※第1話はコチラから
※第2話はコチラから
見事に念願の1勝を挙げた我がチーム。
息子も1本シュートを決め、なにより自分のドリブルキープで
ゲームを作り、味方の得点をうまく引き出しました。
ポイントガードの役割をしっかりと果たしたと思います。
上々のスタートです。
一方、Aチームは、親友くんが爆発します。
フリースロー大会4連覇の勢いそのままに、ドンドン得点を重ね、
さらに味方への効果的なパスも配給し、完全にゲームを支配。
1試合目から2ケタ得点を記録し、もはやその存在感は「異次元」。
まるでひとり中学生が混ざっているかのような、
圧倒的なプレーを見せ、大量リードで初戦勝利を飾りました。
両チームとも白星発進です。
こりゃAチームはヘタしたら全勝できるぞ……!!!
分かってはいたが凄過ぎるぞ、親友くん。これは行ける!!!!
迎えたBチームの第2戦。
ここは強かった…!!
相手チームに、体の大きな(背も幅も)子が何人かいて、
技術は劣っていなくても、どうしてもフィジカルで負けてしまう。
息子もボールを奪われることはあまりないのですが、
抜くことができず、なかなかチャンスメイクできません。
また、相手のエースがダブルチームじゃないと止められないくらいに
突進力のある子で、大苦戦の展開となります。
※息子は自ら「相手のエースは自分がマークしたい」と、
わしに直訴してきました(まあ、止められなかったんですが)。
初戦を制していたことで、子供たちの緊張は割りとほぐれていたのですが、
この大きなフィジカルの差もあり、またもやビハインドを背負っての
スタートとなりました。
相手は体が強い。
中に突っ込んでいっても点を獲るのは難しい。
という、難しい展開のなか、
最初に点を決めたのは息子でした。
パワフルなインサイド陣に対し、外からの攻撃。
スリーポイントラインの少し内側のミドルシュート。
割と難しい中距離ながら、実は息子の好きなカタチ。
ザシュ!!!
一本目のシュートを決めました。
「っしゃああああーーーーーーーーー!!!!!!」
「それだ!! それ!!!!!」
そして、息子自身としては1大会の得点記録更新。
※いままで3年間で2点しか獲ってなかったので(笑)
さらに息子のアウトサイドシュートは後半も炸裂します。
ベースライン沿いでした。
※息子は、本来難しいはずの角度のない位置のシュートがなぜか得意
休日の校庭で何度も何度も撃ってきた、ミドルシュートです。
小学1年生の頃から、ワンハンドシュートを撃たせていました。
その分、両手で撃っている他の子より飛距離が生まれず、
昨年のフレッシュ大会ではエアボールもかましてしまいましたが、
それでもわしは徹底してワンハンドで撃たせてきました。
「絶対にこれがお前の武器になる」と。
フレッシュ大会、4度目の挑戦でついに実を結びました。
今後もアウトサイドシュートは息子の大きな武器となるでしょう
(ウチの息子、背が低いしね)。
このゲームは最終的に敗れてしまいますが、
一度は2桁得点差という大量リードを許しながらも、
全員で巻き返し(終盤の雪崩攻撃は見事だった)、16-21の惜敗。
内容的にはナイスゲームでした。
これで戦績が1勝1敗の五分となります。
ここから巻き返すのか、それともここから連敗を喫してしまうのか。
次が大事なゲームです。
因みに、息子たちがダブルチームで止めるのが精いっぱいだった
相手のエースの子は、ウチのAチームと戦った際は
親友くんに0点に抑えられていました。やっぱりスゲーな、親友くん。
あの画は、息子にとっていい刺激になったはずです。
続く第3戦、
我がチームに2勝目が生まれます。
この第3戦は、息子が「得点」でチームを引っ張った試合となりました。
開始早々、ストップ・ジャンプシュートで先制点すると、
速攻からのフィニッシュシーンに顔を出したり、
まさかまさか、リバウンドからのゴール下シュートまで決め、
チーム総得点の半分を1人で稼ぐという、大活躍。
ここまで、Aチーム3勝0敗、Bチーム2勝1敗、
共に「目指せ1勝」だったチームが、予想以上の大躍進です。
選手はもちろん、我々コーチ陣も、保護者の皆様も最高のムードに。
毎年のように子供たちが惨敗する姿を観てきた我々にとっては、
普段は味わえない空気。わしも楽しくて仕方がありません。
そして第4戦。
Aチームが先に試合を終えます。
親友くんを途中温存しながらも、見事に勝利、4戦全勝。
1度も負けずに全試合をクリアしました。快挙です。
それから30分後、
我がチームの最終戦の時間となります。
ありがたいことにこのゲームは今大会自体の最終戦でもあり、
会場の全員が注目する中での試合となりました。
Aチームは全勝で大会を終えました。負けてはいられません。
試合3分前、息子たちが円陣を組みます。
そこに、
先に試合を終えていたAチームのメンバーも加わりました。
全員集合です。
「よっしゃ、最後だぞ!! 腹から声出せ!!!」
「絶対勝つぞ!! 行くぞ、行くぞ!!」
両軍合計25人の子供たちに、コーチ陣も加わり、
30人を超える巨大な円陣が誕生します。これはかなりの迫力です。
息子「行ーけ、行っけーーー!!」
全員「行ーけ、行っけーーー!!」
息子「押ーせ、押っせーーー!!」
全員「押ーせ、押っせーーー!!」
〜〜〜
「っしゃああああ、行くぞおおおおーーーーー!!!!!!!!」
最高の空気が出でき上がりました。
大音量を体育館に響かせ、いざ出陣です。
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息子物語/バスケットマンへの道(25) へのコメント一覧
どうなるんだろ
早く続きが…
はやくー!
