久々に名選手コラム行きましょうか。
基本的にこの企画、ちょびっと渋いところを
攻めたいと思っているのですが、
今日は敢えて超ポピュラーな人で。
ご存知、ジョーダンの最強の相棒、
スコッティ・ピッペンでございます。
「史上最高のナンバーツー」
「史上最高のスモールフォワード」
「史上最高のディフェンダー」
「史上最高のオールラウンダー」
彼を形容する言葉は多々ありますが、
ケッコー色んな分野で「史上最高」
だったりします(笑)。
でも、「史上最高のプレイヤー」の議論には
おそらく挙がってこない。考えようによっては
不思議な選手かもしれませんね。
まあでも、彼を語るならば、やっぱり
「ディフェンス」が分かりやすいんじゃないかな。
※実は、個人的には彼のトレードマークは
意外と「ダンク」とフィニッシュの「決定力」
なんじゃないかと思っていたりするのですが、
多分、一般的にはそういうイメージは
あまりないと思うので、今日は守備のほうで。
いやはや、すごいディフェンダーでしたよ。
なんというかね、すげえ幼稚に表現しちゃうけど、
ピッペンは「全部できる」からね、守備のこと。
※こりゃまたザックリ言ったもんだ…
ディフェンスの達人というと、一般的には
「スラムダンク」に出てくる、陵南の池上、
あるいは山王工業の一之倉のような選手を
思い起こす方が多いと思います。
いわゆる「スッポンディフェンス」的なの。
ああいうのって、守備が強い人、って感じ、
ありますよね。
でも、ディフェンスってそれだけじゃなくて、
山王工業の深津みたいに、読みと重圧で
スティールをかますのもディフェンスだし、
赤木や魚住のようにブロックショットで
相手シュートを叩き落すのもディフェンス、
いろんなカタチがあるわけですよ。
で、ピッペンは全部やるからね、マジで。
小さなガードに貼りついて、
スッポンマークをずっと続けることもあれば
(マーク・ジャクソンにもついてたなあ)、
210cmクラスのセンタープレイヤーのシュートを
叩き落すこともあり(あのユーイングに対して
ブロックをかましたこともあったなあ)、
抜群の嗅覚で相手のパスをカットすることもあり
(多すぎて分かりやすい例がない…)。
あのやたら長い腕と、見落とされがちだけど
圧倒的な身体能力の高さもあり、
誰を守っても全部やれちゃうんですよ、彼は。
これはなかなかいないんじゃないかなあ。
ガードもセンターもディフェンスできる
達人って、他にいるかしら?
そうか、彼は守備でも「オールラウンダー」
ってことなんだな。うむ、それはやはり
「史上最高のオールラウンダー」だわ、確かに。
NBAの動画って、いまはネット上に
ゴロゴロ転がっておりますが、
ダンクとかスリーとか超絶テクニックとか、
そういうのがやっぱり多いじゃないですか。
そんななか、「ディフェンス」の動画が
こんなに溢れているのって、
ピッペンくらいなんじゃないかなあ。
つまり、見たい人が多いってことですよね。
こんだけネット上に存在するってことは
需要があるってことでしょうから。
一見の価値があるんだな、あの守備には。
っと、前言撤回。
いま色々書いてみて、ちょっと思ったのですが、
「オールラウンダー」という表現は
彼のことを勘違いさせるかもしれませんね。
なんというか「ALL85点」みたいな雰囲気が
ありませんか? オールラウンダーって。
と、「ナンバーツー」という印象がそれに拍車を
かけてしまっているかもしれん。
ピッペン、違うから。
あらゆる項目で85点以上のチカラを持ちつつ、
ディフェンスは100点、いや120点だから。
「何でもできる」だけじゃなくて、
そのうえで「史上最高のディフェンス力」が
あるわけだから、ただのオールラウンダーだと
捉えちゃイカンわけですよ。
そんでまた、
自分で20〜30点獲れるチカラも持っているというね。
1対1の決定力、ハンパないからね、ホント。
やっぱり「オールラウンダー」って言っちゃうと
よくないなあ。勿体ない気がするよ。
彼の全盛期は、ジョーダンが隣に居たから、
そりゃ少し影が薄くなるものしょうがないけど。
あとは、実はミドルシュートの精度が
いまひとつだったのも痛かったかなあ。
とってもキレイなんですけど、
でも、腕が伸び切ってないあのフォーム、
ちょっと安定感に欠けるんですよね。
これがなきゃ「史上最高のプレイヤー」の枠に
入ることができたかも?
