「なんだ今のは…!!??」
「あのシュートが決まるのかよ…!!!」
ユニバーシアード・男子バスケ競技
プールA第1節・第2試合
試合開始 10秒
DEU 2
NGA 0
※DEU…ドイツ、NGA…ナイジェリア
ドイツ代表が、ディック・ノイバウアーの
シュートで先制。
そのフェイダウェイ・ショットに、
観衆は度肝を抜かれていた。
210cmの長身を持つその白人選手は、
やや長めの金髪をなびかせ、
難しいシュートを鮮やかに決めた。
彦一 「あれが噂のノイバウアー…!!」
弥生、冷や汗。
「あの1本だけでその凄さが分かるわね。
現地でドイツ史上最高のプレイヤーと
呼ばれているのも、頷けるわ」
ナイジェリアも当然、ノイバウアーが
ドイツ代表の核であることは分かっていた。
当然ながら、この210cmのフォワードに対して
開始早々から厳しいチェックを図った。
だが、そのタイトな守備をものとものせず、
ノイバウアーは、自身の身長、高い打点フォーム、
そして揺るがないバランスを用いて、
フェイダウェイ・ショットを決めた。
右足を上げた形から、左足のみで後方に跳ぶ
独特のフォームは、インパクト大だった。
桜木 「………。」
森尾 「おお、珍しいな、お前が無言とは」
桜木 「あんなシュートもあるのか…」
森尾 「ああ、世界は広いな、桜木」
桜木 「世界……」
一方、
なかなか情報が出てこず、
未知の強豪と目されたナイジェリアだったが、
やはり戦前の予想通り、身体能力を武器に
スピーディーなバスケを展開するチームだった。
荒石 「お前と花道みたいなのがいっぱいいるな」
天崎 「いや、俺どころじゃないよ…」
並みのチームならば、その圧倒的な能力に
面食らったであろう。
彦一 「みんなメチャクチャ速いで」
町田 「バネもすごいな」
だが、ドイツは並みのチームではなかった。
ザシュ!!!!
「あああああーーーー、またアイツだ!!!」
「ノイバウアー、止まらない!!!」
「あの長身であの動き…!! バケモンか!」
1stクォーター 残り3分
DEU 18
NGA 7
天崎 「ナイジェリアも強いのに…」
荒石 「あのデカいのを全然止められねえな」
マッチアップするであろうこの男たちは
腕組みで会話を交わす。
赤木 「止める方法があるのか、あれは…」
河田雅 「ああ、すぐには見えてこねえな…」
河田美 「あんなプレイ、初めて見た…」
森重 「……。」
そして、
ザシュ!!!!
「なにィィいいいーーーーーー!!!??」
1stクォーター 残り2分30秒
DEU 21
NGA 7
「今度はスリーだあああああーーー!!!!!」
「何でもアリか、アイツ…!!!!」
赤木 「外もある…」
河田雅 「あれは隠し玉的なシュートじゃないぞ」
赤木 「むしろ得意なのはアウトサイドなのか」
牧 「これがディック・ノイバウアーか…」
藤真 「とんでもないのが同じリーグにいたな」
そこに唐沢が入る。
「おい、ドイツに目が行くのは分かるが、
次の相手はナイジェリアだぞ」
「……!!!?」
牧 「おっと、そうだったな」
赤木 「うむ」
唐沢、続ける。
「次の試合を獲れば、決勝トーナメント進出が
濃厚になるんだ。まず立ち向かうは第2戦だぞ。
ドイツのことを考えるのはその後でいい」
牧 「はい」
唐沢 「………。」
(とはいえ、ものすごい選手がいたものだ。
個のレベルでいえば、アメリカ代表に
全く引けをとらない。間違いなくNBAでも
トップに行ける男だぞ、彼は…)
そのアメリカ代表も、
別会場のモニターでこの試合を見ていた。
アーバインが画面を指さし、
嬉しそうに笑っている。
「へい、トム! すげえ奴がいるぜ!
