準決勝・第2試合
1stクォーター 2分10秒
明利大 10
青学大 2
序盤からビハインドの展開となった青学大が
シューター4枚布陣を早くも発動するも、
逆に明利大は手薄になったインサイドを攻めて
追加点を記録する。
点差はさらに広がった。
「明利、絶好調!!」
「青葉が仕掛けても、中の強さで跳ね返す!!」
「花形がノッてる! もともとの持ち場である
インサイドで大活躍だ!!」
牧 「さすがだな、花形透」
河田雅 「ああ、やっぱり上手いわ、アイツ」
河田美 「僕もああいう技術を身につけなきゃ…」
藤真 「………。」
(花形…、相当な意気込みのようだな)
一方、
仙道 「家村がフリーで撃ったことも事実」
佐戸 「ああ、狙い通りのことはやれている」
続く、青学大の攻撃。
藤真 「一本!!!!!!」
(だが、すべて明利の思う通りに進んでいる
わけじゃない。いまに流れは変わる)
道谷《さあ、そろそろ返したい青葉!》
塚本《さっきは惜しい1本でした》
道谷《青葉は外から決めたいところでしょう》
塚本、解説。
《ええ、その通りです。コート上にシューターを
4枚揃えたわけですから、まずはそこでしょう。
逆に外してしまうと、おそらくリバウンドは
ほとんど明利に獲られてしまうでしょうからね》
町田 「ややギャンブルな作戦なんだよなあ」
彦一 「そうですね、でも…」
町田、ニヤリ。
「ああ、これが青葉だ。きっと何かしでかすぜ」
彦一 「ですよね」
(そうなんや、こういうチャレンジを何度も続け、
それで勝ってきたからこそ、いまの青葉がある)
ダム、ダム……。
ボールを運ぶ藤真。
キュッ、キュキュッ…。
対峙する宮城。
(このまま、上手く行き続けるわけはない。
だが、いま流れは間違いなくコッチにある。
行ける時はトコトン行ってやる…!)
そして、吠える。
「オラア、この1本も絶対止めるぞ!!!!」
「オウ!!!!!!」
洋平 「おお、吠えた!」
彩子 「アツいわね、リョータ!」
晴子 「宮城さん、頑張って…!」
(でも、天崎君も頑張って!!)
キュキュッ!!!!
宮城、一気に前に出る。
藤真 「…!!」
「おおおーーっと、宮城が行った…!!!」
「タイトなディフェンス!!!!」
ダム、ダダム!!!
藤真、体のあちこちでボールをコントロール、
宮城が差し出す手を、ことごとくかわす。
弥生 「わお…!!」
中村 「上手い…!!」
「藤真、上手ええええーーーー!!!!!!」
「これは獲れない…!!!!」
宮城 (獲れなくて結構!!)
藤真、宮城をかわしてボールを展開。
ビッ!!!
キュッ!! キュキュッ!!!
あわせて青学大の選手達が動き始める。
「また来た!! これはセットか!?」
「さっきは、家村のシュートまで繋いだぞ!」
宮城 (いや、リズムは崩れてる)
赤木 (さっきより遅い)
土屋 「宮城のディフェンスの効果や」
松本 「テンポは崩した」
神、動く。
フリーの態勢を目指す。
荒石、走る。
神の動きを阻止する。
(絶対に入れさせねえ!!)
木暮が手を叩く。
「よーーーっし、荒石!!!!」
ショットクロック、残り8秒、
ビッ!!
家村に渡る。
「入った!!!!!」
土屋 「それでも空いた」
(花形は家村を捕らえきれとらん)
花形 「クソ…!」
右手を伸ばし、シュートを阻止すべく跳ぶが、
間に合わない。
ビッ!!!!!
家村、スリーポイントシュート。
道谷《さあ、2本目!!!!》
塚本《来るか…!!!!》
ガン!!!!!!
「あああああーーーーーーっと……!!!!!」
「来ない……!!!!!」
宮城 「っしゃ!!!」
藤真 「チッ…」
(まだ完全には、乗り切れていないか…)
「ううーーーーん、青葉、外が来ない…!!!」
「まだまだ流れはやはり明利か!!!」
両軍ベンチが叫ぶ。
「リバウンドーーーーーー!!!!!!!!」
ダン!!!!
ゴール下のビッグマンが跳ぶ。
赤木、森重と体をぶつけ合う。
(獲らせん…!!)
荒石、チップアウトを狙う体勢。
(まだ流れはこっちにある!!!
これでもう一発速攻を…)
ガッシイイイイ!!!!!!!!
「……!!!?」
荒石、空中でふっ飛ばされる。
直後、森重の手がボールを叩いた。
そのとき、ゴール下の赤木は、
上体を崩していた。
赤木・荒石 「……!!!!!」
「おおおおーーーーーーー!!!!!!」
「明利のふたりを相手に……!!!!」
が、
このコボレ球は、花形がキャッチ。
道谷《リバウンドは明利!!!!》
塚本《森重君、よく触ったんですけどね》
森重 「くそ、獲れそうだったのに…」
藤真 (いや、十分だ)
1stクォーター 2分30秒
明利大 10
青学大 2
点差変わらず、再び明利大ボール。
中村 「まだ明利のほうが押してるか!?」
弥生 「……。」
(一旦は、そう見えるわね…、でも…)
続く、明利大の攻撃、
ダム!!!!!
