当ブログコンテンツの無断転用はご遠慮ください
このエントリーをはてなブックマークに追加        
  • 2020年03月17日13:18

「家族のハナシ」あとがき/娘が見せたやさしさから思うコト

どーも!

二児の父、編集者・Kです。


ただいま子供の学校は休業期間なので
ふたりともいつも家におりまして
(もちろん外に行く日もありますけど)、

且つ、わしも在宅ワークや時差出勤が多いため、
一緒にいる時間がかつてなく多い状態です。

そのおかげで、いままで知らなかったことを
知る機会もチラホラ。


たとえば娘は先日、部活の友達と出かける際に
チラッと化粧なんかしておりました。
化粧するなんて全然知らんかったです(笑)。

※まあ年齢的に不思議でも何でもないのだが


ウチの娘は4月から高2になります。
時が経つのは早いものです。


で、娘といえば、
わしがこの「あとがき」企画を始めた際に、
幾つかこんなコメントをもらったんですよね。

「家族のハナシが好きだった」
「お子様のハナシをもう一度」

なかでも特に、
「娘さんのプリンのハナシが良かった」
と。



てなわけで今日も、
昨日に引き続きとなるあとがき企画で
「娘さんのプリンのハナシ」をしようかと。


「ちょっとイイ話」だと評判なので、
まずは読んでいただけますと幸いです。



 

さてさて、


昨今、こういうことにちょっと飢えている
ような気がするんですよね。世間一般的に。

やさしさというか、思いやりというか。
それがドンドンなくなっていっていると。

SNSだったり、掲示板だったり、なにかと
「他人の考えを否定して優位なポジションを
獲りに行く」感が満載じゃないですか。


そんななか昨年末のM-1で、ぺこぱが見せた
「ノリ突っ込まないボケ」の全てを許す感が
やけに評価されたりさ。


で、前述の娘のハナシですが、
当時の彼女に「イイコトをしよう」とか
「人にやさしくなろう」なんていう計算は
ないと思うんですよ。6歳ですから。

シンプルに、父親が困っているようだから
助けようと思っただけだと思うんですよね。
いや、「助けよう」ということでもなく
ただそこで起きたことに対応しただけかも。

別にウチの娘が特別やさしい子だとは
思いません。普通ですよ、普通。
実際、小さな子供に関する日記なんかだと、
わりとこういうハナシいっぱい出てくるし。


そもそも人間って、
やさしいんだと思うんです。


自分もそうありたいですね。


同時に「許す」ことって、大事だなあとも
よく思います。仕事でも私生活でも。

みんながみんなイイコトばっかり
するわけないので(子供だってワルサするし)、
ときに起こる「よくないこと」を大らかに
許すことも、意味があるんだろうな、って。


いまって、ボロクソ叩くじゃないですか。
大きなことから小さなことまで。

よくないことは、徹底的に潰す。
正しいこと以外は、すべてが「悪」。

言葉にするの難しいのですが、なんつーか
「まあいーじゃん、そんくらい」
「ホントはダメだけど、まあいいよ今回は」
「しょうがねえなあ、今は見逃すよ」
っていう感じが、全然なくなってるよな、と。


もうちょっと上記の「まあいーじゃん」の
空気があってもいいと思うんですよね
(もちろんその「よくないこと」の程度にも
よりますけど)。


あ、決して、何が起きてもへらへらしてる人、
みたいなことじゃないですよ。
わかりますよね? そういうの。


てなことを総合して、わしは
こんな表現をたまにします。

「さわやかに生きる」


シンプルに「いい人」(=悪くない人)
っていうと「大らかに許す」ことも
出来なくなる気がするので、

そう、「さわやかな人」だね。

わし、そうありたいです。
※何の発表だよ、これ(笑)


いや、昔の娘とのちょっとした思い出から、
えらいしみじみしたハナシに
なってしまいましたが(笑)、

そんなことを思う今日この頃です。


今日のあとがきでした。

ではでは。



確かに読み返してみると
イイ話なのかもしれん






このエントリーをはてなブックマークに追加        






「家族のハナシ」あとがき/娘が見せたやさしさから思うコト へのコメント一覧

  1. 1.
    • 読者Y
    • 2020年03月17日 14:18
    いつも楽しく読ませてもらってます。
    スラダンの続きのファンですが、様々読ませてもらう中で今回の記事に深く共感してしまいコメントしました。
    近年はKさんがいうように思いやりの心がホント薄れてるように思います。
    そう思ってる自分もその中の一人の可能性が高いというのが怖いところではありますが、何というか人に関心が無いというより、人の気持ちに関心がなくなってるように思います。
    自分は完璧な人間なんて存在しないと思っているので、例えば信頼してる人が何かやらかしたり、芸能人が違法ナンチャラや不倫で捕まったり、全く驚きません。
    犯罪を犯した人の全てを否定する気もおきません。
    全員が本当に尊敬すべき面と軽蔑されるような面を持ってると思うので、この人はこういう人という見方を固定しないでいます。
    やたらと叩く、逆にやたらと評価を得ることも含め、どこか不安に近い感想を持ってしまいます。
    Kさんの言う まぁいいじゃんそのくらい って気持ちは本当に大切だと思うし、そのくらいのことは自分だって大いにやりかねないと思うと攻める気にもならなくなります。
    思いやりの心に関して、ちょうど最近感銘を受けて読んだ本がまさに『思いやりのこころ』(木村耕一)でした。本当に心が温かく包まれて洗われていく思いになりました。
    人からどうされるとかでなく、自分のちょっとした行動で人を暖かい気持ちにさせれるような人間でありたいと思いました。
    お時間あったら是非読んでみて下さい。
    今日のKさんの記事も、この本読んだら共感できることが増えると思います。

