新小説、完結しています!
いまなら最後まで読んで頂けます!!
※Kの部屋に転載している10話までは
10〜20分で読み終わるボリュームです。
まずはお気軽にご覧ください
スミマセン、ちょっと日々の更新度合いが
イマイチなので、こちらで暇つぶしでも、
ということで。
↓
※Kの部屋に転載している10話までは
10〜20分で読み終わるボリュームです。
まずはお気軽にご覧ください
スミマセン、ちょっと日々の更新度合いが
イマイチなので、こちらで暇つぶしでも、
ということで。
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小説:
僕のラノベは世界を救う
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普通のサラリーマンがラノベを書き始めたら、
人生が変わってしまった!
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序章&第1話 全文掲載
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序章「ある日、警察がやってきた」
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ある日、警察がやってきた。
え?
なぜ分かったのか。
というか、なぜ警察が?
しばし彼は固まった。
自分の正体は誰も知らないはず。いまここに自分がいることも誰も知らないはず。
編集者・九門大地(クモン ダイチ)、29歳(誕生日がきたら30歳)。
174cm・66kg、パーカーとジャージが好き、短めの無造作ヘアで、眉毛はやや太め。
学生時代から憧れていた出版社に入り8年目の彼は、2つの顔を持っていた。
1つは、出版社勤務の編集者。
そしてもう1つは、日本を代表するラノベ作家。
副業的なものは会社でアレコレ言われるため、彼は「鬼面ライター」なるペンネームを名乗り、会社には内緒でラノベを書いている。
書き始めたのは3年前、26歳(正確には27歳になる年)のときだった。
文章を書くのが好きだった彼は、ひょんなキッカケからブログを立ち上げた。そこで日記的なものを更新しながら、ラノベを書き始めた。
「ちょっとした趣味」のつもりだった。
だが、3年後の現在、彼が生み出した作品は当初の想像を遙かに超える規模に成長している。
もはや国内に(いや、海外にも)その作品の名を知らない者はいない、といっていいレベルにまで。
九門は、ブログ上で本名は公開していない。
「クモン」なんて珍しい苗字、一発でつきとめられてしまう。さらに顔写真なんて、もってのほか。
ラノベ作家「鬼面ライター」が出版社勤務のサラリーマン・九門大地であることは、ごくごく一部を除き、誰も知らない。
その作品は日本中に(いや、海外にも)知られているのに、それを誰が書いているかは、誰にも知られていない。
ある日、
その九門のもとに、数人の警察官がやってきた。
彼らは言った。
「鬼面ライターさんですね?」
九門は答えにつまった。
「え…?」
なぜ分かったのか?
というか、なぜ警察が?
警察官は続けてこう言った。
「キミのチカラが必要なんだ。もう望みはキミしかいないんだ」
まもなく30歳になる九門大地は、数人の警察官に囲まれ、PCの前に座らされた。ブログの編集画面を開くのは、1年ぶりのことだった。
なぜ彼はいま日本を代表するラノベ作家となっているのか。
なぜ彼はいま警察官に囲まれているのか。
なぜ彼のチカラがいま必要とされているのか。
物語は3年前へと遡る。
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第01話 3年前、何かを始めたかった
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「九門ーー、ちょっといいか?」
九門は「イキのいい若手編集者」のようなポジションで、充実した日々を過ごしていた。仕事が楽しくてしょうがなかった。
九門がいたのは愛知県名古屋市の雑誌編集部。
「あ、もしもし、九門です。いきなりだけど明日空いてない? そうそう、撮影お願いしたくて。うん、急でゴメン。でもほら、俺の頼みじゃん」
過去4年間の頑張りと実績が評価され、いまは正社員として働いている。
「えーー? ああ、じゃあ分かった、次の特集のメイン写真発注するから。いやマジで! 信じて、俺のこと!」
仕事は楽しい。楽しくてしょうがない。正社員にもなれた。そして、ある程度の報酬も得られている(たぶん同い年のサラリーマン平均よりちょっと多い)。
「え、メシ? 分かった、分かった、奢るから! 焼肉? 牛丼じゃダメ?」
生来の気さくな性格(いまでいう「陽キャ」的な)が奏功したか、取材先や広告主らともすぐに仲良くなり、ネットワークはどんどん拡がっていった(とはいえ、名古屋だが)。仕事の内容も環境も言うことなしである。
「デザイナーの分も? なんで俺が? え? ああーー、ごめん、分かった分かった、奢るから! ホントだって!」
さらに、プライベートもまずまずの状況だった。
「じゃあ明日ね、10時にスタジオね! 彼女? 連れて行かねーよ」
そう、間違いなく充実していた。
「はーーい、んじゃ、失礼しまーーっす」
仕事、楽しいんだけどさ。
「お前、ブログでも書いてみろよ」
懇意にしている蕎麦屋の店長からだった。
第2話へ続く
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目次 01話│02話│03話│04話│05話
06話│07話│08話│09話│10話
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小説:
僕のラノベは世界を救う
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普通のサラリーマンがラノベを書き始めたら、
人生が変わってしまった!
