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  • 2020年06月29日12:15

プロレスのハナシ/武藤敬司の偉大さを語る

どーも!!!!

プロレス大好きっ子、編集者・Kです。
今日は久々にプロレスのハナシします!


あ、大好きっ子と言っても最近の状況については
イマイチ詳しくないです、スミマセン(なんじゃそら)。

古いの80年代〜00年代あたりは超好きですし、
まあまあ詳しいほうなんですけどね。

こんな企画やるくらいですから(笑)。




で、わしが一番好きなのは、
故・三沢光晴なのですが、
今日はもう一人の天才・武藤敬司について。

あのね、
ものすっごい偉大だと思うんです、武藤って。

「んなこたぁ知っとるわ」と言われそうですが、
でもやっぱり言わせてくれ、彼は偉大だと。


わし、武藤って
大きな「発明」をした人だと思ってて。

なにを、って「技」を、ですよ。


彼のフェイバリット・ホールドは幾つかあり、
「ムーンサルトプレス」
「スペースローリングエルボー」
「ドラゴンスクリュー⇒足四の字」
あたりが有名だと思いますが、晩年の代表は
「シャイニング・ウィザード」ですよね。


この「シャイニング・ウィザード」が
凄い発明だなって思ってて。


気持ち悪い研究家気質もあるわしは、
プロレス技って「新しいモノが出てきてない」と
ブツブツ言っていた時期があったんです。

大学生の頃だったかな。


3カウントフォールに繋がる
フィニッシュホールドとなりえる技って、
パターンがそんなに多くなくてですね、

しばらくの間、大きく分けて3つだったと
考えているのですよ。


1)体をぶつける
2)前に落とす
3)後ろに投げる

です。


1)については、
打撃技と空中技がほとんど入ります。
三沢のローリング・エルボー、
ハンセンのウエスタン・ラリアット、
武藤のムーンサルトプレス、
これらはココに属します。

※フィニッシュブローになっているのは
あまりないですね。


2)はいっぱいあります。
パワーボムやパイルドライバーが代表格です。

3)も同様にいっぱいあります。
バックドロップやジャーマンスープレックス。


で、派生形はドンドン出ていて、
2)ならば、
三沢のタイガードライバーだったり
健介のノーザンライトボムだったり。

3)ならば、
藤波のドラゴンスープレックスだったり
佐山のタイガース―プレックスだったり。


新しい技は幾つも出てくるものの、
手の捕まえ方が違うとか、
落とし方がちょっと違うとかで、
おおよそ「派生形」だったんですよね。

結局、前に落とすか後ろに投げるか。
「全く新しいモノ」って出てこない。


そんななか、最初に
「これは第4のパターンだ!」と思ったのが、

「フランケンシュタイナー」でした。


初めて見たとき、超ビックリしたもん。
「なんだコレ! 新しい!!」って。

※誰が発明したのかよく知らないんだけど、
わしにこれを披露してくれた選手は、
スコット・スタイナーとダグ・ファーナス

※ただ、いま冷静に考えると、これより前に
「ウラカン・ラナ」があったようだから、
本当の「第4」はウラカン・ラナで
フランケンシュタイナーもそれの派生かな


これ、「前に落とす」でも「後ろに投げる」
でもないじゃないですか。

なんかもう説明するのも難しいんだけど(笑)。


あと「DDT」もちょっと新しい気がしたけど
なんかビックリはしなかったなあ。
わしの勝手な区分では、パイルドライバーの
派生に入れちゃってました。

※初代タイガーマスクのタイガードライバー
にも似てるしね


てことで、学生時代のわしは、
「フランケンシュタイナー以降、プロレス技に
新しいカタチが生まれていないじゃないか」
(今思えば、ウラカン・ラナなんだけど)と
嘆いていたというわけ(何をえらそーに)。


