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  • 2021年10月21日12:05

嗚呼、スポーツ名選手/スティーブ・ウィリアムス

どーも!!!

元・プオタ、編集者・Kでっす!!!

※ゴメン、最近のはあまり詳しくないです。
昭和後期〜平成中期はわりとマニアです。


先日スタートしたこちらの企画、
「嗚呼、スポーツ名選手」



今日も新たに更新させていただきます。


このコラム、わしなりに、
「間違いなくメジャーな選手ではあるが、
コテコテのトップオブトップではない」
というところを鋭く選択させていただいており、

それなりに支持も得られているようなので、
引き続きこの路線で行こうと思うのですが、

今日は、プロレスラーからチョイスです。


※いや、これウッカリしたら、サッカー選手の
コラムになっちゃいそうなんで、ちゃんと幅広く
扱っていきたいなということで。

プロレスや格闘技は「アレは凄かった」系の
宝庫ですから、ジャンジャン出てきますよ〜。


で、
栄えあるプロレスラー第一号はこの人、

スティーブ・ウィリアムスであります!!!


いいですねえ。

ハンセンだホーガンだと言わず、
ウィリアムスですよ、ウィリアムス。

人呼んで「ドクター・デス(殺人医師)」ね。

※しかし、どういうキャッチコピーだよ、これ。
治したいのか、コ〇したいのか…。


さてさて、

この人、「ドクター・デス」の名の通り、
デンジャラスな技がたくさんあることで
有名なのですが、何はともあれこれでしょう。


ーー 殺人バックドロップ


本当にその名の通りでして、
とんでもねえ角度で落とすなんともエグイ
バックドロップが彼の必殺技でした。


バックドロップといえば、プロレス技の中では
最もメジャーな部類に属する技ですよね。

当然、使い手もたくさんいますが、おそらく
その恐ろしさ、インパクトにおいては、
この人が史上最強なんじゃないでしょうか。

※「美しさ」なんかも指標に入れると、他の選手が
筆頭候補に挙がってきますが


で、プロレスラーの必殺技の話って、えてして
「〇〇年頃から使い始め、ファンの間で印象付き…」
みたいな言い方がなされることが多いのですが、
この人の場合はハッキリと「この試合!」ってのが
ありましてね、

それが、これです。

1993年8月31日、愛知県豊橋大会における、
小橋健太×スティーブ・ウィリアム戦


プロレスファンの間で、ものすごく有名な
実況があるんです。

この試合は、愛知県豊橋市の興行ということで、
中京テレビの佐藤アナが実況を担当したのですが、
彼が、ウィリアムスのバックドロップを
こう表現したんですよね。


「バックドロップ・ドライバー」と。


その後定着はしませんでしたが、
なんとも素晴らしいネーミングだったと思います。


バックドロップの体勢から、
まるでパイルドライバーかのように脳天を突きさす
その様は、まさに「バックドロップ・ドライバー」
でしたよ、ホント。


ウィリアムスは、この前週に放送された試合でも
この危険極まりないバックドロップを放っていて
(解説の百田さんが「ああっ…!」って叫んだ)、

なんかヤベエぞ、アイツのアレは、みたいな
雰囲気が漂っていたのですが、この日の試合でも
それは炸裂したのでした。

しかも「3連発」で(おいおい)。


youtubeに動画があったので貼っておきます。

ちょうどその瞬間の手前から再生となるので
まあ、見てくださいよ。

※2発目がカメラアングル的に特に分かりやすい。





これは、イカンですよ。
とんでもなく「ヤバイ」っていうやつですよ。


もしあなたの周りに古くからのプロレスファンが
いたら聞いてみたください。

「スティーブ・ウィリアムスのバックドロップって
知ってますか?」と。


ほぼ全員こういうと思いますよ。

「あれはヤバかったな」と。

いや、絶対言うわ。「ヤバイ」が一番しっくり。
もう忘れられないもん、この試合のこのシーン。


もともとこのウィリアムスというレスラーは、
「人間魚雷」ことテリー・ゴディとのコンビで、
世界屈指のタッグチームとして名を馳せていた
のですが、この一戦以降はシングルプレイヤー
としても、第一線に躍り出ることになります。

