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  • 2021年11月05日12:05

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(166) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ



4thクォーター 残り8分

山王 73
海南 61


清田のブロックショットが
山王の攻撃を止めた。

そして、海南ボールで試合再開。


清田の目つきが変わっている。

(自分で何とかするんだ…!)


牧 「………。」

その清田の表情を見て何かを感じる。



続く、海南の攻撃。


高砂がハイポストに陣取る。

そこに牧からボールが供給される。


高砂の背後から河田が声をかける。 

「お、また勝負か?」


高砂、ターンできない。

勝負に行っても勝てる気がしない。 


高砂 ( くそ…)



「ヘイ!!」 

そこに清田の声。

ゴール下に向かって走っている。


高砂 (清田…!!)


ビッ!!!


高砂は、ゴールに背を向けたまま、
ノールックでゴール下にパスを出した。


「バックドアー!?」

「ナイスパス!!!! さすが高砂!!」



清田にボールが入った。

後方からは、沢北が追いかけてきている。



ダン!!!!!


清田が跳んだ。


「今度こそ決めてやる!!」 



「まだ来るか!」 

野辺がブロックに跳ぶ。


さらに、沢北もブロックに跳んでいる。
野辺と挟み撃ちで清田を襲う。


「うおおおおおお!!! 容赦なし!!!」

「ゴール下、高ああーーーーい!!!」



空中の清田。 

(ふたり跳んだ! こっからのパスだ…!)



しかし、


牧の前には深津。 

神の前には松本。 

清田のパスに備えてコースを消している。


(空いてねえ……)



ビッ!!


清田は、フリーで外に開いていた武藤に
ボールを出した。


だが武藤がシュートモーションに
入る瞬間に、松本が来る。

キュキュッ!!!!



「うおお! ナイスローテーション!!
すげえディフェンスだ!!!」

「いや!! 読みがスゲエんだ!!!」

「海南にノーマークを作らせねえ!!!!」



武藤 (松本が来た…。神が空いたか!?) 

神へのパスをねらう。


キュッ!!!

しかし、そこには深津が出てくる。 

「空けないピョン」



武藤、ボールを出せない。

動きが止まる。 

(パス出す場所がねえ……)



「こっちだ!」 

ハイポストに牧が来た。


ビッ!!!

「牧!」 

武藤、牧にボールを入れる。



ここは河田。すぐさま背後に寄る。



ダム!!!!


牧、スピード勝負。 

スピンムーブから河田を抜き去る。


「うお!! 速い!!!!」 

「さすが!! 平面なら牧だ!!!」



そしてゴール下へ。



河田、後方から牧を追う。 

(レイアップに来てみろ、また叩き落してやる)



「……!!!!!!」


神奈川軍団にも予感が走る。

(ダメだ!! ゴール下に突っ込んでも、
弾かれる……!)




その時、



「ここだ!!」  



ビッ!!!!



牧、外にパス。




スリーポイントラインの外。


背番号6がフリーだった。



「神!!!!」


「フリーだ!!!!」



松本、青ざめる。 

(なぜ…!!? いつの間に!?)



観客席の三井、ニヤリ。 

(だからフリーになる天才なんだよ) 



体がぶつかり合い、
ボールがあわただしく動き、

さながら戦場のようなコートの端で



スッ



神宗一郎が静かにスリーポイントを放った。



(入った!)

神、人差し指を立てる。



ガタッ!!!!


「神!!!」 

「神さん!!!!」  


海南ベンチが立ち上がる。




ザシュ!!!!



「来たーーーーー!!!!!!」

「スリーーーーーーー!!!!!!
神のスリーだあああ!!!!!!」



海南応援団、海南ベンチが爆発する。


「スリー来たーーーーーーーー!!!!!!」

「うおおおおーーー!!! 神さん!!!!」

「神!!!! やったああーーーー!!!!」



高頭も立ち上がる。 

「神!!! よく決めた!!!!!」


清田が叫ぶ。 

「いよーーしゃああああ!! 神さん!!!」



牧、ホッとひと息。 


「ふうぅ、やれやれ」



松本は焦りの表情。 

(分からない…、いつの間にあの位置に…?)


深津が肩を叩く。 

「落ち着くピョン。まだウチがリードしてる」

河田も声をかける。 

「そうだ、松本。一本返すまでだぞ」



松本がスコアボードを見る。 


山王 73
海南 64


深津、頷く。

「まだまだリードは十分ピョン。
落ち着いて一本返そう」



「オーケー」 

松本、オフェンスに向かう。 



堂本、つぶやく。 

「何度でも果敢に勝負に来るルーキー、
ほとんど打つ手なしだったはずの状況から
スリーポイントを決めてくるシューター…、
まるであのチームのように骨のある奴らだ」



続く、山王の攻撃。


深津が沢北に声をかける。

「ここでまた海南にボールを渡したら、
流れが変わってしまうピョン」


沢北、返す。 

「任せてください」



海南ディフェンスが声を出す。 

「さあ、絶対に止めるぞ!!!」

「オウ!!!!!」



牧、考える。

(残り7分40秒で9点差か…。
残り2分くらいまでに追いつけば…)



4thクォーター序盤、

海南が、3点詰めた。








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