NBAファンの「オッサン・ホイホイ」と呼ばれる
このコーナー(いや、呼ばれてないけど)、
今回も、大昔の選手を一丁紹介いたします。
わしって、往年の名選手を紹介する際に、
マイケル・ジョーダンを軸に語ることが
多いですよね。
コービーは「ジョーダンの後継者」
ドレクスラーは「ジョーダンより跳んでいた」
オラジュワンは「ジョーダンより上位指名」
バークレーは「ジョーダンの親友&ライバル」
みたいな感じで。
やっぱり、説明しやすいんですよね。
そんなにNBAに詳しくなくとも、
史上最高のプレイヤーがジョーダンである
ということは、多くの方が知っていること。
そのジョーダンを引合いにだすことで
各選手の魅力を分かりやすく表現できるんです。
そして、今回取り上げる選手は、
いうなれば「ジョーダンに勝ち続けた男」。
ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが
頂点に立つまでの間(1980年代後半)、
何度も何度も彼らを倒した軍団がありました。
「バッドボーイズ」こと
デトロイト・ピストンズであります。
そのピストンズの真ん中にいた、
NBAの歴史に残るポイントガードこそが
今回取り上げる男、
アイザイア・トーマスです。
※いまもナゲッツに同じ名前の選手がいますね。
無論、その由来は、今回取り上げるアイザイア。
とりあえず、初っ端からぶち上げましょう。
勝手にわしが評します。
アイザイアは、
わしが今まで見たNBA選手の中で、
最も、そのドリブル技術にビックリした選手です。
いやあ、彼のボールハンドリングたるや
ホントのホントのホントに凄かった。
スポーツは進化するものなので、
いまの名ガード、アービングやカリーと比べると
もしかしたら見劣りするかもしれませんが、
初めて見たときのビックリ度合いでいうと、
このアイザイアが頂点だったと思っています。
速くて強くて低い理想的なドリブルで、
どんなディフェンスがきてもボールキープ。
体の横だろうが後ろだろうが
ボールを何処においても同じ精度でキープ。
教科書通りの「5本の指をしっかり使った」
ドリブルだった印象がありますね。
以前、ケンプについて
「スラムダンク・コンテストのようなダンクを
実際の試合で披露する男」と紹介しましたが、
このアイザイアも
「フリースタイルバスケのようなドリブルを
実際の試合で披露する男」という感じです。
そして、185cmと小柄ではありますが、
ドライブのキレと老獪さは一級品で
スイスイとゴール下にまで侵入します。
アウトサイドシュートも上手だったので
スーパーポイントガードのラインといわれる
「20得点・10アシスト」を計算できる選手でした。
うーん、素晴らしい。最高の司令塔だ。
だから、
わし、このアイザイアが大好きで……
……、
っと、
嘘をついちゃイカンね。
スミマセン、
アイザイアのこと、大嫌いでした(笑)。
もう言わなくてもお気づきでしょうが、
ジョーダンが大好きなんですよね、わし。
だから、そのジョーダンの前に立ちはだかる
アイザイアのことが、大嫌いだったんです。
ジョーダンのブルズが初めてNBAを制すのは
1991年のファイナルです(90-91シーズンの決勝)。
それまでは、なんと3年連続で同じチームに
負けています。あのブルズが、3年連続ですよ。
それが、アイザイアのピストンズだったんです。
だから、大嫌いでした(単純だな)。
※実際、NBAをちゃんと見るようになったのは、
ジョーダンが優勝してからなので、
ピストンズとの死闘はあとから勉強したんですが
まあ、コテンパンといえばコテンパンです。
有名な「ジョーダン・ルール」という作戦。
とんでもなくタイトなディフェンスを用いて、
ファウルだろうがなんだろうが構わず
あの手この手で2〜3人がかりでジョーダン潰し。
まだピッペンがプレイヤーとして成熟する前の
当時のブルズには、大変効果的な作戦でした。
これにより、ブルズは、88年・89年・90年と
プレイオフで3年連続ピストンズに敗れることに。
ジョーダン、もう毎回ボロボロ。
※因みに、翌91年も当たりますが、このときは
過去の鬱憤を晴らすかのように華麗にスイープ!
