準決勝・第2試合
2ndクォーター 50秒
明利大 26
青学大 20
道谷《第2クォーターも出だしから動きます!》
塚本《外も決まり始めましたね!!》
道谷《青葉は藤真が決め、明利は畑山!!》
塚本《ガード陣の勝負も盛り上がってきましたよ》
佐戸 「ガードの勝負、激しいな」
仙道 「そうですね」
佐戸、ニコリ。
「あの展開から裏をかくパスを出した宮城も
大したものだが、藤真は敢えて自分で決めたか。
さあ、このスタイルの違いがどう作用するか」
清田 「……。」
(ガードの争いか…)
明利大の攻撃。
宮城はインサイドの攻撃を選択。
ビッ!!
「中に入れた!!!」
「花形だ!!」
町田 「今日、絶好調の花形!」
弥生 「そして、そこからのパスもあるわよ」
ダム!!!
花形、体をぶつける。
家村の上体がよろめく。
道谷《おっと、パワー勝負に行った!!》
塚本《ミスマッチを突きますね!!》
キュッ…。
ゴール下の森重、この勝負に目を光らせる。
花形 (なるほど)
キュッ!!
花形、家村にもう一度体をぶつけ、ターン。
この動きで距離を作る。
「おおおおーーーっと…!!!!」
「速い!!」
ビッ!!
フェイダウェイシュート。
ザシュ!!!!
2ndクォーター 1分10秒
明利大 28
青学大 20
道谷《決めました、花形!!!!》
塚本《やはり上手いですねえ!!》
牧 「あの身長差の上にフェイダウェイ」
河田雅 「あれは止められないな」
諸星 「そして、距離を作っての攻撃だ」
牧 「ああ、森重もヘルプに入れない」
河田雅、腕組み。
「あの花形と家村のマッチアップは狙い目だ。
明利は花形の得点が目立ってきている」
諸星、頷く。
「家村の守備では少しキツイ。テコ入れしても
よさそうなものだが、陸川監督は動かないな」
牧 「それよりも攻撃ということだろう」
青学大・陸川の言葉が思い出される。
―― 撃って撃って撃ちまくれ
続く、青学大の攻撃。
ビッ!!
黒須から藤真へ。
「さあ、藤真だ!!」
「第2クォーターからは点取り屋か!!?」
キュッ!!
森重が動く。
「行った、またピック&ロールだ!」
「やはり藤真が点を獲りに行くぞ!!」
宮城 (来てみろ!!!!)
しかし、
ビッ!!
藤真、ワンドリブルからパス。
中に一歩切れ込み、すぐさま外へボールを放る。
「……!!!????」
逆サイドの家村へ。
「外だ!!!!」
「家村が外に開いていた」
花形のディフェンスは一歩遅れている。
ビッ!!!!
道谷《家村、すぐさま撃ちました!!!》
塚本《さあ、来るか…!!》
ガン!!!!
「ああああーーーー、来ない…!!!!!」
「家村、今日はなかなか入らない…!!!」
森尾 「うーーん、当たりが来ない」
桜木 「いや、まだだ」
リバウンド争い。
ガシイイイ!!!!!
両軍のビッグマンが体をぶつけ合う。
バッシイイイ!!!!!
森重が強引にボールを叩く。
大きく外に弾かれる。
天崎 「おおおお!! 森重さん!!!」
前川 「よく触った!!!」
このボールがまた家村の位置に。
花形 「……!!!!」
ビッ!!!!
家村、もう一度スリーポイントシュート。
道谷《また撃ちました!!!!》
塚本《これは強気!!!!》
陸川、ニコリ。
「それだ」
ザシュ!!!!!!!
2ndクォーター 1分40秒
明利大 28
青学大 23
「来たああああーーーーーーーー!!!!!!」
「家村、やっと来たああああーーーー!!!!」
青学大ベンチ、ガッツポーズ。
「っしゃあああああーーーーーーー!!!!」
「家村さん!!!!!」
森尾 「おお〜、よく撃ったなあ」
杉山 「何度外しても、行きますね」
森尾 「ああ、そして森重もよく弾いたよ」
杉山 「あの明利のインサイド陣を相手に…」
桜木、ニヤリ。
「まあ、実質ゴリとの1対1だからな」
森尾 「…?」
赤木 「クソ……」
花形 「スマン赤木、任せっきりになって…」
赤木 「いや、これが俺の仕事だ」
杉山、気づく。
「そうか…、花形は家村、荒石は神、共に相手の
シューターとマッチアップしている。実は中には
赤木しかいない…」
桜木、頷く。
「ああ、リバウンドはゴリがなんとかするしか
ねえってことだ。デカ坊主を相手に」
杉山 「どうやら青葉は外から撃ち続ける」
桜木 「その度にあのリバウンド勝負だ」
第2クォーター最初の藤真、
そして、続いての家村、
青学大は、スリーポイントを2連続で決めた。
いよいよいつものリズムが戻ろうとしていた。
土屋、腕組み。
「あの第1クォーターの奇策で、なかなか攻撃の
歯車が噛み合わんかったんやけどな。ちょっとずつ
青葉らしいプレイが出はじめとる」
松本 「そうなると一気に行くかもしれん」
野辺 「明利はコツコツ決め返したいだろう」
が、
やはり流れは青葉に傾きつつある。
ガン!!!!!!!!!
