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  • 2020年06月19日12:30

平成15年(2003年)のバスケットボール/オジサン軍団の奇跡

どうも!!

ちょっとずつバスケットボールと戯れる
日々が帰ってきている男、編集者・Kです!


今日は、超久々のバスケ平成コラムを更新。
平成15年(2003年)でございます。


前回の記事にて、いすゞ自動車という
歴史に残る名門クラブの解散について
書かせてもらいましたが、今回はその物語の
主役のような選手のその後ともいえるハナシを。


いすゞ自動車のヒーローといえば、
ご存知、佐古賢一さんです。

「ミスター・バスケットボール」とまで呼ばれた
日本を代表する、史上屈指のガードであります。


その佐古さんの新天地となったのが、
アイシン精機、現在のシーホース三河でした。

このアイシン、なんとも面白いチームでして、
主力選手がほとんどベテランだったんです。
そして、そのおおよそが居場所を失った選手。

佐古さんのようにチームがなくなった選手、
あるいはチームで居場所を失った選手、
はてまた一度引退してカムバックした選手まで。


佐古さんはインタビューでこう言いました。
「自分たちはオジサン軍団だ」と。

そのオジサン軍団は、若きスターが揃う
トヨタ自動車(現在のアルバルク東京)と
ファイナルで戦うことになるのですが、
まあ、凄い戦いでしたよ、このゲームは。


詳しくはコチラを(是非読んで欲しい!!!)
オジサン軍団の前に最後に立ちはだかるは、
ルーキー時代の田臥勇太(なんたるドラマ!)。






さてさて、
ここで別カテゴリも確認しておきましょう。


まずは高校。

男子は、能代がまだまだ強い時代です。
二冠を達成しております。

総体:能代工業
国体:福岡県
選抜:能代工業

エースシューターの北向選手は、
非常にインパクトのあるプレイヤーでしたね。
どんな時でもシュートを決め続ける感じで
見ていて熱くなる好選手でした。



女子は、桜花学園の三冠です。

今も昔も強すぎるぜベイベ―。

総体:桜花学園
国体:愛知県(桜花学園)
選抜:桜花学園

当時のキャプテンは内海亮子選手。
父も兄もバスケ界では非常に有名ですので、
彼女も同様に知名度が高かったですね。



大学界を制したのは、久々の日本大学。
8年ぶりの返り咲きでした。

この年のインカレ決勝リーグは、
日大、大東文化大、拓殖大、法政大
ということで、これまでとは顔ぶれが
かなり変わった感じがあります。

ちょっとずつ時代が動いているんですね。


そしてトップリーグの男子は
冒頭の通り、オジサン軍団のアイシン。

女子は、「お約束」といっていいでしょう、
ジャンパンエナジー(現・JX)です。

あ、この時のジャパンエナジーの監督が、
内海さんなので、この年は父も娘も
日本一になったということになりますね
(すげえ家族だよなあ、ホント)。



本場NBAを制したのはSA.スパーズ。

この頃って、スパーズが1年おきに優勝してて
「奇数年はスパーズ」なんて言われていました。

※因みに、99年、03年、05年、07年に優勝
(その後しばらく静かですが2014年に返り咲き)

スパーズの英雄、デビッド・ロビンソンは
この年で引退。まさに優秀の美を飾った形です。
そして、このチームの主役はいよいよ本格的に
ティム・ダンカンへと移っていきます。


でも、わしにとって印象深いのは、
どちらかというと、2年連続で東を制した
ネッツの躍進のほうだったかも。

これ、後述します。



さて、一旦話を元に戻しましょう。

この平成15年(シーズン的には、02-03年)は、
トップリーグ男子の勢力図がガラッと変わった
年となります。

いすゞ自動車という王朝の時代が幕を閉じ、
優勝候補と呼ばれるチームが幾つもある
リーグ模様になるんですよね。


そこで抜け出たのは、アイシン。
言うまでもなく、そのカギは佐古賢一です。

佐古さんは、いすゞで黄金時代を築いた後
移籍先のアイシンでも再び最強チームの
司令塔として君臨するんですよね。

凄い選手ですよ、ホント。


と、ここでさっきチラッと触れた、
ニュージャージー・ネッツの件。

このチームもまた、ひとりのポイントガードが
劇的な変化をもたらしたことで有名です。

その選手の名は、ジェイソン・キッド。

前年までリーグ下位の常連だったチームが
キッドひとりの加入でこうなるのかよ、という
まさに奇跡のような変貌でした。


佐古さんとキッド、ふたりの共通点は
「ベテランのPG」だったということでしょう。

このポジションは「コート上の監督」なんて
呼ばれることもありますが、やはりここに
頼れるベテランがいるのは、大きいんですよね。


こういうのもバスケの面白さです。

若き才能の華やかなプレイもいいけど、
ベテランの渋いプレイもいいもんですよ、と。

特に終盤で彼らが見せる「落ち着き」や
「勝負強さ」は一見の価値ありだと思うんです。



平成15年(2003年)のファイナルのアイシンは
勝負強かったですよ。

この記事で是非ご確認ください。


 



以上、久々の平成コラムでした。

ではでは。


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平成15年(2003年)のバスケットボール/オジサン軍団の奇跡 へのコメント一覧

  1. 1.
    • ダンカン
    • 2020年06月19日 14:00
    マイケル ジョーダンが最後の引退をして
    レブロン ジェームスがデビューした年でもありましたね2003年

    そういう意味ではNBAにとって大きな転換点になった一年だった気がします。
  2. 2.
    • 都忘れ
    • 2020年06月19日 15:00
    トヨタって東京だったのか…詳しくなかったので色々繋がった!笑
    オジサン軍団が三河っていうのもやっぱりモデルがあったんですね!勉強&いつも楽しませてもらってます(´∀`)
  3. 3.
    • ぬーやん
    • 2020年06月19日 19:59
    この頃のキッドはPGでありながら、トリプルダブルを連発してましたよね。
    素晴らしいガードでした。
  4. 4.
    • 通りすがり
    • 2020年06月19日 20:52
    佐古賢一選手。
    北陸高校時代に試合を見て衝撃を受けました。
    たまたま地元で国体があり、福井の試合を見に行き写真撮ってもらって…という中学時代を過ごしました。

    ベテランの味。
    カッコいいですよね。
  5. 5.
    • 和田
    • 2020年09月15日 04:48
    割と初期からブログ拝読してますが、コメントは初です。
    この年が高3で、バスケやってたので、想い出深いです。
    北向くんが、ウインターカップでスリー連発して70点くらい取ったんだよなぁ。
    NBAオールスターとかも面白くてよく観てました。
  6. 6.
    • 成田
    • 2020年09月15日 10:24
    >>5
    70得点は北向じゃなくて新井では?




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