ＪＰＮ ５
ＮＯＲ ０
日本、スタートダッシュに成功。
エース・沢北のスリーポイントシュートと
ダンクにより、5点を先制する。
道谷《日本は最高の立ち上がりです！！》
塚本《これは主導権を獲りましたよ！！》
一方のノルウェーは、まだ波に乗れない。
ガン！！！！
道谷《スールシャール、外れました！》
バッシイイ！！！！
道谷《リバウンドは河田兄！！》
塚本が続く。
《SFのスールシャールは、非常に優秀な
点取り屋なんですがね。ちょっといい形で
撃てていませんね》
そして、
圧倒的な高さのアドバンテージを持つ
ノルウェーだが、リバウンドは日本へ。
荒石 「リズムも悪いし流れもよくねえな」
天崎 「コボレ球がこっちに来るね」
スールシャール 『……。』
(15番の守備、厄介だな…。高さはないが
絶妙のタイミングでプレッシャーをかけてくる）
沢北、ニヤリ。
(いつも自分よりデカいのとやってんだ。
好きにはさせねえよ、点取り屋)
記者席の弥生。
｢日本はこの流れのうちに獲れるだけ獲って
試合を優位に進めたいところね」
彦一が頷く。
｢そうすれば、大事な初戦の勝利が近づくで！」
日本のオフェンス、ボールは沢北。
｢さあ、絶好調の沢北だ！！！！」
｢ドンドン行け、沢北！！ 今なら決まるぞ！」
沢北 （当り前さ！）
ダム！！！！！
今度はドライブの1対1。
道谷《沢北、行ったああーーー！！！》
マークマンのバッケをかわし、
一気にゴール下へ。
『させるか！！！！！』
ゴール下の番人、フローが跳んでくる。
町田 「来た…！！！」
彦一 「218cm…！！！！」
沢北 （それも知ってる！）
フワッ…
フロー 『…！！？』
ボールを高く放り上げる。
そのアーチはフローの手を超えた。
桜木《おお、ヘナチョコ…！！！》
森尾 （またヘンな言葉を…！！）
ザシュ！！！！
1stクォーター 1分10秒
ＪＰＮ ７
ＮＯＲ ０
｢決まったあああーーーーー！！！！！」
｢沢北、得意のフローターーーー！！！！」
宮城 「おおおお、上手えええ！！！」
赤木 「あのブロックをも超えるか…！」
沢北、手を叩く。
｢まだまだガンガン行くぞ！！！
完全にこっちの流れだ！！！！」
｢オウ！！！！」
道谷《エース沢北、大活躍です！！！》
塚本《チームを引っ張っていますねえ！！》
道谷《どうですか、森尾さん》
森尾、ニコリ。
《いやあ、さすがとしか言いようがないです。
外国人選手との対戦キャリアは豊富ですから
彼がまずは道を切り拓いてくれてますね》
花道 （ほう、そこはアメリカならではか…）
｢｢ ディーフェンス！！！ ディーフェンス！！｣｣
｢｢ ディーフェンス！！！ ディーフェンス！！｣｣
日本の躍動に観衆も盛り上がる。
さっそくホームコート・アドバンテージ発動。
その勢いに乗るかのように、
この男も守備で魅せる。
『ピピーーーーーー！！！！！！！』
ノルウェーのSG、バッケにホイッスル。
点を獲るべくやや強引なドライブを狙うも、
マッチアップする細身の日本人は、
巧みにファウルを奪った。
道谷《オフェンスファウルを奪った！！》
塚本《神君ですねええーー！！！》
｢ナイス、神ーーーーー！！！！！！」
｢またターンオーバーだ！！！！！」
｢日本のディフェンス、スゲえええ！！」
倒れている神に手を差し出す牧。
｢完璧なテイクチャージだったな。
抜群のタイミングだった」
神、手を握り、ニコリ。
｢相手はちょっと焦ってますね」
そして
『ビビーーーーーーー！！！！』
ノルウェー、開始2分も経たないうちに
早くもタイムアウト。
｢おおおおおーーーーーーー！！！！！！」
｢ここで、たまらずタイム！！！！」
｢完全に日本押せ押せだ！！！！」
引き続き、大音量の日本応援団。
宮城 「オッケー、オッケー！！！！」
諸星 「ナイスプレーだ！！！」
バチン、バチン、バチン！！！
ベンチに戻ってきたメンバーと
次々にハイタッチ。
赤木が手を叩く。
｢流れはこっちにある。どんどん行こう！」
そこに唐沢。
｢相手はこのタイムアウトで何らか手を打って
