Kの部屋、新企画です!!!
先日、思いつくと同時に皆さんにコメントを
求めたこの企画、さっそく始動します!!
※コレですよ、コレ。
すげーたくさんコメント来ましたよ〜
↓
「嗚呼、名勝負(スポーツ全般)」
「嗚呼、名選手(NBA)」
に続く、第三の矢です。「嗚呼、名チーム」。
説明は、上記の記事を確認いただくということで
さっそく参りましょう。
栄えある第1回は、コチラ!!
ジャン!!!
01年・02年のジュビロ磐田
でございます!!
いやあ、これはコメントもケッコーあったし、
わしとしても「アレは凄かった」の象徴的な
チームだと思いますから、鉄板ですね。
いまだに「Jリーグ史上最強」との呼び声高い、
スーパーチームでしたよ。
ときは21世紀になったばかりの2001年。
この日本サッカー史に残る偉大なチームは、
既存の概念を覆す新たなフォーメーションを
披露しました。
それが「N-BOX」。
中盤の5人をサイコロの5の目のように、
「2-1-2」と並べる、なんとも独特な布陣でした。
そして、この「1」のポジションに入るのが
「N-BOX」のカギであり、その名の由来でもある
稀代のゲームメーカー、名波浩です。
21世紀に入って間もないあの頃、
Jリーグのフォーメーションは、おおよそ
「4-4-2」か「3-5-2」に分けられていました。
当時はまだ「4-2-3-1」的な布陣のクラブは
日本にはほとんどなかった気がするなあ
(と、わしは思うんだけど、どうだろ?)。
このときの磐田の布陣は「3-5-2」になりますが、
この5の形が一般的なものとは違うんですよね。
一般的なのは、こう。
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=========▲=========
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===▲===========▲===
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======▲=====▲======
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対して、「N-BOX」は、こう。
↓
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=====▲=======▲=====
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=========▲=========
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=====▲=======▲=====
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これが布陣が異端とされた、最大のポイントは、
サイドに選手がいないことです。
上記の5人の前方には、ツートップのFW2枚、
後方にはスリーバックのDF3枚ですから。
つまり、こういうフォーメーションです。
↓
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======▲=====▲======
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=====▲=======▲=====
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=========▲=========
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=====▲=======▲=====
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====▲====▲====▲====
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確かに、いま見れば、かなりイビツですね。
サイドからの攻撃なんて、当時もいまも
サッカーにおいては重要なポイントですから。
それがないなんて、異端も異端ですよ。
そして、もうひとつ。
当時もいまでもあり得ないであろうポイントが
そこに並ぶフィールドプレイヤーたちです。
ご覧いただきましょう。
こうです。
↓
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======高原====中山======
====================
=====藤田 ===== 奥 or 西====
=========名波=========
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=====服部======福西=====
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====大岩===田中===鈴木====
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そう、
なんと、日本人しかいないのですよ。
今も昔も当たり前の「強力な外国人選手」が、
このクラブの先発フィールドプレイヤーには
いないのです。これまた異端。
※あ、GKは外国人でした(ヴァン・ズワム)
ただ、名前を見れば分かると思いますが、
この10人は、マジでハンパねーですよ。
なんせ全員が現役日本代表or代表経験者ですから。
布陣・戦略に合わせてプレイヤーを選ぶか、
選手に合わせて、布陣や戦略を選ぶか、
スポーツではこんな2択がよく語られますが、
この時の「N-BOX」はそのいずれでもなく、
選手に合わせて、新たな、そして唯一の布陣を
「作って」しまったという。
※ホントにこのジュビロ磐田専用の布陣ですよ。
主要な他クラブがこれと同じフォーメーションを
用いた例って存在しないと思いますんで
それだけ偉大なメンバーだったということですね。
この10人のためのフォーメーションを作るほどに。
はたして、このスーパーチームは、
歴史に残る強さを見せてくれました。
残したインパクトでは2001年、
実績では2002年ってとこかな。
※個人的には2001年の方が思い出深いなあ。
名波の前方に藤田と奥って反則でしょ。
さて、当時のジュビロ磐田が、なぜこんな
異端な策を編み出したかというと、
ズバリ「レアル・マドリーに勝つため」でした。
本気で倒そうとしてたんですよね、彼らは。
あのレアルを。本当の本当に、本気で。
そこに照準を定めて、この10人のための特別な
システムを作り、完成度を究極にまで高めたと。
※残念ながら、この年はクラブW杯の大会自体が
中止になって、そのときは来なかったのですが…
まあすげえチームでしたよ、ホントに。
おそらくですが、サッカーファンの方は
「Jリーグ最強チームを3つ挙げろ」と言われたら、
10人中10人が、これを入れると思いますよ。
「1つ挙げろ」だとやや分散すると思いますが、
3つなら、もうこの磐田は鉄板ですから。
もう負けそうなイメージがゼロでしたもんね。
フォーメーション通り、中央から相手を崩す様は、
本当に驚異でした。「上手い」とか「速い」より
「強い」、ってやつですよ。
そうそう、面子が全員日本人ということもあり、
「日本代表よりジュビロ磐田の方が強い」なんて
声もよく聞かれましたからね。
スペシャルな外国人がいるクラブでは成り立たない
議論ですよね、だって、外国人がいるということは
そのまま日本代表にはできないわけですから。
が、このときのジュビロ磐田は、それができた。
フィールドプレイヤーについては、全くこのまま
日本代表にすることもできたのです。
※とはいえ、全く応用が利かない布陣だったから、
もしそうしちゃたら全然継続性のない代表が
誕生しちゃうわけですが…
うーん、これ、夢の対決だったかもしれんな
(おいおい、新しいネタが誕生したか:笑)。
2001年・2002年ってことは、ちょうどトルシエの
日本代表が日韓W杯に臨む時ですから、これまた
印象に残るチームです。
トルシエジャパンと、01-02年ジュビロ磐田。
比較してみても面白いかも。
※なんたる偶然か、あの日韓W杯の日本代表って、
スタメンにジュビロ磐田の選手がいなかったから、
マジで対決可能だしさ。
という、
「日本代表よりも強い」とさえ言われた、
「日本人10人の最強チーム」、
01年・02年のジュビロ磐田でした。
てなわけで、
今後も、こんな感じで「凄かったチーム」を
いろいろ語っていこうと思いますので、
みなさん引き続き何卒、
よろしくメカゴジラ!!!!
