以前ちょろっとお話しした
「スポーツの“もしも”」のハナシ、
エライ数のコメントを頂きました。
⇒2019/3/5時点でコメント119件!!!
いやあ、こういうのみんな大好きなんだねえ。
もちろん、わしも大好き。
てなわけで、こいつを新企画として始動したい。
※こないだの方言のやつはコケたかもしれん
(自分的に相当手応えのある記事だったのだが、
みんなにはイマイチ刺さらなかった模様…)
で、第一弾は予告通り
=====
もしも、ペニーが怪我をせず
シャックとコンビを組み続けていたら…
=====
こいつで行きましょう!!
※こっちを先に読んでもらえると、
よりスムーズにハナシが進むかな
NBA 1993-1994年シーズン、
世界中が未来を夢見るスーパーコンビが
誕生します。
シャキール・オニール &
アンファニー・ハーダウェイ
216cm・120kg超(当時)の恵まれた体と
その体格からは想像もつかない身体能力を
有する、規格外の怪物センター、
「シャック」ことシャキール・オニール。
PGとしては高身長の201cmのサイズを持ち、
その華麗なプレーであのマジック・ジョンソンに
「自分を鏡で見ているようだ」といわせた
「ペニー」ことアンファニー・ハーダウェイ。
93-94シーズンの開幕時、
シャックは21歳、
ペニーは22歳、
※因みに、ペニーのほうが年上ですが
NBAデビューはシャックが先です
この二つの若き才能は、
コンビ結成初年度からリーグで猛威を奮います。
若い二人が軸でありながら、コンビを組んだ
最初のシーズンからさっそく、
強豪チームのラインである50勝を突破。
翌年はさらに勝ち星を積み上げ、
57勝でイースタン1位の勝率を記録。
さらにプレイオフでは、
復帰直後のジョーダンがいるブルズをも破り
ファイナル進出まで果たしてしまいます
(しかし、ロケッツに敗れて制覇はならず)。
この時点でもまだ二人の年齢は20代前半。
初年度で50勝、2年目にファイナル進出と
とんでもないハイペースで頂点への階段を
駆け上がっていくこのスーパーコンビは、
世界中のファンから期待と注目を集めました。
が、
さあココからだ、というところで、
このコンビは解散してしまいます。
シャックのLA.レイカーズ移籍によって。
その後、ペニー自身も怪我をしてしまい、
みんなが夢見た全盛期を披露することは
できませんでした。
そして、静かに引退という。
ここで「もしも」です。
シャックとペニーの
スーパーコンビが続いていたら?
大変興味深いシミュレーションですよね。
これ、NBAの世界が変わっていた可能性が
大いにあると思いますので。
で、個人的には、
この議論の争点は、
ある1点に尽きるといってもいいと思います。
これです。
=====
1度目の引退からカムバックしたジョーダンの
「シカゴ・ダイナスティ」を
シャック&ペニーは打ち崩せるのか。
=====
実際には、彼らの全盛期は、
ジョーダンが2度目の引退をした後
(1999-2000シーズン以降)に
やってきていたと予想できます。
ジョーダンがリーグを去った後、
シャックがLAで3連覇を果たしたあの時期、
間違いなくそのシャックが
バスケ界を支配していたことからも。
なので、
その全盛期であろう2000年頃について、
つまりジョーダン引退後の世界について
シミュレーションをしてみても
いいといえばいいのですが、
でもわしは、
彼らがコンビを組み続けるためには、
その手前でジョーダンを倒している必要が
あると思っているのですよ。
やっぱり、何度も同じ相手に負け続けたら、
結局コンビ解消となったでしょうから。
特に、いつも主役でいたいシャックは
(歴史がそれを証明していますし)。
キャブスを去った(1度目)レブロンもそう、
ウルブスを去ったガーネットもそう、
スーパースターが、優勝するために
移籍を果たすのは昨今のNBAでは恒例行事。
つまり、
この2人が全盛期を迎える頃(2000年頃)に
引き続きコンビを組んでいるためには、
その手前でジョーダンのブルズを倒している
必要がある、
と、わしは予想します。
さらに言うとペニーは、
シャックとのコンビが続いていたら
大怪我をしていなかった可能性もあります。
シャックが同じチームにいれば、
ひとりで全てを背負わなくてよいので。
限界以上の無理を強いられずに済むので。
ということで、繰り返しになりますが、
このコンビが、ジョーダンのブルズを
倒せたかどうか、
これがポイントです。
さあ、考えてみましょう。
シャック&ペニーが解散するのは、
95-96シーズンの後です。
復帰後のジョーダンが1度目(計4度目)の
優勝を果たした後ですね。
歴史では、ジョーダンは97-98シーズン後に
また引退してしまうので、
そこまでに倒したいところです。
※シャック達がジョーダンを倒したら
まだ引退していないかもしれないけど、
そこまで考えると収拾つかなくなるので…
もし、コンビが解散していなかったら、、、、
96-97シーズンと、97-98シーズンの2回の
チャンスのうちに、シャック&ペニーは
ダイナスティ・ブルズを倒せていたか。
まずは、96-97シーズン。
オーランド・マジックは前シーズンで
東地区ファイナルまで進んでいるので
(そこでジョーダンのブルズに敗れました)、
シャックとペニーが揃っていれば
この年もリーグ屈指の強豪であることは
間違いないでしょう。前年同様に
東地区ファイナルまで進めるはずです。
待ち受けるのは当然ブルズ。