もちろん、このバックドロップによって。


もう彼がバックを獲ったら、それだけで観客は
「あああーーー、危なーーーい」ですよ。

たぶん、全盛期の「志村、うしろー」に匹敵する
叫び声だったと思いますよ(どういう説明だ)。


その威力たるや、もう敵ナシでございまして、
あの絶対的な三冠王者だった三沢光晴さえも
破ってしまいましたからね。

※当時の三沢の連続防衛を止めたのはこの人



すごい選手だったよなあ、ウィリアムス。

いや、違うか。

凄い技だったよなあ、
ウィリアムスのバックドロップ。


彼は49歳と、若くしてこの世を去りましたが、
あの戦慄の日々は決して忘れられません。


以上、
スポーツ名選手のプロレス第一弾、

スティーブ・ウィリアムでした。



あ、
ついでに、そればっかり集めた危険度マックスな
動画も貼っておきます。

これが、ドクター・デスのバックドロップです。




-


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嗚呼、スポーツ名選手/スティーブ・ウィリアムス へのコメント一覧

  1. 1.
    • ヘルスィー山田
    • 2021年10月21日 12:08
    Kさんに今のタイチ(特にG1 31)見てほしいです。

    今のタイチは1人で当時の全日本プロレスを表現してるんで
  2. 2.
    • つっちぃ〜
    • 2021年10月21日 12:35
    「志村、うしろ〜」の例えは分かります(笑)

    バックドロップのエグさで外国人ナンバー1がスティーブ▪ウィリアムス、日本人ナンバー1が後藤達俊だと個人的に思います。
  3. 3.
    • KO-1
    • 2021年10月21日 12:59
    • 4
    どうやらKさんとはプロレス歴が結構重なっているようですね...
    ウィリアムス、いいとこ突いてくださいました・・・どストライクです!!

    巨漢ながら高いプロレス・センスを感じた相棒のゴディとは対照的に、
    (新日時代は特に)レスリングは強いけど、プロレスラーとしては
    正直下手クソだなぁと思いながら見ていましたが、
    全日に行ってから、ゴツゴツした岩のような戦い方のままで
    トップ戦線で戦い続けたのには脱帽でした。

    ウィリアムスもゴディも、もういないんですよね...。
    プロレスラーは早逝する人が多すぎて、いつも淋しくなります。
    でも、彼等は多くの人達の心に刻まれていますよね。
    ・・・トシのせいか、泣けてきます。
  4. 4.
    • コング派
    • 2021年10月21日 13:05
    Tゴディのタッグも良かったけど、
    Gオブライトのタッグも良かったなぁ…
  5. 5.
    • カレー馬鹿一代
    • 2021年10月21日 14:26
    高校生の頃でしたが、初めて殺人魚雷コンビを見た時の衝撃は強烈でした。

    何だこのタッグ!こんなん勝てるタッグいるのか?!と。

    シングルでも活躍しましたが、やっぱりタッグが印象深いです。
  6. 6.
    • 読者・K
    • 2021年10月21日 14:52
    • 5
    リアルタイムで見たわけではないですがゴディとの殺人魚雷は名コンビでした
    リアルタイムで見たものだとオブライトとのTOP、組んだ期間は短かったですがベイダーとの殺人皇帝コンビは印象に残っています

    ちなみにアメリカ編の流川のチームメイトに殺人魚雷とハンセンがいたのは嬉しかったです…笑
    控えにはどんな選手たちがいるのか気になります
    トップオブトップではないところならゴディ、ベイダー、エース、オブライト、ノートン辺りの記事も見たいです
  7. 7.
    • 阪神ファン
    • 2021年10月21日 16:39
    新日派としては後藤のバックドロップが最強と言っているのですが
    改めてウィリアムスのを映像でみると角度エグいっす。
  8. 8.
    • 勇士の叫び
    • 2021年10月21日 21:53
    あのウィリアムスの殺人バックドロップは、「日本」だからこそ使えたんでしょうね

