準決勝・第2試合
2ndクォーター 2分30秒
明利大 28
青学大 23
道谷《明利大、ここは決めたい》
塚本《青葉がいつもの姿に戻りつつあります》
道谷《それだけに大事な一本となりそうです》
ダム、ダム…。
宮城、ボールを運ぶ。
深津 「このオフェンス、大事だピョン」
御子柴 「お前ならどう攻める?」
深津 「インサイド」
御子柴 「やはり、そうか」
ビッ!!!
明利大、インサイドの花形にボールを放る。
「花形に入った!!! ここが狙い目!!」
「一番獲れている場所だ!!」
家村が守備につくが、大きなミスマッチ。
ダム!!!
花形、背中をぶつける。
「さあ、このパターン!!!!」
「高さでも行ける! フェイダウェイもある!」
ダム!!!
花形 (森重は、どこにいる…?)
背後に家村を背負いながら、怪物の位置を確認。
まっすぐゴール下に向かえば、叩き落される。
そこに声。
「ハナさん…!!!!」
花形 「……!!!?」
バッシイイイイ!!!!!!!!
花形、ボールを叩かれる。
道谷《おおおおおーーーーっと…!!!!》
塚本《ここで出ました!!!!》
花形 (神……!!!!!)
荒石 (野郎、また見えねえところから…!!)
花形、ボールを奪われる。
森重の位置を確認した一瞬の隙だった。
神はこれを見逃さなかった。
清田 「出ました、仕事人、神さん!!!!」
仙道 「ナイススティール!」
御子柴 「中で獲られちまったぞ…」
深津 「いまのはちょっと違ったピョン」
御子柴 「ん??」
宮城 「チッ……」
(そういうことかよ…、中は中でも…)
明利大、得点動かず。
5点差のまま青学大ボールに。
2ndクォーター 2分50秒
明利大 28
青学大 23
町田 「さあ、また点差を詰めるチャンス」
弥生 「普通ならじっくり1本の場面だけど?」
彦一、コブシを握る。
「青葉は違う! ドンドン撃ってくる!!」
再び明利大ベンチから声が飛ぶ。
「ヘイ、ディフェンス厳しく!!!」
「時間も守備も関係なく撃ってくるぞ!!」
「シューター3人、徹底マーク!!!」
ボールを運ぶのは、
2ndクォーターからPGに入った黒須。
外には、藤真、家村、神が立つ。
そしてインサイドには森重。
「このシューター3人、デタラメに入るからな」
「どこからでも撃ってくるぞ!!!」
そのうえ、
森尾 「ついに家村も決めたからな」
杉山 「あれはデカイですよ」
森尾 「もう外はどこも空けられない」
牧 「つまり、花形や荒石はヘルプに行けない」
諸星 「これはリバウンドに大きく影響する」
河田雅 「中は赤木と森重の一騎打ちだ」
パンパンパン!!!!
藤真、手を叩く。
「さあ、空いたら撃つぞ!!!!!」
「オウ!!!!!!!」
宮城、眉間にシワ。
(って、空いてなくても撃つじゃねえかよ…)
ビッ!!
ビッ!!
道谷《青葉がボールを回します》
塚本《明利はすべて全力チェックですね》
ビッ!!
ビッ!!
道谷《空ければすぐに撃ってきます》
塚本《しかも高確率で決めてきます!》
道谷《中に立つ赤木もキツそうですね》
塚本《撃たれる度に森重君と勝負ですからね》
須形 「うわあ…、これ疲れそうだなあ…」
松坂 「ディフェンスには地獄だぜ…」
帆足 「青葉、やっぱり怖いっすね」
安西 「ここは頑張るしかない」
ビッ!!!
ボールは、黒須から神へ。
「おっと、渡った!!!」
「神がボールを持ったぞ!!!」
荒石 「チッ…」
(さすがに絶対持たせねえってのはムズいぜ…!
が、撃たせはしねえ…!!)
キュキュッ!!!
荒石、徹底してくっつく。隙を与えない。
明利大ベンチから声。
「よーーーっし、それだ、荒石!!!!」
「封じ込めろ!!!!」
坂口、ニコリ。
「島袋の常識外の守備がヒントになったかな」
木暮 「ええ、撃たせませんよ!」
島袋 (常識外って…!!!)
キュッ!!
そこに森重が寄る。
「ああーーっと、ここでピック&ロールか!!」
「荒石が引きはがされるぞ!!!」
荒石 「離すか!! 来るなら来やがれ!!」
次の瞬間、
キュッ!!!
森重、方向転換。
ターンしてリングに向かう。
「……!!!!!!!」
「狙いは中だ!!!!」
「森重…!!!!!」
神、その森重にパス、
と見せて、
モーションを止める。
荒石 「……!!!!!」
跳んでしまった。
木暮 (反応が良すぎた…!!)
竹村 (能力が仇に…!)
ダム!