というなか、

出てきたんです、5つ目が。


もうお分かりですね。

そう、
「シャイニング・ウィザード」です。


これは
「1)体をぶつける」の区分に入るのでは、
と言われそうなのですが、

なんか違ったんですよ、
インパクトと、技が持つ「雰囲気」が。


うーん、難しい…!
説明が非常に難しいのだけれども、

キックやチョップ、ラリアットなどの
いわゆる「打撃技」とは違うじゃないですか。

もちろんボディアタック系でもないし。

なんというか、
ダメージの与え方は打撃系なんだけど、
組み技が持つ雰囲気の範囲内にある技だと
思いませんか、これ。

※あああー、どう説明したもんだ。難しい。


ほら、たとえばファイプロでもこの技は
組んでからかけるじゃん(説明になってないか…)。


てなわけで、初めて見たとき、
「ついに来た、新しいパターン!!」って
「武藤がついに発明した!!!」って
思ったんですよ、わし。


事実、その後このシャイニング・ウィザードの
派生といえる技がいっぱい出てくるじゃん。
「シャイニング・ケンカキック」とか。

そして、この技は「膝で攻撃」のブームにも
繋がったと思ってて、例えば「ボマイェ」とかさ。


追随するものがドンドン出てくるってことは、
やっぱり「発明」なんだと思うんですね。


新しいモノを生み出す人って、偉大なんです。

だから、武藤敬司は偉大なんです。


強さ、カッコよさ、存在感、
武藤はあらゆる面で歴史に残る偉大な人ですが、

わしはこの「発明」こそが彼のもっとも偉大な
部分だと思っていまして。



以上、武藤敬司の発明のハナシでした。


最近、またプロレス見るのが
好きになってきてるんだよなあ。

ブログでもプロレスのハナシ、ちょこちょこ
書いていこうかなあ。



ではでは。



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プロレスのハナシ/武藤敬司の偉大さを語る へのコメント一覧

  1. 1.
    • h1r0
    • 2020年06月29日 13:29
    名探偵コナンでこの技を知りました
    毛利蘭にも使われる偉大な技です


    ---
    右足で踏み切り…

    出した左足で、
    相手の右膝を押さえて間合いを掌握し…

    その勢いを止める事なく…

    右膝で相手のこめかみを抉るように…


    撃砕せよ!!!
    ---
  2. 2.
    • あお、
    • 2020年06月29日 13:43
    入場テーマも全部名曲
    これもすごい!
    入場テーマってそれぞれ有名なのがありますけど
    武藤はかなり変わってるんですよ
    でも、全部に感情移入できるすごさ
  3. 3.
    • いちよ
    • 2020年06月29日 16:38
    nwoJAPANの武藤全盛の時何気なく深夜のプロレスを友人とテレビで見た時に武藤選手のフランケンシュタイナーの直接ピンフォール勝ちを見ました。

    それまで想像してたプロレスの野蛮さを覆してもう一発で魅せられましたね〜

    友人が元々プロレスファンで彼は蝶野選手のファンで、乗っ取った形になった武藤敬司を恨んでたので友人がいない所でこっそり応援してたのはいい思い出です笑

    シャイニングウィザードに関しては膝から直接当ててしまうと相手選手のダメージも考えて膝横をこめかみにぶつける形に変形させたようですが、

    何て言うかセンスは勿論ですが相手選手の未来まで考えながら、自分の勝敗すら度外視してまでプロレスを発展させる為に尽力してる姿に美学を感じました。

    勿論今でも応援してます!
  4. 4.
    • ケロー
    • 2020年06月29日 17:58
    去年4月6日、マジソンスクエアガーデンで新日とROHの合同興行第0試合に両膝人工膝関節手術後復帰1日目のムタが出たのはご存じですか?
    動けないながらもキレあってカッコ良いし、アメリカ人総立ちの大熱狂です
    この興行は新日動画サイトの新日本ワールドで無料開放されてるのでお暇な時間に見てみて下さい

    ムタじゃなくて武藤の話でしたが…
  5. 5.
    • ぶてふ
    • 2020年06月29日 20:05
    • 5
    武藤のスペースローリングエルボーとかフラッシングエルボーとか今思うと魅せ方が超一流すぎる!
    中学生(三銃士)の頃は、全日の四天王派でしたが😅
  6. 6.
    • ゆーや
    • 2020年06月29日 21:51
    最後、啓司になってます。
  7. 7.
    • 阪神ファン
    • 2020年06月30日 11:23
    プロレス話有り難うございます

    武藤いいですよね。
    いちいちかっこいいんですよね
    エルボーひとつでもフラッシングエルボー
    とかもありますし。
    スペースローリングエルボーはほんと好きでした。

    シャイニングは直接膝じゃなくて膝横を相手の横顔部分
    にぶつける形ですが、ヘビーの身体であれをやるとなんか
    絵になるんですね。

    ムーンサルトに入る前のトップロープへの登り方も
    正面からって武藤からかな(違ってたらごめんなさい)

    破壊王好きなので、Kさんの意見聞いてみたくなりました
  8. 8.
    • けじ
    • 2020年07月01日 13:44
    その弊害もある。。
    女子プロはボマイェ風だらけ、、




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