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  • 2021年05月30日08:00

Bリーグの部屋/1対1を制すということ

おはようございます!!
今日は朝からバスケのお話です!!

※ちなみにわしは、今日はミニバスの試合
(どーでもええっちゅうねん)


さて、

いやはや、予想外といえば、予想外。
ちょっと「差」がついた決着でしたね。

はい、Bリーグファイナルの第1戦でございます。


昨日のゲームは、CSでもBSでもなく「地上波」、
NHK総合で放送されたので、わりと多くの方が
観たのではないかと思いますが、

初めてBリーグを観た方にとっては、ちょっと
エキサイティングさに欠けたかもしれません。

最後の最後まで手に汗握る、というゲームでは
なかったですからね。


わし、もう少し競ると思っていました。

そして、宇都宮が主導権を握って、
千葉が追いかける展開を予想していました。

それが、千葉がリードして、よもや最終的に
20点も離れてしまうとは。

※前半は競ってたけんだけどねえ


第3Q途中で「あ、これは千葉かな」という
雰囲気になった気もします。

もちろん千葉のブースターはそんな風には
思わなかったでしょうが、ニュートラルな位置で
観ていたら、そう感じたんじゃないかと。


んで、第4Qの途中、ちょっと宇都宮の攻撃が
単調・単発になった時間があったんですよね。

思い切りがよいというわけでもなく、
中外回してノーマークというわけでもなく、

なんか攻め手がないから外から放って、
そして外して終わり、というようなシーンが
続いちゃったような。

対して、千葉は確率の高い攻撃を繰り返して
着実にスコアを積み上げていったという。

あのへんでさらに確信しちゃったかな。


解説の折茂さんがしきりに強調していたのは、
「リングにアタックする意識が違う」ということ。

それは確かに感じました。
特に富樫がテーブス海と対峙したシーンで。


そして、「1対1で勝つ」ことの重要性を
再確認もしました。


あの時間帯、富樫は「1対1は制せる」という
自信があったのでしょう。

ガードがトップに立ち、残りの4人が直線に並ぶ、
いわゆる「1-4」の形で、さらにその「4」が
ベースライン際に寄る陣形を繰り返し、何度も
1on1を仕掛けたあの時間。

その自信のとおり、富樫はテーブスを抜いた後、
相手の背中側に回り込むように体を入れることで、
「抜く」形から「抜き切る」形にまで持っていき、
ペイント内に一気に侵入していました。

そこまで行くと、ほぼ勝ちなんですよね。


象徴的だったのが、その後のフィニッシュを
富樫が外しても、千葉がオフェンスリバウンドを
獲ったシーンです。

富樫の侵入に対して、宇都宮は誰かがカバーに
入らなければならない。それにより、その後の
リバウンドを争うビッグマンが1枚減るわけです。

※確かギブスが出たんだったかな。そのせいで
リバウンド争いは千葉圧倒的有利になったと。


サッカーでもよく「数的優位」という言葉が
使われますが、まさにそれだったと思います。

富樫が最初の1対1を制したことによって、
数的優位を必ず作ってしまうんですよね。

そもそも強い千葉のインサイドはこれで盤石に。
制空権を完全に握ることになります。


そういえば、BIG3時代のスパーズは、
ダンカンの1対1から数的優位(というかフリー)
に持ち込むことがよくありました。


全盛期ダンカンは、インサイドの1対1ならば
ほぼ確実に勝つことができた選手です。

相手はどうしても2枚つくしかありません。

するとダンカンは外にボールを放るんですよね。
多くの場合はトップに出していたかな。

で、そのトップの選手はすぐに45度へ、
そして45度の選手は、コーナーへ、
という形で素早くボールを回していきます。

ディフェンスは、そのたびにローテーションで
チェックしていくのですが、おおよその場合、
コーナーの位置はノーマークになります。

最初のダンカンに2枚ついたせいで、3つ目の
パスに対してはディフェンスがいなくなるのです。

数的優位、アウトナンバーの究極の形、
「1-0」になるということですね。


で、最後がジノビリだったときは、ジ・エンド。

もう絶対の絶対に決めるからねえ(笑)。
※ジノビリの恐ろしさについてはコチラ参照


さてさて、
ハナシを元に戻しますが、そんなわけでして、
1対1を制すと、そこから数秒のあいだ、
圧倒的に絶対的に有利になるんですよね。

まあ、当たり前っちゃ当たり前ですが。


ただ、今日の第2戦は逆が起きる可能性も
十分にあると思っています。


テーブスもまた、1対1を制する力を持っていると
思うからです(富樫相手はキツイかもだけどさ)。

第1戦は、守備面で富樫にやられたのは事実ですが
一方で、折茂さんのいう「リングへのアタック」を
考えると、彼の突破力は必要なシーンが必ずや
やってくるとも思うんですよね。


