2児の父、編集者・Kです。
今日はちょっと子供にまつわるハナシを。
先日、職場の同僚と喫煙室で
こんな会話がありました。
同僚 「去年子供が生まれまして」
わし 「おお、おめでとう」
同僚 「もうすぐ1歳になるんですよ」
わし 「かわいいだろうなあ」
同僚 「いやあ、かわいいですねえ」
わし 「1歳になってないなら、まだ喋らないか」
同僚 「そうですね、まだですね」
わし 「でも、言葉が通じるときがあるかもよ」
同僚 「え? そうなんですか?」
あらゆる子供がそうなのかは
わしは専門家じゃないので分かりませんが、
「まだ自分で言葉は喋れないが、
相手が言っていることは理解している」
という段階があるんですよ。
これ、15年ほど前、
娘がまだ1歳くらいの頃に、
1回だけ体験したことがあります。
まだ娘は喋れない時です。
会話ができないとかじゃなく、
「マンマ」とか「ワンワン」とかも言わない、
そんなときのハナシです。
ある日、わしが家の中で
メガネをなくしたんですよ。
なくしたっていうか「どこに行ったか
分からなくなった」かな。
漫画でよくある
「実は、頭にひっかけているのに
自分で気づいていない」とかじゃないよ(笑)。
どこかに置いてあるのは間違いないのですが、
その場所が分からなくなったんです。
洗面所? ない。
タンスの上? ない。
布団のそば? ない。
うーん、迷宮入りだコリャ。
こういう時、よくやるのは、
これまでの自分の行動を振り返ってみる、
というやつですよね。
家に帰ってきて、最初にトイレに行って、
そのあと手を洗って、んで冷蔵庫を開けて、
みたいに思い出しながら、現場現場を
ひとつずつ確認するという。
それでも発見できない。
で、
ダメもとで聞いてみたんですよ。
まだ喋ることのできない娘に。
「お父さんのコレ、見なかった?」と。
手でメガネのカタチを作って、
「コレ」ってジェスチャーしてね。
「………。」
娘は返事しません。
いや、そりゃまあ当然です。
まだ喋れないんですから(笑)。
が、その直後
トコトコトコーーー、と、
奥の部屋に歩いて行ったんですよ。
お? 動いたぞ?
わしがそのあとをついていくと、
娘が本棚を指さしたのです。
そこに、ありました。
メガネが。
「おおおおおーーーーーー!!!!!
すごいじゃないか!!!!」
「よくやった! ありがとう!!!」
ぐしゃぐしゃに抱きしめ、
抱っこしてホッペにチュウしまくりました。
娘は無表情でしたが(笑)。
このときに確信したんです。
この子は、まだ喋ることは出来ないが、
こっちが言っていることは分かっている、と。
「こっちにおいで」と手を振るような
分かりやすい話じゃなく、
「メガネはどこ?」という、理解がなければ
到底無理なお題に応えてくれたんで。
これは、明らかに通じている、と。
この期間がどのくらいあるのかは
分かりません。
子供は自分の玩具じゃないですから、
その後、テストのように同じことを
やったりもしてないですからね。
こういう体験をしたのは
このときの1回きりです。
と、1年半後に生まれる息子の時は、
こういう出来事は体験していません。
さすがに娘もその時のことは
覚えていないでしょう。
でもわしは、不思議な感覚になった
このときのことを鮮明に覚えています。
まだ髪の毛の短い娘が、メガネを指さした
あのときの顔もハッキリと思い出せます。
ハイハイから歩くようになって
言葉をしゃべるまでの間に、
こんな時間があったという、記憶。
以上、
ちょっとした会話から思い出した、
昔話でした。
ではでは。
わし 「1歳になってないなら、まだ喋らないか」
同僚 「そうですね、まだですね」
わし 「でも、言葉が通じるときがあるかもよ」
同僚 「え? そうなんですか?」
あらゆる子供がそうなのかは
わしは専門家じゃないので分かりませんが、
「まだ自分で言葉は喋れないが、
相手が言っていることは理解している」
という段階があるんですよ。
これ、15年ほど前、
娘がまだ1歳くらいの頃に、
1回だけ体験したことがあります。
まだ娘は喋れない時です。
会話ができないとかじゃなく、
「マンマ」とか「ワンワン」とかも言わない、
そんなときのハナシです。
ある日、わしが家の中で
メガネをなくしたんですよ。
なくしたっていうか「どこに行ったか
分からなくなった」かな。
漫画でよくある
「実は、頭にひっかけているのに
自分で気づいていない」とかじゃないよ(笑)。
どこかに置いてあるのは間違いないのですが、
その場所が分からなくなったんです。
洗面所? ない。
タンスの上? ない。
布団のそば? ない。
うーん、迷宮入りだコリャ。
こういう時、よくやるのは、
これまでの自分の行動を振り返ってみる、
というやつですよね。
家に帰ってきて、最初にトイレに行って、
そのあと手を洗って、んで冷蔵庫を開けて、
みたいに思い出しながら、現場現場を
ひとつずつ確認するという。
それでも発見できない。
で、
ダメもとで聞いてみたんですよ。
まだ喋ることのできない娘に。
「お父さんのコレ、見なかった?」と。
手でメガネのカタチを作って、
「コレ」ってジェスチャーしてね。
「………。」
娘は返事しません。
いや、そりゃまあ当然です。
まだ喋れないんですから(笑)。
が、その直後
トコトコトコーーー、と、
奥の部屋に歩いて行ったんですよ。
お? 動いたぞ?
