昔のプロレスの映像を観るのが大好きな男、
特に「全日が好き」な編集者・Kでっす!
てことで、今日は名勝負コラムで久々に
プロレスを取り上げてみようかしら、と。
※因みに、過去にプロレス記事は2つあります
「武藤×高田」と「三沢×川田」でござます
(まあ二つとも「鉄板」のカードですよね)。
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上記の通り、これまで取り上げた2試合はともに
シングルマッチでしたので、ここらでひとつ、
プロレスの醍醐味「タッグマッチ」の名勝負を
挙げさせていただこうかと。
コチラです!!
1995年6月9日、日本武道館で行われた
世界タッグ選手権試合 三沢・小橋 × 川田・田上!!
この2チームは、何度もやり合っていますが、
本当に最高ですよね。最高過ぎましたよね。
プロレスのタッグマッチ史上最高のカードと
いっても過言ではないんじゃないかと。
ときは90年代後半、
新日と全日がデデーンと二大巨頭として
君臨している時代です(NOAH誕生前)。
全日の方は「四天王プロレス」と呼ばれる
とんでもない戦いが日々繰り広げられていた
時期でして、人気や話題性では新日に譲るも、
試合の質は業界トップだったんじゃないかな。
※話題的にはやっぱりUインターとの全面戦争や
NWOの誕生などがあった新日が上だったかな
やっぱりね、カギは川田利明だと思うんです。
わしは、シングルマッチでも「三沢×小橋」より
「三沢×川田」のほうが好きだし、なんなら、
「川田×小橋」も好き。
全日はその後、武藤を軸に動き始めますが、
そこでも「武藤×川田」はとびぬけて面白かった。
川田は「名勝負製造機」なんて呼ばれたことも
ありましたが、とにかく試合が面白いのですよ。
川田利明の試合にハズレはありませんから。
三沢×小橋の試合は、技の応酬やタフネスさは
ずば抜けてますが、「爽やか」なんですよね。
どっちが勝っても拍手、みたいな。
なんというか、ドス黒いものがない。
言葉を選ばずいうと「殺し合い」になってない。
三沢と川田はそれがあるんです。
だからアツイ、だから燃える、だから面白い。
で、その川田のパートナーである田上明ですが、
わし、彼はタッグの時のほうが面白いという
イメージを持っています。
田上は、タッグの時のほうが怖いんですよ。
雰囲気的にも主役になるタイプの人では
なかったと思うし(スミマセン!)、
「もうひとりの男」として、立っているほうが
輝く感じがあったんですよね。そもそも実力は
間違いないですから。
新日だと馳浩(のちに全日に移籍)がそれかな。
馳もまた、タッグの時のほうが面白い。
※田上と馳は全然スタイルは似てないけど
※因みに田上って顔自体はカッコいいんだよね。
なぜあんな「オッサン」キャラにされたんだ?
そんな千両役者たちがリングに揃い、
そこで観る者が「ナニコレ」と呆然とするような
試合を繰り広げるわけです。
よくよく考えてみりゃ、四天王と呼ばれた男が
4人全員揃うのがこのカードなのですから、
まあ面白いのは当たり前ですよね。
という、タッグマッチ最高のカードのなかでも、
特に最高との呼び声高いのが、この試合です。
95年6月9日の世界タッグ選手権試合。
因みに、同年のプロレス大賞・ベストバウトにも
選ばれておりますよ。
川田はやっぱり三沢の首を獲りに行くんです。
当時の戦力構成では、小橋からのほうが
フォールを奪いやすいのですが、そうじゃなく、
あくまでも三沢光晴から獲るのだと。
※この時の小橋はまだ「絶対王者」になる前
田上も当然三沢狙い(川田のアシスト含め)、
そうはさせるかと小橋が躍動する。
その闘志むき出しのバトル、最高です。
サッカーの日韓戦や、クラシコにも通ずる
異様な「うねり」が会場に生まれます。
印象深いのが、解説席にいた馬場さんが
「もう分からん、解説のしようがない」と
言っていたこと。
あまりの激しさ、レベルの高さのせいで、
この頃からプロレス界のドン・馬場さんが、
いい意味で匙を投げ始めるんですよね。
※解説席で泣き始めたこともありましたね。
馬場さんをもってしても、こんな試合は
見たことがない、と。弟子たちが自分の想像を
遥かに超えるレベルに到達してしまっている、と。
成長した悟空やクリリンを見る亀仙人のような
心境だったんでしょうね。
そう、この試合は、
「ジャイアント馬場が匙を投げた試合」です。
その圧倒的な激しさ、熱、是非ご覧ください。
あ、ご存知名実況、
「聖鬼軍スペシャル95!!」もこの試合ですよ。
さあ、どうぞ。
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因みに、その他の名勝負はコチラから。
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嗚呼、名勝負(20) 全日本プロレス 95.6.9世界タッグ選手権/三沢・小橋 × 川田・田上 へのコメント一覧
川田に外れなしも完全同意!
最高のプロレスラーの1人ですね、間違いなく!
四天王プロレスは凄い興味あるので動画紹介頂いてありがとうございます‼️
有田と週間プロレスとでも馬場さんの四天王プロレスに対するコメントを有田が物真似で紹介してましたし、有田も元々は全日派と言ってました
現在までの生涯ベストバウトは鶴田天龍だったな(う...うろ覚え過ぎる...)
また、四天王プロレスの頃から真似できなくてプロレスごっこしなくなったとケンコバが言うてました
川田か〜
ラーメン食べたくなってきました❗
ラーメン食べて家帰ってから動画楽しませてもらいます❗
有田さんは「鶴龍(カクリュウ)」推しですからねえ。
四天王プロレスの激しさは歴史に残るレベルですよ〜。
あの試合は異常でした。
今となっては
危険な技を奨励はできませんが、
興奮する試合だらけだったのは
事実ですよね。
両者の共通点は馳は長州、田上は鶴田と圧倒的カリスマの下からキャリアが始まていることですかね。
だからタッグで輝く男になったのかもしれません。
川田も元々そっちにいましたが三沢と袂を別れて生まれ変わったんですよね!
三冠パワーボムって、
あの一発だけで名前がつくことがもう凄い。
※その後、武藤にも決めましたね
何年かの最強タッグ決勝ですね。このあたりから小橋がフォールを取ることが増えたんですよね。まさに四天王時代の到来ですなあ。
なんというマニアックな分析…!!
そう考えると「純粋なプロレスの名勝負を」みたいなポリシーも見える結果ですね
川田が三沢をトリにいく、という表現は秀逸です。
福沢アナの
『鬼だ。鬼だ。キミは鬼だー』
という実況もまた、忘れられません。
若林さんの「鬼だ!! 鬼がふたり居る!!」も大好き!!
ライガー、サムライ、カシン対金本、大谷、高岩
この6人は組まれますぎた
でもどの試合も面白い