宮城 (行くときは、行くんだ!!)
道谷《宮城、行ったあああーーー!!!!》
塚本《自ら!!》
ガン!!!!
しかし、宮城のストップ・ジャンプショットは
惜しくもリングに嫌われる。
彩子 「あああーん、もう…!!!」
晴子 「惜しい…!!!」
ガッシイイ!!!
リバウンドは森重。
宮城 「クソ…、早撃ちしちまったか…」
荒石 「ドンマイ、リョーさん!」
明利大ベンチの木暮、手を叩く。
「オッケー、オッケー、撃っていこう!
大丈夫、まだまだウチの流れだぞ!!」
対する、青学大ベンチ、陸川。
表情変わらず腕組み。
(果たして、そうかな?)
そして、青学大ボール。
ダム、ダム…。
藤真、ボールを運ぶ。
(こっちは、やりたいことはやれてるぜ。
この試合、第1クォーター内に必ず動く)
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1119) へのコメント一覧
このままいかない予感満載。
少しずつ変化が現れてきていますね。
次回、青葉大化けるのか?
次回も楽しみに待ってますね〜
ゴリ、森重に負けるな!
Kさんいつもありがとうございます♪
待ちくたびれましたよ。
花形が絶好調の中、宮城も守備で藤真にタイトなディフェンスで攻める!良いぞリョーチン、花形さんもっと行けー!
だが守備で花形は家村を捉えられない、河田雅史の恐ろしさが目立つ!神を抑えるのも荒石は全力で、後半花形・荒石の足がとまりそうで怖い!
森重が徐々に調子をあげてきそう、頑張れトリプルタワーの赤木花形荒石はどうするのか?
藤真と陸川監督の作戦とは、果たして?
天崎があんまり目立っていないような‥
両チーム頑張れ〜!
ゴリ率いる明利大がんばれ!
一度入り始めたらすごそうだ
ゴリのプレーに期待してます
青葉のポテンシャル、特に森重が爆発して明利を撃破するか、ミラクル明利の集大成で頂上決戦への扉を開くか、、
続きが楽しみです。
センターの差とガード陣の差が徐々に現れてきたな
はっきり言ってゴリは森重の下位互換やわ
サイズ、パワー、スピードも下、プレースタイルも似てるし、勝ってるところは責任感と声の大きさぐらいやろ
藤真、ボールを運ぶ。
(こっちは、やりたいことはやれてるぜ。
この試合、第1クォーター内に必ず動く。
必ず奴をコートに引きずり出してやる。
首を洗って待ってろよ。・・・・・・・木暮。)
次回も楽しみにしております🙇♀️
な、わけないでしょ。身体能力は大事だけどゲームじゃないんだし実際のスポーツで下位互換なんざ無いです。それぞれの選手に特徴があるしこのレベルでの選手なら必ずしも特徴の違いはあります。単純な筋力の押し合いではなく(体重と筋肉の質の違いもありますが)押し合いの中でも技術は存在します。そういった意味で赤木、桜木、森重の差はあまりないと思います。
特に森重タイプは赤木からすると最も実力がだしやすいんじゃないんですかなぁ
いつも更新楽しみにしてます。
お忙しいと思いますが、これからも宜しくお願いします
フリーになる天才・神を追って、コート上を駆けずり回らされ(それに、神は、まだ本気を出していない気がする)
赤木一人では森重を抑えられないとなると、ゴール下での肉弾戦への参加も避けられない(しかも、荒石は、肉弾戦を苦手としている)
更に、ディフェンスが“ザル”の島袋が投入されたら、そのケアまでもがのし掛かかってくる
大体、明利の戦術というのは、青葉の戦い方に合わせたものであって、言ってみれば、その時点で、“後手”を踏んでいるんだよな
やりたいようにやっている青葉の方が、どんどん仕掛けていける分、有利なのは間違いないわ
ゴリ、重要ですね。
・宮城は手ごわいものの自分なら十分いなせる
・動き出しで守備のズレも作れている
・森重の優位性も十分明らかである
慌てるこたーない。といったところでしょうか
しかしながら
・花形のOFの優位性もまた明らかである
・赤木という男は逆境の中で成長を見せるはず
ことを忘れてはいけませんね
結末はゴリの勝ちでしょ
ゴリに全国制覇をさせずに引退なんて
スラダンのファンとしてゆるされない
確かに身体能力は劣るかもしれないが、
ゴリには声の大きさとハートの強さがある。
山王戦の最後に丸ゴリを止めたように、
ここぞという時のハエ叩きに期待!
「オッケー、オッケー、撃っていこう!
大丈夫、まだまだウチの流れだぞ!!」
(陸川、何を考えている。お前の思い通りにはさせない。)
対する、青学大ベンチ、陸川。
表情変わらず腕組み。
(果たして、そうかな?お前が出てこない限り、ウチの流れだ。・・・・・・木暮)
今回こそはゴリに全国制覇を❗️
俺はゴリが全国制覇して一緒に泣きたい。。
森重 「くそ、獲れそうだったのに…」…見方によっては、明利の二人が獲らせなかったとも取れるけど…やっぱり明利の方が押されてる感がしますね。がんばれ赤木!明利の魂をみせてくれ!
新年1発目そろそろ期待してます( ̄^ ̄)ゞ