ドイツ最高の選手だってよ!!」
マイカン 「ああ、見てるよ」
もしこのドイツ代表とアメリカ代表が
戦う時がくるとすれば、ノイバウアーと
マッチアップするのは、トム・マイカン。
(さすがは世界大会ということだな。
金メダルを獲るのは簡単じゃない)
アラン 「そういや見たか、昨日の日本」
アーバイン 「ああ、面白かったな」
アラン、ニコリ。
「カエデ・ルカワやエージ・サワキタ以外にも
いい選手がいたじゃないか。この大会で
是非やってみたいぜ」
アーバイン 「その時は本気でやってやるか」
アラン 「もちろんだ」
その後、
ナイジェリアは、ノイバウアーがベンチに
下がっている時間に猛スパートをかけ、
点差を詰めるも、
再びコートに戻ったノイバウアーに
やはりスコアを積み重ねられ、
『ビビーーーーーーーー!!!!!!』
試合終了
DEU 84
NGA 62
20点以上の点差でドイツが勝利。
ノイバウアーはチーム全体の84点のうち
ひとりで44得点を記録。半分以上を稼いだ形に。
「ドイツ強いぞ…!!!!!」
「あのノイバウアーがとにかく凄げええ!!」
「日本はこれに勝たなきゃ1位になれない!」
プールAの第1節を終えた順位は
以下の通りとなった。
1位/ドイツ 1勝
2位/日本 1勝
3位/ノルウェー 1敗
4位/ナイジェリア 1敗
彦一 「初戦で20点差をつけたドイツが1位や」
町田 「リーグ最大のライバルなのは間違いない」
弥生、腕組み。
「このドイツを倒さないと、
日本は2位シードになり、おそらくは
トーナメント初戦でアメリカとぶつかる…」
中村、冷や汗。
「仮にそれまでに2勝していたとても、
最後が消化試合にはならないんですね…」
唐沢 「よし、行くぞ」
日本代表メンバーは、
このゲームを見届け、練習用の体育館へ移動。
「ナイジェリアのディフェンスは、
オーソドックスなマンツーマンだ。
今日見る限り、連携はそこまで深くなかった。
こっちはパスを回して崩して行こうぜ」
「ああ、素材的にはバケモノみたいな奴ばかり
だったが、ところどころで粗さも目立つ。
細かくミスを突く作戦も有効だぞ」
「ファウルが多かったから、フリースローも
カギになるじゃないか」
各々会話を交わしつつ、歩いていく。
それから1時間後、
別会場で、「ドリームチーム・ジュニア」
こと、アメリカ代表が躍動した。
ザシュ!!!!
「来たあああああーーーーーー!!!!」
「アーバイン、止められない!!!!」
「なんてスピードだ!!!!」
ザシュ!!!
「アランのスリーーーーー!!!!」
「なんてキレイなシュートフォーム!!!」
ドガアアアアアーーー!!!
「マイカン、ダンク来たああああーーー!」
「無敵のゴール下!!!!!」
プールB第1節・第2試合
USA 128
AUS 71
※USA=アメリカ
AUS=オーストラリア
「おいおいおい!!!! 強すぎるぞ!!」
「オーストラリアだって巨漢揃いの
好チームなのに…!!!」
「やはりアメリカは最強だ!!!」
会場の記者陣はそろって冷や汗。
「最後は流したように見えたが、50点差」
「まだ本気じゃないのに、これだよ」
「底が見えないな、このチーム…」
かくして、
初日、2日目で
各リーグの第1節が終了。
各グループの順位は以下の通り。
プールA
1位/ドイツ 1勝
2位/日本 1勝
3位/ノルウェー 1敗
4位/ナイジェリア 1敗
プールB
1位/アメリカ 1勝
2位/クロアチア 1勝
3位/チェコ 1敗
4位/オーストラリア 1敗
プールC
1位/アルゼンチン 1勝
2位/セルビア 1勝
3位/ロシア 1敗
4位/ポーランド 1敗
プールD
1位/スペイン 1勝
2位/イタリア 1勝
3位/カナダ 1敗
4位/ウクライナ 1敗
1日の休みを挟み、2日後、
日本代表は
第2戦、ナイジェリア戦に臨む。
ベンチの唐沢、手を叩き声をかける。
「さあ、行ってこい!!!
