準決勝・第2試合
2ndクォーター 4分30秒
明利大 28
青学大 26
道谷《ボールは明利、依然2点リード》
塚本、頷く。
《流れは青葉ですがギリギリで踏ん張っています。
しかし、先ほどの藤真君のシュートが外れたのは、
明利としては命拾いでしたね》
道谷《前半戦も、間もなく残り5分です》
塚本《勝負の後半に向けて、大事な5分ですね》
道谷《明利はリードで前半を終えたいでしょう》
塚本《その通りです。一本返したい》
宮城 「一本!!!!!!!」
「オウ!!!!!!!」
町田 「明利はそろそろ決めたいところだ」
中村 「ずっと青葉の流れになってますからね」
彦一、頷く。
「さっきは、宮城さんが自ら森重君に挑んで
ブロックを浴びてしもうた。今度は…」
弥生、ニコリ。
「森重君がゴール下で猛威を振るっている。
このゲームメイク、ガードの腕の見せ所よ」
牧 「さあ、どこを選択するか」
深津 「これもまた興味深い1本だピョン」
森尾 「宮城、どう動く?」
桜木 「簡単だ」
杉山 「…!?」
森尾 「簡単…?」
桜木、ニヤリ。
「大事な一本なんだろ? 答えは出てるぜ」
そして、観客席にも同じニヤリ顔が。
三井 「決まってるよな」
伊達翔 「ん?」
さらに、こんなところでも。
越野 「大事な一本っすね」
池上 「明利は追いつかれるわけにはいかない」
魚住 「ならば、アイツしかいないだろう」
ビッ!!
ボールは、
宮城から赤木へ。
「……!!!!!!」
桜木・三井・魚住 「それだ!!!!」
会場、どよめく。
「なんと、赤木で勝負…!!!??」
「エンジン全開の森重を相手に…!!!??」
清田 「マジかよ…」
佐戸 「いや、確かにこれが正解かもしれない」
清田 「…!?」
仙道、頷く。
「森重の存在のせいで明利は点が獲れていない。
そして、つり出す作戦も上手く行かないならば、
もう森重を相手に点を獲るしかない」
佐戸、腕組み。
「このまま森重を避けてゲームを戦い抜くなんて
どの道無理なんだ。真っ向勝負で打開できれば
ここからの展開は全く違うものになる」
ダム!!!!!!
赤木、パワー勝負で森重に挑む。
道谷《赤木、勝負に行きます!!!!》
塚本《いいですね!! 1対1!!!!》
宮城 (言ったよな、ダンナ)
―― 森重は俺に任せろ!!
ダム!!!!
もう一度体をぶつける。
「おおおおおおーーーーーー!!!!!!!!」
「森重vs赤木!!!!!!」
「大怪獣対決!!!!!!」
キュッ!!!!!!
そこからフロントターン。
相手から離れるターンではない。
まっすぐリングに向かう。
三井 「よし!!!!!」
魚住 「それがお前だ!!!!!!!」
桜木 「行け!!!! ゴリ!!!!」
木暮が立ち上がる。
「赤木ーーーーーーーー!!!!!!!!」
ガッシイイイ!!!!!!!
両者、交錯。
「うわああああーーー!! 激しい!!!!」
「すげええ勝負!!!!!!」
まるで相撲のような肉弾戦から、
赤木 「うおおおおおおーーーーー!!!!!!」
強引なシュート。
木暮 「来い…!!!!!」
ガン!!!!!!
木暮 「……!!!!!」
「ああーーーっと、入らない…!!!!!!」
「惜しい……!!!!」
そして、笛も鳴らない。
「ファウルじゃないのか…!!!!??」
「あのぶつかり合いで…!!!」
桜木 (いい!!! フエはイラン!!)
赤木、シュート入らず。
だが、
ここからが先ほどまでとは違った。
明利大ベンチ、叫ぶ。
「リバウンドーーーーーー!!!!!!!」
ダン!!!!!
花形と荒石が跳ぶ。
森尾 「お!!」
杉山 「これは、明利が断然有利!!!」
神、家村、競り合えない。
荒石、吠える。
「ここは俺たちのモンだ!!!!!!」
ガッシイイ!!!
リバウンドは荒石。
(シューターさん達はお呼びじゃねえぜ!!)
