当ブログコンテンツの無断転用はご遠慮ください
このエントリーをはてなブックマークに追加        
  • 2015年02月24日01:52

息子物語/バスケットマンへの道(20)

土曜の朝、眠い目をこすりながら体育館に向かうわし。

アシックスのベンチコートにジョーダンのリュック、
バッシュに履きかえるのが楽なので足はサンダル。
冬のシーズンのいつものスタイルです。

「おー、寒い、寒い」と、手をスリスリしながら体育館に入り、
子供たちのいるコートに入ります。


「Kコーチ、おはようございまーす!!」

「コーチ、遅刻ーー!!」

朝から元気ハツラツの子供たち。



そこに、息子の姿はありません。



っと、辞めちゃったわけじゃないですよ(笑)。

暗いハナシじゃございません。嬉しいお知らせです。
我が息子、先日ジュニアコースを卒業したのであります。


わしは、下級生&入団して間もない子供たちを対象とした
ジュニアコースで、コーチとして活動しております。

おおよそ対象は幼稚園児から4年生で、テーマは「バスケットボールを
好きになってもらうこと」です。明るく楽しく、時にちょっと厳しく
小さな子供たちを指導しています。


現在3年生の息子は、昨年末までココにいました。

入団したのが幼稚園年長の3月だったので、3年近くの期間を
このジュニアコースで過ごしたことになります。


その息子が先月、レギュラーコースへ進むことになりました。

我がミニバスクラブにおける恒例のパターンは、
4年生になって、夏に開催されるフレッシュ大会に出場後、
レギュラーへ行くという形なので、息子はちょっぴり早い進級です。

因みに、息子物語ではお馴染みの超絶上手い親友君もほぼ同じ時期に
進級しております(親友君は既にレギュラーメンバーとして公式戦にも
出場しているので、息子とは存在感が大違いですが)。

まあ、特別早い子は2年生のときに進級したりするので、
息子はとんでもなく早いわけじゃございません。早くから入団した子は
わりとこれくらいのタイミングでレギュラーにいくものです。

で、行ったはいいが、まだまだ5・6年生と一緒にまともにプレーできる
わけじゃないので、駆け出しの状態でございます。


ということで、
ジュニアコースのコートに息子の姿はないのです。


いやあ、すげえ寂しいかと思ったのですが、そうでもないですね。
息子がいようがいまいが、やっぱり楽しいです。子供とバスケをするのは。

保護者の方には「Kコーチも一緒にレギュラーに行ったらどうですか?」
なんてことも言われるのですが、いやいや、わしはジュニアのコーチですから。

まだルールも全然知らないわ、ドリブルだって満足にできないわ、
レイアップなんてもってのほか、という子供たちを教えるのが仕事ですから。

これはこれで醍醐味があるんですよ。わしはみんなの「初めてのレイアップ」の
成功現場に立ち会えるんですから(いや、マジで結構感動するんだぜ、これ)。
平日は練習に参加できないですし、娘もいるので休日をすべてバスケに捧げる
わけにもいかないですし、わしにはジュニアがちょうどいいのです。


なにより、息子を教えるために指導者になったわけではないですから。

たくさんの子供たちとバスケを楽しみ、そして自分もいろんなことを学ぶために
指導者になったのです。ええ、仕事以外にも自分の場所があるのはいいものですよ。


毎週のように、土日には練習試合が組まれていて、息子も帯同しているのですが、
わしはジュニアのコーチなので、試合のベンチには入りません。
たまに保護者席で観戦することはありますが、レギュラーに口出しは
しないようにしています。中途半端はよくないですからね。

で、
練習試合の際、息子は「サテライトゲーム」と呼ばれる、普段試合に出られない
子供たちのためのゲームに出場するのですが、これがまた面白い。

確実に、毎週プレーがよくなってるんですよ。
日々成長していることがよくわかります。ホント、何事も経験ですね。

いまは練習試合の後に、撮影したゲームを観るのが楽しみのひとつなんです。


いい感じのレイアップシュートが決まったときなんて、ビデオを止めて、
奥様に「おい、見たか、いまのイナズマドライブ!」と繰り返し見せたり
(完全なアホやないかい、わし)。まあ、家ではお父さんなんですよ(笑)。

※そういや、特に指示したわけじゃないのに、息子は練習中、わしのことを
「お父さん」とは呼ばないな。TPOをわきまえてるのか??


