（リメイクの経緯はコチラ）
（元記事はコチラ）
決勝戦、後半開始。
山王 ４９
海南 ４８
山王の1点リードからスタート。
｢さあ、勝負もあと20分だ！！！！
日本一のチームが決まるぞ！！」
日本一のチームが決まるぞ！！」
｢山王もそろそろエンジンがかかるだろう！
いつ爆発するか！！！」
いつ爆発するか！！！」
｢後半から本当の力の差が出そうだな。
いよいよここからが勝負だ」
いよいよここからが勝負だ」
観客席の神奈川軍団。
藤真、腕組み。
｢海南は前半の好調を維持することだな。
とにかく喰らいつけ」
｢海南は前半の好調を維持することだな。
とにかく喰らいつけ」
そして、宮城。
｢牧の調子も上がってくるはずだ。
山王を倒すチャンスは必ずある」
｢牧の調子も上がってくるはずだ。
山王を倒すチャンスは必ずある」
安西が桜木の肩を叩く。
｢桜木君、ここからの20分をよ〜く見ておくんだ。
君があと2年の間に全国制覇を果たせるかどうかの
ヒントが、きっとこの20分にある」
君があと2年の間に全国制覇を果たせるかどうかの
ヒントが、きっとこの20分にある」
桜木、腕組み。
｢全国制覇……」
｢全国制覇……」
さりげなくその後ろには流川。
(全国制覇……）
(全国制覇……）
『ビビーーーーーーーーーー！！！！！！』
海南 後半メンバー
牧、清田、神、武藤、高砂
牧、清田、神、武藤、高砂
山王 後半メンバー
深津、松本、沢北、野辺、河田
互いにベストの5人でスタート。
前半に見られた不気味な沈黙の数々。
最初に破ったのは、
沢北だった。
お馴染みの「日本一のドライブ」で
海南のゾーンディフェンスを切り裂く。
海南のゾーンディフェンスを切り裂く。
ダム！！！！
｢沢北、行ったーーーーー！！！！！！！！」
(来た…！！！！）
待ち構えていた高砂＆武藤、ブロックに跳ぶ。
待ち構えていた高砂＆武藤、ブロックに跳ぶ。
しかし、
スッ
沢北、空中で2人をかわす。
｢おおおおおお！！！！！！！」
｢沢北…！！！！！」
バス！！！！
華麗なダブルクラッチでかいくぐった。
｢出たーーーーーーー！！！！！！！！！」
｢これぞ、沢北の個人技！！！
海南のゾーンを破ったあああ！！！！」
海南のゾーンを破ったあああ！！！！」
諸星、苦笑い。
｢ついに来たか…」
｢ついに来たか…」
土屋、ニコリ。
｢そして、ここから海南のお手並み拝見やな」
｢そして、ここから海南のお手並み拝見やな」
山王応援団は、このプレーに総立ち。
太鼓を打ち鳴らす。
太鼓を打ち鳴らす。
ドン！ドン！ドン！ドン！！！！
｢いいぞいいぞ沢北ーーー！！！！！！」
｢いいぞいいぞ沢北！！！！」
｢沢北！！！」
｢沢北！！！！」
｢いいぞいいぞ沢北！！！！！」
キュキュッ！！！！！！！
さらに畳み掛ける山王。
さらに畳み掛ける山王。
ついに、伝家の宝刀を抜く。
｢当たれ！！！！！！」
オールコートのゾーンプレス発動。
あわせて応援団のコールが始まる。
｢ディフェンス！！！」
｢ディフェンス！！！！」
｢ディフェンス！！！！」
｢ディ！ディ！ディ！ディ！！」
最前列は深津＆沢北。
神奈川応援席がざわめく。
｢来た、オールコート！！！」
｢牧……！！！」
｢来た、オールコート！！！」
｢牧……！！！」
ベンチの高頭は無表情、じっと座ったまま。
神からスローイン。
牧が受け取る。
キュキュッ！！！
すかさずダブルチームが寄ってきた。
｢さあ、来たぞ！！！！」
｢牧を潰しに来た！！！！！」
牧、ニヤリ。
すかさず後ろの神に戻す。
すかさず後ろの神に戻す。
直後に自分は前に走る。
同時にフロントコートから高砂が戻ってきた。
カウンターの動きで、
ボールに向かって走ってくる。
ボールに向かって走ってくる。
ビッ！！！
そこに素早くボールが供給された。
そこに素早くボールが供給された。
｢おおおおおーーーーー！！！！！！！
ボールがダブルチームを抜けた！！！
ボールがダブルチームを抜けた！！！
｢パスが速い！！！」
そして、ボールを保持する高砂と牧が交差する。
手渡しで受け取った牧、ドリブル開始。
ダム！！！！！！！
｢うわああああ！！！！ 抜いたーーーー！！！！」
野辺が両手を挙げて立ちはだかる。
宮城、藤真がニコリ。
｢止められるわけがない」
｢止められるわけがない」
まさにその通りに、
ダム！！！
｢牧、抜いたーーーーーー！！！！！！」
ゴール下では全国最高レベルの野辺だが、
平面の勝負で牧にかなうはずもなかった。
平面の勝負で牧にかなうはずもなかった。
キュキュッ！！！！
(さすがは牧…）
最後の1人、河田が止めに来た。
最後の1人、河田が止めに来た。
(コイツが最後だ）
牧は落ち着いて、横にさばく。
牧は落ち着いて、横にさばく。
ビッ！！
走りこんできたのは清田。
｢ナーイスパーーーース！！！！！」
｢ナーイスパーーーース！！！！！」
が、
バシイイ！！！！
清田のレイアップを河田が叩く。
｢……！！！？？？？」
清田 「あああああ！！！？？」
牧 「なんだと！？」
(引き付けてから清田にパスしたはずだ…！！）
『ピピーーーーッ！！！！！』
ボールはアウト・オブ・バウンズ。
海南ボール。
海南ボール。
河田 「大体分かるよ、どう来るかは」
牧 「なるほど、面白い」
観客は、この10秒間に呆然。
｢なんだコイツら……」
沢北の個人技、
山王のゾーンプレス、
それを抜く海南、
しかし最後で阻止する河田。
山王のゾーンプレス、
それを抜く海南、
しかし最後で阻止する河田。
後半戦、
初っ端からフルスロットル。
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jungle123
スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(156) リメイク版 へのコメント一覧
(久しぶりに第一話から読ませてもらってます！)
ありがとうございます。
修正しました！