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  • 2021年10月29日12:05

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(164) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ



山王 71
海南 59

4thクォーター、スタート。



ダム!!!!!!


まずは牧がインサイドで勝負を仕掛けた。

そして、深津との1対1を制す。


バス!!!

山王 71
海南 61



「おおおお!!! 牧、来たあああーーー!!!」

「さすが牧だ!! 海南、まだまだ行けるぜ!!」


バチン!! バチン!!

「ナイス、牧!!!」

「オウ!!!!」

海南のメンバー、ハイタッチを交わす。


牧 「さあ! ディフェンスだ!!」 

声を出してディフェンスに戻る。



堂本、腕組み。 

「決めてくるか…、さすがは海南の主将だな」



深津、感心。 

「牧…、さすがだピョン。全く諦めていない」

河田は笑顔。

「神奈川のチームはこんなのばっかだな、面白い」



そして、山王の攻撃。

海南にとっては「問題」となるディフェンス。

3rdクォーターからのテーマを
クリアしなければならない。



ーー 沢北を止める



キュキュッ!!

海南は、変わらずボックス・ワンを敷く。

そして、沢北のマークマンは牧だ。



ビッ! ビッ!!

ボールはアウトサイドで何人かの選手を経由し、

24秒タイマーを10秒残して沢北へ。



「さあ、来た!! 第4クォーターも沢北だ!」

「山王の沢北のプレーを観られるのも
あと10分だ。スゴイの見せてくれよーー!!」



沢北の前には牧が立つ。 

「もう抜かせんぞ、沢北」

沢北、ニヤリ。 

「へへ、日本の最後の相手も
大変な人になっちまったな」



ダム!!!!


沢北のドライブ。

牧が抜かれる。


「……!!!!!」



牧は後ろから追うが、間に合わない。


振り切った沢北、ジャンプショット。

ビッ!!!


堂本 「得意のプレイ」




ガン!!!




堂本 「……!?」


「外れた…!!!!」

「なにィィいいーーーー!!!?」


得意のパターンから放たれたボールが
リングで跳ねた。


「うわああああ!!! 沢北が外した!!!」

「どうした!? 決勝のプレッシャーか!?」


沢北、牧の顔を見る。 

(う、後ろから、押した…!!!)

牧、ニヤリ。 

(ああ、ちょっと押したかもな)


安西、ニコリ。 

(なんとかした。さすがは牧君。
さあ、次は……)


桜木、身を乗り出す。 

「………。」 



シュートが外れた。 
つまり、リバウンドの場面。

ここからは残りの4人の勝負だ。


ベンチから一斉に声が飛ぶ。

「リバーーーン!!!!!」



ガッシイイ!!!!

高砂が河田にスクリーンアウト。
武藤が野辺にスクリーンアウト。


2人は跳ばない。

相手を抑えることだけに専念する。



インターバル中に出た、高頭の指示だった。


*****************************************

高頭、腕組み。 

「あの2人を相手にリバウンドを争うのは
自殺行為といえる」

清田、問う。 

「え? じゃあ、もうリバウンドは
諦めるってことっすか?」

高頭、首を振る。

「そうじゃない。跳ばせないことを考えるんだ」

高砂、頷く。

「なるほど…。跳んでも勝てないのなら、
相手を抑えることだけ考えると」

高頭、続ける。

「たとえば、桜木と争っていると思ってくれ。
ジャンプ勝負でアイツに勝てるか?」

武藤、ニコリ。 

「そういうことか、じゃあ俺たち2人は、
スクリーンアウトに全力投球だな」


高頭 「そして……、獲るのはお前だ」

清田 「……!!??」


*****************************************



河田はすぐに気付いた。

(なるほど、こう来たか。確か俺も
桜木と勝負した時は同じだったな…)


ギラ!!

清田の目が光る。 

(後ろからの飛び込みだ。
ぜってー獲ってやる!!)



迎えた、リバウンド勝負。




バシイイイ!!!




ボールを取ったのは、



河田だった。



「……!!!!!????」


「ぶし!!!」 

両腕でしっかりとボールを掴む。



「うおおおおおーーーー!!! 河田…!!!」

「ナイスリバン!!!! やっぱり強ええ!!」


高砂は河田を抑え切れなかった。 

(試合終盤なのに、なんて圧力だ…)


結果、河田とリバウンドを争う形に
なった清田は、吹っ飛ばされていた。


清田、冷や汗。 

「んだよ、このオッサン…。
パワーがハンパねえ…」


そして、
武藤も野辺を抑え切れていなかった。 

(くそ……)



バス!!!!!


山王は、リバウンド争いを制した河田が、
ゴール下のショットを沈める。


山王 73
海南 61


「よーーっし!!! 河田ーーーー!!!」


「いいぞ、いいぞ、河田!!!!」

「河田!!!!」 

「河田!!!!」



両チームの得点差は再び12点に戻った。



神奈川軍団、焦りの表情。

「あの2人を相手にリバウンドを獲れるのか?」

「ボックス型のゾーンでは後列が2人になる。
これでは中を制されてしまう」

「かといって、5人でゾーンを敷いたら
沢北のマンマークがいなくなってしまう…」



ーー どうする?


桜木、腕組み。 

「つまり、この天才がいないから勝てないと」


ゴツン!!!


赤木、ゲンコツ。 

「調子に乗るな。たわけが」

(とはいえ、その通りかもしれん…。
今更ながら桜木の貢献度を思い知ったな…)


桜木、頭を押さえながらつぶやく。

「おのれ、ゴリめ…。引退しても
ちっとも変わっちゃいねえ…」




「だが、北沢に得点させなかったのは事実だ」



「……!!!?」

「ぬ?」



声の主は仙道だった。

「確実に第3クォーターとは違う。
見ものだぞ、ここから」



流川 (沢北だっつってんだろ、どあほう)








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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(164) リメイク版 へのコメント一覧

  1. 1.
    • れー
    • 2021年10月29日 15:37
    • 5
    沢北じゃねーか、どあほう!




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