神、ワンドリブルで1歩横に移動。
「空いたあああああーーーーーーーーー!!!!」
ビッ!!
「スリーーーーーーーー!!!!!!!!!」
青学大ベンチ、いっせいに3本指を挙げる。
ザシュ!!!!!
2ndクォーター 3分20秒
明利大 28
青学大 26
「イエーーーーーーーッス!!!!!!!!」
「来たああああああーーーーーーー!!!!!」
「必殺、神のスリーーーーー!!!!!!!」
「たった一瞬でも、空いたら撃つ!!!!!」
道谷《神が決めました!!!!》
塚本《本当に入りますねえ!!!!!》
三井 「恐ろしい奴だぜ…」
北田 (だから、お前もだけどな)
荒石 「クソが……!!!!」
赤木 「しょうがない、切り替えろ」
宮城 「次、一本返すぜ」
荒石 「ああ、流れを渡してたまるかよ…!!」
花形 「何としてでも獲り返す」
畑山 「はい!」
宮城 「一本!!!!!!」
「オウ!!!!!!」
道谷《青葉、ジリジリと詰め寄ります》
塚本《全部スリーですよ、これが青葉ですね》
道谷《いよいよ青葉らしくなってきました》
塚本《明利は前半の正念場じゃないでしょうか》
諸星 「しかし、坂口監督は動かないな」
河田雅 「自力で跳ね返すのが大事と踏んだか」
牧 (なるほど、安西先生に似てるかもな…)
御子柴 「明利の攻撃、今度こそ決めたい」
深津 「中で行くべきだピョン」
菊地 「でも、さっきは失敗だった」
深津 「あの形じゃない」
御子柴 「ああ、さっきもそんなことを…」
深津、腕組み。
「森重をつり出さなきゃいけない」
ダム、ダム……。
宮城 (ここは俺の出番だ)
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1127) へのコメント一覧
決勝行ってほしいなー
三井は大学界のスター
赤木はユニバでノビツキーとの死闘があった
宮城もそろそろ覚醒するシーンが欲しいですね
中で行くベシも深津語録じゃねぇ??
「島袋の常識外の守備がヒントになったかな」
木暮 「ええ、撃たせませんよ!」
(オレなら簡単に打ってるけどなぁ。)
PGだから、それなりにスピードはあるんだろうけど、宮城の相手を務めるのは、流石に荷が重いと言わざるを得ない
それでもマッチアップを変えてこないところが不気味というか、策士・陸川の怖いところだな
さて、ここで宮城はどうでるかな?
まともに突っ込んでも、森重が相手では勝負にならんし、前にすら出てきてはくれんだろう(出てきてくれれば、パスは勿論、ループシュートも使えるんだが、その手は、先刻、御承知済みだからな)
しかし、明利には、赤木・花形・荒石と、2メートル級が3枚もいるんだから、もう少し、シンプルに考えても良さそうな気もするんだが
実際、アレやコレやと考えないと、森重のいるゴール下からは点が奪えないとなると
高確率シューターの揃っている青葉の攻撃力も合わせて、明利と青葉では、今のスコアとは違って、かなりの実力差があるのかもしれないな
ハナさんと呼ばれると花形のスタイリッシュな感じが失われてしまうなぁ
Kさんいつもありがとうございます!
明利ボールでの大事な一本!宮城リョータの選択は、インサイドで絶好調の花形さんに入れるが、見えないとこから神がカット!
森重の存在感が恐ろしいというのもあるが、隙をつき花形からボールを奪う神宗一郎も恐ろしいです。更に荒石をフェイクでとばし、いとも簡単にスリーを決める!
神&森重のこの得点源を荒石&赤木はどう抑えるか?
2点差まで縮められた明利だがここは起点の赤木&花形のツインタワーに頑張ってほしい!久しぶりにツインタワーのコンビプレイを!
坂口監督の島袋への常識外のとこと三井の北田の会話笑いました。
リョーチン、トリプルタワーをうまく使い森重をなんとかしてくれ〜!
両チーム頑張れ〜!
流れを引き戻すのは、
No.1PGの役目ですよね!!!!頑張れリョーちん!!!
アウトサイドでは神。
インサイドでは荒石。
荒石の覚醒に期待‼️
魚住もそろそろ登場して欲しい。
泥にまみれろよ⁉️
青葉と三銃士の決勝より、
準湘北(明利)VS三銃士が見たい❗️
牧VS宮城
諸星VS荒石
河田(兄)VS赤木
河田(弟)VS花形
ゾクッ!
能力合戦じゃなく比較的リアリティのある漫画なんだし、青葉に関してはチーム作り絶対間違ってます。
凄い分かります!!
