「フレッドのダンクだあああああーーーーーー！！！！！！！！」
屋良城、先制。
湘北 ０
屋良 ２
フレデリック・カマラ、桜木を振り切り、ダンクシュートを叩き込む。
ヘルプに入った荒石は、静かに見送るのみだった。
荒石 「ふぅ……」
（あれは届かねえ……。全力で跳ばれたら、終わりだ…）
ザワザワ……
弥生 「いきなり来たわね、フレッド」
町田 「桜木が一発で抜かれたな」
中村 「荒石君も全く反応できていなかった」
期待通りのスタートではあるが、それ以上に度肝を抜かれた形でもあり、
何とも言えない空気が会場に漂っていた。
そんななか、
宮城 「よーーーっし、一本返すぞ！！！！！」
「オウ！！！！！！！！」
湘北の攻撃が始まる。
晴子 「頑張れ、湘北ーーーーー！！！！！！！」
彩子 「獲られたら、獲り返すのよーーーー！！！！！」
桜木、手を振って吠える。
「リョーチン、この天才にボールを！！」
（下剋上・阻止！！！ ダンコ・阻止！！！！）
宮城 （まあ、あれだけ完璧にやられた後だからな。やり返したいだろうな）
「よし……」
宮城が最初の攻撃を託す人間を決めようとした、その時、
「……！！！？」
桜木 「……！！！？？？」
流川 「……！！！？？？」
屋良城高校のディフェンスは、ハーフコートのマンツーマン。
宮城に並里、
天崎に安谷屋、
荒石に佐久本、
荒石 「な…！！」
そして、
桜木に山城、
流川にカマラ。
宮城 「なんだと…！！？」
彩子 「フレッドは流川に…！！？」
スモールフォワードの佐久本（183�僉砲�、センターの荒石（191cm）に、
パワーフォワードのカマラ（196�僉砲�、スモールフォワードの流川（191cm）に、
センターの山城（189�僉砲�、パワーフォワードの桜木（193cm）に、
それぞれマッチアップ。
堂本 「ポジション通りじゃない…！？」
豊田 「なるほど。そういう考えか」
桜木 「コラアア、ガイジン！！ なぜこの天才をマークしない！！！」
カマラ 『……！？』
桜木 「ぐっ…！！ 日本語が通じん…！！！」
荒石 「チッ…」
（俺の相手はあのパワー野郎じゃねえのか。スピードでいなして
チンチンにしてやろうと思っていたのによ…）
流川 「………。」
屋良城キャプテン・佐久本がニヤリ。
（お前らのことはそれなりに研究させてもらったからな。
湘北で一番怖いのは流川楓だ。悪いが、そこはフレッドで潰させてもらう。
パワータイプの桜木は山城。初心者の荒石は身長差があっても俺なら消せる）
宮城 「…………。」
ダム、ダム……
（どうする…？？）
その時、
流川と目が合う。
（パスくれ、パスくれ、パスくれ、パスくれ）
燃えている。
宮城、ニヤリ。
「そうだよな、まずはエースだよな」
ビッ！！
ボールは、背番号9・流川に渡った。
宮城 「やってやれ、流川！！！！！」
「おおおおおーーーーーー！！！ 来た！！！！！！」
「湘北は、フレッドの相手にボールを渡したぞ！！！」
「湘北のエース・流川が、フレッドと勝負だ！！！！！」
樽瀬 「流川さん対フレッド…！！！！」
伊達翔 「これは注目のマッチアップだ…！！！」
晴子 「流川君…！！！！！」
桜木 「……。」
グッと腰を落とし守備に構えるカマラ。
『ルカワ、勝負だ』
流川 「………。」
鋭い視線をカマラに向ける。
そして、つぶやく。
「I beat you」
カマラ 『…！？』
ダム！！！！！！！！！！！！
「流川が行ったああああーーーーーーーーー！！！！！！！！」
キュキュッ！！！！！
カマラ、長身からは想像できないスピードでディフェンス。
「おおおおおお！！！！！！」
樽瀬 （あの流川さんのドライブについていってる…！！！）
流川 （ありがてえ、本物だ）
キュキュッ！！
ダン！！