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序章&第1話 全文掲載
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序章「ある日、警察がやってきた」
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ある日、警察がやってきた。
え?
なぜ分かったのか。
というか、なぜ警察が?
しばし彼は固まった。
自分の正体は誰も知らないはず。いまここに自分がいることも誰も知らないはず。
編集者・九門大地(クモン ダイチ)、29歳(誕生日がきたら30歳)。
174cm・66kg、パーカーとジャージが好き、短めの無造作ヘアで、眉毛はやや太め。
学生時代から憧れていた出版社に入り8年目の彼は、2つの顔を持っていた。
1つは、出版社勤務の編集者。
そしてもう1つは、日本を代表するラノベ作家。
副業的なものは会社でアレコレ言われるため、彼は「鬼面ライター」なるペンネームを名乗り、会社には内緒でラノベを書いている。
書き始めたのは3年前、26歳(正確には27歳になる年)のときだった。
文章を書くのが好きだった彼は、ひょんなキッカケからブログを立ち上げた。そこで日記的なものを更新しながら、ラノベを書き始めた。
「ちょっとした趣味」のつもりだった。
だが、3年後の現在、彼が生み出した作品は当初の想像を遙かに超える規模に成長している。
もはや国内に(いや、海外にも)その作品の名を知らない者はいない、といっていいレベルにまで。
九門は、ブログ上で本名は公開していない。
「クモン」なんて珍しい苗字、一発でつきとめられてしまう。さらに顔写真なんて、もってのほか。
ラノベ作家「鬼面ライター」が出版社勤務のサラリーマン・九門大地であることは、ごくごく一部を除き、誰も知らない。
その作品は日本中に(いや、海外にも)知られているのに、それを誰が書いているかは、誰にも知られていない。
ある日、
その九門のもとに、数人の警察官がやってきた。
彼らは言った。
「鬼面ライターさんですね?」
九門は答えにつまった。
「え…?」
なぜ分かったのか?
というか、なぜ警察が?
警察官は続けてこう言った。
「キミのチカラが必要なんだ。もう望みはキミしかいないんだ」
まもなく30歳になる九門大地は、数人の警察官に囲まれ、PCの前に座らされた。ブログの編集画面を開くのは、1年ぶりのことだった。
なぜ彼はいま日本を代表するラノベ作家となっているのか。
なぜ彼はいま警察官に囲まれているのか。
なぜ彼のチカラがいま必要とされているのか。
物語は3年前へと遡る。
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第01話 3年前、何かを始めたかった
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物語は、3年前にさかのぼる。
九門大地が出版社に入り5年目の春、このとき26歳(誕生日がきたら27歳)。
「九門ーー、ちょっといいか?」
「うーーーっす!」
「このページ、頼むよ。ちょっと緊急で入れなきゃいけなくてさ」
「え? いまから…!?」
「あ〜、時間ないのは分かってるけどさ」
「いやいや、厳しいっすよ、これ」
「そうだけどさ、でもイケるだろ、お前の馬力なら」
「うーーーん…、イケるっす!!!」
「オッケー、さすが九門!!」
九門は「イキのいい若手編集者」のようなポジションで、充実した日々を過ごしていた。仕事が楽しくてしょうがなかった。
九門がいたのは愛知県名古屋市の雑誌編集部。
九門が務める出版社は業界では大手と呼ばれる部類で、本社はもちろんというか東京にあるのだが、名古屋の大学を出た九門はアルバイトとしてこの名古屋の編集オフィスに入り、5年目を迎えていた。
「あ、もしもし、九門です。いきなりだけど明日空いてない? そうそう、撮影お願いしたくて。うん、急でゴメン。でもほら、俺の頼みじゃん」
過去4年間の頑張りと実績が評価され、いまは正社員として働いている。
自分が担当する連載はずいぶん増えた。雑誌の顔といっていい大型特集もいくつも担当してきている。自分の企画から1冊の新しい本を作ったことだって何度もある。
「えーー? ああ、じゃあ分かった、次の特集のメイン写真発注するから。いやマジで! 信じて、俺のこと!」
