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  • 2019年12月27日09:20

バスケ人気は果たして上がっているのか? 〜ミニバス指導の観点より〜

こんばんは、

今日はコーチ・Kでっす。


間もなく2019年も終わるわけですが、
今年は、バスケ業界的にはわりと大きな
1年だったと思うんで、色々思い出しつつ、

今回は、わしなりの観点から
「競技の人気」を考えてみたいと思います。


今年のバスケ界って、
ホットな話題が満載でしたよね。

・八村塁のNBAドラフト指名!
・男子日本代表のW杯出場!
 &これに伴う東京五輪出場決定!
・富樫勇樹の年俸1億円発表!

などなど。

W杯本大会の成績は芳しいものではなかった
かもしれませんが、そこに辿り着いたこと、
アジア予選で奇跡のような勝ち上がりを
見せてくれたこと、やっぱりホットな話題と
捉えたいと思っています。


で、これ全部、夢があるハナシですよね。


日本の部活動でバスケを学んだ八村君が
NBAの舞台に立つことができ、

日本のプロリーグのスター選手が
年俸1億という契約を結び、

日本の代表チームがアジア予選を突破して
世界大会に出たわけですから。


野球やサッカーにはまだまだ敵わなくとも、
日本人にとってバスケットボールという競技が、
以前よりも間違いなく夢のある世界になった
というアピールは、かなり進んだんじゃないか
と思うんです。


さてさて、本題。

ではその恩恵により、この競技の人気は
以前より向上しているのか否か、

ここを考えたいと思います。


結論からいうと、
一旦、間違いなく上がりました。

継続するかはこれから次第ですが、
その可能性は非常に高いとみています。


人気度について、数字から分かることって
沢山ありますよね。

たとえばBリーグの動員数。
こちら、うなぎ上り中であります!!


※上記は2018-19年シーズンまでの
データですけどね


こういうの調べれば、人気向上を裏付ける
データってドンドン出てくると思うんですが、
それは置いといて(どないやねん)、

わしはちょっと違う点から、
今年を振り返ってみたいと。


そう、ミニバス指導者、
コーチ・Kの観点からです。


わしは、クラブのチーフコーチという立場柄、
新入団の際のお世話も少々させてもらうのですが
(基本は保護者さん達がやってくれる)、

まあ、これがこれが、過去に類を見ない、
爆発的な勢いだったんですよ、今年は。


特に八村君の話題が沸騰した周辺の時期ですね。


もう毎週のように、
いや、ピーク時は毎日のように、

保護者の担当から
「今日は体験入団が3人きています!」
「来週は5人きます!」
「先日の体験の子が、正式入団しました!」
と連絡が来るのです。


ウチのクラブはもともと人数は多いほうで、
体験入団に来る子も他団体より多いのですが、
それでも、例年の体験入団っておおよそ
月に3〜5人のペースなんです。

※そこから正式入団する子が毎月何人かいて、
大体1年で15〜20人くらい増えるんですよね
(その後6年生が抜けるので、団員が毎年20人規模で
増え続けるわけじゃないですよ。増減あります)


それがまあ今年は、わんさか来る、来る。

これまでなら1か月の体験入団数だった
「3〜5人」が毎週以上のペースで来るのですよ。
練習メニューを組みなおすの大変だったっす
(嬉しい悲鳴ってやつですけどね)。


20年以上クラブを運営している監督も
「この増え方は史上初」とハッキリ言っており、
かつてない入団フィーバーがやってきたのです。


あ、
こないだ別のクラブのコーチとこの件について
話をしたのですが、全く同様でした。

「八村のあれで人数が一気に増えた」と。
「他のクラブもそうみたいだよ」と。


今年、一気に人数が増えたミニバスクラブって、
結構あるんじゃないでしょうか。

※実は、逆に人数減少傾向にあるクラブも
わりとあるんですが、それがなぜ起きているかは
今度気が向いたら書こうかな


んで、その度合いはやっぱり男子のほうが大きく、
つまりはやはり八村効果なのかな
(主に男子小学生に夢を与えたのかな)、
と思ったりもしています。


これ、まだ途切れちゃいませんよ。

史上最高のペースはずっと続いていて、
八村バブルのあの頃ほどとは言わずとも、
いまでもたくさんの体験入団が来てくれています。

わしの周囲においては、
「バスケの世界に入ってくる子供」は明らかに
増えており、勢いはまだ止まっていません。


かつての「スラムダンク」の隆盛時以降、
バスケ競技者が一気に増えることって
なかなかなかった気がするんだけど、

今回はあれに次ぐレベルのフィーバーに
なってるんじゃないかなあ、って思います。


2020年の結果次第では、
「八村バブル以上」の波が来るかもしれないし、
これからも楽しみです。

子供の「入口」であるミニバス人口が増えれば、
中学、高校、大学のバスケ人口も絶対増えると
思っているし、そうなればプロのレベルだって
さらに上がっていくはずだから。