そんなわけで、ちょっと第2戦のテーブスは
気にしてみたいと思っていたりします。

※って、もしかしたら出場時間減っちゃうかも
しれないけど…(ホントに終盤やられたから)


そうなると千葉がやっぱり優位だなあ。

いや、
このままワンサイドで終わるわきゃない。
ファイナルって、そんなもんじゃないでしょ。


千葉と宇都宮、どっちのほうが好きってのは
ないんだけど、やっぱりエキサイティングな展開を
見たいと思うから、明日はどうにか宇都宮の奮起を
期待したいと思うところです。


さあ、どうなるでしょうか。


今日、第2戦ですよ。
また地上波(日テレ)もありますよ。




皆さん、お見逃しなく!!


ではでは。

 


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Bリーグの部屋/1対1を制すということ へのコメント一覧

  1. 1.
    • 名古屋の監督
    • 2021年05月30日 08:29
    じゃんけんの何を持ってくるかが鍵ですね
    4ダウンに対して最近のNBAみたいにトップに早目のWチームとかあったらアツいですね。

    初戦をオフェンスで制されたチームがディフェンスで対策するのかオフェンスでやり返すのか・・・

    これぞファイナルって試合が見たいですね


    ちなみに・・・当時のスパーズは歴代全てのチームの中で僕が最も好きなチームです。
    その後、現在も含めて全チームがスパーズのバスケを真似てますもんね。
    あれは凄かったです。

    ジノビリの場合もありますが、コーナーはほぼほぼ
    ボウエンではないかと・・・

  2. 2.
    •  
    • 2021年05月30日 12:02
    宇都宮は川崎のスカウティングに全勢力を注いだ感じですね
    昨日の試合は有効な打ち手を見出せてない感じがありました
    打ち手がないからビハインドでの粘りも無く、宇都宮ファンが最も見たくないタイプの試合でしたね

    千葉からしたらペイントアタックとディフェンスリバウンドだけやってれば勝てたという印象でしょう

    せっかくの地上波なので熱戦を期待したいですね
  3. 3.
    • 俺の13番
    • 2021年05月30日 12:21
    • 5
    普段Bリーグをあまり観ないので、千葉の攻撃は富樫のピック&ロールが多い程度の認識でした。でもこの試合は西村が出た時間の流れが良くて富樫の出番が少ない、と思ってたら4Qできっちり決めてくる辺り凄いな。
    折茂さんの解説で印象深いのが「脇役の活躍」。ハーフタイムに後半のポイントとして挙げていた。結果的に西村や原が仕事して千葉のペースになった。宇都宮は富樫対策の鵤が不発でベンチメンバーの活躍も薄かった。
    折茂さん、節政さん共に解説が分かりやすく聞きやすかったですね。私は叫ぶタイプ(あの人達)の解説より好きです。
  4. 4.
    • 俺の13番
    • 2021年05月30日 15:41
    第2戦観戦中…思い出した。鵤ってあのイカルガ?大学時代にチラッと観た試合でベンチスタート。解説者が「彼は身長ないけど幅を活かしてリバウンドが強いんです」と表していた。鵤なんて姓は他にいないよな。PGだったんですね。ちょっと驚き。
    宇都宮の外国人(スコットかな?)左前頭部のハート型みたいな剃りこみの維持が大変そうだな。
  5. 5.
    • kj
    • 2021年05月30日 19:37
    逆になりましたね笑
  6. 6.
    • 編集者・K
    • 2021年05月30日 21:52
    皆さんコメントありがとうございます!

    というわけで、今日、
    第2戦は宇都宮が獲りました。

    ニュートラルなバスケファンにとっては
    願ったり叶ったりの展開でしょう。

    あと1試合、頂上決戦が見られるのですから。

    ここまでわりと点差がついてきてるんで、
    最後は接戦になるんじゃないかなあ。

    さてさて、どうなることやら。




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