（リメイクの経緯はコチラ）
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4thクォーター 残り2分
翔陽 ６９
陵南 ６０
すべてを仙道に託した陵南。
最後の勝負が始まる。
キュキュッ！！！
翔陽は、引き続きゾーンディフェンス。
藤真、花形が声を出す。
藤真、花形が声を出す。
｢仙道で来るぞ！」
｢仙道をチェックだ！！」
｢仙道をチェックだ！！」
ダム、ダム…。
ボールを保持するのは仙道。
すぐに藤真と伊藤が出てくる。
ふたりがかりで仙道をマークする。
｢翔陽の仕掛けが早い！！」
｢すぐさまふたりで仙道封じだ！！」
｢すぐさまふたりで仙道封じだ！！」
仙道は一度、越野にボールを渡した。
長谷川が手を挙げてけん制する。
が、タイトなチェックには行かない。
が、タイトなチェックには行かない。
仙道が越野のそばまで駆け寄る。
越野の後ろでボールを受け取った。
そして、
すぐさまスリーポイント。
藤真 「な……！！！！」
花形 「なに…！！？？」
花形 「なに…！！？？」
翔陽、虚を突かれる。
｢仙道、外から来た！！！」
｢まさかのスリーだ！！！！」
ザシュ！！！！
翔陽 ６９
陵南 ６３
｢おおおおおおおおーーーーーー！！！！！」
｢仙道！！！ 3点！！！！！」
｢よく決めた！！！ これで一気に6点差！！」
陵南、ベンチメンバーが飛び上がる。
｢いよっしゃああああーーーー！！！！！！」
｢ここでスリー！！！ これが仙道だ！！！」
｢さすが仙道！！！！ 行けえ、仙道！！！！」
そして、続く陵南のディフェンス。
｢当たれ！！！！」
勝負のゾーンプレス。
｢ああああああ！！！ ゾーンプレスだ！！！！」
｢この局面でゾーンプレス！！！」
｢おいおいおい、走れるのか！！！？？」
田岡、ニヤリ。
｢悪いが最後まで走れるんだ。ウチの選手には
それだけのスタミナがある。もう攻撃は仙道だけ。
他の4人は守備に残りの力を注げばいい」
キュキュッ！！！
藤真に、越野と植草のダブルチーム。
｢当たれ！！」 「当たれ！！！」
ダム！！！！
藤真、ふたりの間を抜く。
｢おおおおおお！！！ 抜いたあああ！！」
｢さすが藤真！！！」
(くそ…、アイツ上手え……）
植草、越野、戻る。
植草、越野、戻る。
今度は福田が出てきた。
ビッ！！
すかさず藤真は前方の長谷川にパス。
これで3人をかわした。
翔陽の攻撃枚数4人に対し、
陵南のディフェンスは仙道&菅平のふたり。
陵南のディフェンスは仙道&菅平のふたり。
｢これは完全なアウトナンバーだ！！」
｢行け！！ 長谷川！！」
ダム！！！！
長谷川がドリブルで持ち込む。
長谷川がドリブルで持ち込む。
仙道が出た。
長谷川 （仙道…！！）
一瞬、ドリブル速度を緩める。
一瞬、ドリブル速度を緩める。
その瞬間、
ビシイ！！！！！
長谷川 「……！！！？」
後ろから植草がボールをはたいた。
｢おおおお！！！ 植草！！！」
｢よく戻ってきた！！！」
このボールを、仙道が拾った。
陵南ボール。
仙道 「サンキュ」
植草 「あとは頼むぜ」
陵南ベンチが沸く。
｢うおおおおおーーーーーー！！！！！！！
よく止めた！ ナイスディフェンス植草！」
よく止めた！ ナイスディフェンス植草！」
｢よーーーし！！ 仙道行けええ！！！！」
｢行け、仙道！！！ あとは頼んだ！！！」
観客席の牧。
｢よく走って戻ってきたな。途中から仙道頼み
だったのが逆に幸いしたかな。他の4人は今まで
ある意味サボってたからな。まだ走れそうだ」
神、苦笑い。
｢タイムアウトの前は、わりと疲れた顔してたのに。
タイムが明けたら元気になっちゃってますね」
高頭が続く。
｢吹っ切れたようだな。もう攻撃は仙道に託すと
決めたんだろう。他の選手は最後の力を振り絞って
ディフェンスを頑張るということだ」
仙道、ゆっくりとドリブル。
ダム、
ダム、
ダム……。
(また撃ってくる可能性がある…！）
藤真と伊藤が前に出る。
ダム！！！！！！
仙道は、
藤真と伊藤が前に来た瞬間、ドリブルイン。
藤真と伊藤が前に来た瞬間、ドリブルイン。
｢行ったああああーーーーーー！！！！」