これからドンドン上手くなるんだろうなあ。

もともと技術的には同学年のなかではイイモノを持ってるんで
(いやあ、相当叩き込みましたからね:笑)、あとは試合での戦い方、
自信をもってプレーするメンタリティが身につけば、というところです。


これからユニフォーム争い、スタメン争い、いろいろあります。

いよいよ栄光と挫折のバスケロードが始まりますが、まあ楽しんでいこうや息子よ。

YES!!

I love basketball!!


ではでは。


次へ


このエントリーをはてなブックマークに追加        






息子物語/バスケットマンへの道(20) へのコメント一覧

  1. 1.
    • ケビン
    • 2015年02月24日 02:01
    ジュニアがちょうどいい………
  2. 2.
    • さむそん
    • 2015年02月24日 02:52
    • 5
    いつも楽しいブログありがとうございます!息子物語が大好きです^_^
    高校3年の時にKの部屋を友達に教えてもらい、約7年ほど経ちました。
    今ではもうすぐ1歳になる息子がいて、大きくなったらどんなスポーツをしたいと言うか楽しみにしています。


  3. 3.
    • 右輔
    • 2015年02月24日 03:05
    • 5
    左手は添えるだけ。。。
  4. 4.
    • ポキ
    • 2015年02月24日 03:16
    • 5
    更新お疲れ様です!良いですね、初めてのレイアップ(^_^)なかなか立ち会えるものではないですものね!
    私はまだ子供もいなくて自分がバスケをして楽しんでるだけですが、Kさんのブログを見るといずれは子供に教えてみたいと思います。楽しみにしていますので、是非また息子さんの記事のアップよろしくお願いします。
  5. 5.
    • リン
    • 2015年02月24日 09:26
    巣立つヒナ鳥を見る母鳥の心境だな

    By 桜木軍団etc.
  6. 6.
    • いさぺ
    • 2015年02月24日 11:15
    初コメントです。いつも楽しく見させていただいております。自分もミニバスのコーチをしています。21歳です。低学年の子を教える時にまずはどのようなことを練習しますか?楽しむのは大前提で!来年度でコーチ歴4年目を迎えます。低学年の子も増えてきたのでしっかりと教えたい思うので、ご指導、アドバイスをよろしくお願いします。
  7. 7.
    • くりさん
    • 2015年02月24日 12:35
    初めてコメします。続きを考えてみるをいつも楽しく拝見してます。息子くんの頑張りもさることながらKさんの指導理念の低学年はバスケを好きになってもらうに共感し、コメさせて貰いました。うちの息子は昨年まで保育園年中からサッカーをしてましたがコーチの指導は勝つ為というか子供達をロボットのように扱う感じ。試合も自分で考えてプレーして失敗したら罵声を浴びせるような指導者でした。結果、息子の気持ちは折れ、サッカーが嫌いになり、指導者恐怖症のトラウマまでついたほどです。指導者はまずはそのスポーツを好きにさせて、楽しんでプレーさせる事が最優先だと僕も考えます。好きになれば後は自分で強くなりたいと努力するものですから。
    長々すみません。これからも頑張って下さい!
  8. 8.
    • マッキー
    • 2015年02月24日 17:20
    • 5
    久々のコメです。
    分かります〜、それ。私の息子たちも高校に旅立っておりますが、私は地域の野球チームの低学年を担当しております。初めて外野フライを捕った時など泣けるほど感動しますよね。ちょうど良いのではなく、彼らの青春の始まりをお手伝いできるのが嬉しい限りです。
    そんで息子らはチラチラと見る程度ですが、それも良いんですよね。分かりますわ〜!
  9. 9.
    • 怪物オルフェーヴル
    • 2015年02月24日 19:15
    俺にもバスケ教えて下さい(((o(*゚▽゚*)o)))
  10. 10.
    • 都忘れ
    • 2015年02月24日 21:41
    久々コメントです。
    スラムダンクの続き〜ももちろん大好きですが息子さんの話もいつもおもしろい!
    私も野球をしてて(今もですが)先輩の子どもらとキャッチボールしてるとね、上手くなってるんですよ。
    私も結婚して子どもができたら野球の楽しさ教えたいなぁと感じます。
    毎度楽しませてもらってます!更新楽しみにしてます(^-^)
  11. 11.
    • たけぞう
    • 2015年02月24日 22:15
    • 5
    次回も楽しみにしています。
  12. 12.
    • ワコ
    • 2015年02月24日 23:01
    Kさんのバスケへの愛情がとても感じられますね。
    花道が成長していく姿を、安西先生や湘北メンバー、そして桜木軍団も微笑ましく楽しみにしているのと重なっているのではないかな、、と思いました。
    子供って吸収するのも早いので、ぐんぐん伸びますよね。
    これからの成長が楽しみですね。
    スラダンの続きも頑張ってください。
  13. 13.
    • 野球人
    • 2015年02月25日 07:48
    Kさん連日の続きの更新ありがとうございます!&お疲れ様ですm(__)m
    KさんJr.昇格おめでとう!
    これから新たなステージですがジュニアコースでのことは忘れず楽しんでほしいです(^^)
    Kさんも体には充分注意して家庭、仕事、バスケと頑張ってください(^^)
  14. 14.
    • megle
    • 2015年02月25日 13:31
    • 5
    いつも楽しく拝見してます。
    息子さんの成長、嬉しいですよね!!我が家もまだ小さくて歩く事すら出来ませんが、いつかは巣だって行くのかと思うと頼もしくも悲しくもありながら読みました(笑)
    出来ればバスケをして欲しいですが、やりたい事を見つけてくれたら、それにも勝るかな?なんて空想をしながら、過ごしてます。
    Kさんの息子さんは、好き+才能+英才教育?(笑)の賜物ですかね?
    何事も好きじゃなきゃ、上達しないですもんね〜
  15. 15.
    • ダンコ
    • 2015年02月25日 17:22
    • 5
    いつも楽しく読ませて頂いています。
    かなり、久しぶりのコメントです。

