1週間ぶりの息子物語です。
先日、えらいものすごーーく久々に更新したと思ったら、
今度はその1週間後にすぐさま更新。
はい、ペースのよくわからない連載ですな。
この間、我がミニバスの夏のビッグイベント「フレッシュ大会」のことを
お話ししましたが(こちらご参照)、ビッグなのがもう一丁ございまして。
それは「地獄の夏合宿」でございます。
件のフレッシュ大会は4年生以下のジュニアメンバーの大会ですが、
この合宿は違います。レギュラーメンバーの上級生たちのイベントです。
とにかく「限界まで頑張る」厳しいメニューが目白押しで、
例年、途中でギブアップする子や泣き出す子までいるそう。
それを、普段暮らしている街ではなく、少々はなれた土地(今年は新潟)にて
2泊3日の長丁場でやり続けるという、過酷な過酷な、そう、ひとよんで
「地獄の」合宿なのであります。
その合宿に、なんとウチの息子が3年生以下の男子で唯一
参加させてもらったので、今日はそのへんのお話をば。
因みに、唯一の参加といっても、別に3年生のなかで息子が一番上手い
というわけではございません。指導者の推薦やご家族のスケジュール等々
いろんな条件が合って、息子が参加することになった次第です。
※あ、言っておきますが、わしは推薦しとらんですよ
(ペーペー指導員なので推薦する権利も持ってないし)
合宿は2泊3日なのですが、わしは初日の夕方から合流し、
最終日の午前中に退散する予定になっておりました。
が、現実はそうは行かないんですな。
初日の朝の集合時間は午前5時。
出発前夜、わしは会社からの帰宅が遅く、奥様も用事がたまっており、
午前2時になってもまだ床にはつけず。3時間後には集合なのに…。
わしも奥様も「起きられるかしら…」と不安満開に。
てことで、わしが起きていることに決定(こういうのは男の役目だわな…)。
まあ、朝送った後に寝りゃいいんだから、大丈夫っしょということで
録画していたテレビ番組などを見つつ、ダラダラと夜を過ごしておりました。
で、5時。
ずっと起きていたわしがみんなを起こし、無事に集合場所へ。
4〜6年生の参加者と一緒にバスに乗る息子。
その息子を見ながら、若干不安そうな奥様。
曰く 「あの子、親と離れて外で宿泊したことがまだないんだよね…」
ああ、そういやそうだった。
娘はなかなかタフな子でして、幼稚園児のころから一人で
わしの親(つまり、娘のおじいちゃん・おばあちゃん)の家に
泊まったりしていたのですが、息子はそういう経験がありません。
そのうえ、息子はレギュラーメンバーの全員と仲良しなわけではなく、
知らない子も結構いる中での2泊3日です(父親のわしがいるとはいえ)。
「大丈夫かな…」 心配そうな奥様。
そして、出発のとき。
バスの窓から見送りの保護者(わしも夕方から合流なので見送り側です)に
笑顔で手を振るレギュラーメンバー。
と、そのなかで、ひとりちょっと泣きそうな顔の息子。
おいおいおい。
これ、ヤバいんちゃうんか??
バスの中で「帰りたい」とか、泣き出してリタイアちゃうんか!!?
奥様 「お腹が痛いって言ってる…」
え???
