横浜N・ポンセがフリースローを決める。
「さすが!!」
「この大事な場面、外さない!」
先程のダンクシュートと合わせて3点プレイ完成。
横浜N 86
専翔大 85
横浜N、再び逆転。
「ああああ……、4点差から一気に…」
「専翔大、つかの間のリードだったか…」
分岐点は明らか。
専翔大4点リードの場面、
ボールを保持する専翔大は、司令塔の深津が
自身のインサイド攻撃を選択し、独力突破で中へ。
守備網を振り切ることには成功したが、
フィニッシュに滞空時間を使うレイアップを選び、
これが横浜ネッツのビッグマンのブロックの餌食に。
桜木曰く「選択のミス」であった。
持ち前の高さで、相手のキーマンを叩き落した
横浜Nは、一気に波に乗り連続得点で逆転へ。
桜木 「ピョン吉、たった1回の油断で」
佐戸 「ああ、その1回で形勢逆転だ」
そして、
この一連のプレイは、見る者にも影響を与えた。
「それでこそプロだ!!!!!!」
「さあ、学生との差を見せろ、横浜!!!!」
桜木 「ぬ…?」
「遊びはここまでだぞ、横浜!!!」
「インサイドで一気に勝負をつけろ!!!」
彦一 「これは……」
佐戸 「客がプロの勝利を押し始めたな」
桜木 「さっきまで怒ってた奴らか」
佐戸 「ああ、この展開を待っていたんだろう」
プロが負けてはいけない、
言い換えると
学生が勝ってはいけない、
深体大に続いてのアップセットが現実のものと
なろうとしていたなか、にわかに起こった空気、
それがこの逆転劇で後押しされた。
バッシイイイ!!!!!!!!!
「あああああーーーー!! またブロック!!!」
「ゴール下が完全に封鎖された!!!!」
深津 「……!!」
横浜Nのビッグマン・ポンセとパチョレックが、
専翔大のシュートをことごとく蹴散らす。
バス!!!
横浜N 88
専翔大 85
「また速攻だ!!!!」
「横浜ネッツ、止まらない!!!」
「これがプロの底力か!!」
『ビビーーーーーーーーー!!!!!』
専翔大、タイムアウトを取るも、
流れは変わらず。
バス!!!!!!
「またゴール下で横浜!!!!」
バシイイ!!!!!!!
「ブロックショットだ!!!!!!」
「ダメだ、ゴール下で太刀打ちできない!!」
5分後には、
その差は二桁にまで広がっていた。
4thクォーター 残り2分50秒
横浜N 101
専翔大 91
「あああああーーー、これは大きい…!!!」
「この試合の10点差は大きい…!!!」
彦一 「あっちゅう間やった……」
中村 「やっぱりこうなるのか…」
1回戦の法帝大とは違い、第4クォーターまで
肉薄し、さらにはリードも奪った。
しかし、最後の最後でやはり離された。
インサイドにも強力な選手を並べる深体大との
差がここで浮き彫りとなった。
誰もが思った。
これで終わりだ、と。
『ビビーーーーーーー!!!!!!!!!』
専翔大は、再びタイムアウトをとった。
この試合、最後のタイムだった。
諸星 「さすがに決まったかな…」
牧 「普通に考えればな」
河田雅 「ああ、普通なら、な」
諸星 「そうか、普通じゃないのがいるか」
牧、ニコリ。
「何かやりそうな気がするな」
河田雅、頷く。
「そういう男だ」
『ビビーーーーーーーーー!!!!!!』
タイムアウトが明けた。
4thクォーター 残り2分50秒
横浜N 101
専翔大 91
10点差を追う専翔大ボールから試合再開。
キュキュッ!!
横浜Nは、インサイドに比重を置いた守備隊形。
「タイムアウト後の専翔大、どう攻める…!?」
「もう崖っぷちだぞ!!!」
ダム、ダム、ダム……。
ボールを保持する深津、
ゆっくりと進んでいく。
佐戸 「まだ落ち着いているな」
彦一 「どう攻めるんや、深津さん…」
特別な策はなかった。
深津は、ポイントガードとして
いつも通りにゲームを「作った」。
ビッ!!
深津のパス。
スクリーンを使いノーマークになった
シューター・菊地に完璧なボールを通す。
「おおおおーーーーーーー!!!!!!!」
「ナイスパス!!!!」
ザシュ!!!
4thクォーター 残り2分30秒
横浜N 101
専翔大 94
「3点返したあああーーーーーーー!!!!!」
「専翔大のいつものパターン!!!」
「深津のパスから、菊地!!!!」
佐戸 「おお……」
彦一 「ここでいつものプレイ…!!」
中村 「逆にスゴイ…!!」
佐戸 「そして次のディフェンスだ」
桜木 「ああ、デカいのにどう立ち向かうか」
深津が手を叩く。
「ディフェンス!!!!」
「オウ!!!!」
キュキュッ!!!
専翔大、フルコートで当たる。
「おおおおーーーー、来た…!!!!!」
「勝負のオールコートディフェンス!!!!」
牧 「そう来たか!」
諸星 「ここで最後の勝負!!!」
ダム!!