町田 「そうか…!!!」
弥生 「この形ならリバウンドは獲れる!!」
ビッ!!!!
荒石、すかさずワンハンドジャンパー。
「もらっ……」
そこに、森重の手。
「……!!!!!」
杉山 「な…!!!???」
河田雅 「森重……!!!!」
チッ…!!
ボールに触る。
ガン!!!
ボールがリングで跳ねる。
牧 (あそこからアレに触るのか…!!)
三井 (バケモンかよ…!!!!)
明利、二度のゴール下のオフェンス、
ともにシュート入らず。
青学大ベンチ、ガッツポーズ。
「これが森重だ!!!!!!!!!」
浮いたボール、
そこに大きな両手が現われた。
「………!!!!!!!!!」
ガッシイイ!!!!
そして、空中でこのボールを掴む。
赤木だった。
「おおおおおおーーーーー!!!!!!!!」
「赤木………!!!!!!!」
赤木、両腕をリングに降り下ろす。
咆哮と打撃音が同時に響く。
「ウホーーーーーーッッッッ!!!!!!」
ドガアアアアアアーーーーーー!!!!!!!
2ndクォーター 残り5分
明利大 30
青学大 26
リバウンドダンク、炸裂。
「………!!!!!!!!!」
「で……!!!!!」
会場、爆発。
「出たああああーーーーーーーーー!!!!!!」
「ゴリラダーーーーーーーンク!!!!」
「うおおおおおーーーーーーーーー!!!!!!」
木暮、竹村、ガッツポーズ。
「これが赤木だあああああーーーーー!!!!!」
桜木軍団、両手を突き上げる。
「ゴリーーーーーー!!!!!!!!!!」
晴子 「お兄ちゃん!!!!!!」
彩子 「先輩!!!!!」
そして、直後。
『ビビーーーーーーーーーー!!!!!!!』
ブザーの音。
「……!!?」
「タイムアウト……!!??」
請求したのは、青学大。
「な……!!!!!」
「なんと…!!!!!」
道谷《おっと、青葉がタイムを取りました!!》
塚本《まさか先に青葉が取ることになるとは!》
道谷《それだけの一発ということでしょうか!》
塚本《凄いプレイが出ました!!!!》
どよめきのなか、両軍メンバーがベンチに戻る。
ゴール下、
赤木が去り際に告げる。
「次は一発目で決めるぞ」
森重 「させねえし」
続く
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スラムダンクの続きを勝手に考えてみる(1129) へのコメント一覧
明利の魂も赤木!
赤木と森重の勝負はまだまだこれから❗️見応えがあります❗️
引続き期待しています❗️
宜しくお願いします❗️
つ、ついに赤木の見せ場が!!!
真っ向勝負サイコーです!!
元湘北組の赤木のゴール下に対する信頼感!
更新、ありがとうです。
最高かよ♪
このペースだと青葉対明利だけで100話ぐらい使いそう笑
森重と渡り合える数少ないセンター
春のトーナメント準決勝では河田弟とのパワー対決を制して最終的にはスタミナ切れの交代に追いやったゴリ
藤真には「スタミナでは森重以上か?」とも評価されたゴリですが、果たして森重相手にはどのような勝負を見せるのか見ものです
いやー熱い!
落ちてもお前の勝ちだ!赤木!
100話は絶対使わないでしょう。大袈裟です。
アツい!!ただただアツい!!!
ゴリ…待たせやがって
ありがとうございます♪
森重もやり返すかな?
真っ向勝負。
まあ100は無いな。
Kさんいつもありがとうございます!
赤木が任せろといったあとの攻撃、宮城の選択は赤木が森重への真っ向勝負!
赤木らしい攻めを見せて森重に真っ向勝負を挑む!2回外れても赤木が豪快なリバウンドダンクを決めねじ込みました!
三井、桜木、魚住が赤木が勝つと信じているのが涙ものです!
ゴリの活躍最高です!タイムアウトをとった青葉。青葉はシューターの体制をとくかどうか?そうなると花形さんと荒石の出番もあるか!天崎の出番は再びあるのか?
両チーム頑張れ〜
ベンチメンバー(確か石井が中心だったか)が
「ゴリラダーーーンク!」
「後で怒られてもいいから騒げ!」
みたいなシーンがあった。何となく思い出してしまいました。
いーや、これがスラムダンクだ!!