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こんな動画、見つけました。
最強時代の大量得点ゲームです。
↓
と、ゴン中山さんのチャンネルでも
あの時のハナシが上がっていたりしますね。
↓
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【新企画】嗚呼、名チーム/01年・02年のジュビロ磐田 へのコメント一覧
ただ日本にも鹿島というチームも、いたのでそこまでタイトル総ナメというわけではなかったですね
以前インタビューで中山隊長が「NBOXがボールをくれるから自分はただ決めるだけだった」といっていましたが、史上最強の中盤といっていいと思います。
豪華すぎる中盤と前線に注目いくけど、この3バックが安定感抜群なんですよね。連携うまくて対人も強い。サイドにも対応するし、そこから放り込まれても空中戦けっこう強いっていう。そんでこぼれ球はダブルボランチが読み&フィジカルで拾って素早く前線へ、あとはお好きに〜って感じ。
Kさん、スーパーナイスチョイスです!この企画好きかも!
この頃だったんですね〜
代表との試合見たかったなぁ
日本代表がサンドニで負けた時のジダンがいるわけですから
それだけでもかなり難しい試合になっていたと思いますけど、
見たかったですね。
色々と思い出がありますが、1番記憶に残っている試合の事を、2002年VSガンバ大阪戦。延長Vゴール5対4で勝ったのですがちょっとだけ調べてきました。後半31分にゴールを決められ2対4に。(因みにその6分前に勝ち越しゴールを決めたのは今ジュビロにいる遠藤保仁選手)この時テレビで見てたので覚えているんですが、どうせ勝つわとしか思ってませんでした。負けるかもとか時間はまだあるから頑張れとかじゃなく追いつくイメージしかなかったです。
NBOXは実際数試合しか使えなかったみたいですし、難しいでしょうね、あの頃のジュビロは移籍もほとんどなく長い年月同じメンバーでやれたのも大きかったと思います。
私的な最強の3チーム、残りは08年の鹿島とどこにしようか…!!
そんなこともわかるKの部屋最高です!笑
このシステムの凄さは名波中心にボックスの形が可変すること。特に多いのは服部が左、奥が右に出てサイドを埋める形。
状況によって適切な形に流動的に変えられる連携、そして立ち位置を変えても同じプレーができるという個の能力。
2001は圧倒的に強かったと思いますが、最後は鹿島が獲りましたからね
(2002年は文句なしの完全制覇でしたが)。
あの磐田に希望を抱いたファンは多いです。
それはまた別の機会に。
はい、最強の中盤でしょう。
そのうえ、前線から守備陣まで全部凄かったという。
あの3バックは全員代表でも一線級の存在でした。
田中以外はW杯に縁がなかったですが、出場しててもおかしくないほどに。
10人全員日本人でこの強さは、もう二度とないかもしれませんね。
他国リーグを見ても、こんな例はほとんどないでしょうし。
メチャクチャ強かったんですよ。
代表と戦ったら、ホントにどうなっていたことか…。
それでも勝ったかもしれないと、本気で思わせる、おそるべき磐田…!!
その浦和も最強議論によく入りますね。
いつか語るかもしれません!
「どうせ勝つわ」なんて、最高の観戦ですね。
強さを信じ切れるのって、素晴らしい!
そりゃそうなりますよ(笑
わしはやっぱりグランパスが…(笑
いろんな面で役に立ったなら、幸いです!!
ああ、あのときの隊長はバカみたいに点獲ってましたね。
試合中でも開催されるドゥンガのサッカー教室、懐かしい!
おおおお、そんな細かいご指摘を!!
直しておきます!!