そのブルズは、当時の歴代2位である
69勝13敗を記録した充実のシーズン。
うーん、
ちょっと難しいかもしれませんねえ。
面倒なことに、
オーランドの両看板であるシャックとペニーの
相手が、とんでもないディフェンダーなんです。
ペニーには、
ハーパー、ジョーダン、ピッペン、
誰がついても、強烈な守備を披露するでしょう
(バックラインの3人が揃いも揃って守備の達人)。
特に、「世界一のディフェンス」を見せていた
ピッペンがついた日には…。
そして、シャックにはロッドマン。
これまた、当時の怪物・シャックを
しっかり守備できる脅威のディフェンダー。
ロッドマンは、身体能力もさることながら、
キャリアを生かした駆け引きが、神の領域。
シャックはまだ精神的に成熟していない時で
ロッドマンに翻弄される可能性大。
※前シーズンのプレイオフで当たった時も
ロッドマンに苦戦しているし
ここが厳しいポイントですね…。
ブルズといえば、ジョーダンの強烈な攻撃力に
とかく注目が集まりがちですが、
あのときのブルズは、1ON1の守備力が
抜きんでいたことも大事なファクターでして。
さらに、二度目の連覇という大チャレンジに
挑むジョーダンにとっては、
優勝にメラメラと燃えている年であり
メンタル・マインド的にもつけ入る隙はゼロ。
この96-97シーズンは
ちょっとブルズを倒すのは困難です。
ってことで、
勝負は97-98シーズンの一点に。
歴史からブルズの数字を確認しますと、
この年のレギュラーシーズンは、62勝20敗。
普通に考えれば大変優秀な成績なのですが、
その前に72勝・69勝と記録していることを
考えると、序盤のピッペンの怪我が
あったとはいえ、少し支配力が落ちているかも。
※プレイオフを勝つためにうまく
コントロールしていたともいえるんだけど
そして、
このシーズンのプレイオフのトピックは、
ブルズが東地区決勝で、ペイサーズ相手に
史上最高に追い詰められた、という事実。
最終的に4勝3敗で突破しますが、
その勝負の7戦目も、ブルズのホームながら
残り数秒まで決着が見えないという
かなり際どい戦いを強いられました。
そういうシーズンだったのです。
このシミュレーションは、
突き詰めると、
このギリギリ突破だったブルズの相手が
もし「シャック&ペニー」だったら、
と考えてもいいのかもしれません。
ブルズを崖っぷちにまで追い詰めた
この年のペイサーズは「史上最強のペイサーズ」
といっていい充実の陣容でした。
ただ、シャック&ペニーのコンビが
この年まで継続していたとしたら、
個人としてもコンビとしても
相当に成熟していると考えていいと思います。
さらに、もう1人有能な選手が
補強されている可能性も非常に高いです。
2年連続で地区ファイナルで負けたとなると
これは何らかの拡張を擁する事態ですので。
※たとえばロケッツだって、このへんで
ドレクスラー、バークレー、オラジュワンの
BIG3を組んだりしていますからね
そうですね、少し史実よりもタイミングを早めて、
グラント・ヒルが加入していることにしますか
(実際こういう補強があっても不思議ではない)。
さらに、ベン・ウォーレスやマグレディも
移籍してきている設定にするという、
強硬策もありますが、両選手とも、
まだこのタイミングでは開花していないので
ここは一旦、置いておこう。
てことで、
ペニー・ヒル・シャックのBIG3、
あるいはそれに匹敵する補強があったとして
このメンバーならば、当時のペイサーズ
(ミラー・ローズ・スミッツら)以上の
戦力だった可能性は高いでしょう。
で、大前提を繰り返しますが、
ペニーは怪我をしていません。
シャック&ペニーが最盛期突入の時期であり、
グラント・ヒルもプロ4年目でいよいよ本格的な
スーパープレイヤーとなりつつあるとき。
これは、
行くかもしれません。
このBIG3はガード・フォワード・センターで
大変バランスのよい構成で、
ジョーダン・ピッペン・ロッドマンを
身体能力では、明らかに上回ります。
また、このシーズンあたりから
ロッドマンの力がちょっと弱まるんですよね。
クーコッチに出番を譲るゲームも増えますし。
あと、ピッペンもちょっと落ちてるかなあ。
史実上、翌年移籍することになるロケッツでの
パフォーマンスもイマイチだったし。
ジョーダンの脅威は変わらないのですが
(ヘタしたら36歳のこの年が史上最強)、
ブルズ全体としては、圧倒的な強さを
失いつつあるシーズンです。
いや、マジで行くかもしれませんよ。
とワクワクしつつ、
大きな問題が
この時のブルズの合言葉が、
「ラストダンス」であること。
このメンバーで戦うのはこれが最後、
絶対に優勝する。それ以外に目標ナシ、
その一体感は、恐怖以外の何物でもないです。
さて、
そんななかの、わしの結論ですが、
※勝手にヒル級の補強をしたという
メチャクチャなハナシではありつつ、
オーランドが勝つ可能性は、
十分あると思います。
ジョーダンにやられるのは、
なにをどうしようが避けられないとして、、、
ロッドマンとピッペンの力が
少し落ちているのがポイントです。
一方、シャック&ペニーは20代後半で
ここからいよいよ全盛期に突入するとき。
ファイナルや、カンファレンス・ファイナルの
いわゆる修羅場の経験もたまっており、
決戦の準備は出来ています。
※うーん、ゴメン。本音は
「それでも勝つのがジョーダン。
だからこそ彼は“神”なのである」
って言いたいところでもあるんだけど、
新企画第一弾的には、一石を投じたい!!
