本日、第55話更新しました!
04/25 更新!
第55話「メディアを超えた」
ますます絶好調の九門のラノベ。
ついに、とんでもないハナシが
舞い込んできます!!
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第8話 全文掲載
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第08話 ふたりでニヤけた
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「大地くん、今日は書かんの?」
週末の九門の部屋。
サクラはソファでアイス(ジャイアントコーン)を食べ、九門はテレビでNBAの試合を見ている。
画面に映っているのは、マイケル・ジョーダン全盛期のシカゴ・ブルズのゲーム。もう何度見たか分からない。ビデオテープ時代ならば「擦り切れるほど見た」と表現していいレベル。
九門はこの時代のNBAが大好きだった。暇さえあればこれを見ている。おかげでサクラも少し選手名を覚えたほど。
サクラ 「これ、ピッペンが怪我する試合じゃろ」
九門 「よく知ってんな」
サクラ 「何回も見たモン」
こればかり見ている九門へのイヤミのようにもとれたが、なにか言うと面倒くさそうだったので、九門は黙っていた。
そして九門は、キーボードを叩いていない。
毎度おなじみのカタカタ音が、いまはない。
あの旅行の日から、「雲の筆」の更新頻度は一気に落ちた。3泊4日の間、まったく更新しなかった。あの日、それまで毎日更新していたのが途切れた。一度途切れたら、義務感がなくなった。
サクラ 「もうやめたん?」
九門はテレビから振り返って答えた。
「いや、やめたわけじゃないけど」
サクラ 「ふーん」
飽きたのだ、とサクラは分かった。
が、ここで「やっぱり飽きると思った」とは言わなかった。言ったら九門がムキになってまた始めると思ったからだ。
いまは九門が自分の顔を見て会話してくれる。もうブログの話題には触れないほうがいい。「もう書かないの?」は、さっきのが最後。
交際開始から1年半が過ぎた。旅行は楽しかった。そして、お互いもうすぐ27歳。九門は今年正社員になっている。
となれば、色々考える時かもしれない。
「ふふ」
思わずサクラはちょっとニヤけた。
九門はテレビのほうを向いていたが、サクラの顔が見えた。
画面がちょうど暗くなっていたせいで、サクラの顔がそこに映りこんでいたのだ。
やけに嬉しそうな笑顔で「ふふ」。
ちょっと気持ち悪いな、とも思ったが、九門もニヤけた。
妄想している時のニヤけ顔とは違う顔だった。
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【小説】第55話更新 & 第8話全文掲載 へのコメント一覧
55話のタイトルが間違っており、54話のタイトルのままになっています!!
おおっと、これは失礼しました!
ありがとうございました。
ありがとうございます!
はい、楽しみにしていてください!!