前回と同じ、スタートがキモだぞ!」
「オウ!!!!!」
スタートの5人が、コートへ向かった。
PG/7.藤真健司(180cm/68kg)
SG/5.諸星 大(191cm/80kg)
SF/15.沢北栄治(193cm/86kg)
PF/6.河田 雅史(203cm/98kg)
C/13.森重 寛(208cm/110kg)
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(884) へのコメント一覧
マッチアップは河田か森重か?
今回のスタメンはスピード重視なんですね!
ナイジェリアにも勝て!日本!
それはそれとして、ノイバウアー規格外すぎる…(^_^;)
ドイツに勝てるかな…?
藤真と諸星がスターティングに…!
どんな試合になるのか楽しみです!
マーヴェリックスvsユタの試合を生で見ましたが、
目立ってタノはストックトンとナッシュ、180cm台のガード2人でした。
日本も十分張り合えるはず、頑張ってくれ〜!!
次回が楽しみです
あのフェイダウェイを本人は簡単そうに決めてるから恐ろしい
誰も真似しないあたり真似ができないってことなんだろうけど
素人考えだけど宮城をポイントガードに持って来ると思ったけど藤真だったすね笑
後、881で止まってる目次も見たいすww
深体大のリーディングスコアラーなら
神や三井にもひけを取らないはず。
毎試合スタメンで得点源、
スモールフォワードで2メートルの
相手とマッチアップ、
だからといって日本には
スモールフォワードの控えは190センチ前後、
たぶん相手チームは沢北に
好ディフェンダーをぶつけてくる、
メディアの注目度も日本一(かも?)
高校時代はメンタルはあまりタフじゃない…
その他の国には一応勝つ流れか…
てかノビツキーに個人能力で勝てる奴スラダンに居ねえだろ(創作だから色々どうにかなるかもだがww
ドイツサッカーだけじゃなくてサッカー界のレジェンド2人です。
もしKさんがドイツ人選手の名前を考案中ならカッコよさそうな名前が多いのでもし良ければ参考にしてください。
バスティアン・シュバインシュタイガー
ベルント・シュナイダー
ミロスラフ・クローゼ
カールハインツ・ルムニゲ
カイ・ハファルツ
ティモ・ベルナー
オリバー・カーン
ゲルト・ミュラー
日本大丈夫だ!ノビツキーは特に若い頃はディフェンスがめちゃくちゃ悪かったはず…
ノイバウアーは普通にあるドイツの姓です。単純にノビツキーを連想しやすい名前を採用しただけで造語じゃないと思いますよ…。
リンクさんが挙げてらっしゃる名前は超メジャーどころなので、ノルウェーのサッカー選手名でも知ってるK氏ならみんな知ってるでしょうね。
因みに、ルムニゲではなくルムメニゲ(ルンメニゲ)ですね。兄弟が浦和レッズにいたのも懐かしいですねえ。
ディック・ノイバウアーのフェイダウェイ・ショット…。
見て技を習得する花道…やっちゃう❔(笑)
にしても…世界はスゴイ……。
日本❣️次はどんな試合をするか楽しみです。
頑張れ〜日本❣️❣️
どうやって対峙するのかドイツ戦が楽しみ
デニス・シュルーダー役もいるのかな〜
尚トム・マイカン選手は将来NBA界屈指の名将の横でお茶を飲むのが仕事のアシスタントコーチになる予定www
ドイツのスーパーエースが、驚愕のフェイダウェイを見せ、全得点の半分以上の44得点を叩き出したと思ったら。
何とアメリカは、終盤流しながらも、相手チームに50点差以上付けての100点ゲームで圧勝。やはり、ドリーム・ジュニアは、完全に、次元が違うということですね(正直、花道・流川・仙道の3人が日本代表に加わっても、どこまで食らい付けるのか)。
次のナイジェリアとの試合の序盤は、敢えて、走り合いで挑むということでしょうか。
これまで、もうひとつ活躍できていなかった諸星には、同じコートに沢北がいるだけに、意地を見せてほしいですね。
ヌワンコカヌ。
ババンギダ。
マルティンス。
オコチャ。
運動量とスピードがやばかった。
スピードがある選手には、キック力も備わってた。
不可能なんでしょうが…やっぱりアメリカとかドイツに挑むチームに桜木と流川がいて欲しかった😭
うーん、35点。
世界は広い!