そして、急ストップからジャンプ。
樽瀬 （出た！！）
伊達翔 （得意のストップ・ジャンプショット！！！）
だが、流川の目の前に黒い影。
カマラ 『それでは俺には勝てない』
バッシイイイイイイ！！！！！！！！！
流川のジャンプシュートが、フレッドの右手に叩き落される。
「なにィィいいいいいいーーーーーーーー！！！！！？？？？」
宮城 「……！！！！」
晴子 「……！！！！」
彩子 「流川が…！！！？」
屋良城ベンチ、一斉にコブシを突き上げる。
「うおおおおおおーーーーーーー！！！！！ フレッド！！！！！！」
並里 「速攻！！！！！！」
ビッ！！！
宮城 「あ…！！！！」
驚愕の瞬間の直後、屋良城がカウンターアタックを仕掛けた。
ビッ！！ ビッ！！
ボールは、並里から安谷屋へ、そして、佐久本へ。
「速あああーーーーーーーい！！！！！」
「屋良城得意の速攻！！！！！」
佐久本 「もらった！！！」
バッシイイイイイイ！！！！！！！！
佐久本 「……！！！？」
佐久本のレイアップシュートが背後から叩き落される。
『ピーーーー！！！』
『青ボール（屋良城）！！』
弾かれたボールがラインを割り、タイマーが止まる。
（だ、誰だ…！！？）
振り向く佐久本。
仁王立ちの背番号8。
「天才」
続く
|
jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる（732） へのコメント一覧
毎回すごく続きが気になる終わり方で
色々と想像しちゃいます笑
また楽しみです♪
わー、この試合楽しみ！
更新ありがとうございます！！
再開ですね！
次も楽しみにしてます！
そして、Kさんを尊敬してます！
実は僕も「ピンポン」の続きをブログでかいてます！
「ピンポン 続き」で検索すればすぐでてくると思いますので、本当にお時間があるときで良いので見ていただけると嬉しいです^-^
これからも更新楽しみにしています！
更新、ありがとぉございます💋
毎週、楽しませていただいてます
一番かなぁ😋
次回更新待ってます(^_^)
流川が止められるとは
思わなかったです😅
この試合は流川と桜木が
お互いに成長する試合ですね^_^
本物だ！
外人は花道が10パーはとめんべ
更新お待ちしてましたぁ！！
カマラ×桜木の対決楽しみでしたが、
そこに流川も加わるという
いい意味での裏切り。
毎回震えます（＾＾）
ブログを読まないと元気が出ません（笑）
試合開始からこの展開最高です(^ ^)
フレッドという男、恐ろしすぎる。
これはやっぱりコンビプレイで
カマラに立ち向かうんですかね
初っ端から熱い‼︎
続きが楽しみ‼︎
すごい試合になりそうですね！
次も楽しみしてます。
荒石君は何もできなかったのではなく、手を出さないという判断をしたんだぜ！なめてると痛い目みるぞ！たぶん
流川君、原作では洋楽聴いてますし、発音良さそうですね。
流川と花道コンビに火が付きそうな面白い展開(^O^)
もちろん新最強1年コンビも‼︎
いつもありがとうございます!!!!!
これはとてつもないアドバンテージです
更新ありがとうございます‼︎
続きがきになります〜
待っていました！！！
流川君が止められるなんて！！
ちょっとショックでしたが、でもこれで終わらないのが流川君ですよね。
花道と流川君の成長が楽しみです。
このブログは元気の素です！！！！
桜木はパワーだけじゃないぞ！流川もスピードだけじゃない。
コンビプレーがまた見たいです！！！
荒石の判断も、この先英断だったと効いてくるはず。
次の更新楽しみです！！
今の桜木には爆発的なドライブがあるからね！
フレッドのブロックに対して流川本人が驚いてないから大丈夫でしょう！
次の更新楽しみにしてます(^^)
流川とフレッドが互角とは