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  • 2019年06月02日07:26

平成3年(1991年)のバスケットボール/ブルズ、能代、日体大

こんばんは、

今日の記事は、
平成振り返りの第三弾です。


平成3年の話をしていきましょう。


これまでお話ししてきたように、
元年・2年に、二つの人気漫画が登場し
バスケの認知度が飛躍的に上がりました。

そして、
男子について、国内外の各カテゴリにて、
分かりやすい「王者」も認知されたのが
この平成3年という年だったのではないかと、
わしは思うのですよね。


====
平成3年(1991年)のバスケットボール

シカゴ・ブルズがNBA制覇
日体大がインカレ三連覇
能代工業が高校三冠達成
====


先に国外の話をしちゃいますが、

この年、ついにマイケル・ジョーダンが
世界の頂点に立ちます。

ジョーダン×マジックという
全世界が夢見た、スペシャルカードとなった
シカゴ・ブルズとLA.レイカーズによる
NBAファイナルを、4勝1敗でシカゴが制すのです。

皆さんご存知の通り、
ここからシカゴは王朝を築くことになり、
マイケル・ジョーダンは名実ともに、
世界最高のプレイヤーとして、
全世界にその名を轟かせることとなります。

彼のシグニチャーモデル「エア・ジョーダン」
が有名になるのもこのへんからですね。
ちょうど「5」や「6」の登場がここですので。


シカゴ・ブルズは世界一有名なチームとなり、
たとえば日本のスラムダンク読者は

「三井の背番号が『14』なのは
クレイグ・ホッジスが源流なのでは??」

なんていう予想をしたりもしたものです。


クレイグ・ホッジスというのは、
シカゴでは脇役的な選手なのですが、
大変なスリーポイントの名手で、
このころオールスターのコンテンストを
三連覇するという偉業を成し遂げています。

で、彼の背番号が14なんですよね。


てなことがあるくらいに、
シカゴ・ブルズとマイケル・ジョーダンは
日本でもよく知られる存在となりました。


そして、
日本の男子バスケ界でも、
伝説に残るチームが二つ登場します。

平成3年の日本体育大学と能代工業高校は
ともに、日本のバスケの歴史に名を残す
スペシャルなチームでした。


平成元年〜3年に三連覇を果たす日体大には、
三宅学、後藤正規、古田悟、沖田真、
細野真、安田邦春、赤穂真ら、
のちのトップリーグや全日本に名を連ねる
スター選手たちがズラリ。

※翌年から2連覇を果たすライバル日本大も
そうそうたる面子でしたよ

しばらく後に、今度はインカレ四連覇という
さらなる偉業を成し遂げることになりますが、
この時代の日体大も王者の風格がありました。



そして、
高校バスケの雄・能代工業。

この年に彼らは、
総体・国体・選抜の三冠を達成します。

こちらも日体大同様、もう少し後に、
もっととんでもない偉業を成し遂げますが、
この平成3年のチームもそれはそれは
素晴らしい代でした。

歴代能代工業の最強世代の議論になると
よく候補に挙がる、インパクト大の世代です。

この年の能代の武器は、なんといっても、
小納(こな)兄弟と大場のスーパートリオ。
全国大会でも150点獲ってしまうという、
驚異的な得点力のチームを牽引しました。

※因みに最後の選抜決勝も114-64の50点差!!


3人とも180cmに満たない身長なのですが、
そろいもそろって、まあ速い、まあ上手い、
まあ点を獲る、という凄い3人組でして、
抜群の機動力で必殺のオールコートプレスも
シャレにならん破壊力でした。

「平面が立体を制す」という能代のバスケを
最も体現したチームの一つでしょう。


さらに面白いことにこの3人は小学校からの
同級生という。

近年、中学のスーパースター選手が、
越境含め、様々な強豪高校に進学するのは
よくある話ですが、この年の能代の軸は
小学校から秋田県の地元の3人組なんですよね。


↓ 動画があった。スタイルは若干古臭いのかも
 しれないけど、攻守ともにマジハンパねえ

-


また、日本リーグ男子を制したのも、
当時の王者の風格ある熊谷組だったので
(何連覇的な長期政権とはなっていませんが)、
やはり、この年はそういう年だなと。


ベスト5は

外山英明 (熊谷組)
後藤敏博 (熊谷組)
中島康行 (松下電器)
ジェームス・ウイルクス (三菱電機)
陸川章 (NKK)

の5人で、
MVPは外山英明選手でした
(新人王は熊谷組の渡辺信宏)。

わお、昨シーズンの新人王がもうMVPに…!!
外山さんってやっぱり特別な選手ですね!!