続きが気になります♪
最終戦始まる前に泣けてきた
めちゃくちゃ続きが気になるじゃないですか!最後の試合の話もいい感じでお願いしますね笑
息子くんと親友くんのコンビも見てみたいですね。
最終戦、楽しみです。
将来息子くんがスラムダンク奨学金でバスケ留学とかしちゃったりして?なんて勝手に想像しちゃってます(笑)
このブログを知って10年弱ですが、初めてコメントさせていただきます。
自分も息子さん同様背も低く、とても重なる部分があり、ついコメントしてしまいました(笑)
自分も高校時代、いとこがキャプテンを務める学校のコーチをさせていただく機会があり、普段のプレーをする楽しさと別の指導する側の楽しさを感じたことがあります。
自分は娘が二人なのでバスケを一緒にしてくれるかわかりませんが
息子とバスケをするのが夢だった私は
kさんの環境がとても羨ましいです!!
これからも息子さんのご活躍を楽しみさせていただき、影ながら応援しております!
長文失礼いたしました。
最終戦がどうなったのか
とっても気になりますね。
今はスラムダンクよりこっちが楽しみだよ
現代版のキャプテン翼じゃねーか
もおちょっと田舎にゴール付きの家を買えよ(笑)
はよ。次。けーさん…
努力が実る事って現実ではなかなか難しい事だと思うんです。
皆んな努力してるから自分だけでなく周りも伸びるし、そこで勝つってなかなかに難しい。
息子君はKさんの、先を見越した指導が良かったんですね。
もちろんこれが集大成ではないけれど、子供達にも自信も団結力もついて更に飛躍出来ると良いですね😊
それにしても親友君スゲー😳
最高の展開ですやん♡
泣きそう…(笑)!!
諦めたらそこで試合終了だょ。
最後まで諦めるな!
第4段、涙無しには読めない可能性大っす(笑)
この辺りどう教育してるのか気になる。
まあGKならこの間のなでしこの試合見せれば解るけど
え!?終わり!?
手の汗握らせますね〜(笑)
盛り上がった気持ちをどうしてくれるんだ〜!!って感じです(笑)
続きは泣ける事間違いなしっすね!!
おれはまだ子供いないですけど
子供できてスポーツやったら凄く楽しいんだろうなぁ😃
つづきが気になります🎵
最初からずっと物語読んでるから実感します‼︎がんばれ‼︎がんばれ‼︎
読み返すと感慨深いですね。
そんなパケモノ君が同じチームにいるのは幸せなのか不幸なのか。息子さんにはサポート役に徹しないように育ってもらいたいです。どれだけ負けても最後までエースを狙ってもらいたい。
> わしに直訴してきました(まあ、止められなかったんですが)。
いいねぇ、こういうの。
結果はどうあれ、こういう気概大好きだわw
今は背が低いかも知れないですけど、中学、高校を経て伸びる可能性もありますし、ミニバスのうちにアウトサイドでのプレーやドリブルスキルを基礎をひたすら磨いておくのは悪くないですよ。
密かに期待してしまう!
かけ声を省略してないやつの掲載をお願いします。チーム名は伏せて、かけ声を知りたくて
私も背が低くシューターでした。ですが、高校に入ると私より背が高くシュートの上手い子がゴロゴロいて、ベンチにすら入れず。
シュートだけでなく、スピード、ディフェンスなど、そのうち他の武器も持たせてあげてください。