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  • 2019年06月09日12:57

平成4年(1992年)のバスケットボール/世界熱狂ドリームチーム

どーも、編集者・Kでっす!

最近このコラムを更新するために、
色んなデータを調べるのが超楽しいでっす!

うっす!バスケットボール大好きっす!!


さてさて、
平成のバスケットボール界を
1年ごとに振り替える今企画、

今回は平成4年(1992年)を語ってまいります。
わしが中3のときですな。

この年は、世界規模でバスケの人気が
高騰した年といっていいでしょう。

長いバスケットボールの歴史のなかでも、
なかなか特別な年だったかもしれません。



====
平成4年(1992年)のバスケットボール

バルセロナ五輪で
米国「ドリームチーム」が金メダル獲得
====


これは、非常にセンセーショナルな
出来事でしたよね。


いまや世界大会があるたびに、ファンは
「次のドリームチームはどんなメンバー?」
みたいなことを話題にしていますが、

その「ドリームチーム」の第一弾が
まさに、この時の12人だったのであります。


4 クリスチャン・レイトナー
5 デビッド・ロビンソン
6 パトリック・ユーイング
7 ラリー・バード
8 スコッティ・ピッペン
9 マイケル・ジョーダン
10 クライド・ドレクスラー
11 カール・マローン
12 ジョン・ストックトン
13 クリス・マリン
14 チャールズ・バークレー
15 マジック・ジョンソン


まあ、凄いチームだわ、ホントに。

※大学生枠のレイトナーのところが、
シャキール・オニールだったら
もっと文句のつけようのないメンバー
だった気もするけど


特に、マジック、ジョーダン、バードの
3人が同じチームでプレイするというのは、
NBAオールスターでも見ることができない
光景であり(ジョーダンは東、マジックは西)、
そりゃ世界中が注目するわな、と。

さらに、マジックにおいては、
HIVウイルス感染で一瞬NBAを引退していた
こともあり、このメンバーが揃うというのは
誰もが諦めていた、まさしく「夢」のハナシに
なっていたところだったので。

※わしの記憶が確かならば、これが機となり
「選手が出血したら交代する」という
ルールが新たに生まれたんじゃなかったかな


日本でもケッコー話題になりましたよ。
「よく分からんが、とんでもないチームが
アメリカで結成されたらいい」
と、注目度がグッと上がったんだよなあ。


一個よく覚えているのが、

あの「笑っていいとも!」でタモリさんが

「マジック・ジョンソンが出るっていうから
五輪のバスケは見たいんだよねえ」

って言っていたこと。


これは超嬉しかった。

国民のお昼の顔であるタモリさんまでもが
バスケに注目してくれてるよ、と。


そういえば「ドリームチーム」って
世の中いろいろ存在していると思いますが、
アタマに「〇〇競技の…」とか何もつけず
単に「ドリームチーム」といった場合は、
基本的にこのチームのことを指すのが
スポーツ界では、一般的になっています。

そう、競技名を付けず「ワールドカップ」
といえば、サッカーW杯を指すのと同じように。

いかにこのチームが「ドリーム」であるかを
肉付けする事項といえますな。


んでまあ、彼らは当たり前のように
優勝を果たします。もちろん、圧倒的に。

全試合で100点以上を記録し、
全試合で30点以上の点差をつけ、
紛れもない圧勝。掛け値なしの世界一。

相手チームの選手が試合中に
コートサイドで写真を撮っている画が
ニュースになったりもしました。

「同じコートに立てるだけで嬉しい」
そんな心境だったのでしょう。


これにより、バスケのスター選手が放つ
その華やかさは、絶対的な地位にまで
上がることになります。


日本でも同様で、
「スラムダンク」という人気漫画によって
植えられたバスケ熱という小さなタネが、
この「ドリームチーム」の登場により、
一気に芽を出した、そんな感じでしょうかね。

※花は咲いてないかな、まだこの時点では



と、
興奮気味にNBAを語ってしまいましたが、
ここで日本の記録も確認してみましょう。


日本リーグ男子の優勝はNKKで、

ベスト5は、

陸川章 (NKK)
エリック・マッカーサー (NKK)
永井雅彦 (松下電器)
後藤敏博 (熊谷組)
辻村浩 (三菱電機)

の5人。

MVPは陸川章で、
新人王は宮田幸典でした。


「エリちゃん」の愛称でお馴染み、
エリック・マッカーサーが登場しました。
ちょっとずつ、最近のファンでも知っている
名前が増えてくる頃かしらね。


女子は、この時代の絶対王朝といえる
シャンソン化粧品がリーグを制しており、

ベスト5は

村上睦子 (シャンソン)
加藤貴子 (シャンソン)
柿崎宏江 (シャンソン)
萩原美樹子 (共同石油)
クラリッサ・デービス (共同石油)

の5人となっています。

MVPは二年連続となる村上睦子で、
新人王は三井生命の馬見塚里香でした。


萩原美樹子さんは、
全日本でもエーススコアラーとして
活躍した名選手で、日本人初のWNBA選手
でもあります(すげえ点取り屋だったなあ)。


インカレを制したのは
男子:日本大学
女子:愛知学泉大学

でした。男子は、日体大の4連覇を
日大が止めた形となります。

日大は、長谷川誠さんの時代ですね。
彼はホントに凄いガードだったなあ。


高校では、

インターハイ
男子:土浦日大
女子:名古屋短大付属(現・桜花学園)