来るだろう。おそらくは高さを使ってくる」
牧 「ハイ」
陸川が続く。
｢ここまではシミュレーション通りに来ている。
まずは自分たちの考えを信じていくぞ」
｢オウ！！！！！！！」
『ビビーーーーーーーー！！！！』
タイムアウトが明け、両軍メンバーが
コートに戻ってくる。
特に交代はない。
日本ボールで試合再開。
キュキュッ！！！
『ディフェンス！！！！』
ここでノルウェーの守備に変化。
弥生 「ディフェンスが変わった！！」
中村 「2-3のゾーンだ！！！！」
平均205cm超の5人がゾーンを組む。
道谷《ノルウェー、ゾーンに変わりました》
塚本《高さを徹底的に活かすようですね》
牧 「そいつは想定内だぜ」
ビッ！！ ビッ！！！
日本、スピーディにボールを回す。
人もボールも動く。
弥生 「いいオフェンスだわ！！」
彦一 「メチャクチャ速いで！！！」
その日本に対し、ノルウェー守備陣は、
外を警戒する。
(このゾーン相手に中には来ないだろう)
(必ずシュートは外で来る)
(あのバックラインのシュートをチェックだ)
このノルウェーの考えは、
半分正解、半分不正解だった。
確かに、日本は外からのシュートを狙っていた。
だが、フィニッシュに選ばれたのは、
バックラインの選手ではなかった。
コーナー付近、
ノーマークで受け取ったのは、河田雅。
『なに…！！？』
『ガード陣じゃない…！！？』
ザシュ！！！
河田雅、スリーポイントシュートを決める。
1stクォーター 1分40秒
ＪＰＮ １０
ＮＯＲ ０
｢おおおおーーーー、河田兄！！！！！」
｢早くも奥の手の外が来た！！！！！」
河田雅、お馴染みマッスルポーズ。
｢フン！！！」
道谷《日本、全弾命中！！！！》
塚本《いやああーーー、スゴイ！！！！》
桜木 （上手くいきすぎ）
須藤 「ホントにことごとく決まるな」
佐戸 「相手は先入観にとらわれ過ぎたかもな」
須藤 「先入観？」
佐戸、腕組み。
｢ああ、あの長身軍団を相手にしながら、
日本はサイズで劣る沢北や神を敢えて起用した。
そうなると、ノルウェーは当然、その二人の
外のプレーを警戒するはずだ」
須藤、頷く。
｢なるほど。サイズがなくとも出すということは
その二人の外が武器であると予測する、と」
佐戸、ニコリ。
｢だが、裏をかいて河田兄だ。
唐沢監督も面白いことを考えるもんだぜ」
道谷《日本、10-0、この上ない滑り出し！！》
塚本《これは大きいですよ！！》
｢｢ ディーフェンス！！！ ディーフェンス！！｣｣
｢｢ ディーフェンス！！！ ディーフェンス！！｣｣
止まない歓声、止まない応援。
地の利を存分に披露する日本の観客。
洋平 「こりゃとんでもねえ音量だな」
高宮 「試合にも絶対に影響するぜ」
晴子 「代表戦って、スゴイ…」
攻守にわたる思い切りのよい仕掛け、
相手の考えを上回るベンチの戦略、
そして選手を後押しするホームコートの声、
日本は一気に走り、早くも二桁差を奪った。
だが、舞台は世界大会、
このまますんなり行くわけがない。
続くノルウェーのオフェンス、
いよいよ摩天楼軍団が牙をむく。
続く
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jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる（876） へのコメント一覧
日本ノリノリだな！
ありがとうございます。
おおへなちょこ！
桜木の解説面白いです！
でもそろそろ
洋平「うまくいきすぎなんじゃねーか？」
とかでてきそう。
一愚公としては花道乱入希望です
成長と、展開に期待します。
花形、高野、永野、長谷川ですかね？
それにしても、いつも楽しませてもらっています。
アイルランドのFWと真っ向から渡り合ったラグビー日本代表のように。
楽しく読ませていただいてます！
全段→全弾命中？だと思います(*^^*)
代表戦って響きがすごくいい！
花道の興奮しまくった
解説に期待!!