ゴリ、森重に勝ってくれ!!
華麗なプレイじゃなくて泥臭く粘り強くいこう✊
と言っていた時に、「本当は、キャプテンである赤木が、もっと点を獲りに行かないと」
とコメント欄に書いたんだが
真正面からの肉弾戦で森重とやり合い、一度はリングに嫌われるも、青葉にタイムアウトを取らせるほどの勢いをもたらすゴリラダンクを決める
湘北の魂が赤木であったように、明利も、赤木がおとなしくしているようでは、青葉のイケイケ・ドンドン的な攻撃スタイルに対抗できるわけがない
そもそも、高校1年の時から「全国制覇」を掲げてきたのだから、ここまで来て敗れ去るわけにはいかないよな
決勝では、あの「神奈川の帝王・牧」が待っているのだから
森重倒してくれ‼️
このメンツだからこそ、通じるものがある。
Kさん、
最初の道谷さんのナレーション、「依然」ですかね?
昔、湘北が海南と対戦した時に桜木のマークを高砂から宮益に変えた高頭と同じ戦略でキングコングをゴリラに戻してやる!
それ以上に気になるのは、奴をどこで投入してくるのか・・・・・・坂口
個人的に森重みたく中2から身体能力と運動能力で物を言わすバスケより、バスケが好きで長く続けてきた人にスポットライトが当たって欲しい!!
別に森重が嫌いな訳じゃないです。昔から1つの事を長く継続出来てる事が本当に素晴らしく魅力的だと思う!!
最近お疲れみたいですね、誤字が多いように思えます。
依然はもっと文章に熱が入ってましたよ!
試合内容はサイコー!
今後も期待してますねネ!!
越野なんか関西1部ぐらい居てもよさそうなのに。
そのデカい体はその為にあるんだっ!!
あの名シーンが甦りますね…
青葉の流れから、ゴリの1発は痺れた。
湘北組のゴリへの信頼も熱いですが、魚住さんまで出てくるとまるで山王戦のような雰囲気。
あとは、宮城が藤真を超えないと勝てない。今こそ…No.1ガードに向けて行けー!
りょーちんのおちょくりも効いてくるw
真っ向勝負、これぞゴリの真骨頂!
↑
ここ好きです。
ノイバウアーの時もだけど、ひたむきに努力し続けてきたゴリが活躍するのは格別にアガる!!
華のあるプレイをする仙道、三井、流川
あたりが好きでしたが
おっさんになった今は
泥臭い赤木に魅せられてしまう。
頑張れ赤木!
泥にまみれろ!
大学バスケに詳しい方々は大学編の選手たちがどんなユニフォーム着てるかわかっているのかもしれませんが…
原作で赤を着てた赤木、宮城は
緑を着てた藤真、紫の神は
彼らは今何色を纏ってるのか分かれば、Kさんの文を読んで頭の中に浮かぶ映像がより鮮明になります
震えたぜ。。
ミッチーニヤリ、好きです^_^
今回は桜木とセットで、私もニヤニヤしながら読ませていただきました(*^▽^*)
タイムアウト後の青葉も気になりますが、ゴリには勝って欲しいです!
湘北
しかし、森重が赤木に、1対1からの攻撃で点を獲られてしまった以上、やられっ放しというわけにはいかないだろう
大体、あの森重が、バスケットというスポーツが団体競技であり、チームプレイが重要なものであると理解しているとはいえ、外れた3P.シュートのリバウンドばかりなどという役回りをおとなしくやり続けるほど、大人になったとは思えない
しかも、相手が赤木ならば、少々のことで壊れることはないだろうから、存分にやりあえる
明利から、一旦、外からの攻撃に対する意識を薄くさせるためにも、ここからは森重を最大限にいかした攻撃にシフトしてくるとみた
ということで、先ずは、インサイドの強化も兼ねて、青葉の“潤滑油”とも言える前川の投入ですかな(プラス、天崎もね)
湘北は負けると思っていた。・・・
フッ、明利負けんし、俺も負けんぞ!
ゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリゴーリ!!
3150!!!
一試合2回まででしたっけ?
単騎では負けるが、チームなら。
って言う花道が目に浮かぶ!
こういう細かい描写やセリフがめっちゃ上手いです!