仮にそうなると、
ファイナルは、
シャック&ペニー × ストックトン&マローン
という、新旧スーパーコンビ対決になりますね。
これまた超楽しみ!!!
ふぅ〜、
この企画、疲れるなあ(笑)。
でも、妄想死ぬほど楽しい!!
(ヒル移籍はやり過ぎたかもしれんが:笑)
シャックとペニー、コンビが続いていたら
歴史が変わっていたかもしれませんね。
皆さんはどう思いますか、
この「もしも」。

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スポーツの「もしも」/ シャックとペニーのコンビが続いていたら… へのコメント一覧
ここまで話を広げるとは、
Kさんのペイサーズ愛、半端ないって!
と、ヒルの移籍はあながち…
関係ない話ですみません。
ラストダンス
は譲れない
あー、でも。の妄想がカソクスル
が!!
どうしてもあの時代のブルズ、ジョーダンが負ける所は想像できないで!!
負けることが想像出来ないチームいや、選手、、神だなぁ。
当時のヒルは今で言うとKDのウォリアーズ移籍位のインパクトに思えますね!それは言い過ぎですかね笑??
私はそれでもラストダンスブルズに1票ですかねー。なんか、あの時代のブルズが4敗するイメージが浮かびません!!生意気な意見ですが、よろしくお願いします!
でも妄想企画としてマジックを押すのもよくわかります!
最終的にはシャックも同情するレベルのフリースローイップスに陥ります。あの時即放出ならニックアンダーソン+αでいい選手を取れたかもしれません。あのやらかし事件までニックアンダーソンの評価はかなり高かったからねえ。あと何とかしてロバートオーリー強奪できればワンチャンスあると思います。
以下の内容でもしもシリーズを考えて頂きたいのですm(._.)m
全盛期能代工業(田臥選手が2年のとき)
vs
全盛期明成高校(八村選手が2年のとき)
そしてもう一つ!
牧、沢北、神、河田、森重
vs
宮城、三井、流川、桜木、赤木
もちろん「スラムダンクの続きを勝手に考えてみる」の現段階の力で!(社会人vsユニバー)
(ペニーの大ファンでしたので)
自分も“思い”としてはブルズです。
だってジョーダンいるんだもん(笑)
ただ、ポイントはシャックvsロッドマン
だと思っていて、実はブルズ後期3連覇
の際、後半の2回におけるロッドマンの
貢献度ってそこまで高く、最終的には
ロングリーの成長もあってスタメンから
外れたりもしているんですよね。
シャックは逆に上向き成長曲線。
全盛期です。
落ち目のロッドマンと全盛期のシャックが
マッチアップしたとしたら・・・・
ここは自分の中ではシャックが圧倒して
しまうのでは?と。
あと、マジックにはシューターが1枚欲しい。
ニック・アンダーソンもいいけど、彼は
精神的に(笑)
そこで、個人的にはコービーの浮上で
レイカーズから追われ、ホーネッツに
移籍したエディ・ジョーンズを推したいです。
彼なら対ジョーダンでのディフェンスも
期待できるし、得点力も言わずもがな。
この編成だと、ブルズの3連覇目は
防げるかも?と思いますが、いかがでしょう?(笑)
その後の世界も大きく変わりますね
でも、都合の良いところだけは史実、そうじゃない所はたらればで語られたら、そりゃそうなるでしょって話です。
今後も楽しい記事をお待ちしております。
シャックがレーカーズで3連覇中に脅威的な強さを発揮したのは、外からのシュートを決められる仲間(Fisher,Horry)がいることで、ある程度ディフェンスが広がる時にMAXになりますよね。実際、Riceは1年Lakersにも行き活躍しました。
しかも、確かRiceは90年代後半にAllStarMVPにもなったはず。
Riceの全盛期はシャーロットで、チームはあまり強くなかったので、SHAQ+Pennyに加えるBIG3にはちょうどいいピースではないでしょうか? 本人も希望したはず、、、
Pennyが切り込むか、SHAQで勝負と見せかけて、外で待ち構えるRiceにパスして3を決める、でBullsを戦う。見てみたいです。。