    スラムダンクの続きを〜の次に(と同じくらい?)、息子物語楽しんで読ませてもらっています。

    なんか、安っぽい言葉ですみませんが、心温まる思いがしました。
    息子さんの、今後の成長が楽しみですね!!

    Kさんも体調等、ご無理のない範囲で、更新よろしくお願いします!
    次回の更新も楽しみにしてます!!
  16. 16.
    • H2O
    • 2015年03月01日 01:26
    • 5
    私もテコンドーしてるんですけど、ジュニアの指導(のお手伝い)は難しいですよね〜^^;
  17. 17.
    • コナヤ
    • 2015年03月14日 01:43
    息子さんが晴子さんを見つける日もあっという間に来そうですね。
  18. 18.
    • カズ
    • 2015年03月14日 15:21
    長女(小4)のミニバスで、親子試合に参加しました。
    17年振りにガチで動きましたが、まぁ動けない&6年生は上手いΣ(゚д゚lll)
    『I love basketball‼️』




コメントする(このブログのコメントをRSSフィードで購読することができます)

息子物語/バスケットマンへの道(20) にコメントする
絵文字
K-twitter K-facebook
Twitterボタン [henshusya_k]
編集者・Kのtwitterアカウントです。皆様お気軽にフォローしてくださいませ。
facebookボタン [k.no.heya]
Kの部屋のFacebookページです。皆様お気軽に「いいね!」してくださいませ。
LINE読者登録
小説、始めました!
新たなチャレンジ、動いております!
是非ご覧ください!( 執筆の経緯はコチラ)


月別アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
PROFILE
編集者・K / 編集者・K
雑誌・WEB編集の仕事をしているKと申します。「スポーツ」「TVゲーム」「少年漫画」「お笑い番組」「マカロニグラタン」をこよなく愛するオジサンです
  編集者・Kにメッセージ>>>>>Mail to K
  編集者・Kとtwitter>>>>>>>henshusya_k
  編集者・Kとfacebook>>>>>>Kの部屋
ACCESS
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

スポンサードリンク

トップに戻る