新企画「嗚呼、名チーム」、
今日は第3弾を発信させていただきます!
※因みに、これまではサッカーチームを
2つ(クラブ&代表)取り上げております。
↓
で、
第3弾は、Kの部屋らしく、NBAクラブで行こうと
思っておるのですが、ここでブルズやレイカーズを
ピックすると「鉄板すぎ」で面白くないと思い、
こんなチームをピックアップさせていただきます。
1999-2000シーズンの
ポートランド・トレイルブレイザーズです!!!
昔から熱心にNBAを見ているオッサン世代の
ファンの方ならば、このチームはかなり強烈に
印象に残っているのではないでしょうか。
わしのなかでは、もしかしたら
「史上最も選手層が厚かったチーム」かも。
とにかく凄い面子が揃っていたんですよね。
当時、わしは大学生→社会人1年目の頃でして、
NBAは死ぬほど見ていた時代です。
専門誌「ダンクシュート」は当たり前のように
毎月買っていたのですが、シーズン開幕前の
プレビュー特集にて「最強はポートランド」と
ハッキリ書かれていたのを思い出します。
「これが当編集部の答えです」的な感じでね。
その「開幕前に最強認定」のチーム、
どんなメンバー構成だったかというとですね…
スターティングはこんな感じです。
↓
G…デーモン・スタッダマイヤー(178cm)
→95-96年シーズン 新人王
(ちなみに、NBA史上最も背の低い新人王)
G…スティーブ・スミス(203cm)
→94年&00年 ドリームチームメンバー
マジック・ジョンソン2世との呼び声も
F…スコッティ・ピッペン(201cm)
→説明不要、王朝ブルズのスタープレイヤー
史上最強のディフェンダーとして有名
F…ラシード・ウォーレス(211cm)
→オールスター4回、優勝1回(記事アリ)
わしの中で素質はNBA史上トップクラス
C…アルビダス・サボニス(221cm)
→欧州史上最高のセンター、88年に米国撃破
なんでもできるセンターの先駆け
こりゃ超豪華なラインナップですよね。
PG以外はサイズもありますし、当時では珍しく
全ポジションの選手がスリーを撃てるという、
非常に洗練されたチームでした。
※220cmセンターのサボニスも
スリーがメチャクチャ上手いからね
が、これで終わりじゃなくて、控えも凄いんです。
こんな感じでして。
↓
F…デトレフ・シュレンプ(206cm)
→オールスター3回、6マン賞2回
欧州出身で初めて大成功した選手だったかも
F…ブライアン・グラント(206cm)
→95年オールルーキー1stチーム
マローンやガーネットについた守備の鬼
G…ボンジ・ウェルズ(196cm)
→このシーズンの「発見」とも言われたSG
ずば抜けた爆発力を持つスコアラー
G…グレッグ・アンソニー(185cm)
→ディフェンスのスペシャリスト
計6チームで活躍した好ガード
C…ジャーメイン・オニール(211cm)
→のちにペイサーズのエースとなるセンター
(この頃はまだ出場時間は少なかったかな)
なんか、控えのメンバーでもプレイオフ1回戦
くらいなら突破しそうな勢いですな。
シュレンプ、グラント、ウェルズって、
ホントに別チームなら絶対スタメンだからね。
※実際、みんな別チームに在籍時は主軸でした
当時のサッカー界のスター軍団「銀河系レアル」
にも例えられたことがあるという、
この歴史に残る豪華なチームは、
しかし優勝できませんでした。
よくある、スターだらけでまとまりがない、
みたいなことじゃなかった気がします。
そこはほら、ピッペンがいましたから。
彼がしっかり統率していたでしょうから。
神様・ジョーダンのいないNBAにて、
彼は「格」としてはリーグの頂点にいた選手、
そりゃ寄せ集めに近かったスター選手達も
大人しく言うこと聞くんじゃないかと(笑)。
面子は史上最強クラス、高さも経験もある、
チームの連係だって問題なさそう。
でも、優勝できなかったんです。
2000年プレイオフ
ウェスタンカンファレンス・ファイナル第7戦、
シャック&コービーのLA.レイカーズを
超絶ギリギリまで追い詰めながら、歴史に残る
大逆転負けを喫してしまうんですよね。
※あれはすげえ試合だったよなあ…