ミニバスの人気が上がって人口が増えることは
バスケ界全体の繁栄に繋がるはずだから。


コーチ・K、
「入口」を担当するひとりとして、
これからも頑張っていく所存であります!


ではでは。


i love basketball!!!!!!




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バスケ人気は果たして上がっているのか? 〜ミニバス指導の観点より〜 へのコメント一覧

  1. 1.
    • 708
    • 2019年12月27日 09:47
    • 5
    サッカーのカズのように、その競技を象徴するような選手が出てきたときに一気に競技人口が増え、人気が出るのかもしれませんね。
    これから八村選手に続く凄い選手が出てくるのが楽しみです。
  2. 2.
    • 8ton
    • 2019年12月27日 09:54
    スター選手の誕生や活躍って本当に夢を与えてくれますよね。
    素晴らしいことだと思います!

    野球だって1億円越え(落合でしたっけ?)まで大分時間がかかりましたけど、今はかなりの数になりましたからね。

    オリンピックで夢を与えてくれるような熱い試合を期待せずにはいられません!
  3. 3.
    • 13番
    • 2019年12月27日 10:20
    間違いなく八村バブルが引き金にはなったと思いますが

    僕はちょっと違う視点から

    スラムダンク全盛期でバスケを始めた子達が今まさに親になって
    小学生ぐらいの子供を持つ層が多い

    パパ、みんなバスケット!って言ってるんだけど知ってる
    「パパな実は昔バスケットやってたんだぞ〜」の流れ

    井上雄彦先生の功績は大きと思います
  4. 4.
    • 2019年12月27日 10:31
    • 5
    いつも素敵なブログを楽しく拝見させて頂いております。

    『人数減少傾向のクラブも結構ある』という内容に非常に興味があります。

    書いて頂けることをお願いしたいです。(Kさんが気が向いたらの話ですが…。(笑))
  5. 5.
    • yuin
    • 2019年12月27日 12:59
    高校までの取り組み人数は元々男女共にかなり多いので、そこに劇的変化は続かない気がしています。
    一方で豊富な競技人口に見合う将来の夢が見難い状態だったのが、国内トップリーグの整備とNBAの夢が現実に見えてきたことで、底辺からの競技レベルはどんどん上がっていくのでは、と期待しています!!
  6. 6.
    • さそりビル
    • 2019年12月27日 17:24
    • 5
    自分も中・高・社会人クラブとバスケを続けておりますので人気向上は嬉しいですね。1980年後半生まれですが、自分のときは「テニスの王子さま」のお陰かテニス部はマンモス状態で、バスケ部は運動部の中でも人数少なかったな〜。

    ※Kさんならば、別の角度から人数が多いことによるデメリットについてもお話があるでしょうか。
  7. 7.
    • テンダラー
    • 2019年12月27日 20:14
    八村バブルやはり凄いんですね
    テレビのスポーツコーナーでも八村選手が出た試合はそれなりに取り上げてますもんね
    それだけに地上波でNBAやBリーグの試合を放送してほしいなと感じます。
    NBAはBSも無くなり、ほとんど楽天ですからね
    そういう意味では楽天はGSWのスポンサーやNBAのラインセンス獲得は先見の明があったんだなと感じます。
  8. 8.
    • 大根.jp
    • 2019年12月27日 23:47
    八村‘選手’な
    選手ぐらいつけようぜ、編集者君
  9. 9.
    • ぶてふ
    • 2019年12月28日 06:39
    • 5
    親がスラムダンク世代だからバスケに理解があるのも大きいかも!?
  10. 10.
    • 同級生
    • 2019年12月31日 22:26
    >>8
    もういいよ、恥ずかしいからやめろ、ジュンペイ。




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