バスの窓越しの会話ですが、息子が奥様に腹痛を訴えていた模様。
あーあれか、緊張するとお腹を壊す、いわゆる「OPP」な奴か、息子は。
かっかっか、今度その「くくり」のときには是非「アメトーーク!」に…、
って言うてる場合か。
あの泣きそうな不安げな顔は、合宿への不安と共に、
それもあったのか。
そんななか、子供たちと指導者、同行の保護者を乗せたバスは、
ブイイイーーーーンと出発。
あー、こりゃ合宿の途中で連れて帰ることになるかもしれんな、
と、少々暗い気持ちのなか、いったん帰宅。
ふぅ〜、とソファに腰かけると同時に眠気が。
そういえば、まだ寝てなかったんだ。
よし、ひとまずちゃんと寝て体力を回復させよう。
夕方にはわしも現地に合流だ。
が、冒頭でお伝えした通り、そうは行かんのですよ。
帰宅して30分ほど経った頃、奥様のケータイに連絡アリ。
なんと、息子が腹痛を訴え、出発直後に予定外の休憩タイムに。
これで、この後も腹痛からの臨時停車が続いてしまったりしたら
予定通りに現地に到着できないかもしれない、ということで、
息子は、自家用車で同行する保護者さんの車に移ったそうな。
※泣き出したりはしなかった模様(せめてもの救い…)。
おいおいおい、まだ練習始まってないのに。
ていうか会場入りもしてないのに、いきなりアクシデントかよ。
しかも他の選手の保護者さんにお世話になっちまってるって…。
ダメだこれは。レギュラーメンバーの邪魔になっとる。
それはいかん。いかんぞお。
わし、奥様に告げる。
「もともと夕方から合流の予定だったけど、わし今から行くわ。
んで、あいつダメそうだったら残念だが連れて帰ってくる」
奥様 「え? いまから? 寝てないじゃん」
わし 「今のハナシで目が覚めたわ」
宿泊セットとバスケ用具を愛車に積み込み、まったく予定外の時間に
わし、新潟に向けて出発。
地獄の夏合宿は、始まる前からエキサイティング!!!
※出た! 久々の長編シリーズ!!!
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息子物語/バスケットマンへの道(15) へのコメント一覧
私まだ20代前半なのに‥笑
頑張れ息子くん!
上手くなってインターハイ出てー!
新潟までどれくらいかかるとっちゃか?
これ、この後どうなっちまうの?!と思ってたら、案の定いいとこで『以下次号』だったわ…黄金期ジャンプかよマジで
まだ二泊三日のスタート地点でこれだから、この連載は長くなる予感!早く続き読みたくてウズウズしてる!早く早く!!
いや…でもこのタイミングで連載するわけだからきっと最後にいい展開があったはずだ!
実は自分も高校生のときの部活で(バスケではない)練習中にリタイアしたことがあったっけ…休憩を挟んで復活したけどやっぱりなんか悔しい思いしたな
…なんかこうして見るとけっこうKさんの息子さんとかぶる経験けっこうあるな
続きが楽しみ♪
心配です!
あたしもバスケ部でした
練習辛いときお腹痛いって言って休んでました(笑)だけど…休んでるのにみんなが練習してるとなぜかやりたくなってくるんですよね〜♡息子さんならやれる(笑)
続きが楽しみです(^^)v
そうすれば俺らも真剣にバスケに打ち込めるってもん。最高だよ実際。何よりあんたもそんなに熱くならずにすむでしょ?」
どこまで行っても嘲笑と悪意…この後地獄のバスケ合宿は意外な展開に!!
一体、どうなってしまうのか!
お父さんも息子さんも頑張れー
スラダン続きもさておき、今はこちらの続きが気になるぅΣ(゚д゚lll)大丈夫かぁ、息子くん!
でも選ばれし勇者、例え失敗があっても涙があっても、全ては経験。私もバスケ合宿で怪我したり熱でたり怒られたり泣いたり、いろいろありましたけど一生懸命やったことは不思議と良い思い出になって、残ってます。頑張って息子くん!
わたしも小1から専門まで野球をしていたのですが、保護者は本当に大変ですよね…わたしも20歳を超えた今になって思うのですが子どもよりも保護者の方が大変ですよね…
頑張ってください!
そしていつも娘さんの話しと、バスケットの話しのこのような長編話しがとても好きなので楽しみにしています!
息子くん大丈夫かなぁ。
Kさんも寝ないで運転大変でしたね。
私は子供がいませんが、親の気持ちになってしまい、すでに泣きそうです。
親元を離れたことがないって不安でしょうがないでしょうね。
次回は無事参加できた、となってるといいなぁ。
親同士助け合いです!
息子さんもそういう経験があれば他の子にも優しくできますから(笑)♪
続きを…‼︎
Kさん家族、面白過ぎ(笑)
未来のスーパースターよ頑張れ⁉︎(笑)
息子ー!
続きしか見てなかったのに、こっちのが気になるぞー!