思った。相撲の文化のおかげか日本は格闘技の会場の盛り上げ方がアメリカよりも上手いと思う。それは両方で生で見たらわかるよ。
あなたがUFCのほうが最高だと言い切れる理由が知りたい。
百歩譲って試合のレベルがUFCのほうが高かったとしても、それで最高だと決まるわけではない。
まあちょっと「通」な空気出したかったんだろうけど、浅いよね正直。
ごめんね偉そうなこと言って
オープニングでスタンドにエリオと猪木が登場したときに1番テンション上がったかも笑
思い出の格闘技イベントです^o^
父親があの大会を放送したテレビ局社員でチケットを取ってもらいました。
あの大会からノゲイラファンになりました。
だけど国立の思い出はマラドーナが出場したゼロックススーパーサッカー!!
ワールドカップ制覇の翌年?で当時小学生の私は大興奮でした。
ちなみに初国立がマラドーナです。
あとはフランスワールドカップ予選の日韓戦、ラルクのライブなどです。
高校サッカー決勝もたくさん観ましたが、野洲の決勝点にも感動しました。
一番がっかりはアイマールがいた時のバレンシア、鹿島戦です。
たくさんの思い出が国立にはあります。
あの日セレモニーや試合も最高でしたが、
休憩時間に通路で石田純一さんにお会いし、話しかけたらなんと気さくなこと!
私以外にも他の方々からの写真にも気さくに応じられており、「この人はだからモテるんだな」と思った夜でもありました。
話を戻すと未だにサップVSノゲイラと、桜庭VSミルコは格闘技史上のベストバウトの一つと思ってます。