｢ここでカットイン！！！！」
｢撃たせるな！！！！」
翔陽ディフェンスが仙道を抑えに行く。
翔陽ディフェンスが仙道を抑えに行く。
キュッ！！！！！
が、仙道はすぐにストップ。
ヘルプディフェンスが来る前に、
ジャンプショット。
ジャンプショット。
ザシュ！！！！
翔陽 ６９
陵南 ６５
｢来たあああああーーーーーーー！！！！！」
｢仙道、2連続得点だあああああ！！！」
全てを託された仙道が、期待に応え続ける。
陵南ベンチは、大興奮。
｢うおおおおおーーーー！！ 仙道！！！！！」
｢よっしゃあああ！！ 行け、行け！！！」
｢やれ！！！ 仙道！！ やっちまええ！！！」
｢もう好きなだけ暴れろーーーー！！！！！！」
4thクォーター 残り1分30秒
翔陽 ６９
陵南 ６５
牧、唖然。
｢仙道…、これは、本当にやってしまうぞ…。
藤真、なにか手を打つんだ」
神がニコリ。
(牧さん、無意識のうちに藤真を応援してるな）
キュキュッ！！！
陵南は再びゾーンプレス。
陵南ベンチ、そして観客席の応援団が叫ぶ。歌う。
｢ディ・ディ・ディ・ディ！」
｢ディフェンス！！ ディフェンス！！
ディフェンス！！」
ディフェンス！！」
｢ディ・ディ・ディ・ディ！」
｢ディフェンス！！ ディフェンス！！
ディフェンス！！」
ディフェンス！！」
会場もそれに乗ってきた。
｢頑張れ、陵南！！ この一本も止めちまえ！！」
｢仙道、頑張れ！！！ 翔陽を倒せ！！！」
大音量のコートの中、藤真がドリブル。
植草、越野が厳しく当たる。
｢よっしゃ！！ 当たれ、当たれ！！」
｢越野！！ 植草！！ 藤真を潰せ！！！」
しかし、藤真は止まらない。
ダム！！！！！！
｢あああああ！！！ 抜かれたあああ！！！」
｢ダメだ！！！ 藤真を止められねえ！！」
ダム！！！！！
さらに、福田も抜く。
｢うわああああああ！！！ 福田もかわした！！！」
｢何人でかかっても同じだ！！！！」
再びアウトナンバー。
5人×2人
完全に攻撃の枚数が上回っている。
｢5対2！！ 翔陽チャンス！！！！」
｢これは確実に決めたい！！！」
ダダッ！！！
(ここは行かせねえ！）
仙道が走る。
仙道が走る。
｢うわあああああーーーー！！ 仙道！！！
藤真を止めてくれえええ！！！」
藤真を止めてくれえええ！！！」
｢仙道！！！ 頼む！！！」
しかし、
ビッ！！！！
｢……！！！！！？？？？？」
仙道 「…！！！」
田岡 「な…！！！」
藤真、なんと急ストップから、
突然のスリーポイント。
突然のスリーポイント。
｢なにいいいいい！！！！？」
｢まさかのスリーーーーーーー！！！！！」
牧、ニヤリ。
｢これが本当の藤真だ」
｢これが本当の藤真だ」
ザシュ！！！！
翔陽 ７２
陵南 ６５
｢来たあああーーーーー！！！！！！」
｢ここで藤真ーーーー！！！！！」
｢しかも3点！！！！」
｢なんてところで決めてくるんだ！！！！！」
藤真、コブシを突き上げる。
｢っしゃあああああああ！！！！！」
｢っしゃあああああああ！！！！！」
花形が両手を挙げる。
｢よーーーーし！！！ 藤真！！！！」
｢よーーーーし！！！ 藤真！！！！」
伊藤、味方ながら茫然。
(藤真さん、なんて頼りになる人なんだ…）
今度は、翔陽ベンチが大騒ぎ。
｢うおおおおおお！！！ 藤真さん！！！」
｢見たか、陵南！！ 見たか、仙道！！
これが翔陽の藤真健司だ！！！！」
これが翔陽の藤真健司だ！！！！」
観客席の魚住。
｢5対2という圧倒的有利な状況で、わざわざ
一番リスクの高いアウトサイドシュートを」
池上が返す。
｢コート上の藤真は相変わらず怖いな……」
藤真、意地の一撃で3点を返した。
牧 （藤真……）
知らず知らずのうちにコブシを握っていた。
4thクォーター残り時間 1分15秒
翔陽 ７２
陵南 ６５
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jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(124) リメイク版 へのコメント一覧
スリーポイントシュート打つとか凄いな