第4クォーター開始時に15点ものリードを奪って
おきながら、そこからまさかの逆転負け。
ほとんど勝っていたような試合だったんですがね。
最後の最後にシャック&コービーがヤルんですよ。
なんだかバスケの神様が「スター選手を集めて、
即優勝なんてさせないよ」と言っているかのような
信じられない大逆転劇でした。
いや、シャックとコービーのレイカーズだって
いい加減とんでもねえスター軍団なんですけど、
このときのブレイザーズの「選手層」はホントに
異常中の異常でしたから。
勝負に「たられば」は禁物ですが、
アレを勝ってりゃ、ファイナルも完勝して
NBAチャンピオンになっただろうし、
そこから2〜3年王朝を築いていたかもしれんです。
そのくらい強いチームでした。
そのくらい凄い布陣でした。
うん、まさにいまのレイカーズは、
「あのポートランド以来の布陣」って
いえるのかもなあ。
以上、バスケの名チームの思い出でした。
最後、折角なんで動画については
LAに勝ったときの試合を貼っときますかね。
どこからでも点が獲れて、誰もが外から決める
力があること、よく分かると思いますよ。
※しかし、サボニスは上手いなあ〜
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嗚呼、名チーム/NBA 99-00シーズンのポートランド・トレイルブレイザーズ へのコメント一覧
因みに自分はあのGAME7は自分的ベスト3に入るゲームだと思ってます。コービーが大好きなのでシャックどのアリウープは発狂しました。
レイカーズファンからしたらブレイザーズは本当に怖かったです。
なんとマニアックなコメント…!!
たしかに、あの三連覇LAをもっとも追い詰めたのは
このブレイザーズだったかもしれませんね。
いや、Kの部屋の読者なら、このくらいのネタなら
サクッと喰いついてくると信じてます!!
(とはいえ、もうちょいメジャーどころにすべきだったか…)
トレイルブレイザーズとの表題から「あ、ドレクスラーのチームね」と思ったけど、もっと後の時代でした…。
私はバルセロナオリンピックの頃に我らのBS1に夢中で張り付いて見ていたので、トレイルブレイザーズと言えばドレクスラーでした。
ローズガーデンでの「Beat LA!」コールが特に印象に残っています。
おお、さらに古いところからのファンの方ですね。
ドレクスラーは、「嗚呼、NBA名選手」コラムの中で
書かせていただいてるので、是非ご覧くださいな。
スミスは紳士的雰囲気がありますもんね。
ピストンズにおけるデュマースのような。
そして、そうそう、
当時「Beat LA!」は全チームのテーマでしたねえ。
ラシードウォレスが現代にいたら
(3P打てて機動力あって守備力もあるほぼ7フッター)
サボニス
遅くとも20代中旬でNBA来てたら
考えてみるべきだ
ラシードについては「嗚呼、NBA名選手」のコラムで
「実は史上屈指の実力」と書かせてもらいましたです。
サボニスは若い頃からあんな感じで上手かったんですかね
(NBAに来る前のプレイはほとんど見たことがない…)。
だとしたら、NBA史上最強のセンターになっていたかも…?
奥野さん的に言うと、
「私ね、申しましたでしょ、
彼は必ず最強のセンターになると」
ボンジのポストプレイが大好きでした!
ラシードは大好きな選手の1人です!
ウェルズは太かったですからねえ。
ポストプレイに強いガードで、一時期の爆発力は凄かったですよね。
選手は勿論、フィル・ジャクソンに対するマイク・ダンリービーにもなぜか頑張れと応援していた気がします。「ハック・ア・シャック」いやー懐かしいです。
beat LAの熱がめっちゃ熱すぎるのもいいし、コービーの若く猛った才能と負けん気溢れてる感もいい!シャックは反則w
見てない時代については、勉強的に入ってきてください!是非!
※動画も貼るようにしておりますので
世界の合言葉が「Beat LA!」だった時代ですねえ。
あのポートランドはやっぱり印象に残りますよね。
シャックはここから3年間は無敵の時代ですからね。
コービーはこの年にネクスト・ジョーダンの地位を確実にした感じです。
「嗚呼、NBA名選手」でも書かせてもらいました。