それもあるし読んでて神のところだけあまりおもしろくないですね。
努力は報われる‼️
本当は、キャプテンの赤木こそが、もっと、点を獲りにいかないといけない
森重と真っ向勝負をすれば分が悪いし、ディフェンス時のリバウンド争いで、体力の消耗が激しいのも分かる
でも、森重が、ミスマッチで優位に立っている花形らに対してヘルプディフェンスに入れるのは、赤木が自分とは勝負してこないと見透かして、思い切ってマークを捨てることができるからだ
コレは、ハッキリ言って、舐められているも同然である
青葉の「空いたら撃つ」じゃないが、明利も、「赤木を空けたら痛い目にあう」と思わせるくらいの攻めを見せて森重の動きを封じないと
折角、青葉に対して高さで有利な陣容を揃えていても、宝の持ち腐れになってしまう
確かに、元々、赤木は「点取り屋」ではないが、「ゴール下は、誰にも譲らん」が信条であるのならば、攻守に渡って、それを証明してほしい
描かれてないところで外してるって自分で補完しといたらいいのでは?
文章で表現してる以上は一秒も漏らさず全プレー網羅してるわけじゃないんやからさ。
シューターが外してる描写なんて勝敗に直結するプレー以外でいちいち描かれたらテンポ悪くなって鬱陶しいと思うよ。
その通り!!
最後に1点でも多く取ってれば勝ちなんだから確率の低い3点より確立の高い2点を確実に取っていった方がいい!!
3点も大事ですけどね。
前半で5本6本くらい入っただけだけど、そんなに多いか?
みんなバスケ見たことあるの?
赤木はミドル打てないのかな。
赤木:ハイポスト、花形:ローポストもききそうな気がします。
これも承認されてるやん笑
そんなの、ず〜〜〜っと前から、そういう方向で描き続けてるじゃん
あまりにも、今更過ぎ
バスケ経験者なら期待値はスリーの方が高いことは常識だと思いますが?スコアが違うので確率論は無意味ですよ。現代バスケは期待値の計算が常識です。スリーが上なのは知ってますよね?
「3Pがこんなにも入るわけない」
「NBAのトップシューターでも40%くらいなのに」
という意見が出るのも当たり前で
また、
「いや、実際には、描かれていないところで外れているんだけど、ストーリーの展開を考慮して、こうなっているだけだから」
というフォローが入るのも、また然り
しかし、青葉の前川は、前試合の慶陽戦で、「4シューター+森重」という戦術を用いた際に、森重に対して、ハッキリとこう言っている
前川『おい、森重!! 入らん時も“たまに”あるから、リバウンドやぞ!!』
森重(たまにだったら、いーじゃん、別に)
普通の言語感覚からすれば、コレは外れるよりも、入る方が圧倒的に多いということを意味している
つまり、平均値ですら、常識を超えてデタラメ的なのだから、大学No.1シューターである神においては、まさに、名前のとおり、“神がかり的”と言っても過言ではない程のシュート決定率を誇っていると言わざるを得ない
そんな神が、“普通に”シュートを放てば、外すシーンなどが出てくるはずもないことは、全くもって、当然の話なのである
ちなみに、国体編で、三井&神のツインシューター作戦を行った時の3Pシュートの決定率は、一部ながら、「三井=2/5 神=3/5」でした(この頃は、まだ、常識の範囲内でしたな)
常識だから何なの?常識外の事しちゃいけないの?視野狭いな。スコアが違うから確率論は無意味ってんなこたねーだろ(笑)
普通の言語感覚ってのがよく分からんけど
圧勝のゲーム展開の中で新戦術のお披露目して、作戦通りにシュートが連続で入ってる時の
「たまには外れる」の“たまに”なんてお調子者が軽くふざけて言ってるだけやろ、実際の確率を表してるとは考えへんのが普通やと思うけどな
イケイケの展開の中ベンチからの声かけで
「シュートなんて半分以上外れるからリバウンドサボるなよ」なんて言ったら水差す事になるやん
神森重藤真、かろうじて天崎まではわかるけど誰が出ても決めるしほんとつまらん
おい、こんなところでイキるなよ
宮崎の恥だわww
じゃあ青葉は常識外の外からバンバン決めるチームって事でいいのでは?
視野狭いですね。
誰やねんおまえ笑
「シュートなんて半分以上外れるから」
なんてこと、わざわざ言う必要ないやん
それこそ、
「森重、リバウンドしっかりな!!」
って言えばいいだけやん
で、森重も、同じようにお調子者で、ふざけて
(たまにだったら、いーじゃん、別に)
って思ったのかな?
そもそも、前川って、いつから「お調子者キャラ」になったんですかね?
たしかに、打てるようになっててもいい気はしますよね。
わざわざ自分からフィクション見に来ておいて非現実的だ〜とかいうの意味わからないんだけど
「あ」です。
意見したことがまったく別な方向へ進んだのでちょっと修正させてください。
僕が言いたかったのは「スリーポイントの決定率の高すぎる選手」が「複数人いるチーム」が非現実的だということです。
昨今のブームがスリーにあることはもちろん承知ですよ。