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  • 2022年01月09日12:42

スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(173) リメイク版

※この記事はリメイク版です
リメイクの経緯はコチラ
元記事はコチラ



2月某日。

冬の選抜から2ヶ月半が過ぎた。



湘北高校体育館。


ザッ、ザッ、ザッ…。

湘北バスケ部のメンバーが
校庭のランニングから帰ってきた。

何週走ったのか、汗ビッショリで
体育館に入ってくる。



「よーーーし!!! 集合!!!」

体育館に宮城の声が響き渡る。


湘北バスケ部の練習開始だ。


「っし、ランニングシュートから行くぞ!!」

「オウ!!!!!」



バス!!!

バス!!!

宮城が先頭、その後ろに桜木、そして流川、
次々とレイアップを決めていく。



ガン!!


石井が外した。



叱咤の声が飛ぶ。


「集中しろ! たわけが!!
練習で入らんもんは試合でも入らんぞ!!」




石井 「ヒッ…、スイマセン!!!!」



「バカモン、なまけおって」

声の主は、赤木だった。



背後からすかさず宮城が突っ込む。

「ダンナ、それはオレの役目だ」


「ん?」 

赤木が振り返る。


三井、ニヤリ。 

「お前、その癖はいつになったら直るんだよ」

木暮もニコリ。 

「誰がキャプテンだか分からないな」


「はぁ……」

宮城がため息。

「アンタらもだよ。なんで毎日練習に
参加してんだよ…、ったく。」


湘北の3年生は毎日練習に参加していた。


推薦で拓翼大学に入学が決まった三井、

一般入試でみごと明利大学に合格した赤木、

そして、その赤木と再び同じ学校に
通うことになった木暮。


受験勉強から解放され、あとは卒業式を
待つのみとなった彼らは、後輩達と一緒に
毎日体育館で汗を流していた。



「来るのは構わねえけどよ…。昔と同じノリで
喝入れてくんのは勘弁だぜ」

呆れ顔の宮城だが、心の底では感謝していた。


なにしろ、彼らがいなくては5対5の
練習すらできないのだから。

しかも山王を破ったメンバーが練習相手に
なってくれるのだ。

これほど頼もしい環境はないだろう。



「フム、いい雰囲気だ。」

安西も、やさしい顔で練習を見つめている。



宮城 「次!! 3対3!!」



桜木がノシノシとゴール下に向かっていく。


目の前には赤木。

「フッフッフ、今日もゴリが相手か。
悪いが手加減はしねえぜ」


赤木がディフェンスに入った。 

「来い! 桜木!」



桜木は3対3や5対5の時は、
毎日赤木と戦っていた。


これは大学に向けてコンディションを
上げておきたい赤木にとっても有益だった。

※ちなみに流川は三井と毎日戦っている



オフェンスは、宮城、佐々岡、桜木。

ディフェンスは、桑田、潮崎、赤木。


キュッ!!!

桜木が赤木を背負う。 

「へい! リョーちん!!」



ビッ!!!


「ダンナ、本気で頼むぜ」 

宮城がボールを入れた。



ローポストで桜木と赤木の1on1。

「よっしゃ!! 勝負だゴリ!!!」


キュ! 

キュキュッ!!




コートサイドで見つめる晴子。

「桜木君…、ドンドン凄くなっていくわ。
ここ10日だけで考えても成長が分かるもん。
お兄ちゃんがたまに点を取られるなんて…」


彩子がニコリ。

「10回やって赤木先輩が8回止めるくらいかな?
さすがにまだまだ敵わないけど、十分すぎるわ。
赤木先輩からインサイドの1対1で点を取れる
高校生なんてそうそういないんだから」




バシイイ!!!! 


赤木のブロックショットが炸裂した。


「おおおおお!? 出たハエ叩き!!!!」

「やっぱり赤木さんからは簡単に点が取れない!!」



「ぬ!! まだまだ!!」

桜木はすぐにボールを拾う。


キュッ!!!

「行くぞゴリ!! 反撃の合宿シュウ!!!」 


「甘いわ!!!」 

赤木が両手を挙げて立ちはだかる。




ダム!!!



「……!!!!????」




桜木は赤木の横をドリブルで駆け抜けた。


赤木 「な……!!?」



安田 「出た! リョータ直伝フェイク!!」



バス!!!


桜木、レイアップを沈める。



バチン!!!!!!!


「よーーし!!! 花道!!!」 

桜木と宮城、ハイタッチ。 


「凄いわ!!桜木君!!!」 

晴子が両手のコブシを握る。


「ふーーん」 

腕組みで見ている流川。



大はしゃぎの桜木&宮城。


「いまのは良かったぞ花道! 
オレも打つかと思ったくらいだ」

「やはり!? さすがは天才! 
いまサルみたいに引っかかったぜ!
サルっていうかゴリラかな、ゴリだけに」

「だっはっはっは!!」



ゴツン!! ゴツン!!!!



「ぐおっ……!!」



赤木 「調子に乗るな」



「………。」

頭を抱えてうずくまる2人。


桜木、ギラリ。

「おのれ…、ゴリめ。この天才の技術に
嫉妬しやがって…」

宮城、涙目。

「ていうか、オレは何も言ってねえのに…」


シュルルルル…。

流川は人差し指でボールを回している。 

(しゃべりすぎ)



三井、眉間にシワ。

「しかし桜木のヤツ…、あいかわらず成長の
スピードがハンパじゃねえぜ」

その横に木暮。

「とてもキャリア1年未満の選手には見えないな。
3年生になったら一体どんな選手に…」



強烈な速度で成長を続ける桜木。

彼はまだまだ成長していく。


そして春、
新シーズンでベールを脱ぐことになる。








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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(173) リメイク版 へのコメント一覧

  1. 1.
    • 2022年01月17日 22:46
    佐々岡桑田石井カクシオヤスがんばれー




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