久々のバスケ平成コラムです
(もう令和も2年目に入ったのに、
ここで平成企画という:笑)。
平成元年から、バスケ業界を1年ずつ
コツコツと振り返っております、
…と言いつつ、
個人的には、平成13年(2001年)って、
もうそんなに「昔」じゃないな…。
ここからは21世紀だしね(括りがデカイわ)。
前回は、メインとしてNBAのほうに
目を向けましたが、実はこの年も同じ。
この年は、全世界のバスケファンの注目を
NBAで活躍するひとりのプレイヤーが
独占したと思っています。
その男の名は、
アレン・アイバーソン。
当時、フィラデルフィア・76ersのエースだった、
人気・実力ともにNBA史上屈指のものを誇る、
まさに歴史に残るガードプレイヤーであります。
※以前、名選手コラムでも書きましたけどね
でも、そのメインディッシュは
あとにとっておいて(どないやねん)、
いつも通り国内各カテゴリを確認してみましょう。
まずは、トップリーグ。
女子に大きな動きアリです。
優勝:ジャパンエナジー(現・JX)
MVP:濱口典子(Jエナジー)
新人王:矢代直美(日本航空)
ベスト5:
川上香穂里 (Jエナジー)
金銀暎 (三菱電機)
永田睦子 (シャンソン)
古賀京子 (三菱電機)
濱口典子 (Jエナジー)
シャンソン化粧品の連覇が「10」で、
ついに止まりました!!(いや、でも10って…!)
00−01年シーズンの覇権を奪ったのは、
ジャパンエナジー(現・JX)。
今このページを見ている、ある程度若い世代の
皆さんには、JXこそが「絶対王者」として
認識されていると思うのですが、
かつてはそうじゃなかったんです。
王者といえばシャンソン化粧品、
当時のジャパンエナジーは、
いつも最後で負ける側だったんですよね。
それが、この年についに逆転しました。
21世紀最初のトップリーグを制した彼女たちは
ここからずっと強豪であり続けます。
その王朝は、令和となったいまも続いており、
まさに長期政権といえるでしょう。
一方、
男子は、前年に頂点を逃したチームが
覇権奪回に成功しております。
優勝:いすゞ自動車
MVP:佐古賢一(いすゞ自動車)
新人王:大野篤史(三菱電機)
ベスト5:
佐古賢一 (いすゞ自動車)
後藤正規 (アイシン)
折茂武彦 (トヨタ自動車)
ルシアス・デービス (いすゞ自動車)
ブライアン・ヘンドリック (トヨタ自動車)
佐古さん、後藤さん、折茂さん、
さながら当時の「三羽烏」ともいえそうな
3人が、ベスト5に名を連ねていますね。
もうひとり、ルシアス・デービスとあわせ、
どこかのブログに登場する、
佐戸、須藤、森尾、デビッドソン
というキャラクターに似ているとかいないとか?
因みに、新人王の大野さんは、
現・千葉ジェッツ監督の、あの大野さんです。
※どこかのブログに出てくる深体大にも
同じ名前の選手がいますねえ〜
彼は、わしと同じ77年度生まれの世代。
この世代の各チームのスーパープレイヤーは、
こぞって日体大に進学し、1年から4年まで
インカレ4連覇を果たすのですが、なかでも
大野さんは1年時からスタメンに名を連ね
77年度世代の筆頭といえる存在でした。
やはりトップリーグに進んでからも
新人王を獲得したのは、彼でしたね。
では、その最強軍団が卒業したことで、
前年、日体大が王座から陥落した大学界は?
また、日体大が優勝しております(わお!)。
が、わずか中一年で王朝復活か!?
とも思われましたが、実は彼らのインカレ制覇は
これを最後に現在まで成されておりません。
群雄割拠の時代に突入です。
もうしばらくすると大学界に最強の双子が現れ
東海と慶応の時代がやってきますが、
ともあれ、日体大が絶対的に君臨するのは
現時点では、この年が最後となるわけです。
女子トップリーグのシャンソン、
男子大学界の日体大、
ふたつの巨星がこの年から徐々に存在感を
落としていくことになってしまいます。
うーん、21世紀、
時代って動いていくものなんだなあ。
では、その下のクラス、高校バスケは?
総体
男子:能代工業
女子:桜花学園
国体
男子:千葉
女子:愛知(桜花学園)
選抜
男子:能代工業
女子:桜花学園
うーん、王朝強し!!
能代と桜花はこの年も最強軍団ですね。
この情勢が変わってくるのは、もう数年後。
日本の高校バスケ界のコートで、
高い身体能力を持つ留学生が普通に躍動する
時代がやってくることになります。
上位校の名前がガラッと変わってきますが、
それはもうちょっとだけ後のハナシですね。
ということで、
国内は、新時代っぽい動きもあったわけですが、
海の向こうでは、21世紀最初のリーグで
どんなことが起きていたでしょうか。
はい、冒頭のとおり、
ここは、アレン・アイバーソンの年です!