いや、やっぱり横にジョーダンがいたせいで
それはならなかったかも?
思い出せば思い出すほど、
とんでもないスーパースターだった気がする。
ホント、ジョーダンがいなきゃ、
こんな印象じゃなかっただろうさ。
※まあ、ジョーダンが横に居なきゃ、
優勝6回っていう記録もなかったけど
ジョーダンがいたせいで頂点を獲れなかった
名選手って沢山いまして、
バークレー、ユーイング、マローンなどなど
多くのライバルが「違う時代に生まれていれば」
と言われたものですが、
実は味方だったスコッティ・ピッペンも、
そのなかのひとりだったということか。
うーーーん、ジョーダン、恐るべし。
って、違う違う。
ピッペンの話だよ、今日は(笑)。
まあ見てくださいよ、あの鬼のディフェンス。
守備で客を呼べる数少ない名選手、
オールラウンダーとかナンバーツーとか、
異名のせいで少し勘違いされがちだけど、
間違いなく史上最高のプレイヤーの
ひとりなんですよ。
とくとご覧あれ。
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嗚呼、NBA名選手/スコッティ・ピッペン へのコメント一覧
この時代のNBA輝いてたなぁ(^-^)
神様始め、どの選手も超越してましたよね!
今みたいにネット配信ない時代だったのでブルズ戦見に行くのが夢でした(>_<)
ピッペン憧れたなぁ…
ピッペンのダンク、僕も好きです!
偉大なるプレイヤーでしたよね。
確かにあのいやらしい(褒め言葉)ディフェンスは相手チームは嫌でしたでしょうね。
自分は学生時代ニヤニヤしながら見ていましたが。
その後のロケッツではバークレー、オラジュアンいてもピッペン目立たなかったな。全盛期が過ぎてたとかチームプランにハマらないっていうのも分かるけどブルズあってのピッペンなのかと
次回も楽しみにしております、ありがとうございました🙇♀️❣️
スコアリングリーダーと言う形でチームを引っ張る訳ではなく、当時リーグNo1と言える個性あふれる分厚い選手層のメンバーをピッペンらしく潤滑油的な感じで上手くまとめていたと思う。
スタウダマイアーとかによくアドバイスしている姿が印象に残っているかな。
もう、言いたいことの120%だわ
で、ピッペンを例えるなら巨人の桑田だわ
解説の堀内さんが昔言ってた
桑田のボールは全てが85点だ
調子がいい時は
手がつけられないけど
続き
調子が悪いときに頼れるボールがない
ちょっとニュアンスは違うけど
ハイレベルなオールラウンドを語るには桑田以外ありえん
こういう記事にコメントが沢山つくのは嬉しいなあ。
※そして部長、久しぶりー。
いや、だからピッペンはALL85点じゃないんだ!!
わしも当時の夢でしたね。
ユナイテッドセンターもいいけど、可能ならシカゴ・スタジアム時代に行きたかった…!!
そう、隠れたダンクの名手、ピッペン!!