ウィンターカップ
男子:愛工大名電
女子:名古屋短大付属(現・桜花学園)

が全国を制しておりますが、

この年においては、
優勝チームよりも二人のスター選手のほうが
皆さんの印象に残っているかもしれません。

男子は、土浦日大の平岡富士貴さん、
女子は、東亜学園の大山妙子さん、

この二人、すっげーバケモンでした。


土浦と東亜って、ともにウィンターカップの
決勝で敗れるチームなんですけど、
その負けた側のエースが、インパクトを全部
持っていった感じはありましたね。

テレビ放送でも、この平岡と大山を
まるで漫画の主人公であるかのように
報じてましたから。

※最後に負けるところもまたドラマティック


そう考えると、日本においては、
平成3年は「王者チーム」に注目が集まり、
平成4年は「スーパースター」に注目が集まった
っていうことかもしれませんね。


でもまあ、
この年のMVPは「ドリームチーム」でしょう。

平成4年のバスケ人気向上という観点において、
これを上回る話題はないなあ。


この年は、世界規模でバスケの人気が
頂点に達した、節目といっていい年でした。

バスケファンにとって、忘れられない
年だったんじゃないでしょうか。


てことで、平成4年のハナシでした。


次回は平成5年(1993年)、

世界中のバスケファンの胸に
ポッカリと穴が開いてしまう年です。


そのへん次回お話ししますので、
また会いましょう。

ではでは。


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平成4年(1992年)のバスケットボール/世界熱狂ドリームチーム へのコメント一覧

  1. 1.
    • ひろき
    • 2019年06月09日 13:51
    Kさんと同世代の自分ですが、書かれていること全てが完全同意過ぎます(笑)
  2. 2.
    • 匿名
    • 2019年06月09日 14:50
    • 5
    福岡ユニバでアイバーソンとマッチアップしていた長谷川誠さん特集お願いします!^ ^
  3. 3.
    • ばすけふぁん
    • 2019年06月09日 15:41
    平岡は
    大学の時にルーズボールで怪我さえしなければな、、、

    本当惜しい選手でした。
  4. 4.
    • あんた最高
    • 2019年06月09日 15:55
    • 5
    何気に高校生のウィンターカップ優勝が、男女共に愛知県だったのが地元民としては非常に嬉しいです😃
  5. 5.
    • J
    • 2019年06月09日 16:36
    いつもありがとうございます

    オリンピック後、授業のバスケで無駄にノールックのパスが増えた笑
  6. 6.
    • ドリームVS学生選抜
    • 2019年06月09日 16:37
    いつも楽しく拝見させてもらってます。
    このドリームチームがまさか負けるなんてしかも学生相手に誰も想像しなかったでしょうね。
    確か監督はチャックデイリーだったと思いますがワザとジョーダンの時間を減らして。
    浮かれてる選手たちに喝を入れるやり方はまさに名将ですね。
  7. 7.
    • ハサ
    • 2019年06月09日 18:12
    • 5
    ウインターカップ決勝、ビデオテープが擦り切れるほど見ました。実況の「エース、エースにはエース、ここで決めるのが大エース‼️」このフレーズ、今でもたまに使ってます。
  8. 8.
    • ゆっく
    • 2019年06月09日 20:47
    平岡!懐かしい!!

    ここで決めるのが大エース!
    の解説がカッコよすぎて録画したビデオ何回も巻き戻して見てました 笑
  9. 9.
    • 佐山
    • 2019年06月09日 23:06
    ドリームチームもタイガーマスクも初代最強説
  10. 10.
    • 阪神ファン
    • 2019年06月10日 11:12
    Kさんと同じ歳なので非常に記憶に残っている年ですね。
    ドリームチームからNBAファンになりましたから。
    あの頃はスーパーファミコンのテクモのバスケゲームで
    たしか全員実名でプレイできていて、バスケ部の子と
    ゲキはまりしたのは懐かしい思い出です。
  11. 11.
    • 阪神ファン
    • 2019年06月10日 11:16
    Kさんと同じ歳なので非常に記憶に残っている年ですね

    ドリームチームからNBAファンになりましたから。
    スーパーファミコンのテクモのバスケゲームで全員
    実名でプレイが出来るゲームがあって、バスケ部の子と
    ゲキはまりしたのをはっきり覚えています。

    強かったなぁ〜
  12. 12.
    • Why
    • 2019年06月12日 07:59
    • 5
    負けたチームが試合後に記念撮影してましたね。相手選手の緊張した感じが記憶に残ってます。
  13. 13.
    • やす
    • 2019年06月12日 16:54
    • 5
    いつも楽しく読ませて貰ってます。

    ちょうどこのドリームチームの時(高校2年)にアメリカにホームステイしてました。
    当然日本ではないので柔道などはテレビで全くやらず、むしろドリームチームの事をかなり放送していたのを、何となく覚えています。
    ただ解説が理解できなかったですが笑
    因みにサンズ時代のバークレーファンです。

    これからも体調に気をつけて、頑張って下さい。
  14. 14.
    • ロドマン
    • 2019年07月06日 14:58
    >>4
    私も愛知県民です。
    バスケ王国愛知、復活の匂いプンプンです。
    今夏のインターハイ、女子の桜花は最有力ですが、男子の桜丘、中部もあり得ます!

    久々のアベック優勝!期待です!




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