説明不要の超人気選手のアイバーソンですが、
彼のハイライトのひとつは、間違いなくこの年。
レギュラーシーズンで、
得点王、スティール王、シーズンMVP、
オールスターMVPと、個人賞を総なめにし、
押しも押されもせぬ主役に躍り出ると、
プレイオフでは下位回戦からドラマチックな
試合を連発し、ファイナルへ。
そのファイナルでも、あの最強LA.を相手に
まさかの第一戦勝利と、最後の最後まで
物語の中心として躍動し続けました。
前年が、わし的には、ドリームチーム世代の
最後のファイナルだったのですが、
この年は、アイバーソン、シャック、コービーの
競演ということで、まさに新時代のファイナル
だったんじゃないでしょうかね。
もうここでは、ドリームチーム世代の選手は
主力としてコートには立っていないですし。
が、
主役はアイバーソンですが、
優勝も彼かというと、そうではありません。
この時期、猛威を奮ったシャック&コービーの
LA.が前年に続く2連覇を達成するのです。
まあ、ハチャメチャに強かったですね。
特にこの頃のシャックは、まったくもって
止めようがなかったです。
しばらく彼の時代は続きますよ〜。
ジョーダン引退後のしばらくの時代を
席巻した男は、ふたりいると思っていますが、
そのひとりは、間違いなくシャックです。
もうひとりは、再来年のコラムで紹介かな?
てなわけで、
平成13年のプレイバックでした。
次回は平成14年(2002年)、
みんなの記憶にある一番大きな話題は
サッカーの日韓W杯だと思いますが、
バスケ界はどうだったのでしょうか。
うーん、
すっごく悲しい出来事があった年なんですよね…。
それはまた次回にて。
ではでは。
ここで平成企画という:笑)。
平成元年から、バスケ業界を1年ずつ
コツコツと振り返っております、
…と言いつつ、
個人的には、平成13年(2001年)って、
もうそんなに「昔」じゃないな…。
ここからは21世紀だしね(括りがデカイわ)。
前回は、メインとしてNBAのほうに
目を向けましたが、実はこの年も同じ。
この年は、全世界のバスケファンの注目を
NBAで活躍するひとりのプレイヤーが
独占したと思っています。
その男の名は、
アレン・アイバーソン。
当時、フィラデルフィア・76ersのエースだった、
人気・実力ともにNBA史上屈指のものを誇る、
まさに歴史に残るガードプレイヤーであります。
※以前、名選手コラムでも書きましたけどね
でも、そのメインディッシュは
あとにとっておいて(どないやねん)、
いつも通り国内各カテゴリを確認してみましょう。
まずは、トップリーグ。
女子に大きな動きアリです。
優勝:ジャパンエナジー(現・JX)
MVP:濱口典子(Jエナジー)
新人王:矢代直美(日本航空)
ベスト5:
川上香穂里 (Jエナジー)
金銀暎 (三菱電機)
永田睦子 (シャンソン)
古賀京子 (三菱電機)
濱口典子 (Jエナジー)
シャンソン化粧品の連覇が「10」で、
ついに止まりました!!(いや、でも10って…!)
00−01年シーズンの覇権を奪ったのは、
ジャパンエナジー(現・JX)。
今このページを見ている、ある程度若い世代の
皆さんには、JXこそが「絶対王者」として
認識されていると思うのですが、
かつてはそうじゃなかったんです。
王者といえばシャンソン化粧品、
当時のジャパンエナジーは、
いつも最後で負ける側だったんですよね。
それが、この年についに逆転しました。
21世紀最初のトップリーグを制した彼女たちは
ここからずっと強豪であり続けます。
その王朝は、令和となったいまも続いており、
まさに長期政権といえるでしょう。
一方、
男子は、前年に頂点を逃したチームが
覇権奪回に成功しております。
優勝:いすゞ自動車
MVP:佐古賢一(いすゞ自動車)
新人王:大野篤史(三菱電機)
ベスト5:
佐古賢一 (いすゞ自動車)
後藤正規 (アイシン)
折茂武彦 (トヨタ自動車)
ルシアス・デービス (いすゞ自動車)
ブライアン・ヘンドリック (トヨタ自動車)
佐古さん、後藤さん、折茂さん、
さながら当時の「三羽烏」ともいえそうな
3人が、ベスト5に名を連ねていますね。
もうひとり、ルシアス・デービスとあわせ、
どこかのブログに登場する、
佐戸、須藤、森尾、デビッドソン
というキャラクターに似ているとかいないとか?
因みに、新人王の大野さんは、
現・千葉ジェッツ監督の、あの大野さんです。
※どこかのブログに出てくる深体大にも
同じ名前の選手がいますねえ〜
彼は、わしと同じ77年度生まれの世代。
この世代の各チームのスーパープレイヤーは、
こぞって日体大に進学し、1年から4年まで
インカレ4連覇を果たすのですが、なかでも
大野さんは1年時からスタメンに名を連ね
77年度世代の筆頭といえる存在でした。
やはりトップリーグに進んでからも
新人王を獲得したのは、彼でしたね。
では、その最強軍団が卒業したことで、
前年、日体大が王座から陥落した大学界は?