明利大のシュートがリングに嫌われる。
「あああーーっと、畑山のシュート、来ない…!」
「いまのは中で行くべきだったか…!!?」
土屋 「中やったな」
畑山 (しまった、撃ち急いだ…!!)
宮城 「オッケー、構わねえ、ディフェンスだ!」
「オウ!!!!!!!」
青学大の攻撃。
明利大ベンチから声が飛ぶ。
「シューターをチェックだ!!」
「すぐに撃ってくるぞ!!!」
対する青学大ベンチ。
前川 「読まれちゃってますね」
陸川 「ああ、そのようだが、構わん」
ビッ!!!
ボールは黒須から、森重へ。
「中!!!!!」
ビッ!! ビッ!!
森重から外の家村へ。
そして、家村から藤真へ。
「いや、やはり外!!!!」
宮城 (撃ってくる…!!!!)
ダダッ!!!
距離を詰める。
ビッ!!!
藤真、構わず撃つ。
宮城 「……!!!!??」
陸川 「そう、それでいい」
「おおおーーーっと、強引!!!!!」
「宮城はシュートチェックに入っている!!!」
「体勢、崩れてるぞ…!!!!」
ガン!!!!!!
これはリングに嫌われる。
「あああ、やっぱりダメ…!!!!」
「これは急ぎ過ぎた!!!!」
桜木 「ここからだ」
ガシイイイイイ!!!!!
赤木、森重、体をぶつける。
バッシイイ!!!!
またもや森重がボールを外に叩き出す。
赤木 「グッ…!」
仙道 「強い…!!」
清田 「あの赤木のオッサンでも…」
ガッシイイ!!
このコボレ球は、荒石がキャッチ。
「ふぅ〜、危ねえ…」
ボールは明利大。
明利大ベンチ、胸をなでおろす。
「助かった…、荒石、よく獲ったよ…」
「アイツら、なんでも撃ってきやがるからな」
荒石、宮城にボールを手渡す。
「さ、1本返そうぜ、リョーさん」
宮城 「ああ、もちろんだ」
道谷《明利ボールです》
塚本《青葉は本来の姿になりつつありますよ》
道谷《不気味に詰め寄っていますね》
塚本《明利は、宮城君がどうゲームを作るか》
道谷《司令塔のコントロール、注目です》
不気味にギアを上げていく青学大。
ポイントガードの手腕が問われる時間が続く。
2ndクォーター 2分30秒
明利大 28
青学大 23
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1126) へのコメント一覧
青葉…?
いつも更新楽しみにしてます^^
湘北魂
僅かに届かず負ける
僅かに優って勝つ
宮城は藤真に勝てたけど、赤木が森重に勝てなくて試合は負ける....etc....
安直な予想ですけど、全く展開の読めないおもしろい試合です!!
みなさんがKさんを気遣い無理なさらないでとコメントしているなか
いや、みんな良い人
でも見たいじゃん!!ってわがままなこと考えてました。
また水曜日が楽しみになってます!
ゴリ、リョータがんばれー!
桜木さん実質なんて言葉覚えちゃったか。
「ゴリが1対1してるよーなものだ」
くらいのほうがらしいかなぁーと
続く前川の台詞からも、天崎にこの台詞言わせるなら自然な流れだと思うんですけど。
2箇所修正しました!
どんまい、、、
Kさんいつもありがとうございます!
裏をかくパスで翻弄する宮城に対して自身の得点能力で決める藤真!両者違うタイプのPG!清田はこの2人の対決を見て何を思うのか?
明利は中で絶好調の花形に入れフェイダウェイシュートで決めるのに対し青葉は家村が連続でうちスリーをゲット!
ここから家村の調子が上がっていくとなると怖いが花形には頑張ってほしい!
藤真にスリーを撃たれるがきちんと距離を縮める宮城、神を抑え続けている荒石、流石ディフェンスのスペシャリスト!
着々と点を稼ぐ明利だが赤木VS森重のとこと消えている神宗一郎が怖い!
両チーム頑張れ〜
しかし赤木もこれを乗り越えないと。
がんばれーーー。
は
噛み合わんかったけどな
噛み合わんかったんやけどな
くらいの方が自然かなあ
そしてカンチョウで目を覚まさせる
ゴリには勝ってほしいですけどゴリが勝つとこのあとの桜木対森重が薄くなる
でも、山王戦までは強いゴリを少年時代に見続けて刷り込まれてるからゴリの弱いところは見たくないな〜
深津と藤真は2cmしか違わない。どちらも宮城からは10cm以上大きい。
森重を倒した赤木対桜木、という熱い戦いを楽しむという考え方もある。
こっちはお前が動き出した時こそ
奴を投入する時だ!
お前と同じ・・・・いや、お前を越える器であろう・・・・・・アイツが旋風を起こすから、覚悟しておけよ!