花道の興奮しまくった
解説に期待(^.^)
桜木の解説面白すぎる！😁
ノルウェーの反撃怖そうですね。
次回更新、楽しみにしてます✨
違っていたら、ごめんなさい（汗）
全段命中→全弾命中？
道谷アナの実況
たまに出てくる
半分正解、半分不正解
これ好きです。
日本、よい調子…でも…。
花道の�狆綣蠅�いきすぎ�瓩陵集世蓮津�たるかな？(笑)
そして、ちょいちょい出てくる花道の解説(＾∀＾)
モーリー…わかって😅それが花道なのです(笑)💦
花道が解説ってのは
やはり最強世代のユニバを知り
その一人でもあるからかな~。
絶対に野球、サッカーのようなテレビ枠を
バスケットに与えられていただろうな…
山王軍団が大活躍してますね！楽しいです！
桜木が海南の神のポストプレイで得点重ねてたけど「それにしてはヤマオーは動かねーな」みたいなこと言って、意外と鋭かったりする所あるから解説でもどこかでそんなシーンが来るのか期待してしまいます！
歓声と応援が
デーフェンスに、なってますよ！
とんでもないしっぺ返しが来そう😅
社会人チームとの対戦では､やや大人しかった沢北が､ようやく本領発揮ですね｡
しかし､次回は､ノルウェーも反撃を開始するもよう｡圧倒的とまで言えるフィジカルの差に､日本代表は､どんな戦術を駆使して対抗するのか､楽しみにしています｡
そして日本はトラジッションゲームでディフェンス厳しく、ルーズボール激しくで相手を慌てさせましょう🎵沢北のようにみんな思いきりのいいシュートが必要ですね(^^)d高さにかなりやられると思いますが、切り替えを速く頑張ってほしいです。スーパーリバウンダー桜木がいれば高さに対抗できますけど😅解説中に俺が出る‼と言い出しそう(^-^;
ボールハンドラーとスクリーナーの2人しか動いてないとかザラだし、
パス貰ってから次の行動が遅くてDFポジション修正されるのもザラだし…
おおおお、日本は序盤から良い感じに点が取れていますね。
最後の文章から、ここから苦戦する展開ですね。
苦戦があって成長もある！
続きよろしくです。
花道の解説面白い！
この後の反撃にどう立ち向かうか楽しみです！
森重が218cmからダンク決めるところが観たい！
ビッグマンだらけのスウェーデン戦で活躍の場があるかは分からないけど、この大会で輝いてほしいな。
やっぱり湘北勢が活躍するのが嬉しい。
♥️1792www
1800回も自分でタップする姿を想像すると草
『ィ』が抜けてるってことですね。
おおーっと、修正しましたーー！
してないよww
一点、このブログでよく見かけるバックラインという言葉に違和感があります。バックコートやガード陣の意だと思いますが、バスケでこのような表現は一般的なのでしょうか？どなたかご教示いただきたく。
決して批判ではなく一読者の疑問です。
現実もこれくらい…夢が見れたら…
もしかしてあまりバスケは知らない人かな？
日本がかつてユニバで準優勝したの知らない？
決勝はアイバーソン達のアメリカだったんだよ！
7-0になった後も、デーフェンスのままですね
＞ノルウェーのSG、バッケにホイッスル。
とありますが、バッケがPG、リーセがSGでは？