バスケ狂、編集者・Kでっす!!
バスケ日本代表のゲームが死ぬほど楽しみながら
今日はNBAのハナシをさせていただきまっす!
もう皆さんご存知かと思いますが、
先日NBA2020-2021シーズンが幕を閉じまして、
ミルウォーキー・バックスが50年ぶりとなる
チャンピオンの座に就きました。
って、おっさんNBAファンのわしも、さすがに
50年前の優勝のことはよく分かっていません。
当然記憶にはなく、情報を見て確認するのみ。
なので、今回はひとりの選手をフィーチャーして
チームより個人に寄って語らせていただきます。
※いや、実は、ファイナルをダイジェストでしか
見ていないので、ゲームをちゃんと語れない、
というのが真実なのですが(すみません!!)
誰をフィーチャーするかって、
言うまでもありませんよね。
ギリシアからNBAにやってきた26歳のフォワード、
ヤニス・アデトクンボ、その人であります。
昨今のNBAをよく知らない方に、とてつもなく
簡単に説明しますと、「いま一番凄い奴」です。
211cm・110kgの恵まれた体格と、
人間離れした身体能力を持ち、
さらには技術にも優れるという、
要はバケモンでございます。
人は彼をこう呼びます。「理不尽」であると。
※アウトサイドシュートは苦手だけどさ…
繰り返しますが、「いま一番凄い奴」という、
かつてジョーダンやレブロンが君臨していた場所に
立っている男だと思っていて、
実は、意外と少ないんですよね、これって。
ジョーダン引退後のNBAの世界って、いわゆる
群雄割拠で、凄い奴はたくさん現れているものの、
ハッキリとした「最強の選手」は、決めきれない
状態だったかと思います。
ガーネットやコービー、ダンカン、ノヴィツキー、
ハーデン、カリーなど、とんでもねえ奴は、
いつの時代にもいるのですが、その時その時で
最強なのかというと、これが難しいんですよ。
個人的には、ジョーダン以降の時代でその座に
居たことがあるのって、シャックとレブロンだけ
だったんじゃないかな、って。
コービーとカリーが次点かなあ。
コービーは若い頃にシャック最盛期と被ってて
後半にはレブロンが現れちゃってた。
カリーは、ハーデンやデュラントより確実に
上かというと、これまた難しい。逆もしかり。
説明が難しいんですけどね。
「いま一番スゲエの誰?」的な質問に対し、
ほとんど返答が一致する、みたいな感じかな。
当然ジョーダンは文句ナシで、あとはやっぱり
LAで3連覇を果たしたときのシャック、
マイアミで連覇を果たし、クリーブランドに
戻っても再び優勝した、あのときのレブロン、
この3人かなあ、という。
で、今回のNBAファイナルの間に、
こんなツイートをしたことがあります。
↓
シャック、アイバーソン、レブロン、デュラント、多くのスターが初めてのファイナルは負けてるんだよね。
— 編集者・K (@henshusya_k) July 18, 2021
でも、ヤニスは行っちゃうかも。 https://t.co/uj74LXCwCN
※これ、引用はバックスの公式なんだけど
「THE DUNK.」ってシンプルでいいなあ。
NBAファイナルに若きスターが初めて挑む時って
結構みんな負けてるんですよね。
初めてファイナルに臨んだ若い日のシャックは、
オラジュワンに子供扱いされ(0勝4敗でした)、
アイバーソン初の大舞台は、全盛期シャックの
レイカーズに一蹴され(1勝4敗)、
あのレブロンも、ダンカンたちのスパーズに
ボコボコにされ(0勝4敗)、
デュラント・ハーデン・ラスのトリオは
スリーキングス時代のレブロンに凹まされ
(これも1勝4敗という完敗)、
みんな、コテンパンに負けております。
んで、振り返ると面白いことに、
かつてファイナルでボコボコにされた男が、
王者になるとボコボコにする側になるという。
古くは、マジックやジョーダン、ダンカン、
最近ではステフィン・カリーのように、
初のファイナルで優勝した選手も勿論いますが、
スーパースターたちが初のファイナルで
涙を呑む(それもフルボッコにされて)って、
ケッコー「様式美」的な面もあるんです。
ヤニスは、久々に現れた「いま最強」の座に
立つ男だと思っていて、そのラストピースが
まさに今回のファイナルを勝てるか否かだと
捉えていました。
そして、彼は勝ちました。
しかも優勝を決めたゲームで
50得点というオマケつきで。
個の実力的にはすでに最強の座にいましたが、
いよいよこれで、文句ナシでしょう。
わし的には、ジョーダンの時代が終わったあと、
シャックとレブロンに続いて、天下を獲った
3人目の選手です。
※でまた、体の大きさがシャックとレブロンの
中間みたいなサイズってのも、面白い。
これからのNBAは、しばらくの間、
ヤニスの時代となるでしょう。
いまのバックスは、決してヤニスだけの
チームじゃないとは思いますが、でもまあ
「ヤニスのバックス」ですよ。
それは、あのときのブルズにピッペンがいても
「ジョーダン王朝」だったように。
彼はいま、26歳です。
ジョーダンが王朝を築いたのは28歳からでした。
シャックが初めて頂点に立ったのも28歳。
レブロンがマイアミで初優勝を果たしたのが27歳。
わりと、歴代の覇者と同じようなストーリーを
歩んでいると言っていいでしょう。
そして、彼らよりも多くのチャンピンリングを
手に入れるかもしれませんよね。
皆さん、
つまり「世界一のバスケ選手」が、
いまNBAに居るということです。
「世界最高クラス」はいつの時代も居ましたが、
「世界一の選手」とトドメを刺せる選手は
実は久々なんです。スター誕生であります。
これからNBAに興味を持ってもらえるならば、
まずは是非とも彼を見てください。
百聞は一見に如かず、ということで、
最後に動画貼っておきます。
今期NBAファイナルの優勝の瞬間と共に、
これからのNBAを背負うスーパースターの姿を
とくとご覧あれ。
ではでは。
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分かりやすい今期のスーパープレイ集
↓
50点獲って優勝した、その試合。
↓
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ヤニス・アデトクンボ 26歳でバスケ界の頂点へ 〜実は久々の「世界最強」選手かも〜 へのコメント一覧
でも、本心では今年はCP3にテッペン行かしてあげたかった😭
とはいえ、外はシャックより上手ですけどね(笑)。
それが勝負ですからね。
どちらかは、負けてしまうのです。
スタメン外されて、なんだアイツは!って
コーチの経歴調べてやるっ!って調べてから
アイツパネェ!ってリスペクトした話好きっすww
それにしてもクリスポールは勝ちきれないっすね!
たしかに止められない選手だけど
結局クリエイトできない選手って
彼自身だけでは勝てないからなー
試合の終盤誰に任せる!?ってなったら
ヤニスじゃなくて
ジュルーかクリスに渡してたし
そういう意味でやっぱすごい化け物ではあるけど
最強ではないと思うな…
完全なる幕開けかと思います。
それほどに「優勝」はデカイ!
CP3は個人的に「最後の正統派PG」と思っているので、色々複雑なんですけど、いまは「ヤニスすげえ」でアタマいっぱい。
様々な意見があるのは分かってて、
だからこそ「優勝した」ことにスポットライトを当てたいのですね。
まさにずっとそう思っていて、
今回ついに優勝したので、言い切ることにしました。
フリースローが不得意
プレイメイクいまひとつ
で、優勝ですもんね。裏を返せば頂点に立ちつつまだまだ成長の余地があるって事なわけで笑
ただでさえ恐ろしい怪物なのに…笑笑