横浜N、PGの屋敷がドリブルで突き進む。
キュキュッ!!!
そこにファウルスレスレの深津の守備が
襲い掛かる。
「おおおおーーー!! すげえディフェンス!!」
「深津、あんな守備ができるのか…!!!」
牧、ニコリ。
「なに言ってやがる、昔からそうだぜ」
屋敷 「さすがだ…」
(だが……)
ダム!!!
屋敷、深津の一瞬の隙を突き、サイドを突破。
(まだ甘い!!)
「おお!!!!」
「速い…!!!!」
中村 「さすが…!!!!」
牧 「いや…」
バシイイ!!!!!
深津の横を抜いた瞬間、
屋敷、後方からボールを叩かれる。
「……!!!?」
牧 「そこから手が出るんだよ」
屋敷 「コイツ…!!?」
(わざと抜かせた…!!?)
このコボレ球を御子柴が拾う。
そして、すかさず深津に渡す。
ダム!!!
深津、発進。
「また専翔ボール!!!!」
「カウンターーーーー!!!!!」
キュキュッ!!!
すかさず戻る横浜Nディフェンス。
加藤と高木が深津の行く手を阻む。
ダム!!!
深津、ふたりに対してドリブル勝負を仕掛ける。
と見せかけ、ノールックで真後ろにパス。
加藤・高木 「…!!?」
御子柴が走りこんでいた。
バス!!!!
4thクォーター 残り2分20秒
横浜N 101
専翔大 96
「うわあああーーーーーーー!!!!!!」
「また決まったあああーーーーー!!!」
これもまた、いつもの形だった。
深津のパスから、御子柴の走るプレイ。
「深津、ゆるぎなし…!!」
「アイツにプレッシャーはないのか!!?」
わずか30秒で5点を詰め、
残り2分20秒、5点差。
もう分からない。
諸星 「アイツ…!!」
河田雅 「本当にやるかもしれん」
続く
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(969) へのコメント一覧
これはなかなか面白い展開!
スーパーカートリオも深津には勝てないか!w
もし深津がユニバメンバーに入っていたらどんなキャッチフレーズになるんだろう?私の希望は「ザ・ポイントガード」か「最高の正統派」。
次回が楽しみ!
ビデオのあのシーン、2年時とはいえ作中で最も深津個人の実力が描かれている場面の一つだと思います。
しかしよく拾ってきますよね。流石。
いいなぁ、原作がまた読みたくなった
河田と牧の深津に対する信頼が何かいいですね!
深津!!
さすが深津!ただでは終わらせない!!
プロを倒してこい!
すげーかっけー
深津の活躍が凄すぎて、ついにコメントしてしまいました!!!
リアルに普段バスケやっているので、勉強にもなります!!
ここまで来たら勝ってほしいです!!
次回の更新を楽しみに待ってます!
牧、藤真、宮城とはまた違ったPGの魅力を教えてくれるし、仙道のPGとも違った魅力があるんじゃないかな。
アツくてシブい深津、カッコイイです。
河北と河田が凄くて深津まで凄かったら
湘北の勝てる要素ないやんて…
だからこそ、ここで深津の良さを出すKさんは
優しいというか…
適切な言葉が思い浮かびませんが凄いと思います
ホントに…。
PF桜木
SF流川
GF仙道
SG神
PG深津
また試合がわからなくなりました!!ひっくり返すことが出来るのか…
ただただ続きを待っていますm(_ _)m
いつも通り、自分達の持ち味を存分に‼️と、司令塔としてそんな背中を見せられたら、チームメイトは安心しますし燃えますよね👍下剋上成るか、あと一歩及ばず、に成るのか、ドキドキしながらお待ちしております🙇♀️
オールドスクール
クレバー
あたりもどうでしょう?
>>8
やっぱりあのビデオシーンが浮かびますよね〜
ゲームコントローラー
支配者
なんてどぉでしょう
山王も黒子に徹する深津あってこそのチームだったし
オールドスクールはプレースタイルを表してはいるけど、凄さが伝わりにくいのが難点ですね。
クレバー、いいですね。「Mr.クレバー」なんていいかも。
ゲームコントローラーてそのまま過ぎてキャッチフレーズにはイマイチかなぁ。コントロールタワーなら良さそうですね。
支配者は私も考えたんですが、何となくもっと派手、というか目立つタイプ向けかと思ってやめたんです。牧とか藤真みたいなタイプだろうな。深津はもっと淡々とした感じを出したかったので。
最もプロ向きのミッチーも全日本候補にお願い
game master
cool
プレイメーカー
風当たりに行きたくなっちゃうヤツですね笑
コメントもおっぺけぺーて感じ
あんたがエロばっか見てるからだろ!
広告はあんたが好きそうなものを出してくるんだよ!
あんたエロだよ!おれもだ!
センターがいない^_^
最後までゆるぎない深津さん!
最後の最後までどうなるかわからないのが勝負の世界!
読んでいる側としても緊張してきましたw
間違えました。
CFで桜木!!
ミッチーはシックスマンで是非‼️
空気を変える炎の男ミッチーです😆