わしはブルズ大好きだったので、速攻の戦闘がピッペンのときは、絶対決まるって分かるので、頼もしくてしょうがなかったですねえ(ジョーダンも勿論ですが)。
ロケッツ時代は彼の黒歴史かもしれませんな。
なんか噛み合いませんでしたね、あのトリオ。
まあたまにはね。
ピッペンの、「スティールしてそのまま自分で運び、スリーポイント」のパターンが大好きでした。あの大きなストライドのドリブル、カッコイイですよね。
当時のブレイザーズの選手層は史上屈指だったと思います。
あのカンファンレンスファイナルで勝っていれば…。
シャック&コービーの逆襲が凄すぎたんですよねえ。
言いたい事の殆どを言って貰いましたが、強いてつけ加えるなら、頭の良さかな〜
ピッペンの存在により、レーカーズよりブルズのトライアングルオフェンスの方が洗練されていると感じます。
マツダのデミオ。
初めて車を購入する時に迷わず買ってしまいました笑
私の愛用バッシュはもちろんピッペンシリーズ!!
ピッペンのマジックに対するディフェンスも最高でしたね!何気にバンクショットも好きでした!
ジョーダンがもちろん史上最高のバスケットボール選手であることに異論はありませんが。
ジョーダン引退の時も勝ち星そこまで落とさなかったし、後期スリーピート最終年のピペン不在時は負けが込んでいた。
ピペンのステータスを数字に上げるとディフェンスは全ての部分が100だと思うんですよね。
私は偉大なる50人のディフェンダーを選ぶならまず1番に挙げたいぐらいです。
パーフェクトディフェンダーがオールスタークラスのオフェンス能力を持っている感じ。
オールラウンダーと呼ばれるスターではグラント・ヒルはピペンよりもオフェンスに振れたオールラウンダーという感じでしたね。
現代ではレナードが1番近いんでしょう。
キングはキング、ジョーダンと同じくアンタッチャブルでしょう。
ピペンの腕が伸び切ったワンハンドダンク、カッコいいんですよねー。
腕の長さも相まってフォルムがすごく美しく力強い。
ブレイザーズの時にレイカーズを倒して優勝していたら、評価は更に高まったんでしょうね。
本当に大好きな選手でした。
我がペイサーズは煮え湯を飲まされた相手なんですがね・・・
駄長文失礼しました。
いやあ〜、アツいコメントですねえ〜。
めちゃくちゃ嬉しいです!
皆さんのこういう意見、Kの部屋の醍醐味のひとつです!
ジョーダンを「副」のほうに置く説、初めて目にしました。
大胆ながら大変面白い考え方ですね!
いつもブログを楽しく拝見しております。
今のNBAも面白いですが、ピッペンもあの時代では早すぎた選手のひとりですよね。
今のゴール下を見てると、今ならアンストッパブルな選手のひとりになれるんでしょうね。
ある意味ドンチッチ的なトリプルダブルの選手になってたのかも(3Pは別としても)。。。ジョーダンとは水魚の交わりなんでしょうね。
また、Kさんのドリームスの仙道的な選手なんだったんだろうかと思いますね。
25年前〜のNBAを懐かしみながら。。。
さあ、いこーか。。待っております★
シャックいるから出来るやつですもんね。あれは。
シャック用にフィルが本来のトライアングルを相当アレンジしたみたいです。
さて・・・
なんでも出来るピッペンの凄いところはあれだけ出来るプレーヤーがあの荒くれ者が多かった時代にNo,2を受け入れているところだと思います。
今はリーグもおとなしくなって優等生プレーヤーが多くなっていますが、あの当時のNBAは試合でもロッカールームでも練習でも喧嘩沙汰もしょっちゅうあったと思います。
【俺がNo,1だ】
ってやつの集まりの中で、本来自分も史上最高クラスのポテンシャルを持ちながらジョーダンがNo,1で自分は相棒である事を受け入れて、あの時代に自分の役割をやっていた人ってのが凄いなぁ・・・と思います
他のわき役が自分の役割を受け入れるのとは訳が違うと思います。
オールラウンダーで言えば同じトライアングルオフェンスの選手?という表現はおかしいかもしれませんが、ラマ・オドムがオフェンスに振ったオールラウンダーで、PG〜センターまでこなしてた印象ですね。
フィッシャーとかブヤチッチとかいたからオドムが上に付く事はなかったけど、あのリーチを活かせば多分オドムなら上にもマーク出来たように思います。