わしがそのあとをついていくと、
娘が本棚を指さしたのです。
そこに、ありました。
メガネが。
「おおおおおーーーーーー!!!!!
すごいじゃないか!!!!」
「よくやった! ありがとう!!!」
ぐしゃぐしゃに抱きしめ、
抱っこしてホッペにチュウしまくりました。
娘は無表情でしたが(笑)。
このときに確信したんです。
この子は、まだ喋ることは出来ないが、
こっちが言っていることは分かっている、と。
「こっちにおいで」と手を振るような
分かりやすい話じゃなく、
「メガネはどこ?」という、理解がなければ
到底無理なお題に応えてくれたんで。
これは、明らかに通じている、と。
この期間がどのくらいあるのかは
分かりません。
子供は自分の玩具じゃないですから、
その後、テストのように同じことを
やったりもしてないですからね。
こういう体験をしたのは
このときの1回きりです。
と、1年半後に生まれる息子の時は、
こういう出来事は体験していません。
さすがに娘もその時のことは
覚えていないでしょう。
でもわしは、不思議な感覚になった
このときのことを鮮明に覚えています。
まだ髪の毛の短い娘が、メガネを指さした
あのときの顔もハッキリと思い出せます。
ハイハイから歩くようになって
言葉をしゃべるまでの間に、
こんな時間があったという、記憶。
以上、
ちょっとした会話から思い出した、
昔話でした。
ではでは。
娘バナシ 〜会話はできないが、言葉は伝わるとき〜 へのコメント一覧
うちの娘は話すの早かったんですが、まだ話せない頃、夏に「暑いねー、アイス食べる?」って聞いたら、冷蔵庫までトコトコ。
冷蔵庫の前で目をキラキラさせてました笑
その他にも「お散歩行こうか」って言ったらクマさんの帽子を指差したり。
子供の成長って早いけど、昨日のことの様に鮮明に思い出しました。そんな娘も今年中学生です。
おおー、似た経験ありましたか!
子供の成長を体感した瞬間って、感動しますよね。
ウチの子は1歳8ヶ月になりますが、まだしゃべれないんです…。
その子どもとパズルで遊んでたのですが、1ピース足りない…。
子どもに「どこにあるか知らない?」って聞いても、満面の笑顔で笑うだけ…。
少し時間を空けて、「パズルは?」と聞いたら隣の部屋のおそらく、自分で隠したであろう場所に行って、ハイという感じで持ってきました😁
それからは、何かなくなったら、その場所を見ると…(笑)
うちはちょうど一歳を過ぎたとこですが、そういうのは全然ないです…
1歳8ヶ月の娘がいますが、Kさんやコメント欄に書き込んでる皆さんほどの体験ではないにしろ、「伝わってるのかも」と思うことはありました。
多忙なところ、長年様々なことをブログに記していることを尊敬しています。
当たり前のことですが、仕事人としても父としてもまだまだ成長していかねばならないと気づかされました。
そんな肩肘はらなくても、普通にちゃんとやっていれば、人間は成長できるものだと思いますよ。
まあ、大半の人が気づかずに終わることですから(笑)、こういうのは。
おお、経験者!!
エピソードありがとうございます!
なるほどー、
そこがおそらくお子さんにとっての「秘密基地」のような場所なんですねえ。
ハイハイとか歩き出したりしたら、益々可愛いんだろな!
うちは昔「精霊流し」っていうのをしていたんですが、
祖母が亡くなった時に川に提灯を船に浮かべて流したんです。
母のおなかには弟がいました。
その弟が小学校の低学年のときに、その川を見て
「ここにおばあちゃん流したよね。」と言ったのを聞いて
ぞくっとしたのを思い出しました。
こういうのってお母さんの方が経験多いんじゃないでしょうか?四六時中一緒にいて、話しかける相手は子供のみ笑
子供相手に一生懸命話し掛けてましたもん笑
働くお父さんが子供の相手してくれるってすごくありがたいことですね(>_<)
こちらも嬉しくなりました。
ずっと忘れずに、、大切にしたいエピソードですね。
そうですね、父親が主夫として子育てする家庭もありますから一概には言えないですが、母親のほうが多そうですね、なんとなく。
なかなか感動しますよ、こういう一瞬。
その時、子供同士だから分かる事もあるのかなぁと思いました。
子供って不思議ですよね🤣
うちは9ヶ月になる息子が探し物を這いずりながら見つけてくれたので、感動よりも不思議な感覚に陥りました。
タイムリーにKさんの記事がこのような内容だったのでダブルで不思議な感覚です!!
わお!タイムリー!!
嫁と二人で「シャレにならんくらい天才なんじゃない?」
って話すほど色々ありました。
そんな娘も今は普通のクソガキになりました(笑)