あの激しいディフェンスは、
まさに「バッドボーイズ」でしたね。
アイザイアはガードプレイヤーのため、
ジョーダンルール発動の際に
ジョーダンに襲い掛かる筆頭だったから尚更。
もう、バッドの象徴よ、わしから見たら。
※レインビアとロッドマンも超バッドだったが
(その中でデュマースはジェントルだったな)
アイザイアは、もともと童顔でカワイイ系の
顔つきなうえ、性格的にも朗らかな面があり、
試合中によく笑うのですが、
そのほほえみは「悪魔のスマイル」なんて
言われていました。
ジョーダンが大好きなわしにとっても、
ありゃホントに悪魔だったわ、いやマジで。
だから、あの伝説の92年オールスターゲームで、
マジックとアイザイアの1対1が始まった時、
「違う違う、お前じゃない!!!」
とか思ったもん。
んで、その後ジョーダンとマジックの1対1になり、
観衆がいきなりスタンディングオベーションを
始めた時
「そう! これ!! これがファンの声よ!!」
って、勝手に納得してたもん(笑)。
というのは当時の印象で、いま思えば、
アイザイアも、あのマジック最後のオールスターで
1対1の相手に選ばれてしかるべき選手だったわな。
それだけの実績と能力があったから。
なんだか嫌な感じに書いちゃいましたが、
あれだけ憎らしかったのも、つまりはアイザイアが
スペシャルなプレイヤーだったからこそ。
平たい選手だったら、あんな憎悪は抱かない。
もう一度言いますが、
わしが目撃した歴代選手で、
最もドリブルが上手かった選手です。
で、一番嫌いだった選手の1人(笑)。
そんなアイザイア、嫌い嫌いと言いつつ、
このコラムで触れないわけにはいかない、
まぎれもなく歴史に残る名選手です。
やっぱ上手いなあ。
でも笑顔は今見てもちょっと憎らしい(笑
↓
嗚呼、NBA名選手/アイザイア・トーマス へのコメント一覧
組長アイザイア
局長 デュマース
会長 レインビア
若頭 ロドマンwww
舎弟 リックマホーン
デュマースも一瞬だけ出たー!(笑)
確かにブルズが王朝を築くためには避けて通れない相手でしたね!
バッドボーイズとしてのピストンズ自体は好きになれなかったけど、トーマスとデュマースは好きだったなぁ(笑)
ファール覚悟のディフェンスじゃなくて、ファールで潰しにきてましたもんね💦
ピッペン脳震盪おこしてたような…
ロドマンとピッペンの因縁の始まりというか、ロドマンがブルズに来た時に一番心配たの覚えてますわ、ピッペンとやっていけるのかって💦
ビデオであったアンタッチャブルズ(だったかな?)に好敵手として出ていましたね!
頑張ってお金を貯めて72勝した時のブルズを見に行ったのは良い思い出です。
見て凄いと思ったPGは新人の時に見に行ったアレン・アイバーソンがホントに凄いドリブルに得点能力でした。
すぐにReebokのシューズを買ってしまいました!
名前は知っていましたがプレイは知りませんでした。この記事の動画で初めて見ました。
確かにドリブル技術が異次元な感じですね。
個人的にお手本にしたいタイプの選手と思いました。
そして、アイザイアの履いていた「asics ゲルスポットライト」、カッコ良かった!
僕はコンバース派でしたが…
今32歳でKさんより年下ですがマジックが大好きなのでフォロー書きさせて下さい!
マジックの自著を読みましたが、アイザイアについては、バード>アイザイア>ジョーダン くらいに濃く書かれていた記憶があります!
コート上でハグやキスを人目をはばからずしていた2人はゲイ疑惑があったほど大親友だったそうですよ。
これからもバスケネタ楽しみにしてます!
翌日の部活でなぜか「WHY?」が流行りました(^_^)
このコーナーでは以前にオーリーの時にコメントさせていただきましたが、そのオーリーに負けたここ20年くらいで一番強かった時のキングスの6人
ビビー、ストヤコビッチ、ダグクリスティ、クリスウェバー、ディバッツと6マンの・・・黒人の・・・なんでしたっけ?
スパーズに先駆けて国際色豊かなチームを2000年代初頭に作ったキングスの面々をいつかぜひお願いします。
いつも欠かさず拝見しています
いつもありがとうございます⭐️
やはり初代ドリームチームの世代が
好きなんでしょうか?
私は初代ドリームチーム以来メジャー所しかNBAをしっかり観ておらず
いつもバルセロナ五輪でのアメリカvsアンゴラとか観ています
いつも応援しています
体調に気をつけて頑張って下さい
ジョーダンがアイザイアの事大嫌いだったようで、マジックジョンソンがジョーダンをドリームチームに誘った時、アイザイアがいるならヤダって言ってたかららしいですよ。
そうだ。ボビージャクソンだ!!
ありがとうございます。
リックアデルマンが今のスパーズみたいなパスのバスケットを作ったキングス・・・。
思えば1on1が主体だったバスケにジャズのジェリースローンがあのシステムを入れて、フィルジャクソンがトライアングルオフェンスを入れたけど、やっぱどっか現代のバスケとは違ってて・・・。
当時のキングスのバスケが現代に通じるバスケの最初だったように僕は感じてます。
それをスパーズが受け継ぎ
(いや、受け継いだかどうか分かりませんが 汗)
現在ではNBAでコーナー3を打たないチームはないですもんね。
現代に通じる当時のキングスを是非お願いします。