    WWEなどを中心に、完全にエンタメと化したアメリカのリングでアレを使ったら、怪我人続出で、速攻で干されるか、ドレッシングルームで、他のレスラー達から袋叩きの目にあっていたでしょうから(確か、日本では割りと普通に使われている「パイルドライバー」や、「ツームストンドライバー」でさえ、禁止技となっていた時期やテリトリーなんかがある)

    元々、大学時代、アマチュア・レスリングとアメリカン・フットボールの双方において、錚々たる実績を残しているスーパー・アスリートなので、ガチでやりあったとしても、相当強かったんではないでしょうか

  9. 9.
    • バンクル
    • 2021年10月21日 22:22
    オクラホマスタンピートとパワースラムの選手でタッグでこそという選手が、まさに一皮むけたのがこのバックドロップ。
    動画見たら解りますが、三沢・秋山・小橋の受け身の上手い人とそれ以外では
    地味に角度が違います。
    ちゃんと相手のレベルも考慮できるでした。名選手ですね。
    (記憶たどっても田上が喰らったイメージないんです。)
  10. 10.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:09
    >>1
    おお、そんな名選手がいるんですね。
    今度チェックさせていただきます!
  11. 11.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:10
    >>2
    志村の例えが通じて嬉しい!!(笑)

    日本人は…、うーん、やっぱり鶴田だなあ。
  12. 12.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:11
    >>3
    どストライク、ありがとうございます!嬉しいです!
    ウィリアムスは素材的にそもそも優秀なんでしょうね。
    イグナショフ戦は邪魔だったなあ…。
  13. 13.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:12
    >>4
    オブライトも悪くないけど、
    やっぱり「殺人魚雷」でしょう!
  14. 14.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:12
    >>5
    米国マットで、当時最高のコンビといわれたスタイナーブラザーズも破っちゃってますからねえ。史上最強コンビの一角ですよ、殺人魚雷は。
  15. 15.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:13
    >>6
    まあ、そのへんはほら、
    わしはそういう名前設定が好きだから(笑)
  16. 16.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:16
    >>7
    なんせ、殺人バックドロップですからね。
    後藤は馳戦のアレのインパクトがありますよね
    (でも、わしは鶴田の方が…)
  17. 17.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:17
    >>8
    普通に考えたら禁止ですよね。
    日本って結構こういう面に寛容で、
    PRIDEのパウンドなんかも海外じゃ地上波放映できなかったりしますからねえ。
  18. 18.
    • 編集者・K
    • 2021年10月22日 00:17
    >>9
    あ、そうそう。
    シングルプレイヤーでもトップに登ったのは
    まさにこのバックドロップがあったからですね。

    そういや田上は受けてない印象がある…!!
  19. 19.
    • はるゆき
    • 2021年10月23日 07:47
    投げ技においてこれより説得力のある技なかったかもな〜。橋本の垂直落下、健介のノーザンライト、三沢のエメラルド、小橋の健太ッキーボム… じゃなくてバーニングハンマー

    色々あるけど説得力の一点においてはウィリアムスの殺人バックドロップは高さ、スピードともに完全無欠だった。
    比肩するのはさらにスピードに勝るオブライトのフルネルソンスープレックスぐらいだけど、順番を付けるならやっぱりウィリアムスかな
  20. 20.
    • 編集者・K
    • 2021年10月23日 20:58
    >>19
    「見るからにヤバそう」という感じでは、
    橋本の垂直落下とノートンの超竜ボムあたりと並んでトップの技ですね。
    それは掛ける側の体格とかも含めて。
    まあ、ウィリアムスは見るからにパワーありそうですもんねえ。
  21. 21.
    • 名無し
    • 2022年04月07日 00:49
    動画の小橋vsウィリアムスは
    いわゆる四天王プロレスの始まりとされている試合だよね確か




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