因みに女子も、
MVPは昨シーズン新人王の村上選手
(なんかいろいろ共通点のある年だなあ)。

優勝はその村上選手が所属する
シャンソン化粧品で、

ベスト5は

村上睦子 (シャンソン)
一乗アキ (シャンソン)
テレサ・エドワーズ (三菱電機)
増田安世 (共同石油)
原田裕花 (共同石油)

新人王は、
加藤貴子(シャンソン)

でした。

これは、わしの世代にとっては、
かなりお馴染みの名前が並んでいますね。

そういや、
原田結花選手の人気ときたら、
抜群のものがありましたよね。

そのプレイぶりもさることながら、
原田さん、ビジュアルも凄く良いので
(これも人気のポイントではあるよなあ)。



ということで、

この平成3年は、
男子バスケの国内外の各カテゴリで
誰もが認識できる王者が目立った年といって
いいのではないでしょうか。


MVPは、、、、う〜ん、
やっぱりマイケル・ジョーダンかなあ。

彼が率いるブルズがNBAを制して、
彼が履くエア・ジョーダンが売れに売れて

日本にもバスケがカルチャーとして浸透した
っていう功績はやっぱりデカいと思うから。


以上、平成3年のバスケットボールでした!

ではでは、また会いましょう。



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平成3年(1991年)のバスケットボール/ブルズ、能代、日体大 へのコメント一覧

  1. 1.
    • 秋田民
    • 2019年06月02日 10:01
    個人的にはこの代の能代が史上最高です!
  2. 2.
    • 昭和バスケ部
    • 2019年06月02日 14:26
    ジョーダン5と6は超人気でしたね。なかなか買えなかったなあ。そういえば桜木も最初は6でしたねえ
  3. 3.
    • 元バスケプレイヤー
    • 2019年06月02日 17:18
    • 4
    はじめまして。いつも楽しく拝見しています。
    その年の能代と対戦したことがありますが…本当にボロクソにやられましたね(笑)
    クォーター制ではなかったので40分がとても長く感じましたよ(涙)
  4. 4.
    • ふう
    • 2019年06月02日 19:07
    懐かしい名前が😘😭代々木第二体育館でよ〜く観戦しました。小納兄弟❗️ポーカーフェイスというか、どんな状況でも表情変わらずでプレーしてましたねー。細野真君❗️四年には主将になりましたねー。スラダン続きでお馴染み❓の陸川さんは明るくいつも声出して動き回ってましたが、私はその先輩方の年代のファンでしたが、実業団、と呼ばれていたんですからねー🤔歳はとりたくない🤣
  5. 5.
    • ひろき
    • 2019年06月02日 20:28
    スラムダンクのワンシーンで、ゴリが初めて買った週バスの表紙が山王で、強く印象に残っている(全国大会の対戦を想像すると、相手は必ず山王だった)と言っていましたね。

    自分も、中1の時に初めて購入した月バスが浜松インターハイ特集号で、男子優勝校が小納兄弟・大場要する能代工でした。

    なので、自分もこの代の能代が一番印象深く、憧れの記憶として残っています。

    池田、高橋尚、半田の代や田臥の代の能代は、どちらかといえば“対戦相手”として思っていました。
  6. 6.
    • 13番
    • 2019年06月03日 14:22
    流川が5履いてて
    桜木&哀川(DEAR)が6履いてた記憶 

    違ったらごめんなさいw


    ジョーダンシリーズの5〜8ぐらいはいつみてもワクワクしますね
  7. 7.
    • 北海道民
    • 2019年06月03日 22:08
    細野真より安田邦春だよね!同じ東海第四(笑)全国ベスト4!柏木、宮永の全国準優勝の前の最高成績‼️安田は凄かった!
  8. 8.
    • 編集者・K
    • 2019年06月03日 22:29
    >>7

    安田!!
    忘れていました!!
    加えさせてもらいます!!

    わしの中で、安田は史上最高の日本人シューター候補の一人なんです!

  9. 9.
    • ふう
    • 2019年06月03日 23:06
    そうですネ👍安田君❗️❗️勿論覚えています。確かに、安田君凄かった、上手かったですよ👍👍👍 北海道民さん、思い出させてくださりありがとうございます🙇‍♀️




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