世界相手に藤真のゲームメイクが楽しみです!
NBAでもトップレベルは言い過ぎじゃないの?
と思う人がいたら、是非ノイバウアーのモデルとなったノビツキーを調べてみてほしい。
記録にも記憶にも残るとんでもない選手だから。
歴代PFで誰がトップかって議論はダンカン(このブログのマイカン)ですぐ答えは出るけど、個人的に二番手はノビツキー。同じ考えの人もきっといるはず。
なら自分で書けば
そのへんのメジャーどころの名前は当たり前のようにKさんは全部知ってるだろうからあまり参考にはならないのでは?あといくつか間違ってますよ(生意気言ってスイマセン)
活躍間違いなし
しかし日本もアメリカに一目を置かれるチーム!次のナイジェリア戦も頑張って欲しいです!!
個人では勝てなくてもいいんじゃね?山王戦の赤木を見る限り。
ウイイレの話?
めそさん、その通りですよね!
Kさん、見てますか?今からでも書き直すべきです。花道と流川をユニバに入れてください。絶対に入れるべきなんです。
めそさんの意見は読者の総意ですよ。こんな展開続けてたら僕らはみんな読むのやめますので。嫌なら書き直してください。
このようなことを悪気なく書けるあなたが怖いです。わざわざ「絶対」「総意」「みんな」という事実ではない言葉を交えながら、作者さんに脅迫的に要求する理由が全くわかりません。
少なくとも私は書き直してほしくないので、勝手に「読者の総意」とは言わないでください。
読みたくなければ、ただ読まなきゃいいんじゃないですか?ご自由にされてください。
>読者の総意
勝手に決めるなw
出てないことは残念ではあるけどこれから先のことも考えてのことだろうし、作者に任せるべき
しかもなぜかサッカーという。
ノビツキーも知らんとは。
ドイツ人の名前なんて少しググればいくらでもわかるんだから提案も不要かと。
嫌なら、“勝手に”読むのをやめてくれていいよ
そうしてくれれば、このコメント欄も、随分とスッキリするだろうし
そもそもベッケンバウアーはいいとして、ノイアーってレジェンドか?現役なのに。
ホントなんでいつまでたっても桜木だ流川だ言うのかね…。せっかく楽しんで見てるのに好き勝手なことばっかり言ってて気分悪い。
これで盛り上がりのピークをユニバじゃなくて日本代表とアメリカNBA編に持っていける。
俺たちのフィールドというサッカー漫画でリザーブドッグスという若手有望株の集中特訓チームがあったことを思い出した。
桜木、流川、そして仙道という主役たちがユニバ編のあとに今の大学生メンバーに新鮮な風を吹き込んでドラマを作って日本代表編を描ける。
逆に、ユニバに彼らも参加すると、もしかするとユニバ編ネタ切れ、モチベ切れで完結するなんじゃないかと不安になったね。
ノイアーとベッケンバウアーを連想するのはわかります
以前、ノルウェーチームかどこかがサッカー選手ネタでしたからね
ですが、特に推す理由もないのに、ちょっと調べればすぐにでてくる選手名を羅列しても、余計なお世話ってやつになってしまいそうです
改めてバスケの喜び思い出すと思う 日本では卓越したゲームメイク、得点力、リーダーシップと何でもできる国内最高峰のスモールフォワードだと思うから、それが自分と同じレベルで同じ次元でプレイする人ばかりが周りにいて強みと言えない中で「さあ、この次はお前何ができるの?」と問われた時の仙道の奮闘ぶりを見たい