また、日体大が優勝しております(わお!)。
が、わずか中一年で王朝復活か!?
とも思われましたが、実は彼らのインカレ制覇は
これを最後に現在まで成されておりません。
群雄割拠の時代に突入です。
もうしばらくすると大学界に最強の双子が現れ
東海と慶応の時代がやってきますが、
ともあれ、日体大が絶対的に君臨するのは
現時点では、この年が最後となるわけです。
女子トップリーグのシャンソン、
男子大学界の日体大、
ふたつの巨星がこの年から徐々に存在感を
落としていくことになってしまいます。
うーん、21世紀、
時代って動いていくものなんだなあ。
では、その下のクラス、高校バスケは?
総体
男子:能代工業
女子:桜花学園
国体
男子:千葉
女子:愛知(桜花学園)
選抜
男子:能代工業
女子:桜花学園
うーん、王朝強し!!
能代と桜花はこの年も最強軍団ですね。
この情勢が変わってくるのは、もう数年後。
日本の高校バスケ界のコートで、
高い身体能力を持つ留学生が普通に躍動する
時代がやってくることになります。
上位校の名前がガラッと変わってきますが、
それはもうちょっとだけ後のハナシですね。
ということで、
国内は、新時代っぽい動きもあったわけですが、
海の向こうでは、21世紀最初のリーグで
どんなことが起きていたでしょうか。
はい、冒頭のとおり、
ここは、アレン・アイバーソンの年です!
説明不要の超人気選手のアイバーソンですが、
彼のハイライトのひとつは、間違いなくこの年。
レギュラーシーズンで、
得点王、スティール王、シーズンMVP、
オールスターMVPと、個人賞を総なめにし、
押しも押されもせぬ主役に躍り出ると、
プレイオフでは下位回戦からドラマチックな
試合を連発し、ファイナルへ。
そのファイナルでも、あの最強LA.を相手に
まさかの第一戦勝利と、最後の最後まで
物語の中心として躍動し続けました。
前年が、わし的には、ドリームチーム世代の
最後のファイナルだったのですが、
この年は、アイバーソン、シャック、コービーの
競演ということで、まさに新時代のファイナル
だったんじゃないでしょうかね。
もうここでは、ドリームチーム世代の選手は
主力としてコートには立っていないですし。
が、
主役はアイバーソンですが、
優勝も彼かというと、そうではありません。
この時期、猛威を奮ったシャック&コービーの
LA.が前年に続く2連覇を達成するのです。
まあ、ハチャメチャに強かったですね。
特にこの頃のシャックは、まったくもって
止めようがなかったです。
しばらく彼の時代は続きますよ〜。
ジョーダン引退後のしばらくの時代を
席巻した男は、ふたりいると思っていますが、
そのひとりは、間違いなくシャックです。
もうひとりは、再来年のコラムで紹介かな?
てなわけで、
平成13年のプレイバックでした。
次回は平成14年(2002年)、
みんなの記憶にある一番大きな話題は
サッカーの日韓W杯だと思いますが、
バスケ界はどうだったのでしょうか。
うーん、
すっごく悲しい出来事があった年なんですよね…。
それはまた次回にて。
ではでは。

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平成13年(2001年)のバスケットボール/アイバーソンの大冒険 へのコメント一覧
歴史を感じますねー
同世代の自分は(たぶん)わかりました。
ネタバレになるので書きませんが、
あの出来事が日本バスケ界に与えた
影響は大きかったと思います。
なんにせよ、この年はアイバーソン!
彼の獅子奮迅の活躍は言葉では言い表せない。
同じ身長でNBAでも活躍出来るのか!!って
あとは1on1する子が増えた(真似して)
ヘッドバンドや腕のサポーター?する子も増えましたよね
今や腕のやつはタトゥー隠しに主に使用されていますがw
THE ANSWER。
I3
のヘアバンドをいつもしていました。
「体のサイズでプレーしているんじゃない、ハートでプレーしているんだ。
俺はリーグで1番大きなハートを持っていると思う。
ハートでプレーすること、それで殆どのことを乗り越えてきた」
これ・・・現役の時にいつも励まされましたね。
その後にボイキンスが
<気持ちがあるのは当たり前でスキルが全て・・・>
的な事を言ってて、明らかにアイバーソンに向けてるなぁ・・・なんて思ってました。
ジョーダンの引退試合がアイバーソン率いる・・・なんてのも
『あ〜アイバーソンだなぁ・・・』
なんて思いながら見てたのを思い出しました。
有名なインタビューでの
<practice・・・practice・・・practice・・・>
なんてのも思い出しました。
ありがとうございました。