仕事は楽しい。楽しくてしょうがない。正社員にもなれた。そして、ある程度の報酬も得られている(たぶん同い年のサラリーマン平均よりちょっと多い)。
編集部の仲間も、周囲のライターやカメラマン、デザイナーたちも大好きだった。
「え、メシ? 分かった、分かった、奢るから! 焼肉? 牛丼じゃダメ?」
生来の気さくな性格(いまでいう「陽キャ」的な)が奏功したか、取材先や広告主らともすぐに仲良くなり、ネットワークはどんどん拡がっていった(とはいえ、名古屋だが)。仕事の内容も環境も言うことなしである。
「デザイナーの分も? なんで俺が? え? ああーー、ごめん、分かった分かった、奢るから! ホントだって!」
さらに、プライベートもまずまずの状況だった。
将来結婚するんだろうな、とふんわり思う、交際1年3か月の相手がいて、仲も悪くない。週末はいつも一緒にいる。
「じゃあ明日ね、10時にスタジオね! 彼女? 連れて行かねーよ」
そう、間違いなく充実していた。
学生時代の友人には「お前が一番楽しそう」とよく言われる。彼女も活き活きと働く九門のことを楽しそうに見ている(と思う)。
「はーーい、んじゃ、失礼しまーーっす」
だが、しかし九門は、こうも思っていた。
仕事、楽しいんだけどさ。
みんないい人だし、言うことないんだけどさ。
でもなんか、ちょっとつまんねえんだよな。
なんていうか、普通なんだよな、いま。
何か、面白いコトやりてえな。
そんな26歳の九門に、ある日こんな声がかかった。
「お前、ブログでも書いてみろよ」
懇意にしている蕎麦屋の店長からだった。
この日から、彼の人生は変わることになる。
第2話へ続く
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目次 01話│02話│03話│04話│05話
06話│07話│08話│09話│10話
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※執筆の経緯(Kの部屋)
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【暇つぶしに】新小説、序盤全文掲載 (完結済) へのコメント一覧
ありがとうございます!
どっちも応援よろしくお願いいたします!
一気に全部読んじゃったよ。
楽しみが増えたわww
久々に続きが気になる作品に出会いました!
ありがとうございます!!
そう言っていただけると嬉しいです!
ありがとうございます!!
光栄です!!
正直に言わせていただきます。
面白いっす!!!!!!
ありがとうございます!
正直に言わせていただきます。
最高に嬉しいっす!!!!!
いい意味のようなので、
ありがたく頂戴します!!
スラダンも、小説も、待ち遠しいです。
どハマり、いただきましたーーーー!!!
嬉しいです!ありがとうございます!!
この記事をキッカケに改めて読んで、一気に50話まで読みました。面白いですね!
ただ、タイトルでその話のオチがなんとなく読めてしまうのが少し勿体ないと思いました。素人意見で恐縮ですが。
"私のアイドル"は、誰ですか?
私の中で、まず、アイドルという言葉を使っていたのは、中学から高校までで、あの思春期の頃、年上で綺麗なお姉さんを憧れたものです。それこそが私の中でアイドルという像です。
今でも 当時のテレビやCMをYouTubeとかでみると、見ているだけでとても切なくドキドキしてしまいます。
いつまーーでも、かわならなぁーーいよ
そうですあの、ポカリのCM
一色紗英さん!
でした!
一気読み、ありがとうございます!!
そうなんですよね、
ちょっと話が動き出す前に離脱する方が
いらっしゃるようで、課題になっています。
少し手を加えたほうがいいかもなあ。
まだ読んでない人は読んだほうがいい。
ありがとうございます!
なるほど。
ちょっと控えめにしましょうかね。
おもしろいと言ってもらえてうれしいです。
ありがとうございます。
Kさんの考えた小説なら読み終わると絶対に続きが気になってしょうがなくなるんで…
なのでもう少しストックがたまってから一気に読みたいと思いまだ読んでません。
その時を楽しみにしています!
コメントありがとうございます。
なるほど。
他の方からも同じような意見をもらったことがあります。
ただ、わしとしては「次回を心待ちにする」風に
書いているので、早めに追いついて欲しいんですよね。
いまちょうどイイトコロですよ〜(笑)