    支離滅裂な文章ですいません。
    思いやりの心、大まかに許す自分の心のゆとり、本当に大切だと思いコメントさせていただきました。
  2. 2.
    • 2020年03月17日 15:46
    • 5
    いつもありがとうございます。

    自分に優しく、他人にはもっと優しく

    なかなかできない事ですが、大好きな言葉です。
  3. 3.
    • めそ
    • 2020年03月17日 16:12
    子どもの損得勘定無い優しさって染みますね😭
    自分もKさんみたいに、さわやかで且つ懐深い人になりたいです!
  4. 4.
    • かちもり
    • 2020年03月17日 16:56
    人ってほんと心ですよね。
    いろいろ考えさせられる記事でした。
    すべてを正しく生きられる人はすごいと思いますが、心のあそび部分があったほうが苦しくないですよね。
  5. 5.
    • つっちぃ〜
    • 2020年03月17日 18:08
    • 5
    あれから10年後の回転寿司のブログをお待ちしています。
  6. 6.
    • リビング
    • 2020年03月17日 20:20
    基本的には同意。

    ただ、そういう優しさや許しを、分かった上で悪さする人もいるのが事実。

    優しい人が損をするのは、健全ではない。
  7. 7.
    • たこやきみかん
    • 2020年03月17日 21:18
    私の職場では、
    人の話をきちんと聞く。
    言われたことをきちんとやる。人が、
    真面目って言葉は褒め言葉じゃねえとか言って
    (Kさんの言う他人を否定して優位に立とうとする奴ばかり)
    ばかにされる場所なので、世の中のやつは悪い奴ばっかりだ。
    って思ってました。
    後輩がどれだけ辞めていったのか。

    ようやくそんな職場を離れる事ができるこのタイミングでこの記事読めて良かった!
    もっと早く気づいていたら、もっと早く辞められたのにな。

    さわやかな人間

    いい言葉ですね!
  8. 8.
    • 編集者・K
    • 2020年03月17日 21:30
    おおおー、
    共感してくれる人、多いみたいだなあ。
    なんか嬉しいなあ。

    さわやかに生きるのがいいよね、やっぱり。
  9. 9.
    • Dsk
    • 2020年03月17日 22:33
    この記事を読んで、あのフライングの娘さんが化粧する様になったんだと時の流れを感じました!
    今だったらフライングも許されないのかもなー。
  10. 10.
    • 太陽
    • 2020年03月18日 01:09
    • 5
    初めてコメントします。
    私はまだ27の若造ですが、Kさんの思いにとても共感しました。
    近頃は世間がそういう風潮にあると感じます。
    人の悪いところばかり責めるよう風潮が。
    それが自分さえ良ければいいという考えに繋がってるような気もします。
    ただ、皆さんが少しの「さわやかさ」を持てば世の中は変わるのではないかなと思います!
    ブログを読ませていただき、自分からそういう雰囲気を出して行きたいと思いました。そしたら同じように感じてる方々も同調してくれることを信じて…
  11. 11.
    • とむ
    • 2020年03月18日 06:19
    叩きに叩く多数の記事やコメントを見てるとしばしば思います。
    おめぇはどんだけ正しく生きてるんだ、と。
    あんまり正しくは生きれていないサラリーマンの所感です。
  12. 12.
    • わかります^^
    • 2020年03月20日 09:52
    激しく共感!!

    他人に対するイイ意味での無関心さって大切だな、
    なんて最近思っていました。
    芸能人に対するバッシングとかスゴイですよね?
    有名な人のブログをリブログしてバカにするとか。
    そのふりかざす正義感は、誰のためのものなのか?
    自分が抱える『怒り』を表現さえできれば、対象は何でもよかったんじゃないか?

    上手く言えなかった気持ちをKさんが言語化してくれました。
    ありがとうございます。







コメントする(このブログのコメントをRSSフィードで購読することができます)

「家族のハナシ」あとがき/娘が見せたやさしさから思うコト にコメントする
絵文字
K-twitter K-facebook
Twitterボタン [henshusya_k]
編集者・Kのtwitterアカウントです。皆様お気軽にフォローしてくださいませ。
facebookボタン [k.no.heya]
Kの部屋のFacebookページです。皆様お気軽に「いいね!」してくださいませ。
LINE読者登録
小説、始めました!
新たなチャレンジ、動いております!
是非ご覧ください!( 執筆の経緯はコチラ)


最新記事
月別アーカイブ
カテゴリー
最新コメント
PROFILE
編集者・K / 編集者・K
雑誌・WEB編集の仕事をしているKと申します。「スポーツ」「TVゲーム」「少年漫画」「お笑い番組」「マカロニグラタン」をこよなく愛するオジサンです
  編集者・Kにメッセージ>>>>>Mail to K
  編集者・Kとtwitter>>>>>>>henshusya_k
  編集者・Kとfacebook>>>>>>Kの部屋
ACCESS
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

スポンサードリンク

トップに戻る